- メイクで隠そうとした
- 観察していて、うっかり指先で傷つけてしまった
- つぶして治そうとした
ニキビ跡の毛穴開きどうしたら消せる?
目次
タイプごとにニキビ跡の毛穴開きを目立たせない方法があります。
大人になってもできてしまうニキビは悩みの種です。
この年で顔にニキビなんて、きっと自分だけで恥ずかしい。
そのニキビを
などで悪化させていませんか。
その後、やっと治ったと思ったら、毛穴のところにポツッとニキビ跡がついてしまった、などということはないでしょうか?
せっかくニキビが治ったのに跡が残るなんてショックですよね。
大人ニキビは、ストレスや疲れによりホルモンバランスが乱れると、皮脂が多く分泌され毛穴にたまることで、できやすくなるといわれています。
忙しい現代ですから毎日があわただしく、100点満点の美容によい生活なんてなかなか難しいものです。
そんな中、ニキビができてしまうかもしれません。
もしできてしまったら、ニキビはキレイに治して、跡が残らないようにしたいものです。
ここでは、残ってしまったニキビ跡を目立たなくする方法について説明していきたいと思います。
ニキビ跡にはタイプがあり、タイプごとにケアの方法が異なります。跡ができるだけ目立たなくなる方法を見つけていきましょう。
ニキビは初期に治せば、跡が残りにくくなります
ニキビ跡とは、ニキビの炎症により周りの組織が傷つけられて、色がついたり、表面がデコボコになったりしてしまったものです。
ニキビは段階があり、早いうちは跡を残すような炎症ではないので、悪化する前に直してしまうことが大切です。
- 初期の白ニキビ:角質が毛穴を塞いでしまい、角栓にさらに皮脂が加わり、毛穴が詰まっている状態になります。
- 酸化の黒ニキビ:白ニキビの皮脂・角質や角栓が、酸化や汚れで黒くなったものです。
- 炎症の赤ニキビ:黒ニキビがある毛穴の中で、皮脂や角栓に細菌が増殖して炎症を起こしたものになります。
跡を残すのは3の赤ニキビになってからです。
ニキビの悪化は少しずつ進むので、白ニキビや黒ニキビのうちに、早めに治せば跡は残りません。
ニキビの炎症が進んでしまうと、肌のより深い層を傷つけるので、跡も残りやすく回復しにくくなります。
とはいえ、白ニキビや黒ニキビでも、つぶすと跡が残るので絶対にやめましょう!
ニキビ跡のタイプ
できてしまったニキビ跡は、あまり落ち込まずに前向きに対策をして、目立たないようにしていきましょう。
ニキビ跡にはタイプがあって、それぞれの状況・原因と目立たなくする方法が異なります。
ニキビ跡には
- 赤みのあるニキビ跡
- 茶色くなったニキビ跡
- 肌がへこんでしまったニキビ跡
- 盛り上がってしまったニキビ跡
があります。それぞれ説明していきましょう。
赤みのあるニキビ跡
毛穴に皮脂がたまると、細菌が感染し毛穴の壁がこわれ炎症が起こります。
炎症が起こると、傷を治そうとして毛細血管がたくさん作られます。
ここに血液が集まることで皮膚に赤みを出しているのです。
また炎症で皮膚が薄くなっているので、透けていっそう赤く見えることになります。
この赤いニキビ跡は日が経つごとに、ターンオーバーによりはがれることによってに薄くなって消えていきます。
ですから少しでも早く消したい場合には、肌のターンオーバーを改善するようにしましょう。
ターンオーバーを整えるには、保湿を重視したスキンケア・タンパク質やビタミン豊富な食生活・十分な睡眠などを心掛けましょう。
また化粧品では、ビタミンC誘導体の配合されたものがおすすめです。
ニキビの炎症をやわらげ、ニキビの原因となる皮脂の分泌を抑える効果があります。
コラーゲンの生成を促すので、ターンオーバーの改善も期待できるのです。
一方、1年以上も赤みが消えない場合があります。
肌の奥、真皮まで炎症が進んでしまって血管が傷つき、まわりの組織に血液がしみだしてしまったものですが、こちらは皮膚科の治療で消すことができます。
茶色くなったニキビ跡
薄茶色や赤っぽい茶色のシミやくすみが残っているニキビ跡です。
炎症の刺激から肌を守ろうとして、メラニンが大量に作られ残ったことによります。
紫外線を浴びたときに日焼けするのは、メラニンでブロックして紫外線を防ぐためですが、同じ仕組みになっています。
シミやそばかすは嫌われ者ですが、実際メラニンには大切な役割があるのです。
こちらもターンオーバーによって次第に薄くなっていきますが、消えるまでには何年もかかることは珍しくありません。
そこで積極的なケアをおすすめします。
それはピーリング化粧品を使うことです。
日頃のスキンケアに、ピーリング効果のある化粧品を取り入れて見ましょう。
弱い酸で肌の古い角質を取り除くことで、ターンオーバーを促すというものです。
毛穴にたまった細菌を取り除くこともできます。
- フルーツ酸
- グリコール酸
- サリチル酸
- 乳酸
などのピーリング成分が含まれた洗顔料・化粧水やパックなどが市販されており、家庭でも使うことができるでしょう。
肌に刺激を感じたり、効果が強すぎて肌を傷めたりすることもあります。
慣れるまでは日数の間隔をあけ、肌の様子を見ながら使いましょう。
ピーリング化粧品を使った後は、美容成分が浸み込みやすくなっています。
時間を置かずに、保湿をしましょう。
またビタミンC誘導体の化粧品でのスキンケアもおすすめです。
ターンオーバーの効果に加え、メラニン色素に対する美白効果が期待できます。
肌がへこんでしまったニキビ跡
肌の真皮までニキビの炎症が及んでしまった場合に、炎症が収まって肌が再生する際に、均一にならず表面が沈んでしまった状態です。
真皮は、表皮のようなスムーズなターンオーバーが行われず、炎症が及ぶとちょっと固まってしまうのです。
活性酸素も発生してしまい、その部分にシミができてしまうこともあります。
セルフケアである程度、目立たないようにする方法があります。
ターンオーバーの改善と、家庭でのピーリングです。
ピーリング剤は、細かい粒子の「スクラブ系」のものではなく、弱い酸を使った「フルーツ酸系」のものにしましょう。
スクラブで肌を傷めるのを防ぐためです。
ピーリングケアをした上で、生活習慣を改めターンオーバーを改善すれば、肌の細胞は新しく再生し続けます。
すると完全な元通りにはなりませんが、へこみが目立たないようにできる可能性があります。
ターンオーバーでシミもはがれ落ちていくでしょう。
一方、皮膚科のクリニックでの治療も考えて見ましょう。
くぼみの角を取って表面をならす炭酸ガスレーザー、痛みが軽くかさぶたが残らないクールタッチレーザーなどの治療があるでしょう。
コラーゲンの生成やターンオーバーを促し、少しずつくぼみを盛り上げるものです。
ほかにもさまざまな治療法がありますが、保険適用ではなく、かさぶたなどでダウンタイムが必要となる場合もあります。
自分にあった治療法を、医師とよく相談してみてください。
盛り上がってしまったニキビ跡
炎症のダメージが、肌の奥深いところまで及んでしまった場合に、ニキビの跡が赤や褐色のまま盛り上がってしまったものです。
同じ場所で何度もニキビの炎症が繰り返されたため、肌の再生が正しく行われず、組織が折り重なってしまった場合に起きます。
これを「肥厚性瘢痕(はんこん)」といいます。
何年か経つと次第に色が薄く、やや平らになるでしょう。
この盛り上がったニキビ跡をセルフケアで治すのは難しいので、皮膚科医で治療を受けましょう。
治療法の多くが保険適用となっています。下記に一部を紹介します。
炎症を抑え、血行を促し、痛みやかゆみ、盛り上がりを抑えることができます。
効果が高いのですが痛みがあり、定期的に行う必要があるでしょう。
盛り上がったニキビ跡の治療には、しばらく期間がかかります。
途中であきらめないでじっくり取り組みましょう。
治療中はターンオーバーがよい状態がのぞましいので、バランスよい食生活をする、しっかり睡眠をとるなどして健康的に過ごしてください。
大人ニキビやニキビ跡を作らないためのポイント
ニキビ跡を作らないためにはまず、ニキビを作らない、悪化させないことが大切です。
もしできてしまったら、悪化させないように気をつけましょう。
紫外線対策
紫外線は肌の老化やシミを招きます。ニキビを悪化させ、色素沈着の原因にもなります。
とくにニキビがあるときには、紫外線を直接浴びないように、冬や曇りの日でも対策をしましょう。
キレイに洗顔
過剰な皮脂やメイクはその日のうちに、きちんと落としてから眠るようにしましょう。
クレンジング剤や洗顔料のすすぎ残しはニキビの原因になります。
髪の生え際、顎や耳の周りもしっかりすすいで、汚れを残さないことです。
洗顔後はすぐに保湿をしてください。
乾燥していると余分な皮脂が分泌されてしまい、ニキビの原因となります。
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バランスがよい食生活
スナック菓子・スウィーツやファストフードなど、脂質や糖質の多いものが多い食品は、皮脂の分泌を増やしてニキビができやすくなります。
一度にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。
美肌作りや健康維持のためにも、肉や魚、新鮮な野菜や果物などのタンパク質やビタミンを含むものを、なるべく多く摂るように心掛けてください。
(まとめ)ニキビ跡の毛穴開きを目立たせないポイント
2.ニキビが炎症を起こすとニキビ跡になりやすい
3.4つのニキビ跡のタイプごとの対策がある
以上、ニキビ跡の毛穴開きを目立たせないようにする対策について述べてきました。
ニキビが悪化する前に、早めに治せば跡にはなりにくいものです。
またスキンケアや食生活、十分な睡眠等でニキビができない生活習慣を心掛けましょう。
もしニキビになって跡が残ってしまったら、タイプごとの対策をして、ニキビ跡を改善していきましょう。