- いちご鼻
- 毛穴の開き
- 黒ずみ
クレンジングの乳化でいちご鼻・毛穴対策をしてみよう
目次
クレンジングの乳化でいちご鼻防止
などの毛穴トラブルは、角栓の詰まりが主な原因です。
これらは古い角質と毛穴の中の皮脂が混ざり合って固まり、酸化してしまっているのです。
では、どうしたらいいのでしょうか…?
実は、クレンジングの際にクレンジング剤の洗浄力だけでなく、ちょっとしたコツで解消できます。
それが「乳化」です。
クレンジングの乳化でいちご鼻や毛穴の開きを防ぐ方法をご紹介していきます。
クレンジングの種類と洗浄力
クレンジングは色んな種類がありますが、何がどう違うのでしょうか?
クレンジングの種類は主に6つあります。
洗浄力の高い順にご紹介します。
- 1.濃厚な「オイルタイプ」
- 2.オイルタイプを固めた「バームタイプ」
- 3.適度にコクがある「クリームタイプ」
- 4.柔らかな「ミルクタイプ」
- 5.軽やかな「ジェルタイプ」
- 6.みずみずしい「ローションタイプ」
その違いは、メーカーによりますが、一般にオイル成分の配合比率にあります。
オイル成分の配合が多いクレンジングは、乳化させて使うことで濃いメイクや角栓なども浮かせてきれいにしてくれます。
それでは6種類のクレンジングの特徴をご紹介していきましょう。
1.オイルタイプ
クレンジングの中でも比較的に洗浄力が高いのが「オイルタイプ」です。
濃いメイクでもなじみが良く、しっかり落としてくれます。
メイクだけではなく、不要になった古い角質、毛穴に詰まった皮脂、黒ずみなども優しく浮き上がらせる作用があるのでいちご鼻や毛穴の開きを防ぎ、ツルツルでスベスベの肌に近付けてくれます。
- しっかりメイクをされる方
- オイリー肌の方
- スピーディにメイク汚れが浮き上がるので、摩擦に弱い肌の方にも◎
2.バームタイプ
バームタイプを一度使って虜になった方は、多いのではないでしょうか?
バームを肌になじませるとトロっと気持ちよくとろけて毛穴の奥に入り込み、スピーディに、メイク汚れも毛穴の黒ずみもきれいにしてくれます。
しっかり濃いメイクもスルッと落としてくれるのに、乾燥を防いで潤いを残したまま洗い上げることができるのがバームタイプの特徴です。
しかもダブル洗顔不要のものが多いのです。
- しっかりメイクを落としたいけれど、肌の潤いを残したい方
- いちご鼻や毛穴の開きが気になる方
3.クリームタイプ
クリームタイプは、クレンジングの中でも一番肌に負担がないといわれています。
しっとり洗い上がるのが特徴ですが、メイクとのなじみはオイルタイプやバームタイプには劣ります。
- 洗い上がりにしっとり感を求めている方
- 肌の調子が悪いなと思う方
- 乾燥肌の方
4.ミルクタイプ
ミルクタイプは、肌に優しいものが多くてサラッとしていてもしっとり洗い上がるのが特徴です。
ウォータープルーフの化粧品やしっかりメイクを落とすのは難しいです。
- ナチュラルメイクの方
- 肌にできるだけ負担をかけず乾燥を防ぎたいという方
5.ジェルタイプ
ジェルタイプは、オイルでは洗浄力が強すぎるしクリームはべたつくから苦手という方にオススメです。
ただ、ジェルタイプは幅があって、オイルが入っていてしっかりメイクが落とせるもの、ナチュラルメイク向けのものなど色んな種類があります。
毛穴の汚れに特化しているものもあり、とても人気があります。
比較的肌に優しいものが多いです。
- サラッと優しく洗い上げたい方
6.ローションタイプ
ローションタイプは、比較的サラサラしていて使いやすいのが特徴です。
オイルフリーのものが多いです。
- まつエクをしている方
いちご鼻なども毛穴のケアにはオイル成分の多いクレンジングがおすすめ
毛穴の開きや黒ずみなどの毛穴トラブルは、角栓の詰まりが主な原因です。
特に、いちご鼻と呼ばれる小鼻のまわりの黒いポツポツ汚れは、古い角質と毛穴の中の皮脂が混ざり合って固まり、酸化してしまったものです。
こうした「いちご鼻」や「開いた毛穴の汚れ」を取り除くオススメのクレンジングは、洗浄力の高いクレンジングオイルや、クレンジングバームです。
なぜ、オイルの配合率が高いクレンジング剤がいいのでしょうか?
それは、化粧品にも油が含まれているからです。
いちご鼻の原因の角栓は皮脂(油)と汚れが原因です。
ご存じのように油は水では落ちません。
油を落とすには、オイル成分でなじませてメイクや皮脂をしっかり浮かして落とすのが効果的なのです。
ここで大事なことは、水とオイルは混ざらないので水で洗い流すだけでは落ちません。
クレンジング剤を顔の上でなじませた後、少量の水分を加えて更になじませ、しっかりと乳化させてから流すとべたつきがなくすっきりと洗い落とすことができます。
この乳化をしっかりすると、濃いメイクも取れ、いちご鼻や毛穴の開きなど肌の悩みも解決します。
角栓に詰まった汚れは、毎日しっかり乳化させて落としましょう。
クレンジングは乳化が決め手
クレンジングオイルは、不要な汚れをスルッと落とせてとっても便利ですが洗い流した後にベタベタして苦手と感じている方もいらっしゃると思います。
実は、クレンジングオイルは「乳化」をさせることで、メイクや汚れを落とし、洗い上がりがさっぱりとするのです。
これまでクレンジングオイルを使っていてベタベタすると感じていた方は、この「乳化」の仕方にあるのではないでしょうか?
乳化は、メイクの落ちをよくするためではなく、なじませたオイルとメイクをきれいに洗い流すために必要な行為でオイルと水がなじみやすくなるのです。
乳化をしないでいきなり水ですすぐと、オイルが水をはじきやすくなり、オイルやメイクが残る原因にもなります。
顔についたクレンジング剤やメイクが毛穴に残ると、後で肌荒れやニキビ、角栓の原因となってしまいます。
また、しっかり落とそうとして必要以上の力を入れて洗ってしまうと肌を傷つけることもあります。
今までなんとなくクレンジングオイルを使っていたという方は意識して乳化を行いましょう。
しっかり乳化させると簡単に洗い流せるようになり、時間の短縮にもなりますよ。
乳化って何?その仕組みとは?
「乳化」が必要なことがわかったところで、もう少し具体的に「乳化」についてご説明します。
「乳化」とは普段混じり合わない水と油を混ぜ合わせることをいいます。
例えば…
サラダに使うドレッシングです。
オイルとビネガーが2層になっているものがありますね。
サラダにかける前にはよく振って、オイルとビネガーを混ぜ合わせるとトロっとしたおいしいドレッシングになります。
このドレッシングを混ぜ合わせるのも「乳化」です。
同様に、メイクと混ぜたクレンジング剤と洗い流すための水がなじみやすいように、あらかじめクレンジング剤と水をなじませて白く濁らせることを「乳化」といいます。
どんなメイク落としにもオイル成分は入っていますが、クレンジングオイルの場合はオイル成分が全体の70~80%を占めています。
なぜオイルが主成分なのかというと、化粧品にもオイルが含まれているからです。
口紅やファンデーションなど化粧品はオイルが配合されているので、脂とタンパク質からできた肌にしっとりとなじみます。
もしも口紅やファンデーションにオイル成分が入っていなければ、汗や皮脂などで化粧がすぐに落ちてしまいます。
オイルがよく混ざっている化粧品を、クレンジング剤のオイル成分で浮き上がらせてから洗い流すことで取り除いていくのです。
そして、クレンジング剤のオイル成分と水をしっかり乳化させれば、水で洗い流しやすくなるのです。
乳化させるとこんなにいいことがある
疲れて帰宅した日は、できればクレンジングも簡単に済ませたいものですよね。
なのに、クレンジング剤を落とすときにわざわざ乳化させるなんて大変と思われるかもしれません。
ですが、乳化をすることでたくさんのメリットがあります!
肌荒れ防止になる
メイク汚れがしっかり落ちるので、毛穴の詰まりやニキビなどが軽減され、洗い上がりもツルツルな肌になります。
むしろ、クレンジング剤を最後に乳化させないことで肌に残ってしまったオイル成分が元となり肌トラブルにつながることもあるので乳化はとても大事です。
毛穴の汚れが落ちる
しっかり乳化させてから水で洗い流すことで、落ちかけていた皮脂汚れが毛穴付近にべたっと残ることなくしっかり落とせます。
洗い流す時間が短くなる
乳化する分だけ余計に時間がかかるのではないの?と思うかもしれませんが、実は、乳化がしっかりできていると水で洗い流す時間が格段と短く済むんです。
ゴシゴシしなくていいので肌への負担が小さくなる
メイクが残っていると思えばどうしてもティッシュなどでこすってしまい、肌荒れの原因になりやすくなります。
しっかりメイクが落ちるので、くすみを防いでくれる
乳化を省略してしまうと、小鼻や目のキワ部分などにメイクが残ってメラニンが生成され、シミやくすみの原因になります。
乳化を適切に行うことで、メイクとクレンジング剤を肌に残さず、健やかな肌にしてくれます。
乳化の手順はとっても簡単
クレンジングオイルを使った方法で、ステップごとに乳化のコツとポイントをお伝えしますね。
- クレンジング剤を手に取ります。クレンジング剤は、基本的に乾いた手で使います。クレンジング剤をそのまま顔のTゾーンにのせます。
- メイクにくるくるとなじませます。Tゾーンから、くるくると軽く顔全体に伸ばします。
- 手のひらに少量の水をつけ、手のひらに残ったクレンジングオイルと水を、手のひらで乳化させます。クレンジングオイルをぬった顔に直接水をかけてしまうと、そのまま洗い流されてしまうので手のひらで乳化させます。
- その手を顔に、全体を優しくマッサージするように乳化させます。
- サラサラした感触になったらOK軽くマッサージしているとフッと指が軽くなって、サラサラした感じになります。これが乳化完了のサインです。
- 最後にぬるま湯でよくすすぎます。ゴシゴシこすらなくても大丈夫。
- タオルで吸い取るようにふき取ります。タオルでゴシゴシこするのもやめましょうね。吸い取るように丁寧にふき取りましょう。
ところで、少量の水で乳化させるというこの「少量の水」って一体どのくらいなのでしょうか?
「乳化をしたけれど、うまくいかなかった」という失敗の一番の原因は、水の量です。
例えば…
お風呂場でクレンジングをしているという人は、シャワーから出てくる水を手につけるので多くなりすぎているかもしれません。
また、もしかしてそもそもクレンジングを使う前に手が濡れていたとすれば、これもNGです。
乳化させるコツは、水を少しずつ加えることです。
まずは2~3滴を手のひらでなじませて、足りなければまた2~3滴と少しずつ水を足していくようにしましょう。
手のひらで軽く乳化させると牛乳のように白い液体になってオイルのヌルヌル感がなくなり、質感はサラサラになります。
この状態が、乳化がうまくいっている証拠です。
乳化させるときの水の量は多すぎても少なすぎてもダメですが、何度か繰り返すうちに適量を見つけることができます。
ここを気を付ければクレンジングマスター
乳化ができたかどうかのポイントは2つです。
- クレンジング剤が白濁してくる
- 感触の変化
クレンジングとメイクをなじませているときはヌルヌルとした感触です。
クレンジングをなじませたところすべてがサラサラに変化したら乳化が完了したサインです。
ところで、もしもアイメイクなど部分的に濃いメイクをしている場合は、先にそのポイントメイクを落としておくことをお勧めします。
特に、目のまわりは敏感な部分です。
専用のメイク落としでさっと落としたほうが負担を軽減でき、クレンジングのメイク落としの乳化作業もその分、手早く仕上げることができます。
それから、ぬるま湯で洗い流すことをお勧めします。
すすぎの水は冷水よりもぬるま湯のほうが油分は落ちやすくなります。
湯温で洗い落とすまでの時間も変わってくるので、手早く済ませるためにもぬるま湯をお勧めします。
まとめ
乳化についてや乳化の仕方など意外と知られていないことですが、大切なポイントです。
疲れて帰ってきた夜は、手を抜きがちなクレンジングですが、明日の肌のコンディションを整えるためにも乳化の手間は省けません。
しっかり乳化させてクレンジングで肌も癒やしてあげましょう。