肌断食は毛穴のたるみ対策に効果がある?

肌断食は毛穴のたるみ対策に効果がある?

なかなか解消できないたるみ毛穴には、肌断食を試してみましょう

30代後半から始まった毛穴の開きやたるみなどの肌トラブルへの対策、さまざまな情報を集めて実践してみてもなかなか効果が表れず、がっかり…なんてことはありませんか?

そんな中で「肌断食」という美容法が注目されています。有名な美容研究家、女優さんやタレントが行っている美容法ということで話題になりました。

肌の断食とは一体どういうものなのでしょう?

肌断食はその名のとおり、肌に何も与えない・つけない、ということになります。メイクのみならず、基礎化粧品の使用もやめるものです。もともと肌には保湿機能やバリア機能の働きがあり、自然なターンオーバーのサイクルが備わっているはずです。
しかし、私たちが毎日、過度に化粧品を使用していることで、肌がそれに慣れて甘えてしまい、本来のパワーは眠ってしまっています。ですから肌に何も与えないことで、肌本来の能力を回復させるのです。

「急にいつものスキンケアをやめるなんて大丈夫かな?」と心配になりますよね?

これから肌断食とは一体どういうものか、肌に負担のないやり方などについて紹介します。しっかり理解できたら挑戦してみてくださいね。

化粧品により失われてしまったものについて

化粧品により失われてしまったものについて
化粧品に依存し、過度に保湿ケアをすることで肌が慣れてしまい、本来の再生力が失われている可能性があります。また、毎日のしっかりメイクや、クレンジングの洗浄力も強いものとなっており、いずれも肌に相当なダメージを与えています。

そこで肌断食により、基礎化粧品・メイク・クレンジングを見直すことで、肌が休まり、もともとのパワーの復活が期待できます。

肌が荒れているということなので、常日頃から「基礎化粧品を使うが、肌荒れを隠すためにカバー力の強いメイクをする」⇒「強力なクレンジング剤を使って、本来必要な水分や油分を一緒に洗い流してしまう」⇒「肌が荒れる」という悪循環におちいってしまっているはずです。

このループを断ち切るために、肌断食を取り入れてみてはいかがでしょうか?

化粧品にはさまざまな成分が含まれており、中には少量でも体に有害な物質や人によってはアレルギーを引き起こす可能性がある物質もあります。そういったものからできるだけ離れるためにも肌断食はおすすめです。

肌断食をするにあたって

「余計なものは体につけないのが一番」とわかってはいますが、人それぞれ事情があるかと思います。たとえばメイクについてです。

人前に出るのでメイクをしなければならない、という立場の人もいるでしょう。また乾燥肌のため、油分の補給が欠かせないという人もいるかと思います。

そういった人はできる範囲で、肌断食に取り組んでいけばよいのです。

  • 毎日使っているものを減らす
  • お休みの日だけ肌断食をする など

不必要な化粧品を生活の中から省いていくことで、次第に肌本来の力がよみがえってくるのです。

「完全な肌断食」は、毎日洗顔後も一切の基礎化粧品を使わず、メイクも全くしないということになります。それができればよいのですが、現実的にはなかなか難しくなります。

ですから、緩いアプローチで「できるところから肌断食」という方法も紹介していきます。

完全な肌断食

水またはぬるま湯を使って洗顔するのみ、のケアです。皮脂汚れが気になるときだけ、無添加の石けんを使って洗顔する程度で、他は洗顔料も使いません。

洗顔後には化粧水はもちろん、基礎化粧品をつけないようにします。乾燥が気になるときはワセリンを塗ります。

もちろんノーメイクで、これを毎日続けていきます。

数週間たって期待できる改善点

化粧品によるダメージから回復し、肌が強くなったことがわかります

もとは荒れてカサつきやすかった肌に潤いがでて、ハリと弾力が生まれたのを実感できると思います。ゴワゴワした感じも解消され、みずみずしい肌になっているはずです。

皮脂の分泌がちょうどよいバランスになります

カサカサせず、かといって決してあぶらっぽくはなく、ちょうどよいバランスで皮脂が分泌されるようになります。ツヤがあるキレイ肌になっているはずです。

毛穴トラブルやニキビなどの肌トラブルの改善

たるみ・開き・詰まりや黒ずみが気になっていた毛穴が目立たなくなり、全体がキメ細かな肌になります。ニキビなどの吹き出物も見られなくなります。

いきなりすべてのスキンケアをストップすると、肌にダメージがあるかも?と心配な場合は、使用している化粧品を徐々に減らしていくとよいでしょう。

クレンジング剤→洗顔料→クリーム→乳液→美容液→化粧水、の順で減らして、最後には「水かぬるま湯での洗顔のみ」としていくのがおすすめです。

できる範囲で肌断食に挑戦しましょう

できる範囲で肌断食に挑戦しましょう
昼間は仕事をしているとか、人に会わなければならない場合、メイクをしなくてはなりません。また一日中、全く何のスキンケアもしないというのはちょっと…という人もいることでしょう。

そういった人のために、できるところから肌断食に取り組む方法を紹介していきます。

夜だけ肌断食

日中仕事がある人や、外出する用事がある場合、ノーメイクというわけにはいきません。また基礎化粧品やメイク料には日焼け止め成分が含まれているので、それをつけずに紫外線対策をしないというのも心配です。

そういった場合は、夜の間だけ肌断食を行いましょう。
肌の再生は眠っている間に行われているので、本来の力が引き出されやすくなります。

朝は普通にスキンケアとメイクをします。そして夜、メイクを落として洗顔をした後は、基礎化粧品を何もつけず、そのまま眠ります。

その時にもし、乾燥が気になるようであれば、シンプルな成分の化粧水やワセリンで保湿します。

翌朝になったら普通に洗顔し、基礎化粧品でスキンケアをして、メイクをします。

洗顔するのは、寝ている間に分泌された余分な皮脂や、顔についたホコリを洗い流すためですが、今まで使っていた洗顔料で構いません。

しかしできれば、添加物の少ないものや、純石けんなどを使っていくのがベストです。

同様に基礎化粧品やメイク料もシンプルな成分のものがよいでしょう。

とくにメイクは、カバー力が強いものだと、洗浄力の強いクレンジングを使わなければなりません。すると肌にあった潤いまで洗い流してしまうことになります。

ですからシンプルな成分の洗顔料や純石けんだけで洗い流せるようなメイク料を使うのがおすすめです。お湯だけで洗い流せるものもあるので探してみてください。

ミネラルファンデーションやフェイスパウダー、お湯で落とせるCCクリームやポイントメイク料などを使って、肌に負担をかけないように心がけるようにしましょう。

休日だけ肌断食を行う場合

仕事や用事がある日は、スキンケアやメイクをしなくてはなりませんが、予定のない休日だけ肌断食を行ってみるのもよいでしょう。

仕事の休みが週末ということで連休であれば、断食期間を続けることができ、なお効果的です。

休みの前日の晩に、クレンジングや洗顔をしておきます。優しい洗顔料や石けんを使います。その後にスキンケアの化粧品は使いません。

翌日、休みの朝は水かぬるま湯で洗顔します。皮脂のべたつきが気になるようであれば、石けんを使います。

その後のスキンケアは行わず、一日過ごします。

その夜の洗顔は、できれば水かお湯のみ、汚れがあれば石けんで洗顔します。同様にスキンケアは行いません。

翌朝、休み明けの日には、普段と同じ用に洗顔し、スキンケアをしてメイクをして日常に戻ります。

数日間の肌断食ですか、肌がずいぶん変わったことを実感できると思います。

肌断食の注意点

もともと肌の弱い人や、アレルギーなどで皮膚の治療を受けている人などは、肌断食に向いていないので行わないようにしましょう。

肌断食をすることで乾燥が進み、症状が悪化してしまうおそれがあります。医師の指示通りの、いつものスキンケアを続けてください。

また日焼け止めが含まれている基礎化粧品やメイク料を使わないことで、紫外線に直接さらされることになります。

外出せず家の中にいても、窓から紫外線が入り込んでそれを浴びてしまっているのです。また洗濯物を干したり、少しだけ屋外に出たりといったことで紫外線の影響をうけてしまいます。

そこで肌断食の期間中であっても、日当たりのよい室内にいる時や、短時間でも屋外へ出るのであれば、なるべく成分に添加物の少ない日焼け止めを選んで塗る等の対策をしましょう。

こんな症状が出たら肌断食は合っていない…?

こんな症状が出たら肌断食は合っていない…?
肌断食を始めたため、急に保湿化粧品の使用を中止したことで、別の肌トラブルが起きてしまう場合があります。

乾燥による影響

それまでは化粧水や乳液やクリームなどで保湿していたのに、それをやめたことで、肌の水分や油分が不足してしまいます。肌の表面がカサついたり、ごわついたりして見た目にも美しくありません。
また、乾燥した肌のままでいるとバリア機能を補おうとして皮脂が多く分泌されてしまい、オイリー肌気味になったり、さらには過剰な皮脂により吹き出物ができたりしてしまうこともあります。
様子を見て、天然成分でできた基礎化粧品を使って保湿を行いましょう。あまりにも悪化してしまった場合は皮膚科医の診察を受けてください。

紫外線のダメージ

日焼け止めを使わなかったことで紫外線によってシミやシワやたるみができやすくなってしまいます。ですから肌断食をしているときでも、外出時には日焼け止めを塗りましょう。とくに肌が無防備な状態ですので、体を覆うような服装を心掛け、帽子や日傘を使うようにしましょう。

(まとめ)自分にあった肌断食で、毛穴の開きやたるみなどの肌トラブルに対処しましょう

1.過剰なスキンケアやメイクにより、肌本来の力が失われている
2.肌断食により、今までのスキンケアの習慣を見直して、肌本来の力がよみがえる
3.肌断食にはさまざまな方法があるので、自分にあったものを行う
4.乾燥が気になるときはワセリンなどを使い保湿する
5.紫外線対策を怠らない

肌断食では、添加物の入ったメイク料や洗浄力の強いクレンジング剤の使用をやめることで肌を休ませます。また過剰なスキンケアに甘え、失っていた本来の力をよみがえらせることができます。

肌断食にはいくつか方法があるので、自分にあったやり方を選んでください。続けていけば、自然で健康的な美肌になれることでしょう。

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