- 毛穴が丸く開いている【開き毛穴】
- 鼻にイチゴのようなポツポツがある【詰まり毛穴】
- 詰まった皮脂や毛穴周辺が黒っぽくなった【黒ずみ毛穴】
- 毛穴が縦長に伸びている【たるみ毛穴】
お風呂は毛穴ケアに効果的?入浴前後を活用した毛穴対策
目次
お風呂の毛穴対策で皮脂詰まりは改善できる?
洗顔やメイク落としをしっかりしても、ピーリングアイテムを試しても、毛穴に詰まった頑固な汚れは簡単には落とせません。
そんな毛穴ケアをサポートしてくれるのが毎日のお風呂です。
湯船で温まって毛穴を開くことで毛穴の奥の汚れまでしっかりと落ち、肌の新陳代謝も活性化します。
ところが、この「お風呂での洗顔」が、肌にダメージを与え、逆に毛穴トラブルを招く原因になってしまうという意見もあります。
果たしてどちらが正しいのでしょう?
お風呂で毛穴対策は可能?
お風呂での洗顔は、実はやってはいけないNG行為があるのです。
温かいお湯につかって温まることは、一見すると肌に良いことだらけのように思えます。
ですが、長時間熱いお風呂につかることで、肌の潤いを保つバリア機能は低下してしまっているのです。
肌がデリケートになった状態で、間違った洗顔やメイク落としをしてしまうと、肌が乾燥して、その乾燥がかえって毛穴の開きや皮脂詰まりを招いてしまう場合があるのです。
ですが、全身の血行が良くなる、肌が潤う、ストレスが解消するなど、お風呂には肌に良い効果もたくさんあります。
特に、毛穴が開いて汚れが落としやすくなる、という入浴中ならではのメリットを毛穴対策に活かさない手はありません。
まずはお風呂で洗顔やメイク落としをする際の間違った行為を知って、正しい方法で毛穴詰まりを解消しましょう。
お風呂で毛穴ケアは控えるべきと言われる理由
お風呂での洗顔やメイク落としが、肌を傷めるといわれる理由にはいくつかあります。
シャワーの水圧
浴室で洗顔する場合、ほとんどの人が自然とシャワーで洗い流しをします。
確かにシャワーを使えば洗顔料などがさっぱりと流せ、肌への刺激も気持ちよく感じます。
ですが、顔の薄い皮膚にとってシャワーの水圧は強すぎるのです。
皮膚の表面にある角質層は水分を吸うと細胞の間隔が広がり、そこから潤いを保つためのNMF(天然保湿因子)や、セラミド(細胞間脂質)などが流れ出てしまいます。
お湯につかってバリア機能が低下した肌に直接シャワーをかけると、強い水圧で必要な角質や皮脂まで洗い流してしまうだけでなく、角質層の下にある細胞にもダメージを与えてしまいます。
また、水圧で毛穴がたるみやすくなるともいわれています。
湯温
お湯の温度も問題で、洗顔に適した温度は34度前後です。
体を流すときに気持ちよいと感じる40度前後の湯温だと、肌に必要な皮脂成分を落としてしまいます。
お風呂で汗をかけば角栓がとれるわけではありません
もうひとつ、勘違いされやすいのが「汗をかくと毛穴の汚れが出る」という考え方です。
お風呂やサウナで汗をかくと、一緒に毛穴から老廃物が押し出されると思っている人は多いようです。
しかし、お風呂で汗を出す汗腺と、皮脂を出す毛穴(皮脂腺)とは関係ないのです。
人間の汗腺には独立した「エクリン腺」と、「アポクリン腺」の2種類があります。
エクリン腺は体の表面に存在し、体温を調節するためのサラサラした汗をかきます。
一方、アポクリン腺は毛穴の中に存在していて、皮脂を排出するためにドロドロした汗が出ます。
入浴中にかいている汗は、体温調節をするためエクリン腺から分泌されているのです。
毛穴に接していないエクリン腺から汗を出しても、直接毛穴の中の汚れが押し出されるわけではありません。
こうした誤解や、シャワーなどの使い方のために「お風呂で毛穴ケアをしても汚れは落ちない、むしろ乾燥しやすくなって毛穴のトラブルを悪化させる」といわれているようです。
バスタイムの毛穴対策にはメリットがある
お風呂でメイク落としや洗顔をすること自体は間違っているわけではありません。
毛穴トラブルにはさまざまなタイプがありますが、大きくわけて
この4つのタイプがあります。
それぞれに原因があり、対処方法も違ってきますが、どの毛穴トラブルにも共通して推奨されるのが「洗顔」と「保湿」です。
お風呂でたっぷり蒸気を浴びて開きやすくなった毛穴から、メイクや皮脂汚れをしっかりと落とし、入浴後に保湿ケアをきちんと行えば、ベストな毛穴ケアが可能です。
さらに血行を促進して肌の代謝が高まることで、毛穴トラブルの根本的な原因を改善する効果も期待できます。
肌にリスクを与えるNG行為を避ければお風呂は毛穴対策に最高の環境だということです。
毛穴詰まりの原因から毛穴対策を考えよう
そもそも、毛穴の詰まりはなぜ起こるのでしょう。
顔の皮膚は他の部位と比べて薄く、肌は乾燥や外部刺激を受けやすくなっています。
そこで肌を守るために毛穴から皮脂を分泌して膜を張ります。
しかしその皮脂分泌が過剰になると、古い角質などと混ざって毛穴に詰まってしまいます。
その詰まったものが毛穴を押し広げたり、黒ずんだりして毛穴が目立つようになるのです。
先ほどあげた4つの毛穴トラブルのうち、特に目立ってしまうのが「詰まり毛穴」と、その発展型である「黒ずみ毛穴」です。
洗顔後やお風呂あがりに鏡を見て鼻や頬など毛穴がわかりやすい部分をチェックしてみましょう。
小鼻の周りに白いブツブツや黒いポツポツが目立っていませんか?
これが角栓です。
毛穴詰まりの原因「角栓」とは?
角栓の正体は、毛穴の奥にある皮脂腺から分泌された皮脂が、古い角質や化粧品の汚れなどと混ざり合ってバターのような白い固まりになったもの。
これが毛穴に詰まったまま放置しておくと、どんどん大きくなって毛穴を広げ、気が付くと毛穴の輪郭が目立つようになってしまいます。
詰まったまま毛穴からはみ出てしまっている状態が「詰まり毛穴」です。
毛穴に詰まった角栓をよく見てみると、毛穴の入り口は閉じた状態で白いものが詰まっているものと、毛穴が開いた状態で黒っぽくなっているものがあることに気が付くと思います。
実はこのふたつは同じものです。
できたばかりの角栓が空気に触れるうちに酸化して、黒く変色した「黒ずみ毛穴」になってしまうのです。
角栓が詰まってしまう原因は
- 年齢、ストレスなどからくる皮脂の過剰分泌
- 乾燥から起こる皮脂の過剰分泌
- 洗顔やメイク落としが雑
- 肌のターンオーバーが乱れている
などさまざまな要因があわさっていると考えられます。
毛穴が黒ずむ原因
毛穴に詰まった角栓は、最初は透明または白色ですが、毛穴から頭を出した状態で空気や紫外線にさらされるうちに酸化して黒ずんでしまいます。
紫外線が強く、汗でメイクや日焼け止めが落ちやすい夏場は酸化が進みやすくなります。
そして毛穴トラブルの中でも、特に厄介なのがこの「黒ずみ毛穴」。
メイクしてもうまく隠すことが難しいうえに、皮脂でメイクが崩れるとポツポツとその存在感が増してきます。
強力な洗顔料や剥がすタイプのパックなどで一気に除去しても、肝心の黒ずみは残ったまま……。
実は毛穴の黒ずみは、角栓が酸化したこと以外にも原因があります。
たとえば爪やピンセットなどで角栓を無理に絞り出そうとして毛穴を傷つけてしまうと、傷が炎症を起こし、毛穴の周りにメラニン色素が沈着して黒ずんでしまうケースです。
こうした色素による黒ずみは、角栓を除去するだけでは解消しません。
まず肌の代謝をあげて、メラニンを排出しやすくする必要があります。
間違った角栓ケアで悪化してしまうことも
毛穴の詰まりがなかなか解消しない理由のひとつに、こうした間違ったケアがあります。特に多いのが…
角栓の押し出し
角栓をピンセットでつまみ取ったり、爪で押し出したりするのは絶対に禁物です。
毛穴の皮膚を傷つけ、そこから雑菌が繁殖して色素や傷痕が残ってしまう例がとても多いのです。
洗いすぎ
汚れを落とそうと1日に何度も洗顔をしたり、ブラシでゴシゴシとこすったりするのもNG。
肌の保湿に必要な角質や皮脂などが奪われ、乾燥する原因になります。
力な剥がしアイテム
剥がすパックなどのピーリングアイテムはいちがいに間違いとはいえませんが、吸着力が強いため、頻繁に使うと毛穴周りにある角質細胞も一緒に剥がれてしまう可能性があります。
こうした短期的な対処法では一時的に毛穴の角栓が取れてスッキリしても、毛穴は開いたままなのですぐ元に戻ってしまいます。
それどころか肌が傷ついたり乾燥したりして、毛穴トラブルが悪化する場合もあるので注意が必要です。
毛穴の原因はターンオーバーが乱れてしまうこと
取っても、取っても、毛穴に詰まる、この厄介な角栓はなぜ発生するのでしょう。
それを知るためには肌の構造を知る必要があります。
肌の細胞は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層からできでいます。
表皮の一番外側にあって、皮膚を守っているのが丈夫な「角質層」。
肌の奥からは毎日新しい細胞が生まれ、成長するにつれ、表面のほうへと押し上げられてきます。
すると一番外側にあった角質は押し出され、「垢」として剥がれ落ちていきます。
こうして古い細胞と新しい細胞が入れ替わるサイクルのことを「ターンオーバー」と呼びます。
しかし、このターンオーバーが乱れると、成熟しないままの角質細胞がそのまま角質となって皮膚表面にあがってきてしまいます。
未熟な角質はうまく剥がれ落ちることができず、毛穴の周囲に古い角質として積み重なり、皮脂と混ざって角栓ができます。
つまり、毛穴詰まりの本当の原因は、肌のターンオーバーがうまくいかなくなったことにあるのです。
毛穴詰まりを取り除く有効な方法とは
顔の毛穴詰まりは目立つだけに、焦って短期的な手段で解消しようとしがちですが、皮脂や角質が存在する限り、角栓は発生します。
それに、毛穴は皮脂膜という天然の保湿ベールを作るための大切な器官でもあるのです。
一時的にきれいになるとしても、毛穴を傷つけたり肌の乾燥や皮脂の過剰分泌を招いてしまったりする、無理なケアはおすすめできません。
では、毛穴詰まりを解消するにはどのようにケアすればいいのでしょう。
答えは「自然な新陳代謝で角栓を排出させる」ことです。
人間の肌は約28日周期で入れ替わります。
ターンオーバーが規則正しくきちんと機能するようになれば、新陳代謝によって角質は自然に排出され、新しく生まれてくる角質細胞によって毛穴の詰まりも自然と改善されていきます。
「急がばまわれ」といいますが、焦らず肌全体の状態を底上げすることこそ、毛穴詰まりの一番の解決法なのです。
お風呂の毛穴ケアを見直そう
とはいえ現状、毛穴に詰まっている角栓を何とかする必要もあります。
一番安全で手っ取り早いのは専用サロンなどの施術を受けることですが、これは時間的にも家計にも厳しいものがあります。
そこで注目したいのが、自宅で毎日できるお風呂での毛穴ケア。
- 第1段階は、肌に無理なく角栓を除去すること
- 第2段階は、新陳代謝を促し、肌のコンディションを整えていくこと
お風呂に入りながらクレンジングや洗顔を行うことで、このふたつのケアを行えます。
メイクは帰宅後すぐに落とす派の人、就寝前に洗顔をする派の人、それぞれに好みのタイミングがあると思います。
ですが、毛穴詰まりが目立つ時期には、クレンジングと洗顔はバスタイムに行うように習慣を変えることをおすすめします。
メイクや汗、皮脂などの汚れは時間がたてばたつほど酸化してしまいます。
できれば帰宅してすぐにお風呂に入るのがベストです。
しかし食事や家事などを後回しにするのが難しい場合は、就寝前に入浴するのでもかまいません。
入浴はメリットがいっぱいで美肌の味方
1.毛穴が開く
温まった肌が柔らかくなり、毛穴が広がることで、奥に詰まった皮脂や古い角質が取れやすくなります。
2.皮脂が落ちやすくなる
脂肪には高温になるほど流動性が高まる特性があります。
冷やしているときは固まっているバターが熱を加えると溶けだすように、皮脂も温めることで柔らかくなり、落ちやすくなります。
3.新陳代謝機能が向上する
全身が温まると毛細血管が開き、肌に新鮮な血液がどんどん流れます。
血行促進されることで、肌の内部では新陳代謝が進み、新しく生産された細胞が肌の奥から角質層へ移行し、古い角質や表皮が剥がれ落ちていきます。
角質が剥がれる際に、毛穴に詰まった角栓や皮脂汚れも落ち、毛穴の詰まりが解消しやすくなります。
4.リラックスしてストレスが緩和される
肌の回復は睡眠中で、成長ホルモンが大量に分泌される寝入りばなの3時間に活発になります。
湯船につかって疲れを取り、リラックスすることで熟睡しやすくなります。
毛穴から角栓を一掃する入浴法
毛穴から効率的に角栓を除去するために、お風呂でのクレンジング&洗顔にはコツと注意点があります。
ポイントは
- 湯船で温まってからクレンジングすること
- 洗顔はお風呂からあがる直前にすること
頑固な皮脂詰まりに悩んでいる場合は「ホットクレンジング」を使ってみるのも良いでしょう。
ホットクレンジングとは、水に混ざると発熱するグリセリンによる温感効果を加えたクレンジング剤。
温感効果で毛穴を開くため、汚れが落ちやすく、余計な力を入れてこする必要がないため、肌への負担が少ないアイテムです。
ホットクレンジングに含まれるグリセリンは温度や湿度が高いと温感がアップするため、入浴中のお風呂場との相性は抜群。
お風呂の蒸気で毛穴が開きやすくなったところでホットクレンジングを使えば、相乗効果で頑固な角栓も落ちやすくなるというわけです。
ステップ1.体をあたため毛穴をひらく
お風呂に入ったらまずはメイクを落としてスッキリ!といきたいところですが、ここは我慢してください。
毛穴に詰まって時間が経過した角栓は、さながらキッチンの油汚れのごとくガッチリとこびりついています。
まずは硬くなった角栓を柔らかくし、毛穴を開かせるために湯船でゆっくり体を温めましょう。
つかる目安は15分前後。
あまり長くつかっていると肌の保湿成分が失われますし、のぼせる危険もあるので、いったん洗い場に出て髪の毛や体などを洗ってからもう一度温まるのも良いでしょう。
顔より先に、髪や体を洗うことに抵抗を感じる人もいるでしょうが、洗顔を先にするとお風呂からあがるまでに肌が乾燥してしまう危険があります。
またシャンプー剤などが直接、顔について肌トラブルの原因とることもあります。
メイククレンジングや洗顔はバスタイムのラスト、が鉄則です。
ステップ2.やさしく汚れをかき出す
メイク落としに使うのは、ホットクレンジングでも普通のクレンジングでもかまいません。
「Tゾーン→あご→頬→目元・唇」という順番でクレンジング剤を伸ばしていきます。
これは、アイメイクや口紅の汚れを拡散させないためです。
力を入れずに、やさしくメイクとなじませていきましょう。
ホットクレンジングを使う場合は濡れた手では効果が薄くなるため、必ず手を拭いてから行うようにしましょう。
次に洗顔料や石鹸で汗や皮脂、ホコリや雑菌などを洗い流します。
しっかりと泡立てることが重要です。
汚れは泡が吸着してくれるので、ゴシゴシとこする必要はありません。
むしろ肌をいためることになりますから、やさしく丁寧に洗ってぬるま湯でしっかりと洗い流します。
このときシャワーを直接肌にあてるのは絶対に避けてください。
洗顔後は清潔なタオルで抑えるようにして水分をふき取ります。
ステップ3.アフターケア(保湿)
実はスキンケアでもっとも重要なのは、洗顔の後です。
入浴後の肌は潤っているように見えますが、お湯につかっているうちに保湿成分が流失し、肌をバリアしている皮脂も落とされているため、水分がどんどん蒸発し、非常に乾燥しやすい状態あるのです。
湯船からあがって10分もすると肌の水分量は入浴前と同じレベルに戻ってしまうといいます。
開いた毛穴がなかなか元に戻らないのは、この段階で肌が乾燥してしまっているせいもあります。
湯あがりには、一刻も早く保湿ケアを行う必要があります。
スキンケアの順番は
- 化粧水(水分補給)
- 美容液
- 乳液(水分と油分補給)
- クリーム(水分を閉じ込める)
が一般的です。
小鼻や小鼻の周りはつい保湿が手薄になりやすい部分ですが、乾燥が毛穴詰まりの原因。
ここも化粧水をたっぷり含ませる必要があるのです。
お肌のためになる入浴ポイント
最後に、お風呂で毛穴ケアの効果を高めるポイントをご紹介しましょう。
蒸しタオルで効率アップ
クレンジング後、湯船につかっている間に蒸しタオルを顔にあてると、毛穴が十分に開いて洗浄効果がアップします。
タオルでゴシゴシこすらない
せっかくやさしく洗顔をしても、顔を拭くときに刺激を与えては台無しです。
顔を拭くタオルはできるだけ柔らかく吸水性の高いものを選び、押さえるように水分を吸い取りましょう。
ピーリングアイテムも有効
毛穴パックなどのピーリングアイテムは肌に負担をかけますが、お風呂で肌が柔らかくなったときであればダメージも少なく、角栓をクリアにする効果が期待できます。
仕上げの保湿ケアをしっかりと行うことが重要です。
ドライヤーの温度は低め
温風は肌の乾燥を進めてしまうため、ドライヤーを使う場合はできるだけ顔や体に当たらないように注意しましょう。
まとめ
毛穴に角栓が詰まってしまう原因は、肌のターンオーバーが乱れて角質が顔に残ってしまうことです。
お風呂で毛穴を開いてから行うクレンジング、洗顔は汚れを落としやすくするだけでなく、新陳代謝を促すという点でもベストな方法。
毛穴を開かせる→髪や体を洗う→湯船で温まる→メイククレンジング→洗顔→保湿ケアという順番がおすすめです。
熱い湯温やシャワーでの洗顔は肌を傷め、乾燥の原因になるので気をつけましょう。