- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
正しい洗顔でたるみ毛穴の進行を止められる?
毎日の洗顔や生活習慣の改善でたるみ毛穴の予防・改善が期待できます
たるみ毛穴のおもな原因は「肌の老化」です。肌の構造は、まず表面から表皮、そしてその奥に真皮とあります。
真皮は、
などからなり、肌のハリを生み出しています。しかし、加齢によってこれらの量が減少していきます。
すると皮膚の構造が崩れて肌がたるんでしまうのです。
たるみ毛穴とは、たるんだ皮膚によって毛穴も引っ張られて楕円形になってしまった状態で、対処をせずに放っておくとシワやほうれい線に進行していきます。
そこでこれらの成分を減少させないためには、できるだけハリを失わないケアを続けることが大切です。
まずは必要な潤い成分の流出を防ぐため、クレンジングには油分が多く低刺激なクリームタイプやミルクタイプのものを選びましょう。
クレンジング剤を適量、手に取ったら、顔をこすらないように指の腹で優しくなじませるようにして汚れを落としていきます。
クリームタイプやミルクタイプのクレンジングでは洗浄力が弱い場合には、ポイントメイク専用のリムーバーを使うようにしましょう。
このようにたるみ毛穴の進行を防ぎ、改善する方法がたくさんあります。悪化しないうちに対策を行って、ずっとキレイな肌でいたいものです。
顔の筋肉とたるみ毛穴の関係
年齢を重ねると、真皮の組織が生成されるスピードや質が落ちてきます。若い頃と比べて肌の弾力が落ちてきてしまいます。
すると肌のたるみが起きてしまい、肌表面の毛穴もゆるんでしまうのです。
また肌の奥、顔の骨の上には筋肉が載っています。これを「表情筋」といいます。
- まばたき
- 食べる
- しゃべる
- 笑う
小さな筋肉がそれぞれ動き、組み合わさって動くことで私たちに表情が生まれます。
ほかの筋肉と同様に、表情筋も年齢を重ねるごとに衰えてきます。また若い頃のような強い感動がない生活だと、表情が乏しくなり、表情筋をしっかり動かす機会が減ってきます。
その結果として筋肉の上にのっている肌がたるむことになります。
真皮や筋肉の衰えにより、たるみ毛穴が生まれていくのです。たるみ毛穴は進行していくと広がり、隣の毛穴とつながっていきます。
これが小ジワのように見える「帯状毛穴」です。帯状毛穴になると改善が難しくなってくるので、たるみ毛穴を見つけたら、早めに対策をすることが大切です。
何年も同じスキンケア用品を同じ方法で使い続けていませんか?
年数を経て、肌は変わってきます。そのときの自分にあった化粧品とやり方を見つけていきましょう。
年々、新しい機能の製品が開発されています。肌の状態をよく観察して自分にあった化粧品探しをする時間を持ちたいものですね。
たるみ毛穴が目立つようになってきたら、高保湿タイプの化粧水や美容液を取り入れ、乱れてしまった肌のキメをふっくらさせましょう。
どんなによい成分が含まれた化粧品を使っていても、きちんと浸透しなくては効果が現れません。そのために美容成分の浸透をよくする導入美容液を使ってみましょう。「ブースター」とも言われます。
導入美容液を使うことで、成分がしっかり浸透し、十分な効果が期待できます。ターンオーバーの改善、たるみや乾燥対策には最適です。
また開いてしまった毛穴を引き締めるため、収れん効果がある成分が含まれた化粧品を使っていきましょう。
ビタミンA誘導体のレチノールやビタミンC誘導体などの成分は、毛穴そのものが引き締まり、肌にハリが出ます。
スキンケアを行うタイミングは、肌が温まり毛穴が開いた状態のお風呂上がりがおすすめです。化粧水や美容液で美容成分や水分を補い、乳液やクリームでフタをするようにしましょう。
たるみ毛穴、その原因となる肌全体のたるみを防ぐには、そのベースとなっている表情筋のトレーニングが有効です。
表情筋を鍛えるためのトレーニング法はさまざまなものがあります。
簡単なものをひとつ紹介します。
大きく口を開け、ゆっくりと「あー・いー・うー・えー・おー」と動かしていきます。
これを何セットか繰り返します。
声は出しながらでも、出さなくてもどちらでもOKです。
鏡を見ながら、顔の筋肉のどの部分が動いているか、確認しながら行いましょう。
できれば呼吸を止めないように鼻呼吸で続けてください。
最初のうちは、トレーニング後に少し疲労感があるかもしれませんが、数日続けることで、あきらかな変化があります。
たるみ防止ばかりでなく、表情自体が豊かにステキなものになってくるでしょう。血行がよくなるので、顔色が明るく冴えてきます。
「最近、笑顔がステキですね」などと、人から言われるかもしれません。
トレーニングもストレッチのように、心地よくなってくるはずです。
シワやたるみを防ぐためには、肌自体の
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
の量と質を維持していくことが大切です。
皮膚は自分の体で作り出しているのですが、肌のハリやツヤがある美しい肌のためには食生活が重要です。同じものばかりたくさん食べる、または「××は全く食べない」など偏った食生活は改善していかなくてはなりません。
毎日の食事の中で良質なタンパク質を十分に摂ることが大切です。
- 肉
- 魚
- 乳製品
- 豆製品
など、さまざまな食品をしっかり食べるようにしましょう!
食べ物で取り入れたタンパク質は、体の中に取り入れられたのち再合成されて、私たちの
- 肌
- 髪
- 爪
- 骨
- 臓器
などになります。
その再合成を助けるためには、ビタミンやミネラルが必要になりますので野菜や果物、海藻類なども必要です。
積極的に摂りいれるようにしましょう。
甘いもの・塩味の濃いものは口当たりがよく、ついたくさん食べてしまいがちですが、これらのもので満腹になってしまうと美肌によいものが食べられなくなります。
食べ過ぎは皮脂の過剰分泌や肌荒れを招きます。偏った食生活では、健全な肌細胞がつくられないだけでなく、バリア機能や抵抗力の低下によりニキビや肌荒れなどの肌トラブルを招くことになります。
どんなによい化粧品を使っていても食生活が乱れていれば美しい肌は手に入らないのです。さまざまな栄養素を含んだものをバランスよく食べるように心掛けましょう。
美肌を害する活性酸素は、ストレスや疲れが原因で発生します。活性酸素は肌のハリを出すコラーゲンにダメージを与え、シワやたるみにつながります。
またメラニンをできやすくしたり、消えにくくしたりするのでシミやくすみを招きます。こうしたことを防ぐため、ストレスや疲れを溜めないような生活を送りましょう。
まず注目したいのは、毎日の睡眠です。良質な睡眠をとって、しっかり体を休め、疲れから回復させるようにしましょう。
また睡眠中は浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を繰り返していて、ノンレム睡眠の時に成長ホルモンが多く分泌されます。
成長ホルモンは新陳代謝を促進します。つまり寝ている間に肌や髪が作られているのです。
「美しい肌や髪のためには十分な睡眠を」といわれているのはこのためです。ですから毎晩、成長ホルモン十分に分泌されるように良質な睡眠に入れる態勢を整えましょう。
就寝前1時間前までには、スマートフォンの使用やテレビの視聴などを終えるようにしましょう。ブルーライトを浴びずにゆっくり過ごすようにします。
部屋の照明は暗めにして、目に入る光の量を抑えることも重要です。就寝2時間前までに食事を済ませる、アルコールやカフェインは摂らないなどのことも睡眠の質を上げるために必要なことです。
適度な運動を取り入れるのもおすすめです。就寝前にヨガや軽いストレッチをすると、血行がよくなって体が温まり、適度な疲労感で眠りに入りやすくなります。
気に入ったアロマ、音楽などを使うのもよいでしょう。
運動は苦手…という人でも、休日だけでもウォーキングや軽い運動をするようにしましょう。ちょっと歩くだけでも、新しい発見があって気分転換ができますよ。
体を動かすことで骨や筋肉がほぐれます。新陳代謝も上がり体調も優れてくるでしょう。毎朝、スッキリと目覚めることができたら合格です。
たるみ毛穴ケアを悪化させるNG行為
洗顔の際に、肌のマッサージやストレッチ効果を期待して、手で強くこすったり、肌を吊り上げたりしていませんか?
洗顔料がついた状態で皮膚をゴシゴシこすると、肌を傷つけ、乾燥が進んでしまいます。また目の周りや口元などは皮膚が薄くて弱いため、小じわをつくってしまいます。
洗顔料に水を加えてよく泡立て、できたたっぷりの泡を広げていくように洗顔しましょう。すすぐ際も、両手ですくった水を顔にかけるようにして行いましょう。
顔を拭くときはタオルでゴシゴシこすらずに、顔に優しく押し当てて水分を吸い取るようにします。
予洗い、洗顔料への加水、すすぎには、冷水や熱いお湯を使わないようにしましょう。体温程度かそれより少し低い程度のぬるま湯が最適です。
冷た過ぎる水では、洗顔料の効果が発揮できず、汚れがきちんと落としきれず残ったままになってしまいます。熱過ぎるお湯は、本来必要な肌の潤いまで奪ってしまい、肌を傷め乾燥を招きます。
以上のように、洗顔の際は肌をこすらず、水温に注意して、皮膚に過度の刺激を与えないようにしましょう。
(まとめ)たるみ毛穴は正しい洗顔と生活習慣の見直しで解消しましょう
2.表情筋トレーニング
3.食生活の改善
4.十分な休養と良質な睡眠
たるみ毛穴は、肌がたるむことでつられて毛穴が縦長になってしまった状態です。スキンケアの工夫・表情筋トレーニング・食生活の見直し・睡眠の質の向上など、改善しましょう。
続けることによって美肌に変わっていき、毎日イキイキと過ごせます。