- 朝、目を覚ますため
- 顔が汚いのはちょっと…
洗顔の目安は30秒!? 正しい洗顔方法を教えて!
目次
肌に負担をかけない洗顔の時間は「30秒」
顔を洗う時、どれくらい時間をかけていますか?
忙しい朝はサッと手早く、メイクも落とさなくてはならない夜はじっくりと…というように時間を変えている人もいるかもしれません。
洗顔の時間は長過ぎても短過ぎても肌に悪影響を及ぼします。長過ぎは肌に負担をかけ、短過ぎはきちんと汚れを落とせず、どちらも肌トラブルを招く可能性が高まります。
では洗顔にはどれくらいの時間をかければよいのでしょうか?
実は、適切な洗顔の時間は「30秒程度」という話があります。正確に言うと朝と夜では洗顔にかける時間は微妙に異なります。
目安としては、朝は「15〜30秒以内」、夜は「30〜60秒以内」がよいと言われています。
その時の肌の状態、メイクや汚れの付着具合によって前後する可能性はあるものの洗顔における時間は30秒を目安にするとよいです。
もちろん時間に気を取られて肝心の洗顔が適当になってしまっては元も子もありません。また誤った洗顔方法は、さらなるトラブルを引き起こす原因につながります。
正しい洗顔方法とポイントを押さえ実践することで、キレイな肌を手に入れましょう。
正しい洗顔とスキンケアのやり方まとめ
普段、何のために洗顔するのか意識したことはありますか?
など、生活習慣のひとつとして、なんとなく洗っている人も多いのではないでしょうか。
洗顔の目的は、顔に付着した汚れ、過剰に分泌した皮脂、不要になった老廃物を洗い流すことです。
起床後や外出から帰宅した後は、顔の汚れや皮脂のベタつきが気になりますよね。しかし顔をキレイにするためにしている洗顔が、肌トラブルの原因になることもあります。
たとえば顔を洗い過ぎてしまうと本来必要な皮脂が失われ、逆に皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあります。
またメイクをした状態で、いきなり洗顔料で顔を洗ってしまう人もいるかもしれません。しかし洗顔料だけでは完全にメイクを落とすことはできません。
落としきれなかったメイク汚れが肌に残ることで、肌荒れや毛穴詰まりの原因になります。
適切な時間で、正しく洗顔することが肌トラブルを防ぐポイントになるのです。
おもな肌トラブルと原因
一口に「肌トラブル」といっても、さまざまなものがあります。ここでは、おもな肌トラブルとその原因について説明していきます。
ニキビ・吹き出物ができる原因とは?
生理前や睡眠不足によりホルモンバランスが乱れたときや、脂質や糖質を摂り過ぎたときに起きやすいものです。
肌のたるみや毛穴のたるみができる原因とは?
肌がたるむと、老けた印象になってしまいます。さらに毛穴が伸びて「たるみ毛穴」となり、そこに角栓が詰まって広がることで毛穴が目立つようになることもあります。
カサつき・乾燥肌の原因とは?
余分な皮脂は角栓のもととなり、毛穴詰まりの原因につながります。肌が乾燥する主な原因は、洗顔し過ぎ、睡眠不足、生活習慣の乱れなどにより肌の保水能力が低下することにあります。
肌トラブルが起きた時は、何が原因かを見極めて、適切な対応をする必要があります。誤った洗顔方法で顔を洗ってしまうと、悪化させることもあるので注意しましょう。
正しい洗顔方法をマスターしよう
洗顔時に正しい手順で行わないと、肌トラブルを招くことがあります。ここでは、正しい洗顔のやり方を紹介していきます。
外出から帰った後の肌にはメイクをはじめ、ホコリやちり、化学物質などさまざまな汚れが付着しています。このため夜の洗顔では、汚れを落としてスッキリと、肌を解放することが重要です。
クレンジング
洗顔料では、メイクを落とすことはできません。メイクに含まれる油分を落とすには、クレンジングを使う必要があります。
洗顔の前にクレンジングをメイクになじませてから、ぬるま湯でしっかりすすぎます。落ちにくいアイメイクやリップなどは専用のリムーバーを使用するとよいでしょう。
クレンジングは洗顔より大事?メリットや選び方、肌質別おすすめを徹底解説!
泡立てる
しっかりと顔の汚れを落とすポイントは、しっかり立てた泡で優しく洗うことです。キメの細かい濃密な泡が、毛穴汚れやホコリを吸着してくれるからです。
まず手のひらのくぼみに洗顔料をのせて、もう片方の手の指先で泡立てます。目安は、ツノが立ち手のひらをひっくり返しても落ちないくらいの弾力です。
洗顔する
泡をたっぷり作ったら、皮脂量の多い鼻周りや額へ泡を転がすように広げます。次に指でクルクルと優しくなでながら、フェイスラインに沿って泡を転がし、最後に頬を洗います。
泡を肌に載せてから全体で30秒程度を目安に洗うようにしましょう。ゴシゴシとこすらないように行います。
すすぎ
最後は、顔の泡をすすいで落とします。「ちょっと冷たいかな…」くらいのぬるま湯で、泡を溶かすようにしながら流すとよいでしょう。
生え際やフェイスラインは、すすぎ残してしまうケースがあります。泡を残さないように、念入りにすすいでください。
やってはいけない! NG洗顔
誤った方法で顔を洗うと、肌トラブルを引き起こす原因につながります。下記に紹介するような方法で洗顔しているようであれば、やり方を見直しましょう。
熱めのシャワーで洗っている
入浴のついでに洗顔するという人もいるでしょう。その際、熱めのシャワーで一気に泡を洗い流してはいませんか?
たしかに手間も省けますし、なんとなくスッキリした気持ちになるかもしれません。
しかし熱いお湯で洗うと必要以上に皮脂を取り除いてしまいます。皮脂を取り過ぎると肌は乾燥し、皮脂の過剰分泌や肌のゴワつきなどのトラブルを招きます。
ぬるま湯を、手で優しく顔にあてるようにしてすすいでいきましょう。
洗顔料をしっかり泡立てていない
上手く泡立てることができない、時間がないなどの理由でキメの粗い状態の泡で洗顔するのはNGです。肌に触れる泡の面積が狭くなるうえ、汚れを吸着する力も弱まり、しっかりと汚れを落とせません。
また摩擦が起きやすく、肌への負担も大きくなります。上手に泡立てられない場合は、専用の泡立てネットを使う、ホイップタイプの洗顔料を使うなどするのも手です。
すすぎ残しがある
どんなにきちんとすすいだつもりになっても、髪の生え際やフェイスラインに泡が残ってしまうことがあります。
洗顔料が残ったままだと肌に刺激を与え、肌荒れの原因になることがあります。鏡で確認しながら、すすぎ残しのないように注意してすすぎましょう。
プラスアルファの洗顔法でもっとキレイに
正しい洗顔方法をマスターしたら、ひと手間加えた洗顔法に挑戦してみてはいかがでしょうか。いつもの洗顔に取り入れることで、よりキレイな肌を手に入れることができるでしょう。
1.蒸しタオルを使ってみよう
フェイスタオルをぬらして電子レンジで数十秒、温めるだけで蒸しタオルがつくれます。
出来上がったら肌にあてて「気持ちいいな」と感じるくらいまで冷まし、ゆっくりと顔に載せてみましょう。
蒸しタオルの熱で毛穴が開き、汚れを落としやすくなります。ただし洗顔後はすぐに保湿をして、毛穴を引き締めるようにしましょう。
2.軽くマッサージしてみよう
顔を洗う時にゴシゴシとこするのはNGですが、洗顔しながら軽く圧を加えるようにして、優しくマッサージをする分には問題ありません。
たとえばほうれい線やたるみが気になる口元の場合、指の腹で口周りに圧を加えて刺激を与えだけでも表情筋がほぐれます。血行の促進も期待できます。
3.冷水で毛穴を引き締めよう
ぬるま湯ですすいだ後に冷水をあてると、一時的ではありますが、毛穴がきゅっと引き締まります。肌に温度差を与えることで血行が促進し、顔色もよくなるでしょう。
ただし敏感肌の人の場合は、肌への刺激でトラブルを招く可能性もあるため注意が必要です。「なにかおかしいな」と思ったら、直ちに中止するようにしましょう。
顔を洗い過ぎると、こんなトラブルを引き起こす!
顔を洗う時間の目安は30秒程度ですが、もし長時間続けてしまうとどうなるのでしょうか?
主な問題は、皮脂を取り過ぎてしまうことです。
皮脂には本来、外部の刺激から肌を守る役割があります。このため皮脂そのものは悪いものでなく、肌にとって必要なものなのです。
しかしベタつきが気になるからと洗顔に長時間かけてしまえば、皮脂を取り過ぎ、肌の水分が失われてしまいます。すると皮膚は肌を守るために毛穴から皮脂をたくさん分泌し始めるのです。
余分な皮脂は古い角質や老廃物と混ざって角栓となり、毛穴に詰まります。そのまま放置すると皮脂が酸化して黒ずみ、毛穴が目立つようになってしまいます。
これが
- 毛穴詰まり
- 黒ずみ毛穴
と呼ばれるものになるのです。またニキビや吹き出物の原因にもなります。
顔を洗い過ぎてこのような肌トラブルを引き起こさないよう、30秒程度で終えるように意識しましょう。
(まとめ)「30秒」を意識した洗顔で肌トラブルを防ごう
2.主な肌トラブルには、ニキビ・肌の乾燥・たるみなどがある
3.正しい洗顔のポイントは、しっかり泡立て30秒程度で終わらせること
4.すすぎ残しがないように、髪の生え際やフェイスラインもきちんとすすぐ
5.顔の洗い過ぎは肌を乾燥させ、皮脂の過剰分泌を引き起こす
「30秒程度の洗顔で本当に汚れが落ちるの?」と不安になる人もいるかもしれませんが、長時間かけると、かえって肌にダメージを与えてしまいます。
洗顔後、肌が突っ張るようであれば、洗い過ぎている可能性があります。「30秒」を意識して洗顔をするようにしてみてください。
続けていけば、きっとキレイな肌を取り戻せるでしょう。