美肌を叶える正しいスキンケアは?美肌になるための方法を徹底解説
いつの時代も、透明感のある綺麗な肌に憧れる女性は多いのではないでしょうか。しかし、なんとなく自己流のスキンケアを続けていて、肌悩みが改善しないという人もいるかもしれません。美肌を叶えるためには、毎日の正しいスキンケアが大切。
そこで今回は、基本的なスキンケアのコツ、肌質別・年齢別のポイント、内側から美しくなる生活習慣についてご紹介します。
知っておきたいスキンケアの基礎
スキンケアが必要な理由
毎日当たり前に行っているスキンケア。しかし、なぜスキンケアが必要なのか明確に説明できますか?ケア用品ごとの目的・役割をおさらいしましょう。
・クレンジング
石鹸だけでは落としにくいメイクをしっかりオフし、毛穴に汚れが溜まるのを防ぎます。
・洗顔
皮膚に付いたほこりや汗、古い角質や皮脂汚れを落とし、肌を清潔にしてくれます。メイクの残りやクレンジングの油膜を落とす役割もあります。
・導入液
洗顔後の肌に使うことで、化粧水や乳液などの成分を浸透しやすくするアイテムです。
・化粧水
肌に水分や保湿成分を与え、なめらかできめ細かな肌へと導きます。
・美容液
保湿成分や美容成分により、美白やハリ、肌のみずみずしさを増してくれます。
・乳液
肌に水分や油分を与え、化粧水で補給した水分が蒸発するのを防ぎます。
・クリーム
基本的には乳液と同じ目的で使用します。乾燥しがちな部分に塗ることでうるおいをキープし、それによってバリア機能が高まります。
・パック
美容成分で肌のキメを整えるほか、パックをはがすときには毛穴汚れを取り除いてくれます。
肌の仕組み
肌の構造は、外側から順に表皮、真皮、皮下組織の3つから成り立っています。真皮にはコラーゲン線維とエラスチン線維があり、その間に存在するヒアルロン酸が水分を保持しているのです。また、表皮の基底層にあるメラノサイトは、メラニンを合成して紫外線から肌を守ってくれます。
さらに、肌の血管には体温調節の役割があります。暑くなると拡張して血流を促して体外へ熱を逃がし、寒くなると収縮して熱が逃げるのを防いでくれます。
美肌に導く正しいスキンケア
①洗顔
メイクをしている場合にはクレンジングをした後に洗顔を。ポイントは、洗顔料をたっぷりと泡立てること。強くこすってしまうと肌の負担になってしまいます。力を入れず、こすらないで優しく洗いましょう。
②化粧水
洗顔で肌を清潔にしたところで、次に化粧水の出番。手やコットンを使い、肌に浸透させるように優しく馴染ませましょう。肌に塗り込もうと強くパッティングしてしまうと、炎症など逆効果を与えてしまうこともあるので注意してください。
③乳液・クリーム
乳液やクリームは、化粧水で保湿した水分が蒸発するのを防ぐ役割を担っています。面倒だからと、化粧水を塗っただけで放置してしまうのはNG。肌全体に乳液やクリームを塗って、うるおいをキープしましょう。目元や口元など乾燥が気になる部分には、専用の美容液を使ってハリを与えるのも良いでしょう。
朝と夜のスキンケアのコツ
朝のスキンケアのコツ
朝のおでかけ前は、メイク前にスキンケアで肌を整えておきましょう。まずは、睡眠中に分泌された余分な皮脂を洗顔で洗い流します。洗顔後はすみやかに化粧水で水分補給をして保湿します。美容液は、保湿美容液や美白美容液など自分の悩みに合ったものを選んでください。最後の仕上げに乳液も必須です。
夜のスキンケアのコツ
帰宅後のお手入れは、疲れていてもクレンジングを欠かさないようにしましょう。メイク汚れが残っていると毛穴詰まりにつながります。丁寧に洗顔をした後は、スキンケアの効果を高めるためにも導入液を使用するのがおすすめ。そして、化粧水・美容液・乳液と、朝のスキンケアと同じステップで保湿ケアを行ってください。
肌質別のスキンケアのポイント
乾燥肌のスキンケアのポイント
肌の水分量・油分量が不足し、うるおいが不足しがちな乾燥肌さん。洗顔料やクレンジングも、保湿成分の入ったミルクやバームタイプを選ぶことをおすすめします。化粧水はたっぷり使い、2〜3回に分けて重ね付けするのも良いでしょう。乳液やクリームで油分補給をし、しっかりうるおいを閉じ込めてください。
オイリー肌のスキンケアのポイント
皮脂分泌量と水分量が多く、べたつきがちなオイリー肌さん。Tゾーンや頬の毛穴が開きやすく、毛穴詰まりが原因でニキビに悩む人も多いでしょう。そこでおすすめなのが、さっぱりした薬用洗顔料。化粧水は基本的に規定量を守って使い、足りないと感じたときにだけ追加してください。クリームを使う場合は、軽いテクスチャーのものを選びます。べたつきが気になる場合はクリームではなく乳液を使用してみてください。
混合肌のスキンケアのポイント
目元や口元、頬などのUゾーンはかさつきやすく、おでこや鼻などのTゾーンはテカリやすい混合肌さん。クレンジングはTゾーンから始めて、次にUゾーンに移すように時間差をつけましょう。乾燥しやすい目元や口元には、化粧水の重ね付けを。UゾーンとTゾーンで保湿剤を使い分けると良いでしょう。
敏感肌のスキンケアのポイント
バリア機能の低下により、さまざまな刺激に過敏に反応してしまう敏感肌さん。肌に負担をかけないよう、クレンジングは優しいタッチで馴染ませてください。スキンケアでは保湿が重要。なるべく、敏感肌向けの低刺激アイテムでケアしましょう。
普通肌のスキンケアのポイント
乾燥肌とオイリー肌の中間にあり、水分量・油分量ともに適度な普通肌さん。ただ、季節によって肌の状態が変化することがあります。肌の乾燥を感じるときは、乳液やクリームを多めに塗るなどの工夫で保湿をしましょう。
年齢別のスキンケアのポイント
・20代
20代前半までは皮脂分泌量が多い傾向にあるため、しっかりと洗顔で洗い流してください。20代後半からは、乳液やクリームをうまく活用して、水分量・油分量のバランスを整えるケアを。
・30代
ストレスなど内面からの肌荒れが気になる年代。日頃の保湿ケアを怠らないようにしましょう。
・40代
20代、30代の頃に比べて、シワやたるみ、シミのお悩みが増える年代。スキンケアにハリ美容液を取り入れましょう。
・50代
40代よりさらに、年齢肌のお悩みが加速しやすい年代。保湿やハリ対策など、自分に合ったエイジングケアで50代特有の肌悩みを解決しましょう。
美肌に導く生活習慣
紫外線対策
紫外線は肌にダメージを与え、ターンオーバーの乱れを引き起こします。さらに、シワやたるみなどの老化現象、シミやそばかすの原因にもなってしまうことも。美肌のためには、毎日の紫外線対策が必要です。日焼け止めやUVカット効果のある化粧品を使いましょう。
産毛処理
スキンケアに力を入れていても、見落としがちなのが産毛ケア。顔の産毛を処理することで、顔のトーンがパッと明るく見えます。産毛を処理する際に古い角質もオフできるというメリットもありますが、頻繁にやりすぎると肌への負担になるので注意してください。
良質な睡眠
美肌の基本は睡眠から。質の良い睡眠がとれていないと、ターンオーバーが乱れて肌トラブルの原因につながります。寝る前にはスマホやテレビの画面を見るのを控え、リラックスした状態をつくっておきましょう。
リップケア
唇は顔の印象を大きく左右します。肌の調子が良くても、唇がカサカサでは残念な印象を与えてしまうかもしれません。リップクリームでこまめに保湿をして、唇あれの改善と血色アップをめざしましょう。自分の唇の状態に合わせ、UVケアができるタイプや保湿成分を配合したタイプなどを選んでみてください。
美肌に効果的な食事
日々の食生活は、肌質改善の重要なカギ。栄養バランスが偏った食事を続けていると、肌トラブルにもつながります。毎日口にする食べ物に意識を向けましょう。野菜や果物、乳酸菌を摂取して腸内環境から改善を。いきいきとした肌を保つためには、肉や魚などに含まれるタンパク質も大切です。
美肌に効果的な飲み物
食事だけでは不足しがちな栄養を補うために、普段の飲み物を変えて美肌をめざしてみませんか。リコピンを摂取できるトマトジュース、カテキンを豊富に含んだ緑茶、ビタミンB2・ビタミンA・タンパク質などの栄養素が詰まった牛乳がおすすめです。
まとめ
美肌は一日にしてならず。正しいスキンケアをコツコツ行うことが不可欠です。洗顔、化粧水、乳液・クリームをひとつずつ見直して、健康的な肌を実現しましょう。また、肌質や年齢に合わせてスキンケア方法を工夫したり、生活習慣から改善したりといったことも必要です。毎日のケアを継続していきましょう。