開きが目立つ毛穴と、目立たない毛穴の違いって?
詰まり・たるみ・開きの3タイプは、毛穴の開きが目立ちます。
毛穴は全身に存在しているのに、なぜ顔の毛穴は目立ちやすいのでしょうか?
それは身体にある毛穴に比べて顔の毛穴の皮脂腺が発達していて毛穴の数が多いからです。
そして顔にある皮膚の働きは皮脂を分泌することなのです。
毛穴が目立つのは、詰まり毛穴、たるみ毛穴、開き毛穴の3つのタイプが原因と考えられます。
まずは毛穴が目立つと感じたら、どのタイプにあてはまるかを後で紹介するチェックリストで確認してみましょう。
詰まり毛穴とは、角栓が毛穴に詰まったことが原因で目立ってしまっているタイプをいいます。毛穴に白くなった角栓が詰まっていたり黒ずみのように見えたりします。
またたるみ毛穴は細長く垂れて見えるタイプ。頬などに出やすくて皮膚を引っ張り上げると目立たなくなります。
これは加齢や紫外線を浴び過ぎたことなどが原因で目立つようになった毛穴です。
そして開き毛穴は過剰に分泌された皮脂によって、毛穴が開いているように見えているタイプです。
このタイプは、脂性肌の方や赤ら顔の方に多い傾向があります。
毛穴の開きが目立つ3つのタイプの主な原因
詰まり毛穴の主な原因は、肌の乾燥やホルモンバランスの変化、そして紫外線などのダメージです。
これにより皮脂の過剰分泌を起こして角質やメイク汚れなどと混ざり、毛穴を詰まらせてしまう角栓が作られます。角栓はやがて酸化して、毛穴の中で黒ずみになります。
そしてたるみ毛穴の原因は加齢と紫外線です。
紫外線は真皮まで達して、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった肌のハリや弾力を支える成分を壊したり、生成を邪魔したりします。
顔の皮下脂肪を支える役割として皮膚の下にある表情筋の衰えもあり、このように肌のハリが衰えてくると、毛穴がたるんでくるのです。
開き毛穴の原因は、皮脂の過剰分泌やたるみ、ニキビ跡などさまざまです。
スキンケアの方法を誤ったり過剰にし過ぎたりすると、いつの間にか開き毛穴になってしまっていることが多くあります。
以下の中で、当てはまる項目が多いものが、あなたの毛穴開きのタイプ、もしくは予備軍です。
チェックしてみましょう。
・メイクが崩れてしまいがち
・ニキビができやすい
・朝起きたときに顔が脂っぽい
・毛穴が丸いかたちをしている
・野菜が嫌いで揚げものが好き
・脂性肌か混合肌である
・鼻にポツポツした穴がある
・洗顔の手を抜いてしまうことが多い
・アゴがざらざらしている
・メイクを落とさずに寝てしまうことがある
・肌がごわごわしている
・鼻を押すと白い塊が出てくる
・現在、35歳以上である
・スキンケアは基本的に手を抜いている
・毛穴のかたちは縦長
・ほうれい線が気になっている
・喫煙している・以前喫煙をしていた
・日焼け対策をとくにしていない
どうでしたか?
今からでも遅くはありません。
改善できることは取り組んでみましょう。
クレンジングや洗顔の方法に誤りがあると、乾燥を引き起こしたり毛穴に角栓が詰まったりして肌に負担をかけてしまいます。
黒ずみなどの肌トラブルを引き起こす原因になることがありますので注意しましょう。
ですから、基本的な正しいクレンジングの方法や洗顔の方法を知っておくことが大切です。
毎日行うクレンジングや洗顔の方法に間違いがないか確認してみましょう。
以下に該当するものがある方は要注意です。
まずオイルタイプのクレンジングを長時間使うのは避けましょう。
オイルタイプは洗浄力に優れているため、さっと洗い流すことがポイントです。
長時間おくと残すべき皮脂や角質まで洗い流してしまい、乾燥肌の原因になります。
さらにゴシゴシと洗うのも肌に負担がかかるため、皮脂の過剰分泌やシミの原因になってしまいます。
必ずたっぷりの泡で優しく洗い、ぬるま湯ですすぐようにしましょう。
肌のバリア機能がある角質層はターンオーバーで新しい細胞に生まれ変わりますが、このターンオーバーが正常に行われていないと、バリア機能が低下して毛穴が詰まる原因になることもあります。
食習慣がターンオーバーの乱れを招いていることもあるので、バランスよく必要な栄養成分をきちんと摂ることを心掛けましょう。
とくに必要なのは、ビタミンC・ビタミンA・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミEなどです。
ストレスがたまっていると免疫力が低下して、毛穴の炎症が起こりやすくなってしまいます。
ストレスは、しっかり身体を休めたり、趣味やスポーツなどをしたりして発散しましょう。
たるみ毛穴のケアには、保湿が大切です。
肌が乾燥してしまうと、たるみ毛穴はさらに目立ちやすくなってしまいます。
化粧水や美容液で保湿をして、肌にうるおいをしっかり与えるようにしましょう。
潤いをキープするためには、美容液が必要不可欠です。
とくにセラミドやコラーゲンなどの保湿成分が濃縮されているものがおすすめです。
さらにセルフマッサージも有効となります。
肌に摩擦を与えないようにするために、クリームなどをぬって指のすべりをよくしてから行うようにしましょう。
1.中指と薬指を使って、顎から耳の下へ向かい優しくマッサージをします。
2.口元から耳へ向けて指をすべらせます。
3.頬骨からこめかみへ向かいマッサージをしましょう。
これを各5秒ずつ行いましょう。
あとは、紫外線対策を行うことも大事なことです。
屋外で日焼け止めや日傘を使うのはもちろんですが、屋内でもUVカットのカーテンなどを取り入れるなど紫外線対策をしっかり行いましょう。
詰まり毛穴と同様に、開き毛穴も正しいクレンジングや洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。
またこれらにプラスして蒸しタオルによるケアを行ってもいいでしょう。
さらにおすすめなのが、収れん化粧水によるケアです。
収れん化粧水とは、肌を引きしめることによって皮脂をコントロールし、キメを整えながら美肌に近づける化粧水です。
まず通常の洗顔後に化粧水や乳液・クリームなどのスキンケアをしてから、コットンに収れん化粧水をしみ込ませて毛穴の気になるところにパッティングをします。
またビタミンC誘導体やレチノール、コラーゲンといった成分を含んだコスメを取り入れて、ハリや弾力を増やすケアを行うことも大切です。
基礎代謝が衰えていると、肌のターンオーバーも乱れがちで毛穴に老廃物がたまりやすくなります。
ですから、運動で基礎代謝を上げて、ターンオーバーを正常に戻しましょう。
運動といっても特別なことをする必要はありません。
ウォーキングのほか、お風呂上りや、朝の目覚めに行うストレッチなどもいいでしょう。
普段スポーツに親しんでいる人は、無酸素運動や有酸素運動もOKです。
運動をして心地よい疲労感があると、しっかりとした睡眠がとれます。
良質な睡眠は、ターンオーバーを整え、美肌を作る成長ホルモンの分泌を促します。
そこでまずは腰や脚を重点的に伸ばすストレッチをご紹介していきましょう。
腰や脚はよく使う筋肉なので縮みやすいものです。
定期的にストレッチで伸ばすようにしましょう。
まずは腰のストレッチです。
1.床に仰向けに寝ます。
2.両膝を曲げて膝を抱え込み両膝を胸の方に近づけます。
3.限界まで近付けたら、その体勢で20秒間キープしましょう。
慣れてきたら、そのまま背中をゴロゴロ動かしましょう。
続いて、脚のストレッチです。
1.床に座って、片方の膝はしっかり伸ばし、片方の膝は曲げます。
2.そのまま上体を太ももの裏が張るような感覚があるところまで前に倒します。
3.反対側も同様に行いましょう。
キツイなと感じるようであれば、まっすぐ伸ばした膝を軽く曲げてやってみましょう。
また無酸素運動も効果的です。
無酸素運動は酸素をあまり必要とせず体に負荷をかけるものです。
短時間に強い力を必要とするため、筋肉にある糖質をエネルギーの主原料として使って筋肉量を増やします。
スクワットなど筋肉痛が起こるくらいまで負荷をかけると、筋肉を修復する作用でたくさんの成長ホルモンが分泌されます。
一方、有酸素運動は深い呼吸で酸素を取り入れながらゆっくりエネルギーを燃やす運動です。
体に負荷がかかりにくいのもおすすめのポイントで、20分以上行うと効果を発揮します。
有酸素運動で代表的なものは、ウォーキングやジョギング、そして水泳でなどです。
ウォーキングは運動が苦手でもムリなくはじめられます。
姿勢を正して大きな歩幅で早歩きするのが効果的です。
毛穴が開いてしまうNGなケアとは
毛穴が目立ないようにと誤ってやりがちなのが、クレンジングや洗顔を頻繁に行うことです。
過剰にクレンジングや洗顔を行い必要な皮脂がなくなると、肌が乾燥してしまい、かえって皮脂分泌が盛んになってしまいます。
これが角栓や酸化による黒ずみなどの肌トラブルを招くことになります。
汚れを洗い流すことは大切なのですが、頻繁にクレンジングや洗顔を行わず、朝と夜の2回にとどめましょう。
また毛穴に詰まった角栓を毛抜きやとがったもので抜いてしまうのもNG行為。
毛穴にぱっくり穴が開き、余計に目立ってしまいます。
そればかりでなく、そこから雑菌が入り込んで毛穴が炎症を起こしてしまうことも。
結果的に毛穴が開いて、さらに汚れが詰まりやすくなってしまいます。
あぶらとり紙も使い過ぎないようにしましょう。
使う際には肌をいためないように注意することが必要です。力任せにゴシゴシすることは絶対にしないでください。
回数は控えめに、あまりにも気になるときはティッシュで軽くおさえるくらいでいいでしょう。
(まとめ)毛穴の開きが目立つタイプの人は毎日の生活習慣が大切
2.クレンジングと洗顔の基本を抑えることはどの毛穴ケアにも大切
3.エクササイズを取り入れることも毛穴ケアにつながる
目立つ毛穴開きには、3つのタイプがあります。
それぞれの原因にあわせて対策をしましょう。
またどのタイプでも、良質な睡眠と成長ホルモンの分泌を促すエクササイズは大切です。
日頃から、正しいスキンケアや生活習慣を整えることを心掛け、キレイな肌で過ごしましょう。