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洗顔で気になる毛穴の黒ずみ対策する方法
毛穴の黒ずみの正体を理解して、正しい洗顔で毛穴ケアしよう
汚れが落ちるようにしっかり洗顔しているのに目立つ毛穴。
取り除いても、すぐにまたできてしまって悩んでいませんか?
詰まった毛穴に効果があると思っていたケアが肌にとって大ダメージを与えていることもあります。
間違ったケアを続けていると毛穴の黒ずみを悪化させるだけでなく、その他の肌トラブルも引き起こしてしまうかもしれません。
黒ずみの原因と正体を突き止めて、正しい毛穴ケアの方法と予防するための生活習慣を見直しましょう!
毛穴の黒ずみの原因
多くの人を悩ませる毛穴の黒ずみですが、気になる部分を触って「ザラッ」とした感触があるなら、それは角栓かもしれません。
角栓とは、肌細胞の生まれ変わりによって剥がれ落ちた古い角層と、皮脂が混ざり合ってできた汚れが毛穴の中で固まってしまったものです。
角栓は元々白っぽい色ですが、鼻の表面上に出るため空気に触れやすく酸化して黒くなる状態が黒ずみと考えられています。
また、毛穴が塞がってしまうと寿命を終えて抜けた産毛が、毛穴から出ていくはずが、行き場をなくし角栓と混ざり合って黒ずんで見えることもあります。
鏡を見るたびに気になる毛穴の黒ずみ。
一度除去しても、またできてしまうのはなぜなのでしょうか?
肌の奥で生まれた細胞は、約4週間かけて肌表面へと押し上げられ角質を形成し、さらに約2週間かけて押し上げられ、最終的には垢となって剥がれ落ちます。
ところが細胞が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーが乱れると、不要な角層が通常より速く剥離してしまい毛穴からうまく排出されず、角層が厚くなって毛穴を塞ぎやすくしてしまいます。
毛穴の出口が狭くなり、毛穴に皮脂や角質が詰まることで角栓ができ、皮脂が排出されずに毛穴の内部にたまってしまうのです。
最初は小さな塊ですが、このプロセスが繰り返されることで次第に大きく成長していき、それが酸化して黒くなると毛穴の黒ずみになります。
たとえ取り除いてもターンオーバーは乱れたままなので、またすぐに角栓ができてしまいます。
取り除くだけでは、角栓はまたすぐに再生されてしまうのです。
角栓による黒ずみは、肌細胞の生まれ変わりによって剥がれ落ちた古い角層と皮脂が混ざり合い、酸化してできた汚れです。
そのため、ニキビと同じくTゾーンにできやすいといわれています。
特に鼻の頭や小鼻は、毛穴が広がって中に脂や汚れなどが詰まりやすく目立ちやすい部位です。
そして角栓が詰まり、紫外線により酸化した黒ずみが多発します。
その形状から、洗顔や化粧水などのケアが行き届きにくいため、ターンオーバーも乱れやすくなります。
顎も紫外線による角質肥厚、皮脂分泌、日焼け止めの洗い残しなどにより角栓が形成されザラつきやすい部位です。
白いポツポツが多発しやすくなります。
また、頬は乾燥しやすくスキンケア時の摩擦が多くなりやすい部位のため角質層が傷つき、毛穴の開きが目立ちやすい部位です。
肌の水分保持力やバリア機能の低下が原因と考えられます。
毛穴ができている場所の特徴を確認し、それぞれに合ったケア方法を行いましょう。
角栓は、皮脂と毛穴の中で古くなった角質が混ざり合ってできたものですが、角栓の成分のうち皮脂は3割だけで、7割はタンパク質からできているのです。
このタンパク質が古い角質ということです。
「毛穴の悩みの原因になる角栓なんて要らない!」と思う方も多いと思いますが、角栓には外部から毛穴の中にウィルスや雑菌などが入り込まないようしたり、水分の蒸発を防いだりといった肌を守るためのバリア機能を果たしてくれる役割があるので肌にとっては必要な存在です。
角質はその役目を果たし終えると自然に剥がれ落ちて、また新しい角質に生まれ変わります。
少しずつ作られていくものなので、ターンオーバーが順調に行われていれば自然と押し出されて外に排出されます。
ところが、適切ではないスキンケア方法や不規則な生活を送っていると毛穴全体を塞いでしまうほど大きくなってしまうのです。
角栓はとても小さなもので顔の中心にある鼻にできやすく肌の印象に大きく影響します。
何度取り除いても、すぐに角栓はできてしまうため、大きくならないようにすることも大切です。
角栓の成長には、ターンオーバーの乱れが大きく関わっています。
年齢を重ねていくと細胞の働きも衰えていき、新陳代謝が落ち古い角質が剥がれにくくなり、結果的に角質が重なり合ってしまいます。
次に、ターンオーバーは自律神経と深く関わっており、ストレスによる自律神経の乱れも原因につながります。
ターンオーバーが行われるのは睡眠中のため、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌も少なく、十分にターンオーバーができません。
他にも乾燥肌や敏感肌、過度な洗顔や紫外線による細胞のダメージもターンオーバーに大きく影響します。
生活習慣を見直し、ターンオーバーの周期を整えることにより角栓の成長を抑えることにつながるかもしれません。
年齢による毛穴の悩みには、どのような特徴があるのでしょうか?
皮脂腺が活発な10代の肌は、皮脂の分泌が多く、毛穴に汚れが詰まってニキビができやすいので、毛穴も開きやすい状態です。
炎症を起こしているニキビをむやみに潰すと、ニキビ跡が残ってしまうことがあります。気になる場合は皮膚科を受診しましょう。
まだまだ皮脂量が多いので、食生活の乱れやストレスなどで脂性肌と乾燥肌の両方の症状を持ち合わせた混合肌の方が多く、顎のあたりにできる「大人のニキビ」に悩む方も増えています。
ニキビを無理やり潰すとその部分の炎症が悪化し、クレーター状になって毛穴が開いたままになってしまうこともあります。
開いた部分に汚れや皮脂がたまると毛穴がより目立ってしまいます。
また、メイク汚れや余分な皮脂が肌に残り、角栓となって毛穴の中に詰まった「詰まり毛穴」を起こすことが多いのもこの世代といわれています。
さらに、毛穴の汚れを気にしすぎて、洗顔をする際に肌をゴシゴシとこすって乾燥肌や敏感肌になったり、睡眠不足やダイエットなどで肌が不安定に傾いたりと、トラブルに悩まされる時期でもあります。
20代後半くらいから徐々に進行していたお肌の初期老化に対して本格的なエイジングケアが必要になり始める時期です。
20代から悩んでいた「毛穴の詰まり」に加え、加齢によって肌の弾力が徐々に失われていき、頬の毛穴が気になり始める方もいます。
頬に多く見られる縦長のしずくのように垂れ下がった毛穴の正体は、主に加齢によって引き起こされる「たるみ毛穴」です。
肌の土台となる真皮のコラーゲンやエラスチンが老化によって減少すると、毛穴が下へ広がってしまうのです。
このような「たるみ毛穴」は、適切なスキンケアを早めに行うことが大切です。
これ以上老化を加速させないためには、ハリや弾力をキープするエイジングケアを積極的に行い、生活習慣も見直していく必要があります。
自宅で毛穴の黒ずみをケアする方法
角栓による黒ずみを防ぐには、毎日のスキンケアが何よりも大切です。
角栓は肌を健やかに保つために必要なものですが、排出されずに大きな塊となって詰まることで問題となります。
そのため、毎日の正しい洗顔や保湿によって角栓が小さなうちに自然と排出される肌を目指していきましょう。
肌が乾燥して水分が蒸発すると、それを防ぐためにお肌が必死に皮脂を分泌してしまい、肌の内側は乾燥しているのに表面はテカってしまいます。
進行するとインナードライにより毛穴の角栓はますます固くなります。
特に乾燥しやすい洗顔後はすぐに十分な保湿ケアをしてきちんと潤いを補給しましょう。
自宅での正しい毛穴ケアを習慣にするために、まずは洗顔についてみていきましょう。
洗顔の時は、汚れに合わせてクレンジングと併用しましょう。
洗顔料には、皮脂や古い角層など表面の汚れを取り除く役割がありますが、それだけではメイク汚れを落としきれず、落としきれなかった汚れは角栓の原因になってしまいます。
メイク用品には油やワックスのような油性成分が多く含まれています。
クレンジングにはこの油分になじみやすい洗浄成分が入っているので必ずクレンジングを使用しましょう。
クレンジングの使用量が少ないとメイクが落としきれないだけでなく、摩擦で肌に負担をかけてしまうため、使用量を守ることが大切です。
そして、洗顔料はよく泡立てましょう。
泡が汚れを包み込んで浮かせて落とすため、泡立てが不十分だと汚れが落ちにくくなります。
また、きめ細かく弾力のある泡をつくれば泡のクッションで摩擦を防げます。
水と空気を少しずつ含ませ、よく泡立てたら肌の上で泡を転がすように洗いましょう。
毛穴ケア対策には、洗顔料の見直しも大切です。
洗顔フォームにもたくさんの種類が販売されていますが、どのような特徴があるのでしょうか。3つご紹介します。
角質や角栓のほとんどがタンパク質でできています。
炭酸のタンパク質を柔らかくする作用でくすみをケアし、血行を促進して透明感を上げ、肌を柔らかくすることが期待できます。
酵素が配合された洗顔料で、古い角質や角栓などによる肌のザラつき、黒ずみや毛穴の奥に詰まった汚れや皮脂・古い角質・角栓までしっかり取り除いてくれます。
「泥」を含んだ洗顔料で、ケイ素、アルミニウム、酵素などのミネラル成分が毛穴の奥深くまで入り込み、古い角質やメイクの汚れなどを吸着してくれます。
そして、肌に必要な潤いは残してくれるので肌を保湿しながら洗浄できるとされています。
毛穴ケアの効果が期待できるこれらの洗顔料ですが、いずれも洗浄力が強すぎるとお肌を傷つけてしまい、逆効果になってしまうこともあります。
自分にあった洗浄力のものを選び、肌と相談しながら使用頻度を決めてください。
また洗顔後はしっかり保湿してあげましょう。
鏡で見ていると、肌に悪いことがわかっていてもどうしても触りたくなってしまう「毛穴の黒ずみ」
毛抜きで角栓を引っこ抜いてしまう、爪で引っ掻いてしまう、強くこすってしまう、刺激の強いアルカリ酸でピーリングをしている、シール状のシートを貼ってはがし取る毛穴パックをしている、粗めのスクラブで念入りにゴシゴシと洗っている、アルコールたっぷりのふき取り化粧水で毎日ふき取りをしている…などしていませんか?
一見、効果がありそうなケアですが、これらは肌にとって大ダメージを与えてしまいます。
黒ずみを無理やり取り除こうとすると肌は、それを補おうと過剰な皮脂分泌を繰り返します。
間違った角栓ケアを続けると、毛穴が広がってしまう、ニキビができやすくなる、肌が乾燥する、ターンオーバーが乱れてしまう、皮脂の過剰分泌でテカりやすくなる、黒ずみができやすくなる、などあらゆる肌トラブルの引き金になることもあります。
角栓ケアの第一歩は、肌に負担をかけないことです。
間違ったケアでヒリヒリや赤みといった症状が出ているなら、それが治まるまでは保湿を中心としたスキンケアで肌の調子を整えましょう。
毎日しっかり洗顔していても毛穴の黒ずみは、なかなかきれいになりません。
毎日の積み重ねが大切ですが、時々自宅でスペシャルケアをしてみませんか?
眉間や小鼻など、小さな角栓が密集した毛穴汚れは綿棒とオイルが役に立ちます。
オイルで角栓を緩め、綿棒の繊維で細かい角栓を絡めとる方法です。
メイクを落としたら、オイルを気になる箇所にのばし、手で温めながらくるくるとマッサージをします。
顔にオイルがなじんだら、綿棒で気になるところをこすると、汚れや角栓が繊維に絡まって抜け落ちます。
お風呂上りなどに行うと効果的です。
毛穴ケアに毛穴パックを使用する方も多いと思います。
剥がすタイプの毛穴パックは、毛穴周辺の角層にもダメージを与えてしまうので肌にやさしいペーストタイプのものを選んでみましょう。
ペーストタイプのものは肌への負担が比較的少なく、高い吸着性で毛穴の詰まりに有効です。
パック後は、いつも以上にしっかりと保湿をしてあげましょう。
毛穴の黒ずみ予防のための生活習慣
肌と体には密接な関係があるので生活習慣を整え、内側から黒ずみ対策をしましょう。
などはホルモンバランスを崩してしまい肌状態が不安定になりやすく毛穴トラブルを悪化させる原因にもなります。
無防備な日焼けもダメージを与えるので注意が必要です。
運動不足や冷えなどで血流不良になると、ターンオーバーの乱れにつながります。
寝る前に軽いストレッチをするとリラックス効果もあるのでおすすめです。
デスクワーク中心で動くことが少ない人は、階段を上り下りしてみたり、早歩きしたりと気軽にできることから始めてみましょう。
ストレスをためずに適度な運動をプラスして体の中からケアする生活習慣を身につけましょう。
健康な肌には食生活も欠かせません。
脂肪分や糖分の多いものばかり食べていると皮脂分泌が過剰になりやすく角栓の原因になってしまいます。
- 豚のレバー
- 鶏のレバー
- うなぎ
- 海藻類
- 緑黄色野菜
- 魚介類
- レバー
- 海藻類
- 卵
- 牛乳
- まぐろの赤身
- 鮭
- にんにく
- じゃがいも
- バナナ
- ささみ
などを積極的に摂りましょう。
また、ダイエットを気にする女性は、タンパク質が不足しやすいので要注意です!
肌をつくる素になるタンパク質が不足すると、健康な細胞がつくられず、乾燥や肌荒れの原因になります。
- 肉
- 魚
- 乳製品
- 大豆食品
- 卵
などもきちんと食べるようにしょう。
これらの食材を一度に食べるのではなく、バランスがよく品数の多い健康的な食生活を心がけることが日々の健康や美肌につながっていきます。
深い眠りは体や心を休めるだけでなく、肌ダメージの修復においても必要不可欠です。
忙しくてなかなか睡眠時間が確保できない人は、短くてもぐっすり深く眠ることが大切です。
ポイントは睡眠前の行動と環境です。
まずは、睡眠環境を心地よく整えましょう。
布団の中が暑すぎても寒すぎても、眠りが浅くなってしまいます。
寝具を季節に合わせるなど心地よい温度に整えて、いつも清潔に保っておくことが大切です。
睡眠直後の約3時間の深い眠りの間に成長ホルモンが盛んに分泌され、食事で摂った栄養を吸収して細胞が活性化し、修復が行われるといわれています。
特に寝る前はリラックスをするように心がけましょう。
ハラハラ・ドキドキするようなテレビや本、まぶしい光は、脳を興奮させてしまうので、照明を暗めにしてスマホの使用も控えましょう。
寝る1時間前までに湯船で体を温めると、体温が下がるタイミングで眠りにつきやすくなり、リラックス効果も高まります。
皮脂の分泌量の増加が進むことの原因のひとつに、男性ホルモンの分泌がさかんになることで皮脂腺の機能が活発化するといわれています。
皮脂分泌は男性ホルモンによって促進され、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)によって抑制されます。
女性も、ダイエットや不規則な生活、ストレスの蓄積などにより男性ホルモンが過剰に活性化されると、体内の男性ホルモンが相対的に多くなり、皮脂分泌が促進されます。
また、女性ホルモンの黄体ホルモン(プロゲステロン)も皮脂の分泌を高める作用があると考えられています。
特に排卵後から月経までの期間は分泌が高まります。
毎月の月経前にきまって肌の調子が悪くなるのは、女性特有の「ホルモン」が関係しているのです。
これは、乾燥や炎症によるものとはまた違う種類の、ホルモンに由来するもの。
対策として、ピルを処方しホルモンバランスを整えることで症状を改善させることもあります。
まとめ
毎日の汚れを落とし、皮脂分泌を抑えることは大切です。
しかし、肌を刺激しすぎるとターンオーバーの乱れを促し、角栓を成長させて毛穴の黒ずみを悪化させてしまうこともあります。
肌と相談をしながら自分に合った洗顔や特別なケアを取り入れて黒ずみの気にならない美しい肌を手に入れましょう!