自分自身をターゲットにスタートした商品開発。
キーとなった原料・マダガスカル産シカとの出会い。使用する素材、機能性、香り、テクスチャー……
すべてを妥協せず、譲ることなく、こだわり抜いた開発現場。

「sitranaのはなし」第2回は「香り・テクスチャー・成分のこだわり」です。

理想を追い求めた末の出会い

ー開発はたくさんの素材を集めるところからスタートしました。

原料について取り扱い業者からレクチャーを受ける日々。
たくさんの素材を吟味する中、ふと出会ったのがシカ（ツボクサエキス）です。

「韓国コスメでは定番の成分ですが、整肌効果と補修機能の高さ、そして植物由来であることが、求めていた条件にピッタリでした」（奥村）

ーといっても、シカと名のつく成分は実に多種多様。
生産地はどこか、生産者の方がどのような思いで作り、どんな形で流通し、美容成分としてのエビデンスがきちんと確認されているか……。

すべてをきちんと追跡・調査し、最終的に選んだのがマダガスカル産のシカです。

「この厳選品質のシカと出会えたのがとても大きな出来事でした」（奥村）

ーインド洋に浮かぶ島国でユニークな生態系を持ち、美容植物の宝庫とも呼ばれるマダガスカル。
ブランド名も“癒し”という意味を持つマダガスカル語から採用することにしました。

攻めの姿勢が生んだ「アクティシカ^*1」と「NEOアンチポリューション^*2」

ーシカには整肌作用はあっても、エイジングケア^*3やブライトニングケア^*4となると範囲外。
プラスのケア、「攻め」の部分をどう作り上げるか。

さらに、使用するのは自然・植物由来できちんとエビデンスのある素材にこだわりたい
ーーそこで開発に至ったのが、厳選配合成分の「アクティシカ^*1」です。

「アクティシカ^*1」とは、シカをベースに「アクティブ」「アクティベート」な機能^*5が備わった「攻め」の成分であることを表現した造語です。

一方、環境変化から守ることでゆらぎにくい肌をつくることも重要と考え、アンチポリューションの研究にも取り組んだ奥村。
そうして生まれた「NEOアンチポリューション^*2」機能にももちろん、自然由来の原料を使用しています。

「ダメージケア成分は自然由来で機能性のエビデンスがあるものが本当に少なくて…
でも納得できる素材を選ぶことができました」（奥村）

香り、テクスチャーにも一切の妥協なし

ー開発にあたって奥村が大切にしていたのは「基礎化粧品は“触れて実感する価値”の部分がとても重要である」という考えです。

「ブランド名が“癒し”を表しているので、スキンケアが癒しタイムになるような香りを想定していました。

ハーブ畑で手にいっぱい抱えたハーブに顔をうずめるような、グリーンな情景が浮かぶような、自然でやさしい香りに仕上がったと思います。
この香りは『ハーバルブリーズ』と名付けました」（奥村）

ーそのこだわりは、もちろんテクスチャーにも。

「重い・軽いといった「官能」の部分は好みに左右されるところが大きいですよね。

でも、sitranaのターゲットはまずは自分自身。
自分の肌にフィットするかどうか、その感覚を大切にしました」（奥村）

ー納得がいくまで施策を繰り返し、求めていたテクスチャーと成分とがマッチしない、成分が邪魔して香りがうまく再現できていない、と悩んだ日々……。
でも一切妥協せず、納得できるまで試作を重ねることで “触れて実感する価値”を生み出すことに成功しました。

開発途中で励みになったこと（奥村）

試作品のテストを日々繰り返して、私自身が満足できるものになりました。
開発をつづける中で自信につながり、信じて進むことができました。

試作中に敏感肌傾向の肌悩みをお持ちの方々にお集まりいただき、テクスチャーと香りについてのヒアリング座談会を実施しました。
好評をいただき、進むべき方向が間違っていなかったのを確認できて嬉しかったです。

また、「官能」について同じ感覚を持つ方が大勢いらっしゃるのがわかったのも心強かったです。

この感覚を大切にしながら、現在のラインナップをご愛用いただいている方によりご満足いただけるよう、今後の商品開発につなげていけたら、と思っています。

*1ツボクサエキス、ツボクサ葉エキス、マデカッソシド（整肌成分）
*2 PM2.5や大気汚染などによる汚れを落とし、うるおいを与えること
*3年齢に応じたお手入れのこと
*4汚れを落とし、うるおいを与えみずみずしい透き通るような肌にすること
*5 肌のコンディションを整えること

 

※「シカプロテクト クレンジングバーム」「シカリペア エッセンス」以外の商品は現在お取り扱い終了しております

開発者プロフィール