- 皮脂分泌量の増加
- 毛穴のつまり
- アクネ菌の増殖
ニキビ肌におすすめのクレンジングの選び方と対策
目次
肌に合ったクレンジングでケアしてニキビ肌の悪化を防ぎましょう
ニキビができると気分も沈んでしまいますよね。
メイクをするのもニキビが悪化しそうで躊躇してしまいますが、ニキビができていてもメイクはしたいですよね。また、メイクでニキビを隠したいですよね。
メイクをした時は、自分に合ったクレンジングでしっかり落としてニキビの悪化を防ぎましょう。 ニキビについて正しく理解し、毎日のスキンケアと生活習慣を見直して新しいニキビを作らないようにしましょう!
ニキビ肌とクレンジング
ニキビができてもメイクはしたい!そんな肌のためにニキビについての解説とおすすめのクレンジングをご紹介します。ニキビ肌でも正しいスキンケアを心掛ければメイク可能です。
メイクをしたからといって必ずしもニキビが悪化するわけではないのでクレンジングでしっかり汚れを落としましょう。ニキビの症状の悪化を防止して新しいニキビを作らないことが大切です。
ニキビを隠そうとファンデーションの重ねづけや、カバー力の高いアイテムばかり使うことは肌へ負担がかかるのでおすすめしません。クレンジングの時に肌に残りやすく、落ちにくいからです。
ニキビ肌でもメイクも楽しめるようにニキビのことをもっと知って、自分に合ったクレンジングを探してみましょう!
ニキビの原因とは?
ニキビはどうしてできてしまうのでしょうか?
ニキビ肌の大きな原因には、
の3つが考えられています。
皮脂分泌量の増加
皮脂は、肌の乾燥を防ぐなど皮膚のバリア機能として重要な役割を担っています。通常、皮脂は毛穴から汗とともに自然に排出されています。
ところが、さまざまな原因により皮脂分泌量が過剰に増加してしまうのです。
毛穴のつまり
過剰に分泌された皮脂や古い角質などは毛穴につまります。原因はいくつか考えられますが、肌の細胞が一定周期ごとに生まれ変わるターンオーバーの機能の乱れにより毛穴の角層が厚くなり、毛穴の出口を塞ぐことがひとつです。
アクネ菌の増殖
毛穴につまった皮脂をアクネ菌は栄養にして増殖します。そしてニキビの初期段階ができてしまいます。
アクネ菌は本来、誰もが持っている肌の常在菌で健康な皮膚にも存在しますが、皮脂が充満した環境でアクネ菌が増殖すると炎症を引き起こしてニキビになるのです。
ニキビの種類
ニキビには、毛穴に皮脂がつまっただけの初期ニキビから炎症を起こしたニキビまで種類があります。
コメド
ニキビのはじまりで、毛穴のつまった状態
白ニキビ
初期段階で、まだ小さな白い点ですが毛穴ではアクネ菌が増え始めている状態
黒ニキビ
白ニキビの毛穴が開き、酸化した皮脂などにより黒く見える状態
赤ニキビ
アクネ菌の増殖によりニキビが進行して炎症を起こした状態
黄ニキビ
赤ニキビからさらに悪化し、炎症が激しくなった状態
重症化するとニキビ痕ができてしまう恐れもあります。炎症を起こす前、コメドの段階でのケアを心掛けることでニキビのできにくい肌になることが期待できます。
大人ニキビはなぜできてしまうの?
10代のニキビは皮脂の過剰分泌が毛穴のつまりを引き起こすのが原因で、ホルモンバランスが安定すると自然と治まってきます。これに対して、大人ニキビはバリア機能の低下、ターンオーバーの乱れなどが原因と考えられています。
肌は本来、バリア機能が備わっていますが、
- 乾燥
- 紫外線
- 洗顔時の摩擦
などにより、このバリア機能が低下してしまうと肌は自らを守ろうと角層を厚くしてしまい、ニキビが発生しやすくなります。
また、肌のターンオーバーとは定期的に角層の細胞が入れ替わるサイクルのことで、これにより肌は健やかで潤った状態を保っているのですが、
- 睡眠不足
- 過度なストレス
- 不規則な食生活
- ホルモンバランスの乱れ
- 不適切なスキンケア
により肌のターンオーバーのサイクルは長くなります。これにより自然にはがれ落ちるはずの古い角質がいつまでも肌にとどまり毛穴をつまらせてニキビを引き起こしてしまうことがあるのです。
間違ったクレンジングがニキビの原因に?
クレンジングをしっかり行ったつもりなのにニキビができていませんか?
それは間違ったクレンジングが原因かもしれません。クレンジングはできるだけ手早く、肌にメイクを残さずにしっかり落とすことが大切です。
皮脂腺に老廃物や汚れがつまり、皮脂の分泌が妨げられるとニキビを引き起こすのでメイクはきちんと落とす必要があります!
そして、なるべく短時間で行うのも大切です。時間がかかるほど肌が刺激を受ける時間も長くなり、ニキビの悪化につながるからです。
アイメイクなどのポイントメイクはクレンジングの前に専用リムーバーで落としておきましょう。また、髪の生え際などのフェイスラインはすすぎ残しをしやすく、それがニキビを引き起こす原因になってしまうことがあります。すすぎは丁寧に行うようにしましょう。
ニキビができてしまったら
ニキビができてしまったら、まずは正しいスキンケアを心掛けましょう!
メイクをした日には「クレンジング」でメイクを落とし、その後は必ず「洗顔料」で皮脂などその日の汚れを落としましょう。洗顔後は、しっかり「保湿」をして乾燥を防ぎましょう。
ニキビ肌はべたつくから保湿はしない方がいいのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、乾燥はニキビの悪化につながります。化粧水をつけるだけでなく、乳液・クリームなどでしっかり蓋をしてあげましょう。
また、ニキビを潰したり、必要以上に触ったりしないように気をつけましょう。自分で潰すと痕が残る可能性もあります。
洗顔する際もニキビや油分が気になるからとゴシゴシと洗って、ニキビを触りすぎないように注意が必要です。
ニキビ肌におすすめのクレンジング
過剰な皮脂や落としきれなかったメイク残しはニキビの悪化につながります。ニキビを進行させないようにクレンジング選びには注意しましょう。
ニキビ肌は、本来の健やかな肌が保たれていない状態です。肌を清潔に保ち、肌環境を整えましょう。
クレンジングは、ニキビに刺激を与えないよう「ニキビ肌用の低刺激でノンコメドジェニックテスト済のもの」や「アクネ菌の栄養源になりにくい成分」のものを選ぶのがおすすめです。
また、乾燥もニキビの進行につながるので潤いを保つ保湿成分が配合されているかどうかもポイントです。肌タイプやメイクの濃さによって自分に合ったクレンジングタイプを選び、ニキビがあるときはいつも以上にやさしく洗い上げるように心掛けましょう。
1.オイルタイプ
クレンジングオイルは、毛穴のつまりや黒ずみまでしっかり手早く落とせ、ニキビに触れる時間が少なくて済むのでニキビ肌におすすめです。
オイルタイプは油性成分が多く配合されているのでクレンジング力も高いです。
オイルタイプは性状が柔らかく地肌をこすりやすいので、馴染ませるときは力を入れないようにしましょう。配合されているオイルの種類によってはニキビができてしまうこともあるので、ニキビ肌用のアクネ菌の栄養源になりにくい油性成分を配合した「ノンコメドジェニックテスト済」の記載があるものを選ぶようにしましょう。
2.ジェルタイプ
クレンジングジェルは、ジェルがクッションとなりニキビの原因となる摩擦による肌の負担を減らせるのでおすすめです。
ジェルタイプは弾力のある性状に特徴があり、油性タイプと水性タイプがあます。水性タイプはオイルフリーなのでマツエクにも使用できます。
また、洗い上がりがさっぱりとしています。洗浄力の強いクレンジングでは肌がつっぱるけれどすっきり洗いたい!という方や、他のクレンジングでは洗い上がりのべたつきが苦手…という方にもおすすめです。
3.バームタイプ
クレンジングバームは、メイク汚れだけでなく毛穴汚れもすっきり落とせてダブル洗顔不要なものが多く、必要な皮脂を残しながら洗えるのでニキビ肌におすすめです。
バームタイプはクレンジングオイルとクレンジングクリームの両方のメリットを併せ持つのが特徴です。半固形のバームは体温に触れると解け、肌に馴染ませるうちに変化してオイルのようになります。
4.クリームタイプ
クレンジングクリームは、こっくりとした性状のクリームが肌に負担をかけずにクレンジングできるのでニキビ肌におすすめです。また、適度に油分を含んでいるので肌の潤いをキープしながらしっとりと洗い上げてくれます。
クリームタイプは使用後に洗い流すタイプと拭き取りタイプがあります。拭き取りタイプは拭き残しとこすり過ぎに注意しましょう。
5.ミルクタイプ
クレンジングミルクは、水分が多くなめらかな使い心地で肌への負担が少なく、潤いを残しながらやさしく洗えるのでニキビ肌におすすめです。
ミルクタイプは乳液のようなクリーミーな性状が肌にやさしく、しっとりと洗い上げてくれます。
ジェルタイプやクリームタイプに比べるとクッション性は低いので、肌をこすりすぎないように注意が必要です。
ニキビ肌にNGなクレンジング
拭き取りタイプの「シートクレンジング」や「水クレンジング」は、ニキビに刺激を与えてしまうのでおすすめしません。拭き取りタイプのクレンジングは水分ベースで「界面活性剤」によってメイク汚れを落とします。
肌をこすり、ニキビを外部から刺激すると悪化を招く危険性があります。毎日、使用するのではなく非常時に使用するなど上手に活用しましょう。
ニキビを防ぐスキンケア
ニキビのない肌を目指すには、肌のバリア機能を正常に保つスキンケアを心掛けましょう。毎日の適切なスキンケアがニキビのできにくい肌環境を整えてくれます。
クレンジングと洗顔
メイクをした日はクレンジングをします。クレンジングはメイクとよく馴染ませてニキビに刺激を与えないようにやさしく洗いましょう。
ダブル洗顔を忘れないようにしましょう。洗顔はよく泡立てた泡でやさしく汚れを落とします。
ニキビができやすくなるので、すすぎ残しがないように丁寧にぬるま湯でよくすすぎましょう。また、熱いお湯は肌を乾燥させるのでシャワーのお湯をそのまま顔にあてるのではなく、必ずぬるま湯を使うようにしましょう。
保湿
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているので、化粧水、保湿ジェルで保湿します。ニキビへの刺激にならないようにコットンよりも手のひらを使うのがおすすめです。
乳液で蓋をしてあげるのも忘れないようにしましょう。
ニキビを防ぐ生活習慣
肌環境には生活習慣も大きく影響しています。内側からのケアで美しい肌を目指しましょう。
食生活
1日3回の食事からさまざまな栄養の摂取を心掛けましょう。特に「ビタミンB2」と「ビタミンB6」は肌の代謝を促し、皮脂量をコントロールしてくれます。
逆に白砂糖、油の多いもの、刺激物や甘いものは皮脂分泌量を上げてしまうので控えるようにしましょう。
十分な睡眠を心掛ける
肌は睡眠中に活発な細胞分裂を行います。ニキビができた肌を健やかに生まれ変わらせるには良質な睡眠が欠かせません。
特に眠りに落ちて最初の3時間に成長ホルモンが分泌量のピークになり、肌の再生活動が盛んになります。入眠前の食事や、テレビ・スマホなどといった機器の使用を避けるなど工夫しましょう。
ストレス
ストレスはニキビの大敵です。適度に体を動かしリラックスする時間を意識的につくることが大切です。
できることから生活習慣を見直し、体の中からニキビを防ぎましょう!
まとめ
ニキビ肌は、肌のバリア機能を正常に保つように心掛けることが大切です。メイクをした日も肌に合ったクレンジングでケアすることでニキビの悪化を防ぐことは可能です。
ニキビ肌におすすめのクレンジングでニキビの悪化を予防し、ニキビのできにくい健やかな肌でメイクも楽しみましょう!