- 毎日、念入りに保湿をしているのに、いつも乾燥が気になって、なかなか満足いく状態にならない…
- 洗顔をしっかりしているつもりなのに、いつの間にか皮脂が浮いてきてしまう…
- 肌色が冴えなくてハリも足りない感じ、他の人から疲れて老けて見えていないか心配…
正しい洗顔のコツを教えて!
洗顔は丁寧に、でも洗いすぎないことがコツです。
こんな肌のお悩みはありませんか?
きちんとスキンケアをやっているつもり、よい化粧品を使っているつもりでも、肌が満足いかない状態であれば洗顔に問題があるのかもしれません。
正しい洗顔ができているでしょうか?
自己流の洗顔を続けることで、
- 乾燥や過剰な皮脂による肌トラブル
- シミやシワなどの老化
を招いているかもしれません。
スキンケアの基本、洗顔がきちんとできていないと、さまざまな肌トラブルにつながります。まずは今までの自分の洗顔方法を見直してみましょう。
そしてここでは正しい洗顔のコツを紹介していきます。ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてキレイな肌を維持してくださいね。
何のために洗顔するの?洗顔の目的。
洗顔は、肌を洗浄するために行います。顔についた汚れを落とし、その後も清潔が保てるようにすることが目的です。
肌の汚れの種類は、自分の体から出るもので
- 汗
- 皮脂
- 古い角質
などがあります。
体の外側からは、
- ホコリ
- ゴミ
- 雑菌
- メイク汚れ
などです。
これらがずっと肌に付着したままだと、時間が経って変質し肌トラブルの原因となります。
例えば、
- 皮脂を栄養にしてアクネ菌が繁殖するとニキビができます
- 皮脂と角質が固まって酸化すると毛穴の黒ずみになります
- メイク汚れを放置すると肌荒れが起きます
というように、さなざまな困った事態を招きます。
このようなことを避けるために洗顔をするのですが、正しく行わないと肌に悪い影響を与えます。
洗い足りず汚れが残ることもそうですが、洗い過ぎて必要なものを失うことや、圧力で傷つけるといったことも肌にはダメージです。
ではこれから、どういった点に気をつけて洗顔をしたらよいかを考えていきましょう。
一般的な洗顔の手順は以下のとおりです。
- 水またはお湯で、顔を軽く洗い流します。
- 洗顔料に記載されている適量を手のひらに取り、しっかり泡立てます。
- 泡で顔に載せ、全体を包むように洗います。あぶらっぽいところや細かいところは丁寧に行います。
- 水またはお湯で、泡や汚れが残らないようにすすぎます。
- タオルで押さえるようにして水分を拭き取ります。
毎日のように繰り返し行っている洗顔ですが、だからこそ、いつの間にか自己流の間違った洗顔になっているかもしれません。
- 早く済ませたい
- このくらいでいいだろう
と雑なやり方になっていませんか?
あるいは、
- 汚れが気になるからしっかりこする
- 洗浄力の強い洗顔料のほうがキレイになるかもしれない
と洗い過ぎてはいませんか?
このようなことでかえって肌を傷めてしまっているのです。毎日のことなので、小さなことでもダメージが続くと、やがて大きな肌トラブルにつながります。
そうならないためにも、この洗顔の手順の中に、美肌になるための重要なポイントがあるので確認していきましょう。
まず髪が顔にかからないようにするため、ヘアバンドやゴムなどでスッキリとまとめ上げておきましょう。こうすることで髪の生え際やフェイスラインをしっかり洗い、すすぐことができます。
汚れの洗い残しや洗顔料のすすぎ不足は別の肌トラブルにつながるのです。
最初の重要なステップは顔を洗い流すことです。顔についている汚れやホコリを洗い流すためでもありますが他にも重要な役割があります。それは洗顔料をよくなじませ、同時に肌への負担を少なくするためです。
あらかじめ顔が水でぬれていると、この後に洗顔料を顔に載せる際、洗浄成分の刺激をできるだけ和らげることができるのです。また、洗顔料と肌の汚れのなじみもよくなりキレイに落とせます。
洗顔時に使う水温にも気をつけましょう。
冷たすぎる水だと汚れが残り、肌や毛穴が縮んでしまい、しっかり洗うことができません。一方、熱すぎるお湯だと、肌に必要な皮脂や潤いまでが奪われてしまいます。
洗顔に適した水温は、普通の水道水の温度であれば十分です。しかし、できれば体温くらいのぬるま湯を使うと汚れが落ちやすく、肌に優しいため負担をかけずによりよい洗顔ができます。
洗顔料は少量の水を加えて泡立てて使ったときに肌に負担をかけないようにしながら、洗浄効果や美容成分の力が発揮できるように作られています。
洗顔料を原液のまま使うと洗浄成分が濃いため肌にダメージを与える可能性があります。また、洗顔料を顔全体に伸ばしていく際に手でこすることによって肌に強い摩擦を加えてしまいます。
そのため、あらかじめ洗顔料に水を加えてしっかり泡立ててから顔にのせていきましょう。洗顔料に記載された適量を手のひらに取り、水を足して空気をたっぷり含ませてよく泡立てます。
うまく泡立てられない人は、泡立てネットを使ってみましょう。手のひらに載った泡を逆さにしても落ちて来ないくらいの固さがベストです。
しっかり立てた泡をクッションにして、ゴシゴシこすらず、できるだけ肌を摩擦しないように洗っていきます。
洗顔にかける時間は60~90秒程度、長くても2分以上はかけないようにしましょう。どの洗顔料でも洗浄成分は肌に刺激を与えることになるからです。
水や空気を加えてしっかり泡立てたといっても顔に置いておくのはできるだけ短い時間で済ませましょう。
まず、脂っぽさが気になる
- 顎
- 鼻
- 額
に泡を載せていきます。できるだけ肌をこすらないようにして、泡をのばしていきます。
次に、古い角質がたまってザラつきがちなフェイスラインには、指先でマッサージするように泡を行き渡らせます。
頬の部分は皮脂の分泌が少ないので洗い過ぎると乾燥してしまうため軽くさっと泡を広げる程度でよいでしょう。
目の周りは他の部分と比べ皮膚が薄く弱くなっているので力を加えるとシワができやすくなります。優しく短時間で泡をのばします。
- 鼻の周りの入り組んだ部分
- 髪の生え際
- 耳の周り
など気になるところを丁寧に洗います。
全体に泡が行き渡り、一通り洗えたらすすいでいきます。
水またはぬるま湯で、顔に残った洗顔料と泡に吸着した汚れをすすいで流していきます。
勢いよくバシャバシャと水を浴びるようにするのではなく、両手ですくった水を顔にかけるようにして流します。
この時もゴシゴシこすらず、泡を水に溶かして流すようにしていきます。
- 耳の周り
- 髪の生え際
- 鼻の周りの溝になった部分
なども丁寧に行います。決して泡や汚れを残さないようにしましょう。
すすぎ残しは肌荒れや吹き出物などのトラブルにつながります。洗顔料のヌルヌルした感じや泡の残りが無くなったらすすぎは終了です。
清潔なタオルで、顔を優しく押さえて水分を吸い取るようにして拭き取ります。顔を拭く時もこすらないようにしましょう。
ゴワゴワした手ざわりの固いタオルも、肌を傷めてしまうためNGです。柔らかい手触りのものを用意しましょう。
また、せっかくきちんと洗顔しても、仕上げに顔を拭く時のタオルが汚れていると繁殖した雑菌が顔に移って肌トラブルの原因となります。洗濯済みの清潔なタオルを用意しておきましょう。
ここまでキレイに洗顔ができたら保湿をしていきます。正しい洗顔後の肌には、化粧品の美容成分が浸透しやすく効果も表れやすくなっています。
ここで油断をして保湿を怠ると、美肌からは遠のいてしまう重要なポイントともいえます。洗顔を終えたら時間をおかずに保湿をするようにしましょう!
保湿は基本的に、化粧水→乳液→クリームの順で塗っていきます。
清潔な手に、それぞれ適量を載せて顔につけていきます。コットンや綿棒を使ってもよいでしょう。
乾燥しやすいところは念入りに重ねてつけるようにします。力を入れてすり込んだりせず、顔の中心から外側へ向かって優しく押さえるようにして肌にしみ込ませていきます。
顔だけでなくフェイスラインや首にも化粧品が行き渡るようにしっかりつけていきましょう。
クレンジングも重要です
メイクをしている場合にはクレンジングも重要なポイントです。クレンジングがきちんとできていない肌には、トラブルがつきものです。
メイク料はおもに粉末と油分でできていて落ちにくいように作られています。なので普通の洗顔だけではメイク汚れをきちんと落としきることができません。
メイクに適したクレンジングを行うことが大切です。クレンジング力の強さやシーンにあわせて、さまざまなタイプのクレンジング剤があります。
油分となじみやすいので、しっかりしたファンデーションをキレイに落とすことができます。
細かい部分のしっかりメイクを手早く落とすのに適しています。コンパクトに持ち運びでき、水のない環境でも使えます。例えば、外出先で不慣れなドレッサーを使うときや、帰宅後のお部屋ですぐにメイクを取りたい時などに便利です。
日常で、マスカラやリップのみしっかりしたメイクを、ファンデーションなどは軽くしているという人もいることでしょう。ポイントメイクには専用のリムーバーを使い、あとは洗浄力の優しいクレンジング剤にするなどと使い分けるとメイクをしっかり落としながらも肌への負担も軽くすることができます。
(まとめ)正しい洗顔のコツは丁寧に優しく洗うことです
2.洗顔の仕方
3.すすぎの方法
4.洗顔後の保湿
5.クレンジングについて
スキンケアを頑張っているのに、どうも肌の状態がよくないというときは、洗顔方法を見直してみましょう。
どこかが間違っていて、かえって肌にダメージを与えているのかもしれません。
正しい洗顔のコツをつかんで実践することで、キレイな肌を手に入れて、その状態を持続しましょう。