スクラブ洗顔はお肌にいい?

スクラブ洗顔はお肌にいい?

頑固な汚れやザラつきをすっきりオフできます

頑固な汚れやザラつきをすっきりオフできます

  • お肌のザラザラした汚れ
  • 毛穴に詰まった皮脂や黒ずみ

これらを普段の洗顔ですっきりと落とすのはなかなか難しいものです。

だからといってピンセットや自分の指で毛穴から無理やり汚れを引き抜いたり、貼ってはがすタイプのパックを頻繁に行ったりしているとお肌は傷つき、さらなる肌トラブルを招きます。

毎日のスキンケアでは改善しない頑固なお肌の汚れには、スクラブ洗顔がオススメです。細かい粒子が入った洗顔料でお肌を洗うことで、お肌にたまった古い角質を速やかに取り除き、ザラザラお肌を改善します。

スクラブ洗顔の細かい粒子は、毛穴の奥に詰まった汚れをかき出して毛穴の黒ずみや詰まりもすっきり解消してくれます。スクラブ洗顔が「つるつる」「スベスベ」の美肌を取り戻してくれます。

しかし、スクラブ洗顔はやり方を一つ間違えるとお肌のダメージとなって、肌荒れや乾燥肌、ニキビや炎症などを引き起こす原因にもなり兼ねません。

今回はしつこい汚れをしっかり落とすスクラブ洗顔の選び方から使い方、注意点などを説明していきます。

落ちにくかった汚れを除去、スクラブ洗顔のメリットとは

お肌の皮脂や角質汚れ、毛穴の詰まりや黒ずみを解消するスクラブ洗顔は、その他にもさまざまなメリットがあります。

  1. 古い角質や皮脂が除去されることで、洗顔後の保湿ケアで使用する化粧水や美容液の浸透力が断然アップします。美容成分がお肌にもたらす作用が実感できるはずです。
  2. お肌の汚れが目立つのは、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーが乱れているからです。スクラブ洗顔で古い角質が落ちることで、ターンオーバーが促され正常なサイクルに戻り、美肌を取り戻すことができます。
  3. 古い角質がオフされるとお肌の表面はスベスベしてなめらかになります。そうするとメイクのノリも以前とは見違えるほどよくなっているのが実感できるでしょう。

またスクラブ洗顔でお肌の汚れを除去することで、くすみがちだったお肌がワントーン明るく見えるというメリットもあります。

スクラブ洗顔の種類と選び方

スクラブ洗顔の種類と選び
スクラブ洗顔料には、合成ワックスなどの人工成分を使用しているもの、モモの種子やソルトを使用したものなど、さまざまな素材を使った多彩な商品があります。

使用する素材による特徴を紹介していきましょう。
自分のお肌の悩みにあったスクラブ洗顔料を選んでみてください。

1.シュガースクラブ

サトウキビなど砂糖由来のスクラブ洗顔料です。砂糖には保湿成分があるので、お肌がしっとりとした仕上がりになります。また水溶性が高いため優しい使い心地でお肌のキメが整います。

穏やかな作用で余分な皮脂や角質を取り除いてくれます。
またお肌への刺激も低く、乾燥肌や敏感肌でも安心して使えます。

2.ソルトスクラブ

すっきりとした洗い上がりが特徴の、塩を素材にしたスクラブ洗顔料です。塩が持つ洗浄力で、オイリー肌、ニキビ肌、毛穴の黒ずみを改善します。血行促進作用もあるので、お肌のくすみが目立つ場合にもオススメです。

塩は刺激が多少強いので、敏感肌には向いていません。

3.米ぬかスクラブ

米ぬかを使用したスクラブ洗顔料です。米ぬかには、ビタミンB群、ビタミンE、アミノ酸、フェルラ酸、ガンマオリザノールなどの美容成分が含まれており、アンチエイジングや美白にも良いとされています。

また、米ぬかセラミドという保湿成分が含まれているため、ピーリングをしながら保湿ができるという特徴があります。乾燥肌が原因で皮脂の過剰分泌を起こしているお肌にオススメです。

4.こんにゃくスクラブ

コンニャクの成分であるグルコマンナンを使用した洗顔料です。スクラブの粒子が小さくて丸く、柔らかいので、お肌に刺激を与えずに皮脂を吸着し角質もしっかりと除去します。

お肌を優しく洗い上げるので、敏感肌やもともとお肌が弱い人でも安心して毛穴や角質ケアが行えます。

5.クレイスクラブ

泥(クレイ)が主成分のスクラブ洗顔料です。皮脂をしっかり吸着して毛穴の汚れをスッキリ落とします。刺激が少なくお肌への負担も少ないので敏感肌でも使いやすいです。

6.重曹スクラブ

重曹スクラブは、角質を柔らかくする作用があるため、ごわついたお肌の改善にオススメです。重曹は毛穴に詰まった汚れをすっきりと除去し、お肌をツルツルにしてくれる作用も期待できます。

一方で重曹は刺激が強いので、敏感肌、乾燥肌、もともとお肌の弱い人は控えた方がいいでしょう。

手作りできるスクラブ洗顔料

自分でスクラブ洗顔料を作ることもできます。自宅にあるものを使って手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。

手作りのスクラブ剤は、1回で使い切るようにしましょう。作り置きは保存状態によって酸化する場合があります。お肌によい影響を与えませんので保存は控えましょう。

1.洗顔料にスクラブ剤を混ぜる

最も手軽なスクラブ洗顔料レシピです。
普段使っている洗顔料をしっかりと泡立てます。泡の中に塩、重曹、砂糖などのスクラブ剤となる材料をスプーン1杯ほど加えて混ぜたら出来上りです。

その日の自分のお肌にあわせて、スクラブ剤を配合できるのが最大の特徴でメリットです。毛穴の詰まりや黒ずみが気になったその日にトライしてみてください。

2.はちみつを混ぜたシュガースクラブ

2.はちみつを混ぜたシュガースクラブ
はちみちにはお肌を保湿する効果があります。砂糖にはちみつを混ぜてお肌に優しいシュガースクラブを作ります。

作り方は、はちみちと砂糖を1:1で混ぜあわせるだけです。洗顔した後のお肌に塗って、手を滑らせるように優しくマッサージします。その後、洗い流しましょう。

3.オリーブオイルと天然塩を混ぜたスクラブ剤

3.オリーブオイルと天然塩を混ぜたスクラブ剤
塩の刺激が強いので、スクラブ洗顔に慣れてきたらトライしてみてください。敏感肌、乾燥肌では使用を控えたほうがいいでしょう。

オリーブオイルと天然塩を2:1〜1:1程度の割合で混ぜ合わせます。これを洗顔した後のお肌に塗って、手をお肌の上で滑らせるように優しくマッサージします。その後、丁寧に洗い流します。

スクラブ洗顔の正しいやり方

スクラブ洗顔の正しいやり方
スクラブ洗顔は正しい手順で行うことで、毛穴の奥までキレイに汚れを除去することができます。

スクラブ洗顔をしても毛穴の黒ずみが改善されない、お肌に何の変化も感じられないというのは、スクラブ洗顔のやり方が間違っていることが多々あります。

これまでの自己流のスクラブ洗顔を見直して、正しいやり方を身に付けましょう。

  1. スクラブ洗顔は、クレンジングでメイクを落とし、普段通りに洗顔をした後に行います。お肌の汚れを先に落としておくと、スクラブの作用が洗い上がりに大きく実感できます。
  2. ぬるま湯でお肌をしめらせます。
  3. 泡が立つスクラブ洗顔料は、しっかりと泡立てます。スクラブ洗顔料は通常の洗顔料よりもお肌への刺激が強いので、たっぷりの泡でお肌を包み込むようにして洗うことが大切です。スクラブ洗顔料は泡立て用のネットを使うと、もこもこのたっぷりの泡が簡単にできます。ペースト状のままの洗顔料は、清潔にした手に適量を取り、少し練るようにしながらスクラブの状態や質感を確認します。
  4. 洗顔料の泡もしくはペーストを、小鼻や額、頬など汚れやゴワつきがとくに気になる部分を意識してなじませていきます。この際に、どちらの場合もゴシゴシとこすらないように気をつけましょう。肌の弱い目元や口元には洗顔料を載せないように、また、目に入らないように注意してください。
  5. ぬるま湯で通常の洗顔時よりも念入りにすすぎます。スクラブの粒子がお肌に残ってしまうと肌トラブルの原因となります。髪の毛の生え際、小鼻の周り、フェイスラインをとくに注意してすすぎましょう。すすぐ時も、ゴシゴシとこすらずにぬるま湯を優しくあてるように丁寧に流します。
  6. 清潔なタオルで、お肌を押しあてるようにして水分を拭きます。タオルでお肌をこすらないように注意しましょう。
  7. スクラブ洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿ケアを行います。化粧水→美容液→乳液→クリームの手順が一般的です。化粧品メーカーによっては異なる場合があるので、確認してから行ってください。

スクラブ洗顔後は、普段の保湿ケアよりも丁寧にお手入れしましょう。スクラブ洗顔後はお肌が乾燥しやすくなっているので、たっぷりの化粧水で水分を補給します。

スクラブ洗顔の注意点

スクラブ洗顔の注意点
スクラブ洗顔はやり方を間違えると、お肌を傷つけてしまうことがあります。初めてスクラブ洗顔にトライする時は、細心の注意を払ってお肌をいたわりながら行いましょう。

1.お肌の調子を見ながら行いましょう

季節の変わり目はお肌の調子が変わります。女性は生理前後に肌トラブルが起きやすくなります。そのような時はお肌の調子を見ながらスクラブ洗顔を行いましょう。

2.お肌が炎症を起こしている時やニキビが出ている時は控えましょう

日焼けをしたお肌、ニキビや炎症を起こしているお肌の時は、使用を控えた方がよいでしょう。さらに悪化してしまう可能性もあります。

3.汚れが気になるパーツだけでもOK

スクラブ洗顔は毎回、顔全体に使う必要はなく、毛穴の黒ずみや詰まり、お肌のザラつきやベタつきなど気になるパーツだけを洗浄するのも一つの方法です。

4.やり過ぎに注意しましょう

スクラブ洗顔のやり過ぎは、逆に角質を取りすぎてしまい肌荒れや乾燥肌を招く恐れがあります。お肌の調子を見ながら、週1〜2回のスペシャルケアとして取り入れるのがオススメです。

(まとめ)しつこい皮脂や角質オフして、美肌を取り戻しましょう

1.スクラブ洗顔の種類と選び方
2.手作りできるスクラブ洗顔料
3.スクラブ洗顔の正しいやり方
4.スクラブ洗顔の注意点

スクラブ洗顔は、これまでのスキンケアでは、なかなか改善できなかったお肌のザラザラした汚れや毛穴の詰まり、黒ずみで悩んでいた人にとてもオススメの洗顔方法です。

しかし洗顔料によってはお肌への刺激が強いものもあるので、自分のお肌のタイプやお肌の状態をきちんと見極めてから使用しましょう。

つるつるスベスベのお肌を取り戻せるスクラブ洗顔、週1回のスペシャルケアとしてぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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