- 偏った食事
- お酒の飲み過ぎ
- 過度のストレス
- 睡眠不足
- 喫煙
30代はお肌の水分が低下するって本当?
水分不足の乾燥肌は加齢と間違ったスキンケアが原因です。
30代も後半のになると、お肌の乾燥が気になりだしたという方も多いのではないでしょうか?
毎日のスキンケアで、洗顔後にたっぷりの化粧水や美容液をつけても、お肌のカサカサが良くならないと徐々に感じてきます。30代のお肌の乾燥は、水分不足によるものです。
水分量が整っているお肌というのは、水分と油分のバランスが保たれている状態のお肌をいいます。その理想は「水分が8割、油分が2割」とされています。
お肌の水分量は多ければよいというわけではなく、油分も必要なのです!
乾燥を招く、お肌の水分不足は体内で水分が蒸発していることが原因です。お肌の表面に並んでいる角層細胞のすき間を埋める「細胞間脂質」は、加齢とともに減少していきます。
そうすると、お肌はすき間があいた状態になってしまい水分が蒸発しやすくなるのです。この細胞間脂質の減少は、加齢の他にも「間違ったスキンケア」「食事や生活習慣」なども関係してくると言われます。
美しいお肌を取り戻すためには、30代の今こそ「お肌の水分量を上げるケア」がとても重要なのです!
30代のお肌の水分量を上げるおすすめケア
お肌の水分量が低下すると乾燥だけでなく、ハリや弾力がなくなったり、小じわやほうれい線が目立ってきます。また、顔全体がたるんで一気に老け顔の印象になってしまいます。
お肌を守る機能も低下するので、紫外線やアレルギーなどに強く反応してしまい、それら外部からの刺激が原因となって、シミ・シワ・肌荒れなどのトラブルを起こしやすくなります。
また、乾燥肌はそれ以上の水分蒸発を防ごうとして、過剰な皮脂分泌を招くことになります。すると肌表面はオイリーで、内部は水分不足状態のインナードライ肌になる可能性もあります。
水分不足がお肌の新陳代謝と言われるターンオーバーを乱し、お肌の老化を進行させることにもなりかねません。次では、お肌の水分量が減少する原因を説明していきます。
お肌の水分量が下がる原因とは?
赤ちゃんのお肌の水分量は50%以上といわれています。それが大人になるにつれて減少していきます。
50%の水分量をキープしている人はなかなか存在しないでしょう。それはどうしてなのか原因を説明していきます。
加齢とともに、皮膚の真皮という層にあるヒアルロン酸が減少していきます。ヒアルロン酸はお肌の水分を保ち、ハリや弾力のあるお肌を維持するためには不可欠です。
このヒアルロン酸が減少するということは、お肌の水分も低下して水分不足になりやすくなります。また角質層にある細胞間脂質は、お肌の水分を保持する役割がありますが、年齢を重ねるとこの力も減少していきます。
紫外線を大量に浴びてお肌がダメージを受けると、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーが早まります。そうするとバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすいお肌へとなってしまいます。
洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を普段から使い続けていると、お肌に必要な「皮脂」「角質」「細胞間脂質」「天然保湿因子」などの保湿成分が洗い流され、水分不足を招きます。
また、洗顔のし過ぎや洗顔時にお肌をゴシゴシとこすり洗いしたことが刺激となり、お肌のバリア機能を低下させてしまいます。その結果、お肌の水分量を低下させてしまいます。
空気が乾燥する季節や、夏のエアコンが効いた部屋に長時間いるなど、乾燥した環境で過ごしているとお肌の水分量は減りやすくなります。
下記は、お肌のターンオーバーを乱す原因です。
ターンオーバーの乱れは、お肌のバリア機能も弱めてしまうので、結果としてお肌の水分量の低下を招きます。
お肌の水分量を上げる方法(1) スキンケアの見直し
毎日のスキンケアは美肌づくりの基本です。お肌の水分量をアップさせるのも、正しいスキンケアでのお手入れが重要です。
クレンジング剤、洗顔料は毎日使うものです。洗浄力の強いものは、お肌へのダメージも大きくなります。お肌に優しいタイプのクレンジング剤・洗顔料を選びましょう。
クレンジング剤は、メイクを拭き取るシートタイプや、界面活性剤が大量に入っているオイルタイプがもっとも洗浄力が強く、お肌への刺激も強くなっています。
おすすめは、クリームタイプやミルクタイプです。お肌への刺激も少なく、優しくメイクを落としてくれます。
洗顔料は原材料がシンプルなものがお肌に優しくておすすめです。合成界面活性剤・合成着色料・合成香料・アルコール・バラペン・防腐剤などが入っていないものを選びましょう。
洗顔は1日2回までが目安です。夜だけ洗顔料を使って、朝はぬるま湯で顔を流すだけでも十分汚れは落とすことができます。
洗顔のし過ぎは、お肌に必要な皮脂などを流してしまい、水分量が減る原因へとつながります。
洗顔は毎日行うものです。間違った方法を続けては、お肌がダメージを受け、さまざまな肌トラブルを招いてしまいます。
正しい洗顔方法を身につけましょう。
洗顔料をよく泡立てて、キメの細かいたっぷりの泡をお肌に載せて洗っていきます。その際に手でゴシゴシとお肌をこすらずに、泡を転がすように洗うのがポイントです。
たっぷりの泡に皮脂汚れが吸着されていくので、こすり洗いは一切必要ありません。すすぎはぬるま湯で丁寧に流します。
お風呂のシャワーを直接、顔に当てて洗顔料を流すのはNGです。シャワーの水圧が刺激となり、お肌を傷めつけてしまいます。
優しく丁寧に洗顔することが、お肌の水分量をアップさせます。
お肌の水分量を上げる方法(2) 保湿ケアの見直し
洗顔後はすぐに保湿ケアを行います。目安は3分以内です!
それ以上、時間をおくと角質層の水分がどんどん蒸発していきます。洗顔後は、化粧水⇒美容液⇒乳液⇒クリームの順に塗ってしっかりと保湿します。
保湿ケアで使用する化粧品は、角質層に潤いを補う美容成分が配合されたものを選びましょう。おすすめの美容成分は、以下の保湿成分です。
- セラミド1
- セラミド2
- セラミドAP
- セラミドNP
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- プラセンタエキス
適量を手に載せて温めてから使うとお肌への浸透力が高まります。両手で顔全体を優しく包み込むようにして、化粧水を浸透させていきましょう。
コットンに500円玉大を目安に化粧水を染み込ませ、お肌に密着させたままコットンを優しく滑らせていきます。その際「顔の中心から外側へ」「上から下へ」とつけていきましょう。
お肌の水分量を上げる方法(3) コットンパック
乾燥が気になる時にコットンを使ったパックがお肌に潤いを与えてくれます。手軽にできるパックなので、スペシャルケアとして週1〜2回取り入れてみてはいかがでしょう。
- コットンを水で濡らして、軽くしぼります。
- コットンに化粧水をたっぷりと浸して、5枚に分けます。
- コットンをおでこ、両頬・鼻・顎に載せます。目元がカサついている場合は目元にもコットンを載せましょう。そのまま2〜3分ほど置きます。
- コットンを外して、普段通りの保湿ケアを続けて行います。
コットンが乾いてしまうほど長時間、パックを載せておくのはやめましょう。お肌の水分も一緒に蒸発してしまい、乾燥肌を招く原因になります。
お肌の水分量を上げる方法(4) 血行促進
身体の冷えは、血流を悪くし身体のすみずみまでは栄養が行き渡らなくなります。お肌に十分は栄養が送られないと、お肌の新陳代謝と言われるターンオーバーが正常に機能せず、お肌の表面に古い角質が蓄積されていきます。
古い角質には水分を保持する力がないので、お肌が水分不足となります。改善するためには、血行を促進してターンオーバーを正常に戻すことです。
- 洗顔後の保湿ケアしたお肌に行います。いつもより化粧水を多めにつけておくとよいでしょう。
- 水で濡らしたタオルを電子レンジで加熱して蒸しタオルをつくります。
- 蒸しタオルを広げて、顔に載せても熱くない温度になったら顔全体に載せて2〜3分ほどおきます。
- タオルをはずします。美容液または植物オイルを手のひらに載せて、顔全体に優しくつけていきます。お肌をこすらず、顔を押さえるようにしながらつけるのがポイントです。
- 乳液またはクリームをつけます。手のひらで顔全体に乳液を押し込むように載せていきます。3秒間押し当ててパッと離す、というのを数回繰り返します。
水分量を上げるための日常生活で気をつけたいポイント
お肌の水分量に上げるためには、外からのアプローチだけでなく、身体の内側からのケアも不可欠です。
日常生活で気を付けたいポイントを紹介します。
とくにお肌の水分量を上げるセラミドを含む食材を積極的に食べましょう。セラミドを多く含む食品は、コンニャク・大豆・小豆・小麦・牛乳・ワカメ・ヒジキ・ゴボウなどです。
お肌のハリと弾力を維持するコラーゲンをつくるビタミンCも大切です。緑黄色野菜や果物に豊富に含まれています。
睡眠不足はお肌のターンオーバーを乱し、水分量を低下させる原因となります。睡眠中に成長ホルモンを大量に分泌させるためには、深い眠りに付くことが大切です。
ストレスは睡眠不足につながります。適度な運動で汗を流しストレスを解消すれば、夜はぐっすりと眠りにつけるでしょう。
(まとめ)30代のお肌の水分量を上げる、4つの方法
2.保湿ケアの見直し
3.コットンパック
4.血行促進
以上の4つのポイントを日常生活に取り入れることで、お肌はみずみずしく潤い、美肌を取り戻すことができます。
またお肌の水分量は、化粧品カウンターなどで測定してもらうことができます。
スマートフォンのアプリや、自宅で測定できる美容機器など手軽なアイテムもあるので、自分のお肌の水分量を測定してみましょう。