- 普通の水道水
- 水温10℃以下
- とても冷えた氷水
- 温水と冷水を交互に使う など
冷水で毛穴開きが解消できるって本当?
目次
冷水洗顔で一時的に毛穴開きが引き締まります!
高価な化粧品を使って毎日長い時間をかけてスキンケアをしていても、なかなか美肌の効果が表れないと悩んでいませんか?
そんな中、美肌がチャームポイントのタレントたちが「冷水洗顔」を行っていると話題になりました。冷たい水で、ただ洗顔するだけの美容法があるなんて、びっくりですよね。
実際のところどのようなものでしょうか?
冷たい水で洗顔するというと…「学生時代の試験勉強中、眠くなったときに水で顔を洗った」というような記憶があるくらいでしょうか。冷水で洗顔すると、その温度差で「毛穴が引き締まる」「血行がよくなる」などの効果があるといわれています。
一般的に、洗顔にベストな水温は「32~35℃のぬるま湯」だといわれています。体温やお風呂のお湯より少し低いくらいの温度ですね。これが洗顔料がもっとも効果を発揮でき、適度に皮脂や汚れを洗い流せるちょうどよい温度だといわれています。
しかし、それよりも冷たい水がなぜ美肌につながるのか?一体どのようなものなのか興味が湧いてきませんか?
これから、冷水を使ったスキンケアや健康法について紹介していきたいと思います。
冷水洗顔で開き毛穴が引き締まり顔色がよくなる理由
洗顔で冷水を浴びる毛穴が引き締まる理由と顔色がよくなる理由とは?
たとえば夏のプールで冷たい水に入ると鳥肌が立ったり、寒いときに鳥が毛を逆立てて丸くなったりするのはその働きです。つまり、洗顔で冷たい水を浴びると、体温調節の機能が働き、毛穴が引き締まるということになります。また、寒い時には肌の毛細血管を圧迫して血流を減らし、血液を冷やさないようにする働きもあります。
ですから、冷たい水に触れると毛細血管が急に縮むのです。その後は、常温にあわせて血管はもと通りに広がってゆるみます。このように冷水洗顔により血管が収縮することで血行がよくなり、肌の血色がよくなります。
以上のように、冷水洗顔で急に肌を冷やすことで、一時的に毛穴が引き締まり、血行がよくなるため血色がよくなる、という効果が期待できるでしょう。
冷水洗顔のメリット
毛穴が引き締まる
冷水で顔を洗うことで肌が冷やされ、体温調節機能が働き毛穴が引き締まります。毛穴が目立たない肌はキメ細かく美しくなります。
しかし時間が経ち、室温で肌が温まってくると毛穴の大きさは自然に元に戻るのです。
血行が良くなる
ぬるま湯で洗顔した後は、温まることで血管が拡張しています。平常時も室温で血管の広がりは自然なものとなっています。
このタイミングで冷水洗顔をすると、肌が冷たくなることで血管が収縮するのです。その後にしばらくして常温に戻っていくことによって血管が拡張していくので、血行が良くなります。
血流が行きわたるようになり、顔色が明るくなります。代謝がよくなるのでむくみが改善され、肌のたるみが少しひいたり、肌表面のツヤがよくなったりすることが期待できるでしょう。
皮脂を落とし過ぎないので肌荒れを防げる
分泌された皮脂は汗と混ざり、肌に膜を作ります。これがバリアとなって、肌の内側の水分が蒸発しないように保護し、外から細菌や汚れが侵入するのを防いだり、刺激から守ったりしてバリア機能をはたしています。
ぬるま湯での洗顔では、皮脂やメイクの油性の汚れが溶け出し、しっかり洗い流すことができるのですが、その一方で人によっては必要な分の皮脂まで失ってしまうことがありました。
皮脂が足りないと、バリアを作れず、肌を守ることができません。水分が蒸発してカサカサになり傷つきやすく、角質がはがれた隙間から細菌や汚れが入ってきてしまいます。すると肌荒れ、かぶれやニキビなどのトラブルが起きやすくなってしまいます。
しかし、低温の水で行う冷水洗顔であれば、そういった人の皮脂を奪いすぎず、適度に残すことができるのです。今まで必要な皮脂まで落とし過ぎて乾燥肌になっていた人には、冷水洗顔で皮脂を適度に残し、健康な肌を保つことが期待できます。
冷水洗顔を始めてみよう
冷水洗顔で使う水の種類
このように、とくにはっきりした定義はないので、今回手軽に始めるなら、一般的な水道水で十分です。ミネラルウォーターや炭酸水、水素水などあえて用意しなくてOKです。
水温について
- ぬるま湯よりはちょっと冷たいと感じる温度
- 水道の蛇口で言えば「お湯ではなくて水の方」の温度
要するに「冷たいな」と感じる温度で結構です。特別に準備する必要はなく、身近にあるもので行いましょう。
氷水ほど低い温度の水で洗顔する方法は、慣れないうちはやめておきましょう。冷やし過ぎて、かえって肌を傷めたり健康を害したりということになってしまいます。
温度差が原因の赤ら顔や、氷が冷たすぎることにより凍傷になる恐れもあります。冷え性の人の中では、あまり冷たすぎるものに触れたくはないという方もいるのではないでしょうか?
なにより準備や用意に手間がかかっては、わずらわしさがストレスとなり、美容効果も半減してしまいます。冷水洗顔は無理せず、楽しみながら健康的に行っていきましょう。
冷水洗顔の方法
通常の洗顔を洗った後、最後に冷水で洗う
まずいつもの洗顔はぬるま湯で行い、洗顔料や汚れを洗い流した後、仕上げに冷水で洗います。ぬるま湯で洗顔し肌を温めた後に、冷たい水でキュッと冷やすことで毛穴が引き締まります。
次第に周りの気温になじみ、この毛穴引き締め効果は長くても30分程度で元に戻るでしょう。
ぬるま湯で肌を温めると血管は広がりますが、冷たい水で洗顔することで血管が収縮します。洗顔後は室温である常温の影響によって再び血管が広がります。
このように温度差により血管の拡張と収縮が繰り返されることで血行がよくなるのです。すると血色が明るくなり、顔色が冴えます。
また血流がよくなるので体のすみずみまで酸素や栄養成分が届けられ、美容や健康に効果があります。
氷水での洗顔や冷却
洗顔の最後に氷水で冷やすやり方です。
いきなり氷水で洗顔するのではなく、まずぬるま湯で通常の洗顔をします。皮脂やホコリ汚れをきちんと落とすためです。
水温が低いと皮脂が落としきれないこと、また毛穴が引き締まってしまうと汚れが残ってしまうことなどから、汚れをきちんと洗い流したい人は先に通常のぬるま湯洗顔をしておきます。
洗顔が終わったら、通常の保湿をします。化粧水・乳液・クリームなどでしっかり保湿ケアをしましょう。
仕上げに氷水で冷やします。氷水を洗面器に入れた水で洗顔する、氷水に浸しておいたタオルを顔にあてる、氷水が入った瓶で顔のマッサージをするなどの方法で行います。
毛穴が引き締まり、血行が良くなる効果が期待できるでしょう。皮膚が丈夫な人は、直接に氷水で洗顔してもよいのですが、一般的に顔の皮膚は薄くデリケートなので、いきなり顔にあてるのはなるべく避けましょう。
温水と冷水交互に洗顔する
「お湯」と「お水」を交互に使って洗顔する方法です。「温かい」と「冷たい」の温度差を感じられればよいので、洗顔時に洗面台の蛇口のお湯と水を交互にする、または入浴時の洗顔の際にお湯とお水を交互に使うなどの方法で、手軽に行うことができます。
入浴時の仕上げに体に冷水シャワーを浴びる健康法
1日の終わりに入浴でよく体を温めリラックスした際、最後の仕上げに体に冷水シャワーを浴びるという健康法があります。全身に効果が期待できるものです。
冷水で体表面が急に冷えると、反射的に熱を上げようとします。すると体温が高い状態が長く続き、全身の新陳代謝が活発になります。
抗酸化物質であるグルタチオンの生成が助けられ、アンチエイジング効果や疲労回復が期待できるでしょう。またアレルギー反応の症状や、炎症を抑える役割のある副腎皮質ホルモンの分泌量が増すともいわれています。
最初は心臓より遠い、体の先端である手や足に少しだけ冷水シャワーをかける、というところから始めていきましょう。慣れたら徐々に冷水を浴びる時間を延ばし、腕や腿へと体の中心へ近づけて面積を広げていきます。
冷やし過ぎはよくないので、冷水を浴びる時間は長くても1分程度にとどめるようにしましょう。心臓疾患がある人や高血圧の人は行ってはいけません。
冷水洗顔の注意点
ひんやり気持ちがよい冷水洗顔ですが、いくつか注意点があります。
汚れの洗い残しに注意する
低い水温だと、皮脂・角質・メイク汚れや洗顔料が溶けずに固まってしまい、洗い残しが発生してしまう危険があります。毛穴が閉じていることもあり、ここに汚れが残ってしまうと毛穴詰まり、肌荒れやニキビなどの肌トラブルにつながってしまうのです。
メイクはしっかり落とし、肌の汚れや余分な皮脂はぬるま湯洗顔でキレイにしてから、冷水洗顔を行うようにしましょう。
敏感肌の人は血行不良による赤ら顔にならないように気をつける
頻繁に毛細血管の拡張と収縮を繰り返すことによって収縮する力が弱くなり、血管が開いたままになります。すると頬が真っ赤になる、「赤ら顔」が目立ってしまいます。
敏感肌の人は、皮膚が薄いため、血管は寒暖差の影響を受けやすくなっているのです。また広がった血管が透けて見えるので、赤ら顔になりやすいのです。
ですから敏感肌の人や肌の弱い人は、冷水洗顔は慎重に行うようにしましょう。
(まとめ)冷水洗顔をすると、毛穴の引き締めや顔色の冴えに効果があります
2.冷水洗顔をすると、血行がよくなり顔色がよくなる
3.水温が低いため、皮脂や汚れの落とし残しに注意する
4.敏感肌の人や肌の弱い人は慎重に行う
冷水洗顔は、一時的に毛穴を引き締められます。また、血行がよくなり顔色が明るくなるという効果が期待できます。
しかし汚れの落とし残しや血行不良の可能性などいくつかの注意点があるので、慎重に行うようにしましょう。