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- ジェルタイプ
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毛穴の開きと黒ずみへのオイルクレンジングの効果
正しい習慣を身につけて、毛穴レス肌を手に入れましょう
毎日ケアしているのに、どうやっても落ちない鼻の毛穴の黒ずみ。
つい人と顔を近づけるのを避けてしまう、毎日マスクを手放せないなどという人はいませんか?
もしかするとケアの方法が間違っているのかもしれません。
自分のお肌に合った正しいお手入れ方法で、毛穴スッキリ、ツルツルお肌を目指しませんか?
これから、毛穴についてや毛穴ケアの方法を詳しくご紹介していきます。
毛穴の主な働き
皮膚には、細菌やウイルスなどから身体を守る「バリア機能」の役割があります。
そして、毛穴は皮膚を保護するために発達したものです。
とはいっても、できるだけ毛穴は目立たせたくないですよね。
幼少期は全く気にならなかったのに、いつからか毛穴の目立ちが気になって、あれこれケアを試してはみたけれど…という方は多いかもしれません。
目立ってしまう主な原因として考えられるのが、ホルモンバランスの乱れや加齢によるものです。
お肌に合わせた正しいお手入れを行うことで、毛穴の目立ちを最小限に抑えることができます。
その方法を探るために、まず毛穴の働きについて考えていきましょう。
皮脂分泌
毛穴には皮脂を分泌している皮脂腺があります。
皮脂腺内部の細胞に分泌物が蓄積され、細胞全体が破壊されてあふれ出たものが皮脂といわれるものです。
皮脂は汗などの水分と混ざり合い、皮膚の表面に薄く広がって皮脂膜となり、殺菌作用をもつようになります。
また皮脂には、皮膚からの水分蒸発を抑制し、皮膚を保護・保湿する働きもあります。
皮脂分泌は、お肌を健やかに保つためのとても大切な役割を担っていますが、ほどよい分泌量を保つことが大事です。
男性ホルモンが多いと、皮脂腺が大きくなるといわれています。
女性でもストレスなどで男性ホルモンが過剰になると皮脂腺が発達し分泌量が増加します。
ホルモンバランスを整えることで皮脂分泌量をコントロールすることができ適度な皮脂量でお肌の殺菌・保湿を行えるようになります。
肌の水分調節
毛穴には汗腺があり、そこから汗を分泌しています。
汗腺にはエクリン腺、アポクリン腺の2種類があり、それぞれに汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。
どちらの場合も大量の汗をかくと、その汗とともにお肌の多くの水分が蒸発してしまいます。
また、汗に含まれる塩分がお肌の表面に残ります。
それらが原因で、汗をかくとお肌がカピカピになって乾燥してしまうのです。
そこで、お肌の水分を保つためには、濡れたタオルでやさしく汗を拭き取るのがオススメです。
その方が、余分な発汗や皮膚からの水分蒸発を抑えることができ、お肌の角層の水分を保持できるからです。
毛穴のトラブルの原因
「メイクをすると毛穴が目立って見える」あるいは「ベースメイクが毛穴に落ちて、メイク直しがうまくいかない」などと感じている人はいませんか?
きちんとケアしているつもりでも、お肌の状態は年齢によって変わってきます。
若い頃と同じメイク方法やスキンケア方法では合わなくなってくることがあります。
毛穴が目立つ原因として、毛穴の皮脂やメイクの汚れがこびりついていることが考えられます。
また、乾燥などでお肌の弾力が失われ開いた毛穴がふさがらないことも考えられます。
どちらもお肌のターンオーバーがうまくいっていないことが原因ですが、どうしてそのような現象が起きてしまうのか考えていきましょう。
毛穴の黒ずみの原因
なぜ毛穴に汚れがたまるのでしょうか。
毛穴汚れの正体は、落としきれなかったメイク汚れや皮脂、古い角質などです。
加齢や乾燥また睡眠不足などによりお肌のターンオーバーが乱れると剥がれるべき古い角質が剥がれにくくなり、毛穴がふさがってしまいます。
するとクレンジングや洗顔をいつも通り行っても毛穴から汚れが出にくくなります。
汚れの残った毛穴に皮脂がたまって毛穴表面にこびりついたもの、これが角栓です。
角栓が、空気中の汚れと混ざって酸化すると黒くなります。
それが「毛穴の黒ずみ」といわれるものの正体です。
一度、黒くなってしまうと普段通りのケア方法ではなかなか思うように取れません。
ですが、黒ずみができてしまっても慌てる必要はありません。
お肌にダメージを与えないように時間をかけて毛穴を開いて角栓をふやかし、丁寧にケアを行えば、取り去ることができます。
毛穴が目立つ原因
気になる角栓をピンセットなどで無理やり取ろうとしたことはありませんか?
ピンセットなどで角栓を取ると毛穴だけでなく毛穴周りのお肌を傷つけてしまうことになり、余計に悪化させてしまいます。
また角栓シートもデリケートなお肌には刺激が強すぎてしまいます。
おすすめはベビーオイルと綿棒を使ったケア方法です。
いつものクレンジンと洗顔をした後、市販の綿棒にベビーオイルをたっぷり含ませ、毛穴の気になるところをくるくるマッサージするようにやさしく転がします。
これを洗顔後の開いた毛穴に行うと効果的で、角栓が浮き上がってツルっと出てきます。
そして、皮脂は少ないのになぜか毛穴が目立ってしまう人はいませんか?
もしかするとそれはお肌のたるみが原因かもしれません。
試しに両ほほに手を添えて、顔を斜め上に引っ張ってみましょう。
毛穴が目立たなくなった人はお肌がたるんでいるのです。
お肌のたるみは、重力に逆らうマッサージや、顔の体操などで筋肉を刺激すると和らいできます。
クレンジングと毛穴の関係
クレンジングは、普通の洗顔と違って「油汚れ」を落とすものです。
毛穴に入り込んだメイク汚れを落とすと同時に、毛穴に詰まった角栓やお肌についている過剰な皮脂も絡め取って落としてくれます。
日焼け止めも油分が入っていることが多いため、クレンジングが必要です。
クレンジング料の種類には、
など様々なものがあります。
どれを使っても、お肌に広げてやさしくなじませることが大切です。
お肌のデリケートな人は、種類によっては洗浄力が強すぎてお肌に負担をかけてしまう場合もあります。
クレンジング選びは慎重に行うと良いでしょう。
オイルクレンジングが人気の理由
たくさんある種類の中でも、オイルクレンジングは特に人気があります。
クリームタイプやジェルタイプは、手が濡れていると使えなかったり、時間がかかるわりにメイク落ちがイマイチだったりして敬遠してしまいます。
また、クレンジングと洗顔が一つになったものもありますがポイントメイクが落ちにくいため、シートタイプを併用しているという声もよく聞きます。
二度手間で大変に思う人もいるかもしれません。
その点、オイルクレンジングは洗浄力が高くメイク落ちも抜群です。
手や顔が濡れていても使えるものが多く手早くスッキリ洗い流せてとても便利です。
そんな理由からオイルクレンジングを選んでいる人も多いかもしれません。
ですが、お肌のタイプによっては注意が必要です。
その理由を見ていきましょう。
オイルクレンジングの注意点
オイルクレンジングは手軽でメイク落ちも良く、洗い上がりがさっぱりとしていて人気のタイプです。
ですが、洗浄力が高いがゆえに肌トラブルを起こしやすいという面もあります。
洗浄力が高いということは、油分を取り去るパワーも強いということになります。
人間のお肌にはバリア機能を果たすための最低限の油分、すなわち皮脂が必要です。
最低限の皮脂がないと皮脂膜が機能しなくなり細菌やウイルスからお肌を守れなくなってしまいます。
そんな弱ったお肌では、健康なら跳ね返せる細菌にも抵抗できなくなってしまいます。
その結果、乾燥からくるニキビや吹き出物に悩まされたり、日焼けによるトラブルを起こしやすくなったりします。
手軽で便利なオイルクレンジングは使い方に注意が必要かもしれません。
肌質で使い分けることが必要
お肌が健康で強い人はオイルクレンジングを使っても大丈夫です。
高い洗浄力により濃いポイントメイクなども一度にしっかり落とせて、さっぱりとした洗い上がりが気持ちいいです。
ただ、肌質は日々変化するもので睡眠不足や生活習慣の乱れにより、ホルモンバランスが崩れてお肌が弱ってしまう日もあると思います。
弱っているな、体が疲れているなと感じる時があったら、少し使用を控えた方がいいかもしれません。
また、夏はオイルタイプ、乾燥しやすい冬はクリームタイプなどと季節によって使い分けるのも良いかもしれません。
元々、お肌が薄い人やデリケートな敏感肌の人はオイルタイプを使わない方がいいです。
必要な皮脂や角質まで取ってしまい乾燥やかゆみなどの肌トラブルの原因になります。
手間はかかるかもしれませんが、クリームタイプやミルクタイプのマイルド系のクレンジングがおすすめです。
お肌に必要な油分や水分をほどよく残しながら、おだやかな洗い上がりになります。
マイルド系クレンジングのやり方
- まず、お顔全体にクレンジングを広げメイク汚れと丁寧になじませます。鏡を見ながら行うとなじんでいる状態が実際に見えます。
- その後にクレンジングに合わせた方法で、やさしく拭き取るか、または洗い流すかしてください。
オイルクレンジングの洗い上がりに比べて、しっとり感や保護されている感じが得られると思います。
肌の乾燥に注意
クレンジングにかける時間についても注意が必要です。
オイルクレンジングを行う際には、クレンジング料をお顔全体に広げ、しっかりとメイク汚れとなじませてから洗い流します。
この時、あまり時間をかけすぎないようにしてください。
お肌の強い人であっても長時間のクレンジングはお肌に大きな負担がかかります。
また、ゴシゴシと力を入れすぎるのも禁物です。
摩擦などでお肌の表面に傷がついてしまうからです。
クレンジングはやさしく丁寧に行ってください。
特に乾燥しやすいので、ほほ周りは注意が必要です。
それから洗顔後の保湿はとても大事です。
お肌が乾いてしまう前に化粧水やクリームなどで必ず保湿を行い、水分の蒸発をできるだけ抑えてください。
入浴後の保湿リミットは10分といわれていますが、できれば洗顔後2~3分以内の保湿が好ましいですね。
正しい毛穴ケア
その人それぞれに合った正しい方法でケアを行えば、毛穴は必ず小さくなります。
まずは、自分のお肌状態を知ることが大事です。
テカリが気になるからオイリー肌だと思っていたら、実は乾燥とオイリーを併せ持つ「インナードライ肌」だったということはよくあります。
そういう人は、保湿に力を入れると自然と皮脂分泌も落ち着いてきます。
たっぷり保湿してお肌をやわらかくすることで、自然と毛穴の詰まりが抜けてきて、お肌のきめが整ってきます。
マッサージ
たるみが原因で毛穴が気になるお肌には、フェイスマッサージもおすすめです。
気持ちの良いマッサージを行うことで皮膚の温度が上がり、血行促進効果があるといわれています。
マッサージクリームなどを使い、お肌全体を下から上にらせんを描くように、やさしく、くるくる指を滑らせます。
特にたるみが気になるほほやフェイスラインなどは、やや力を入れて全体が上向きになるイメージで行います。
お顔全体がリフトアップされ、イキイキとした表情になり小顔効果も期待できます。
このマッサージを定期的に続けることで、お顔全体が引きあがり、たるみが原因の毛穴は自然と目立たなくなっていきます。
また、ベビーオイルなどを使ったオイルマッサージは、皮脂腺を刺激して乾燥からお肌を守ってくれます。
同時に毛穴に詰まった汚れも取れ、くすみが解消するといわれています。
泥パック
「泥」を意味する「クレイ」。
どうしても一度に毛穴汚れをスッキリさせたい、という方には即効性の高いクレイパックがオススメ。
クレイパックは、微細な泥粒子が毛穴の奥まで浸透し、通常のクレンジングでは落としきれない油汚れもスッキリと吸い取ってくれます。
主に天然由来成分でできており、敏感肌やアレルギーの人にも安心して使えるのが嬉しいですね。
泥成分に豊富に含まれるミネラルにも触れることができ毒素などを体から排出するデトックス効果も期待できます。
パウダータイプや固形タイプなど様々な種類がありますが、一番使いやすいのがチューブ入りのものです。
そのまま使えて保管場所にも困らず、量も調節しやすいです。
お顔に広げて5~10分程度、忙しい毎日の中でも取り入れられそうですね。
ビタミンC
栄養面で積極的に取りたいものがビタミンCです。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用をもつビタミンです。
また、コラーゲンの合成をサポートし、丈夫な血管や筋肉、皮膚を作るのを助けてくれます。
食生活の中で工夫して取り入れたいですね。
それから、ビタミンC配合のスキンケアアイテムを使用するのもいいですよ。
皮脂の分泌を抑制し、毛穴を引き締めてくれる効果があります。
さらにビタミンCはメラニン生成を遅延させる作用があり、メラニンそのものに対しても黒い色を淡色化する働きがあります。
そのため、毛穴を目立たせなくさせ、シミ対策や美白にも効果的であるといわれています。
ビタミンC配合美容液など、お肌の状態に合わせて使ってみるのもいいかもしれませんね。
保湿
毛穴対策やお肌のたるみに一番大切なのが「保湿」です。
お肌の内部までしっかり保湿することで、子供の頃のようなやわらかい肌に近づくことができます。
化粧水をつけてお肌の表面は潤っていても、なかなか内部まで浸透させるのは難しいです。
そういう時は、迷わずシートパックの使用をオススメします。
お好みのシートマスクをお顔にのせて5~10分待ちます。
時々、お顔の中でシートマスクが届かない部分があると思います。
届かない部分には、薄手のコットンに化粧水をしみ込ませて補助的に使うと気になる部分のパック効果が上がります。
お肌の内部にまでしっかりと浸透させたら、水分が蒸発しないよう乳液やクリームなどでふたをして整えてください。
そうすることで、毛穴のたるみを防ぎ、毛穴が目立ちにくくなります。
まとめ
毛穴の開きと黒ずみをきれいにできるような正しいオイルクレンジングを習慣的にしていくことで、効果を感じられるようになります。
お肌の状態は、年齢や季節などによってすぐに変わってしまいます。
今の自分の肌状態に合ったクレンジングと毛穴ケアを行うことがとても大事です。
毛穴レス肌を手に入れて、気持ちの良い毎日を過ごしたいですね。