- フォームタイプ
- ミルクタイプ
- クリームタイプ
乾燥肌の人は洗顔しない方が美肌を保てるの?
目次
乾燥肌でも汚れているのに洗顔しないのは悪影響
カサカサした乾燥肌は、ときにピリピリと軽い刺激を感じることがあるでしょう。
そんな時に洗顔をしようと思っても洗顔料や水やタオルでの摩擦が気になってこれ以上悪化させてしまったらどうしよう…とためらってしまうことはないでしょうか?
多くの人が「朝晩の2回」洗顔をしているといわれています。しかし、乾燥がひどいときは洗顔回数をできるだけ減らしたくなりますよね。
実際のところ、洗顔はしなくても大丈夫なのでしょうか?
実は、朝起きたばかりの顔の肌には、寝ている間に分泌された余分な皮脂や汗、寝具や寝室のホコリやゴミなどがべったりと付着しています。夜も同様に一日の活動で顔が汚れています。この汚れをそのまま残しておくと汚れが肌に悪影響を及ぼしたり、雑菌が繁殖したりする可能性があります。
乾燥肌や敏感肌の悪化やニキビや吹き出物などの肌トラブルにつながるかもしれません。やはり洗顔は必要です。
そこで、乾燥肌や敏感肌の人は刺激が少なくなるよう配慮して、ぬるま湯や水だけでの洗顔をするようにしましょう!
泡立てたり、何度もすすいだりといった手間をかけずに洗顔できるので忙しい朝でも余裕をもった洗顔をすることができるのも魅力です。
乾燥肌のときはまったく洗顔しないよりも水やぬるま湯だけで行う
洗顔をすると確かに摩擦により肌への刺激が加わることになりますが、それ以上に肌を整えたり、化粧水や美容液などをなじみやすくしたりといった大切な役割もあります。
まず、洗顔をすると古くなった角質や汚れを洗い流せますが洗顔をしないとこれらが肌の表面の毛穴を塞いでしまい、これがどんどん肌に蓄積されていってしまいます。蓄積した古い角質は、やがてくすみ肌や肌荒れの原因にもなってしまいます。
洗顔で古い角質を落とすことにより滑らかな柔らかい美肌を保つことができるのです。また、洗顔によって肌の表面をおおっていた皮脂や汚れを洗い流すことで、化粧水や美容液がきちんと角質層まで浸透するようになります。
洗顔をしていない肌をスキンケアしても肌表面の油分ではじかれてしまい成分が奥まで届きません。洗顔をして油分を取り除いた状態でスキンケアをすることで、潤いがあってキメの細かいキレイな肌に近づいていくのです。
洗顔料を使わない正しい洗顔方法とは
乾燥肌と敏感肌の人は「洗顔料を使わない洗顔」がおすすめです。
ぬるま湯や水だけの洗顔をすることによって、汚れをキレイに落としながらも、皮脂を落とす成分が含まれている洗顔料からの刺激を受けなくて済むのです。そもそも乾燥肌の人は、皮脂が少量しか分泌されないため、洗顔のたびに洗顔料を使うと落とし過ぎになってしまいます。
では、正しい洗顔方法の手順を説明していきます。
- まずハンドソープを使って手を清潔に洗います。汚れた手ではキメ細かい泡が立ちにくく、手に残った雑菌を顔に繁殖させてしまう可能性もあるからです。指の間まで清潔にしたらタオルで拭いて準備完了です。
- 顔を洗う時の水の温度は、人肌よりぬるいくらいの温度が適温です。熱過ぎると必要な皮脂を取り除いてしまい、さらに乾燥肌を悪化させてしまいます。逆に冷水は肌へ負担をかけてしまうのでNGです。
- 指の腹を使って力を入れずに優しくなでるように洗うようにします。
- すすぎ終わったら肌触りのよい清潔なタオルを肌に当てるようにして水分を吸収します。くれぐれもゴシゴシ拭くことのないように気をつけましょう。
洗顔料を使わない洗顔+拭き取り化粧水でスキンケアをする方法
ぬるま湯のみの洗顔だけではベタつきが気になってしまうときは、拭き取り化粧水を使ってみましょう。
拭き取り化粧水とは?
これをたっぷり含ませたコットンで肌を優しくなでるようにケアする方法です。ぬるま湯洗顔の後に行いましょう。
コットンの汚れがついてきた箇所は何度も使用せず、きれいなところを使うのがポイントです。拭き取りが終わったら顔を水で洗い流さずに続けていつもの化粧水やクリームで保湿を行います。
洗顔の代わりにスチーマーでのスキンケア
毛穴の詰まりが気になっているけれど乾燥が気になるので洗顔料を使った洗顔を控えたいという人は「スチームを浴びる」ことでケアするのもひとつの方法です!
スチーマーを使って蒸気を5分くらい浴びたらタオルで優しく拭きます。その後、通常の保湿を行いましょう。スチーマーがなければ代わりに蒸しタオルを顔に乗せて5分くらい置くのでもよいでしょう。
カサカサ&つっぱり乾燥肌をどうしたら解消できる?今すぐ簡単に始められるスキンケア方法を公開!
洗顔後の保湿は何より大事です
洗顔料を使わないとはいえ、余分な皮脂や角質を落とした肌は無防備になっています。せっかく丁寧な洗顔を行ったのに、その後何もせず放置をしてしまうと乾燥肌がさらに悪化してしまいます。
保湿化粧品にはそれぞれ大事な役割があります。
化粧水の役割とは?
美容液の役割とは?
乳液やクリームの役割とは?
これらのどれが欠けても健康な肌を保つことができません。洗顔後も気を抜かずスキンケアを丁寧に行いましょう。
乾燥肌の人におすすめの洗顔料の選び方
乾燥肌の人がもし洗顔料を使うなら、下記のタイプがおすすめです。
商品を選ぶときは「合成界面活性剤」をなるべく使っていないものがよいでしょう。
保湿成分にも注目しましょう。下記の成分が配合されているものは肌をしっとりさせる効果があります。
- ヒアルロン酸
- グリセリン
- セラミド
製品の品質表示をよく確認して購入するようにしましょう。
乾燥でガサガサになってしまった肌には優しい角質落としが有効
乾燥肌や敏感肌のときは何もせずにそっとしておくのがよいのですが、古い角質がいつまでも残ってガサガサになっているときには、細心の注意を払いながら角質落としを行うことが効果的なこともあります。
具体的にはピーリングやスクラブ洗顔が挙げられます。
スクラブ剤を選ぶときは、下記などの「化学的成分を含むもの」「粒子が粗く肌に刺激になるもの」が入ったものは避けるようにしましょう。
- グリコール酸
- サリチル酸
- α-ヒドロキシ酸
また、マイクロファイバー製の柔らかいタオルを使って円を描くように洗顔するという方法もあります。
いずれの方法でも角質落としを行うのは週1回程度にしておきましょう。終わったら化粧水やクリームでしっかり保湿をします。
洗顔以外で乾燥肌の人が気をつけるべき日常生活のポイント4つ
入浴時の注意点
毎日何気なくしているシャンプーの際にも肌への注意が必要です。市販のシャンプーは基本的に強い洗浄成分が配合されているので、顔につくとかなりの刺激になり肌トラブルを引き起こします。
できるだけ天井を向いて髪を洗うようにするなど顔につかない工夫をしましょう。できれば洗う順番は体、髪、最後に顔の順番が理想です。
紫外線対策
紫外線は乾燥肌のみならず全ての女性の敵です。夏だけでなく年間を通して紫外線を直接浴びないように心掛けましょう。日傘やつばの広い帽子など紫外線対策アイテムを活用する、出来る限り日影が多い道を歩くなど身近なところから気をつけましょう。
適度な運動で血行をよくする
適度な運動をして血行をよくすると新陳代謝が高まって、乾燥肌対策につながります。
ウォーキングやサイクリング、ストレッチなど、自分にあった運動を可能な頻度で継続して行うといいでしょう。早歩き、歩幅を広げて歩く、上下階の移動ではなるべく階段を利用するなど簡単なことでもOKです。
乾燥した室内を加湿する
空気が乾燥している部屋では、加湿器を使うようにしましょう。とくに冬の室内は暖房をするとさらに乾燥するので、加湿器を利用する習慣をつけましょう。
乾燥肌を悪化させてしまう間違った洗顔とは
まず、洗顔に適した温度は人肌より少しぬるめのお湯がよいでしょう。肌の皮脂は体温より少し低い温度で溶け出すといわれています。
乾燥肌や敏感肌のときは肌がとても繊細になっています。水温があまり熱くても冷たくても必要な皮脂が奪われたり余分な皮脂が残ってしまったりと…肌トラブルにつながります。
肌の温度により皮脂の状態が変化するので、その後の保湿の際に化粧水などが浸透しにくくなってしまうことも心配です。洗顔料選びとあわせて「すすぐときのお湯の温度」には気を使うようにしましょう。
そして、洗顔後の水分を拭き取るフェイスタオルの素材選びも重要です。乾燥肌の人は洗顔により肌表面が柔らかくなった状態でさらに刺激に弱くなっているので、ゴワゴワしたタオルだと肌を傷つけてしまうことがあります。
柔らかくて水分をよく吸収する素材のものを選ぶようにするとよいでしょう。もちろん、拭くときに力を入れてゴシゴシこすらないことが大切です。
洗顔後は、すぐに化粧水をたっぷりつけて保湿をするようにしましょう。肌にもともと存在するセラミドやヒアルロン酸などが含まれたものがおすすめです。
(まとめ)乾燥肌と敏感肌が気になるときは、洗顔料を使わずに洗顔をしましょう
2.洗顔料を使わない洗顔では、ぬるま湯で洗うようにする
3.生活習慣を見直すことで、乾燥肌や敏感肌の予防・改善を目指す
乾燥肌が心配な時は、全く洗顔をしないというのではなく、水またはぬるま湯のみで行うようにしましょう。
肌に極力刺激を与えない優しい洗顔を心掛けるとともに、紫外線対策や運動などの生活習慣に気をつけて、キレイな肌をずっと維持してくださいね。