- 一番外側にある層
- 表皮の中でも一番上にある層を「角質」と呼ぶ
- 保護作用がある
毛穴をなくしたい!毛穴の開きや黒ずみの原因とスキンケア対策
自分の肌と体に向き合うと毛穴は変わる
「毛穴さえなければいいのに」と思ったことはありませんか。毛穴トラブルは女性に多い悩みです。
しかし、肌の奥に存在する毛穴は消すことができません。では、どうしたら毛穴が目立たない美肌になれるのでしょうか。
ここでは、毛穴のはたらきやトラブルの原因、適切なケア方法などについて詳しくご紹介します。
肌の構造と毛穴のはたらき
「毛穴」という言葉を知っていても「どこにあって何をしているのか」まで知っている方は少ないはずです。まずは、毛穴がある肌の構造からひとつひとつ確認していきましょう。
- 肌の中心となる層
- 血管、リンパ管、神経、皮脂腺、汗腺、毛根がある
- 弾力やハリを保ち、肌を支えている
- 脂肪細胞がある
- クッション性がある
- 体温を維持する
さて、真皮から表皮へ貫くように伸びているのが「毛」です。毛は、肌表面から外に出ており、その毛の出口を「毛穴」と呼びます。
この毛穴の奥には皮脂腺という皮脂を作り出す腺があり、皮脂は毛穴を通って体の外へ出されます。つまり、毛穴は皮脂を分泌する役割があるということです。
その後、皮脂は汗と混ざり合い「皮脂膜」を作ります。この皮脂膜は、弱酸性で雑菌の侵入や増殖を抑える殺菌作用があり、皮脂膜が肌全体や毛の表面を覆うことで、外からくる液体や雑菌の侵入を防いでいるのです。
つまり、美肌を維持するためには「毛穴」こそがなくてはならない存在なのです。
増える毛穴トラブル
年々、毛穴トラブルが増えると「毛穴の数が増えたのでは」と疑問に思っている方もいるかもしれません。しかし、実際には毛穴の数は生まれたときから同じで、変わることはありません。
では、なぜこのような毛穴トラブルが発生してしまうのでしょうか。ここでは、よくある毛穴トラブルの3つをご紹介します。
自分に当てはまるところはないか確認してみてください。
毛穴が開く原因の多くは、皮脂の過剰分泌です。皮脂を作り出す皮脂腺は、毛穴の奥にあり思春期に発達します。
20代以降は徐々に小さくなりますが、もともと鼻のまわりは毛穴が開きやすいものです。
- 肌質
- 季節
- ホルモンバランス
などによって、皮脂が過剰分泌されると毛穴に炎症が起こります。
すると、肌表面にある角質がどんどん硬く厚くなり、毛穴が開いた状態が続きます。こうなると、洗顔後など肌がきれいな状態でも、毛穴が開いたまま閉じることがありません。
また、毛穴が開く原因には食べ物も関係しています。脂肪分の多いものを食べ過ぎると皮脂が増加し、皮脂に押し出されるように毛穴が開いてしまうのです。
- 春や夏に起こりやすい
- Tゾーンがベタベタしている
- 脂性肌または乾燥肌
- メイク崩れしやすい
- 脂っこいものをよく食べる
「使い終わった食用油が茶色く濁る」「自転車がさびる」、そのような光景を目の当たりにしたことはありませんか?
これらの現象は、物質が酸素と結びつくことで起こる「酸化」によるものです。
実は、この酸化が肌でも起きています。とくに、濃いメイクやこってりとしたクリームを使用したときは要注意です。
正しい洗顔をせずに、そのまま放置するとメイク汚れや皮脂が毛穴に残ります。そして、その汚れが時間とともに酸化して黒くなるのです。
また、本来、肌には新しい細胞を作り、肌の健康を維持するという新陳代謝の機能があります。もし、メイク汚れによって毛穴が詰まると、この基本的な肌の機能まで奪われてしまいます。
すると、黒ずみも消えず、ポツポツと毛穴が目立つのです。
- 夏に起こりやすい
- 鼻やそのまわりがザラザラしている
- メイクしたまま寝てしまう
- ニキビができやすい
毛穴がたるむ原因は、主に加齢にあります。年齢を重ねていくと、真皮にある「コラーゲン」「エラスチン」といった弾力やハリを作っている組織が弱まり、たるんできます。
さらに、私たちの体は常に重力に引っ張られています。これは、毛穴も同じです。
毛穴も下に引っ張られて、毛穴の形が楕円形や涙形になってしまうのです。毛穴のたるみは適切にケアをしないとさらに悪化します。
紫外線や乾燥などによって毛穴のたるみが進行すると、毛穴と毛穴がつながってシワのような深い溝ができ、老け顔になってしまうのです。毛穴のたるみを見つけたら、すぐにエイジングケアをスタートさせましょう。
「シミ」「シワ」「くすみ」など、将来、顔全体に起こる老化を遅らせることができます。
- 乾燥肌
- シワがある
- 頬の毛穴が気になる
- 毛穴が楕円形や涙形である
- 30代以上である
毛穴の悩みを解消する基本のスキンケア方法
毛穴の悩みを抱えていると、汚れを落とすことばかりに夢中になってしまいます。なかには、ゴシゴシと力を入れて洗顔をしたり、汚れを取ろうと指で毛穴を押したり、独自のスキンケアを行っている方もいるかもしれません。
しかし、このような間違ったスキンケアを続けていては、肌も毛穴も悲鳴を上げてしまいます。実際に、洗顔やクレンジングをし過ぎると、必要な皮脂まで落ちて乾燥につながるのです。
そして、乾燥すればするほど、肌を守ろうと大量の皮脂が毛穴から出て、さらなる毛穴トラブルを招いてしまいます。そこで大切になることが、肌への刺激を最小限に抑えるスキンケアです。
やさしく洗い、保湿を続ければ、自然と毛穴が目立たなくなります。さっそく、正しい洗顔やスキンケアを実践して毛穴から美しくなりましょう。
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液・クリーム・乳液
- 紫外線止め
- メイク
朝は、洗顔料で汚れを落とすことからスタートしましょう。寝ている間にかいた汗、アカ、空気中のホコリなどが、想像以上に顔についています。
清潔を保つためにも、洗顔料を使って汚れを落としましょう。その後に使う化粧水の浸透もスムーズになります。
- 原料がシンプルで安心
- 環境にやさしい
- アルカリ性が多い
- スッキリとした洗い上がり
- チューブに入っている洗顔料が多い
- 洗浄力が強いタイプと弱いタイプがある
- しっとりタイプからさっぱりタイプまでさまざまな洗い上がり
- 泡を作る手間が省ける
- 界面活性剤が配合されている場合が多い
- やや刺激が強い
- ぬるめのお湯で顔をすすぐ
- 泡立てネットを軽く濡らして、洗顔料を含ませ泡立たせる
- 泡をTゾーンにのせる
- 頬、あごなど、顔全体に泡を広げる
- 指の腹で円を描くように洗い上げ、デリケートな目や口はそっと洗う
- たっぷりのお湯ですすぐ
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液・クリーム・乳液
メイク汚れを落とすクレンジングは、夜のスキンケアの基本です。では、なぜクレンジングしなければいけないのでしょうか?
例えば、油つきの食器を水洗いしても油が水をはじいてきれいに落ちません。理由は水と油が混ざらないからです。
これと同じように油性のメイク汚れは水洗いでは落とせません。そこで必要となるのがクレンジング料です。
クレンジング料には、水と油をなじみやすくする界面活性剤が配合されています。このため、油性のメイク汚れがよく落ちるのです。
- 油分が多い
- 界面活性剤が少なめ
- 刺激が少ない
- やや油分が多い
- 保湿力がある
- 肌への刺激が少ない
- 界面活性剤が多め
- やや刺激がある
- しっかりメイクする方向き
- 乾いた手にクレンジング料を適量取る
- Tゾーンから顔全体になじませる
- 鼻のまわりを指の腹でクルクルと円を描くようになじませる
- ぬるま湯を少し手に取り、クレンジング料をなじませていく
- 白くなってきたら、お湯ですすぐ
⇒毛穴対策・乾燥肌におすすめなクレンジングの選び方
毛穴の開きやたるみといったトラブルは、乾燥から起こることもあります。乾燥を防ぐために、化粧水で水分補給をしましょう。
また、化粧水は、毛穴の引き締めや汚れの拭き取りなどの目的で使用することも可能です。肌タイプや自分の好みに合わせて選びましょう。
- 両方の手の平に化粧水を適量取る
- 顔の中心から外側へ向かって、顔全体を包むようにやさしくなじませる
- 乾燥が気になる部分や首にもなじませる
- セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどを配合
- うるおいを与える
- 肌のバリア機能を高める
- 乾燥肌向き
- アルブチン、ビタミンC誘導体、プラセンタエキスなどを配合
- シミの原因となるメラニンの生成を抑える
- 肌の透明感を高める
- シミやソバカスが気になる人におすすめ
- コエンザイムQ10、レチノール、コラーゲンなどを配合
- 肌の老化を予防する
- シミ、シワ、たるみ、くすみなどが気になる人におすすめ
- アーチチョーク葉エキス、ハマメリスエキス、塩化ナトリウムなどを配合
- 毛穴を引き締める
- キメを整える
- 脂性肌向き
毛穴と紫外線は関係がないようにみえますが、それは間違いです。肌老化の原因の80%が紫外線といわれるほど、紫外線のダメージは大きいものです。
とくに、毛穴の黒ずみがリング状になっている方は要注意です。紫外線対策が不足しているかもしれません。
紫外線を浴びると細胞を守るためにメラニンが生成され、黒い色素で紫外線をブロックします。通常、このメラニンは肌の新陳代謝とともに排出され肌の状態もリセットされます。
しかし、紫外線を大量に浴びたり肌の新陳代謝が悪かったりすると、メラニンが排出されずに残ってしまいます。そして、最終的に毛穴が黒くリングのようにみえてしまうのです。
- SPF10~20/PA+ 日常生活(散歩や買い物など)
- SPF20~30/PA++ 屋外での軽いスポーツやレジャーなど
- SPF30~50/PA+++ 炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツなど
- SPF50以上/PA++++ 非常に紫外線の強い場所や紫外線に特別敏感な人たちなど
参考サイト:日本化粧品工業連合会 編「紫外線防止用化粧品と紫外線防止効果」より
紫外線止めには、「SPF」「PA」という表示があります。これは、紫外線止め効果を表す指数です。
「SPF」の数値が高いほど、「PA」の+が多いほど、紫外線のカット力が強いといえます。しかし、紫外線止めのカット力が強いほど肌への刺激が強く、シミやソバカスの原因になることもあります。
そのため、デイリー用とアウトドア用で使い分けるようにしましょう。
毎日のケアにプラス!毛穴タイプ別のスペシャルケア
「毎日スキンケアしているのに毛穴が目立つ」という方はいませんか。これは、コップに茶渋がこびりつくのと同じように、毛穴に汚れや皮脂が蓄積されて、通常の洗顔やクレンジングでは落とせなくなっているからです。
そんなときは、毎日のスキンケアにスペシャルケアをプラスしましょう。スペシャルケアを行うと、肌の新陳代謝がスムーズになり、毛穴だけではなく肌全体が元気になります。
最近では、
- 毛穴パック
- スクラブ洗顔
- シートマスク
など数多くのスペシャルケアが登場し、デパートの化粧品コーナーやドラッグストアなどでも、手頃な価格で手に入るようになりました。ただ、たくさんあるスペシャルケアの中から、自分に合うものを探すのは難しいものです。
なかには、肌への負担が大きいものもあり、適切なスペシャルケアを行わないと、肌にも毛穴にも逆効果です。そこでここからは、より効果的なケアを行うために「毛穴のタイプ別のスペシャルケア」をご紹介します。
自分の毛穴タイプに合わせて、実践してみてください。
開いた毛穴を改善するには、毛穴を清潔にして引き締めることです。まずは、洗顔方法や洗顔料を見直してください。
洗顔時は、泡の質に注意しましょう。しっかり泡立っていないと、肌への負担が大きくなり、毛穴を刺激してしまいます。
イメージは、角が立つ生クリームのような泡です。泡立てネットを使用して、濃厚な泡を作り、泡で汚れを落とします。
次に、毛穴を引き締めるスペシャルケアとして「シートマスク」を取り入れましょう。シートマスクには、化粧水やクリームよりも細かい粒子の美容成分が配合されています。
毛穴の奥深くまで美容成分が浸透して毛穴を引き締め、メイクののりも良くなります。
- 化粧水後、使用する
- シートマスクを顔全体に密着させ、なじませる
- 10分程度、置く
- シートマスクをはがす
- 長時間肌にのせず、週1~2回程度で使用する
たるみ毛穴の改善には、肌のハリや弾力を与えるために保湿が必須です。化粧水はもちろんのこと、乳液やクリームを活用して水分の蒸発を食い止めましょう。
スペシャルケアとしては「フェイスマッサージ」がおすすめです。顔の筋肉が衰えると「たるみ毛穴」が悪化してしまうため、フェイスマッサージで筋肉を動かしましょう。
顔に溜まった老廃物を排出するのに役立ち、表情も明るく豊かになります。
- 両手の平にマッサージクリームをたっぷり取る
- マッサージクリームを手で温める
- おでこ、頬、鼻、あごに、マッサージクリームを置き、顔全体に広げる
- あごからこめかみへ、クルクルとらせん状に手をすべらせる
- おでこの中央から外側へ、両手を動かす
毛穴の黒ずみを早く取ろうと「はがすタイプの毛穴パック」を使用している方も多いかもしれません。確かに効果的な方法にみえますが、実際はどうでしょうか。
実は、必要な角質まで取り、本来肌が持っているバリア機能を奪ってしまう可能性があるのです。そこで、おすすめするのが「ピーリング」です。
ピーリングとは、AHA(グリコール酸)やBHA(サリチル酸)といった酸を配合した化粧品を使用して、余分な角質を溶かして除去する方法です。次に使う化粧水や美容液の浸透をスムーズにしたり、毛穴の塞がりを防いでニキビをできにくくしたりする効果が期待できます。
- 使用方法は、洗顔後、コットンにローションをたっぷり含ませてやさしく拭き取る
- 朝の洗顔の替わりとして使用できる商品もある
- 使用方法は、通常の洗顔と同じ
- 鹸化法でつくってあればグリセリンが残っているので、マイルドな洗い上がり
- 使用方法は、ジェルを顔全体になじませてぬるま湯で洗い落とす
- 洗顔、クレンジング、ピーリングが同時にできる商品もある
自分の肌タイプに合わせて化粧品を購入したのに、実際に使うと肌に合わないという話をよく聞きます。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
そもそも肌タイプとは、体質によって決まる、肌の状態のことをいい、これは生まれ持ったもので変わることはありません。
しかし、
- 気温
- 体調
- ホルモンバランス
などは日々変化しています。
肌は、これらの影響を受けているのです。たとえば、「昨日は脂性肌、今日は乾燥肌」というケースもあります。
つまり、もともとの肌タイプに合わせるのではなく、その日の肌の状態に合わせたケアが必要ということです。そこでここからは、肌タイプの特徴やその変化に合わせた毛穴対策をご紹介します。
「カサカサ」「ゴワゴワ」するというのは、乾燥して肌の表面にある角質が乱れている証拠です。
肌の表面が平らではないため光の反射がきれいにできず、「開いた毛穴」や「たるみ毛穴」も目立つようになります。
- カサカサする
- 粉をふく
- 洗顔すると肌がつっぱる
- シワが多い
- 比較的ニキビが少ない
- 洗い過ぎ(洗浄力の弱い洗顔料やクレンジング料に切り替える)
- 加齢(エイジングタイプの化粧水に切り替える)
- 刺激のあるケア(ピーリングやスクラブ洗顔を控える)
- 水分や油分不足(化粧水後、クリームや乳液をたっぷりとつける、シートマスクをする)
- 長風呂(入浴時間は15分程度、湯上がりにコップ1杯のお水を飲む)
- 紫外線(紫外線止め、日傘、帽子などを使用する)
- 空気の乾燥(スチーム器や加湿器を使用する、湿度は50パーセント以上が理想
脂性肌の方は、皮脂が多いため皮脂が毛穴を押し上げて、毛穴が開きやすくなります。
さらに、その皮脂を放置すると酸化して、毛穴が黒ずむ原因になります。
顔はもともと皮脂腺が多い部位ですが、気温や湿度が高い夏場は、とくに皮脂が出やすくなるので注意しましょう。
- ベタベタする
- 洗顔しても肌がしっとりしている
- メイク崩れしやすい
- ニキビがある
- 皮脂汚れがある(油を溶かす性質があるエタノール配合の化粧水に切り替える)
- クリームなど油分の多いケア(さっぱりしたテクスチャーのケアに切り替える)
- 乾燥による皮脂の過剰分泌(2度洗いをやめる、Tゾーンのみなど部分的にピーリングする)
毛穴の開きを目立たなくさせる方法
次に、毛穴をカバーする方法をマスターしましょう。用意するのは「メイク下地」です。
メイク下地を上手に使えば、肌の表面が平らになってメイクのノリも良くなります。使い方は、毛穴の気になる部分に微量のメイク下地を軽くたたくように広げていきます。
- 乾燥肌は保湿効果のあるメイク下地
- 脂性肌は皮脂吸着パウダー入りのメイク下地
がおすすめです。
ポイントは、メイク下地の量です。毛穴をカバーしようと大量に塗りたくなりますが、かえってメイクがヨレて毛穴も目立ってしまいます。使用量は米粒くらい、微量でもカバー力を発揮します。
メイク後、皮脂が気になる場合は、あぶらとり紙を使用してください。あぶらとり紙は、メイク崩れを予防し、余分な皮脂を取る役割があります。
皮脂の酸化も抑えてくれるので、毛穴の黒ずみ対策にもなり一石二鳥です。
結婚式やパーティーなどイベントを控え、一刻も早く毛穴をきれいにしたい方もいるでしょう。そんなときは、「ディープクレンジング」がおすすめです。
ディープクレンジングとは、肌や毛穴の大掃除のことです。エステや美容クリニックでも気軽に施術を受けることができますが、自宅でも簡単に行うことができます。
また、最近ではディープクレンジングを促すためのスチーム器もあります。昔に比べると、コンパクトで価格も手頃なものがあるためスチーム器を活用しても良いでしょう。
- メイクを落とす
- 水で濡らしたタオルをしぼり電子レンジで30秒ほど温め、ホットタオルを用意する
- ホットタオルの温度を確かめて、顔全体に密着させる
- 2~3分ほど置く
- 手の平にクリームやオイルを適量取り、顔全体になじませる
- ぬるま湯で洗い流す
ディープクレンジング専用のクレンジング料もありますが、乾燥肌にはマッサージ用のクリームやオイルがおすすめです。マッサージ用は、多少肌に残っていても問題ないため、落とすときにティシュオフする程度でも構いません。
⇒乾燥肌におすすめのクレンジング方法と選び方
毛穴の引き締めに役立つおすすめ食品
毛穴を引き締めるためには、外側からのケアだけではなく内側からのケアも大切です。それは、食事で皮脂の分泌をコントロールできるからです。
とくに、効果が期待できるのが「ビタミンC」です。ビタミンCは化粧水やクリームにも配合されており肌に塗っても効果がありますが、食品として食べても効果があります。
また、体の酸化を防ぐために、色の鮮やかな野菜や果物を積極的に食べましょう。これらの色は、紫外線などの外の刺激から身を守るために植物自身が作り出しているものです。
抗酸化作用や抗ストレス作用があり、毛穴の黒ずみを予防することにつながります。
- 皮脂の分泌を抑える
- コラーゲンの生成を促して、肌の弾力やハリを与える
- メラニンの活動を抑えて、シミやソバカスを予防する
- レモン
- オレンジ
- キウイ
- いちご
- じゃがいも
- ブロッコリー
- ほうれん草
- 赤色(トマト、にんじん、りんご、かつお、かに、えびなど)
- 黄色(かぼちゃ、バナナ、グレープフルーツ、オレンジ、卵など)
- 緑色(ブロッコリー、アスパラガス、ピーマン、キャベツなど)
- 白色(玉ねぎ、だいこん、かぶ、白身魚、豆腐、ヨーグルトなど)
- 紫色(なす、紫キャベツ、巨峰、ブルーベリーなど)
- 黒色(黒ごま、黒豆、プルーン、レーズン、のり、わかめなど)
- 茶色(ごぼう、しいたけ、納豆、みそ、玄米、アーモンドなど)
なんとなく「脂質=悪い」というイメージがありますが、決してそんなことはありません。脂質には、肌の水分を保つセラミドや美肌に欠かせない女性ホルモンを作る役割があり、毛穴にも必要な栄養だからです。
ただ、脂質の多い食事を続ければ皮脂の量が増えて、毛穴が開きやすくなるのは事実です。こってりしたラーメン、揚げ物などの食べ過ぎには注意しましょう。
また、女性の場合、ダイエットや健康を意識して生野菜のサラダを多めに食べる方がいます。しかし、生野菜は体を冷やしてしまう恐れがあり、これによって血液やリンパの流れが悪くなります。
野菜を多めに食べるときは、温野菜にすると良いでしょう。
- カフェイン(コーヒー、紅茶など)
- 甘いもの(生クリーム、チョコレートなど)
- 脂っこいもの(天ぷら、フライ、ラーメンなど)
- 辛いもの(キムチなど)
毛穴トラブルがこれ以上増えないように、生活習慣や日常生活も見直しましょう。とくに、タバコは肌の大敵です。
タバコを吸うと血管が収縮するため、肌に必要な酸素や栄養が行きわたらなくなります。さらに、美肌に欠かせないビタミンCを大量に消費して、肌の新陳代謝を低下させます。
タバコはやめるに超したことはありません。その他にも、毛穴トラブルには「清潔さの維持」が大切です。
たとえば、洗面所にあるタオルで何度も顔を拭くという行動は要注意です。タオルが雑菌だらけだとしたら、その雑菌が顔につくことになります。
もともと雑菌は、温かく湿度のある「浴室」「洗面所」「手」が好きです。毛穴トラブルを予防するために、顔だけではなく顔に触れるものすべてを清潔にしましょう。
- 汚れた室内
- 浴室にある泡立てネット
- スキンケアやメイクする手
- 寝具
- スカーフやマフラー
まとめ
間違ったスキンケアが多くの毛穴トラブルを招いています。化粧品が自分の肌に合っているか、洗顔方法や使用方法が正しいかなど、自分の肌とじっくり向き合いスキンケアを見直してください。
また、必要な栄養を肌や毛穴に届けるために、色の濃い野菜や果物を食べるなどバランスの良い食事をしましょう。