- 鉱物油をおもな原料としたタイプ
- 天然植物性のオイルでつくられたタイプ
ベビーオイルは乾燥肌の予防や改善に効果がある?
目次
ベビーオイルを使ったスキンケアで乾燥肌を改善しましょう
生まれたての赤ちゃんのお肌に使えるベビーオイルが大人の乾燥肌のケアにもよいと評判です!ベビーオイルを「クレンジングとして」「洗顔料に数滴混ぜて」「乳液として」など使い方もさまざまです。
水分補給できるローションのような作用はありませんが、お肌の表面に油膜をつくることで皮膚が薄く水分が蒸発しやすい赤ちゃんのお肌の保湿力を高める期待があるのです。そのベビーオイルの原料は、ミネラルオイルが大部分を占めています。
ミネラルオイルとは?
クレンジング剤には油と水を混ぜ合わせる「界面活性剤」が配合されています。多量に入っているほどメイクは素早く落とせます。しかし、界面活性剤は角質層の保湿成分を一緒に洗い流し、乾燥肌を招くといわれています。
赤ちゃんのお肌にも安心して使えるベビーオイルを大人のスキンケアに用いることは乾燥肌や肌荒れの改善・予防につながるといえるでしょう。今回は、ベビーオイルを使ったスキンケアをご紹介していきます!
ベビーオイルを使って乾燥肌をケア
ベビーオイルは、2つのタイプがあります。
鉱物油の特徴とは?
天然植物性のオイルの特徴とは?
両タイプのベビーオイルは、いずれも赤ちゃんのお肌に使えるものとして販売されているので大人のお肌にも優しく、毎日のスキンケアに取り入れるのはおすすめです。
天然植物性が原料のベビーオイルの方が高価ですが、自分の肌質や好みで選んで使用してみるのもよいでしょう。
ベビーオイルクレンジング方法
ベビーオイルは、オイルタイプのクレンジング剤に入っている「界面活性剤」が配合されていないので、お肌への刺激も少なくメイクをオフすることができます。乾燥肌や敏感肌も安心して毎日使うことが可能です。
しかし水と油を乳化する界面活性剤が入っていないということは、水で洗い流した時に、水と油が分離してお肌はベタベタと不快感が残ります。浮かせた汚れもすっきり落とすことができません。
ですからベビーオイルの特性を生かしてメイクをしっかりオフするためには「正しい手順」で行うことが重要です。クレンジング剤を使った方法とは異なるので、しっかり覚えておきましょう。
ベビーオイルを使ったクレンジングの方法
- マスカラや口紅などのポイントメイクは、ベビーオイルをたっぷりと浸み込ませたコットンを目元、口元に1分ほど置いて、メイクを浮かせます。ウォータープルーフのマスカラ、口紅の場合は、あらかじめ別に専用のリムーバーを使って落とします。
- ベビーオイルをたっぷりと手に取ります。皮脂の多いTゾーンからベビーオイルをなじませてメイクをオフします。次にフェイスラインのUゾーン、頬、目元、口元の順にベビーオイルをなじませます。ゴシゴシと強い力でこすらずに、指の腹を使って優しく丁寧に、なでるように指をすべらせながらなじませていきます。手でこすると摩擦でお肌に傷がつき、乾燥や肌荒れがますます悪化します。
- 顔全体のメイクが浮いてきたら、ホットタオルまたはティッシュを使って優しくベビーオイルを拭き取ります。この時もお肌をこすらずに押さえるようにして拭き取ります。ホットタオルは、水でぬらしたタオルを電子レンジで30秒~1分ほど加熱すれば簡単に作ることができます。使用する電子レンジによって加熱時間は異なるので調整しましょう。加熱したタオルは一度開いて、温度を確認してからお肌に載せましょう。ヤケドにはくれぐれも気をつけて行ってください。
- メイクをオフした後は、洗顔料をしっかりと泡立てて、汚れを洗い流します。ベビーオイルのベタつきが残らないように丁寧に洗いましょう。洗顔後はすぐに保湿ケアを行いましょう。
ベビーオイルで洗顔
洗顔料にはさまざまなタイプがあります。
- 泡立ちがよいもの
- 香りのよいもの
- クレンジング剤と同じように界面活性剤が配合されているもの
洗顔の必要性とは?
ベビーオイルは乾燥肌の洗顔料としても使うことができます。普段使っている洗顔料で洗顔した後のお肌のつっぱり感が気になる人は、洗顔料を泡立てた際に「ベビーオイルを数滴」モコモコの泡の中にたらして混ぜ合わせてから洗顔をするとよいでしょう。
泡立ちもよくなり、さらにキメの細かい泡になるので毛穴の奥に詰まった汚れも取り除くことができます。洗い上がりもしっとりとしていて、お肌のつっぱり感も解消されます。
ベビーオイルでパック
ベビーオイルを使ってパックをすることも可能です。乾燥肌にはとくおすすめの使い方です。
ベビーオイルを使ったパックの方法
- 洗顔後すぐに化粧水をたっぷりとお肌につけて水分を補給します。
- その後、化粧水の水分が残っているうちにベビーオイルをたっぷりとお肌に塗ってパックします。
ベビーオイルでパックすることで、たっぷりの化粧水で与えた水分をしっかりとお肌に閉じ込めます。お肌の奥にまで化粧水が浸透し、お肌は潤いツヤツヤになります。乾燥肌の改善になります。
また洗顔後の保湿ケアで乳液の変わりにベビーオイルを使うことで保湿力がアップします。ただ、ベビーオイルを多量にぬってしまうと「毛穴詰まり」や「ニキビができる原因」にもなります。
乳液の代替としてベビーオイルを使う際は「少量を薄くぬる」のがポイントです。ベビーオイルは保湿性が高いので少量でも十分です。
ベビーオイルのデメリット
赤ちゃんのお肌にも安心して使えるベビーオイルですが、お肌にあわない人がまったくゼロというわけでもありません。ベビーオイルの特性を知って、自分のお肌にあうかを判断してから使います。
また使い方にも注意点があります。
ベビーオイルのデメリットを説明していきましょう。
1.インナードライの危険性
ベビーオイルの主成分のミネラルオイルは、お肌の乾燥予防や外部の刺激からお肌を守るなどの作用が期待されます。しかし、それはお肌の表面に膜を張っているだけのことです。
乾燥肌を根本から改善するためには、角質層の不足している保湿成分を補い、水分の蒸発を防ぐことです。ベビーオイルで肌表面が潤っていても、実はお肌の内側が乾燥しているインナードライという可能性もあります。
2.乾燥肌を悪化させることも
ベビーオイルでクレンジングをすることは、ほとんどのクレンジング剤に配合されている界面活性剤を使用しないのでお肌の負担にならないという点では大きなメリットです。
界面活性剤が多量に入っているクレンジング剤を毎日使うことは、お肌に必要な皮脂や角質層内にある保湿成分のセラミドを一緒に流してしまい、乾燥肌や肌荒れをますます悪化させることになります。
しかし、ベビーオイルでクレンジングをすると、オイルのベタつきが気になってしまうため、その後の洗顔を何度も行うことでかえって乾燥肌を招くことになりかねません。
3.オイリー肌、ニキビができやすい肌には向かない?!
ベビーオイルは、乾燥肌には適度な潤いになります。ベビーオイルを用いたクレンジングの場合でも洗顔をしても油膜が残るためお肌がしっとりとしています。
しかし残った油分は毛穴に詰まりやすく、ニキビや吹き出物が発症しやすくなる可能性があります。そのためオイリー肌、ニキビができやすい肌にはベビーオイルの使用は向いていないかもしれません。
こうしたデメリットを考慮して、ベビーオイルを毎日のスキンケアで使用することが自分のお肌にあっているのか、判断してみましょう。
乾燥肌を改善する保湿ケア
保湿の作用もあるベビーオイルでクレンジング、洗顔をしたからといって洗顔後の保湿ケアを手抜きしてはいけません。洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿ケアを行うのが美肌づくりの基本です。
また、ベビーオイルのベタベタ感が気になって何度も洗顔をしている人は、なおさら保湿ケアを念入りに行いましょう。ますます乾燥肌が悪化してしまいます。
保湿ケアは、化粧水→美容液→乳液→クリームの順にお手入れしていきましょう。
化粧水は顔全体にたっぷりとつけます。その際、手のひらで顔をおおうようにすると、お肌の奥までじんわりと化粧水が浸透していきます。
化粧水で水分を十分に与えた後は、美容液で乾燥肌に作用する美容成分を補います。乾燥肌を改善するためにはヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合された物を選びましょう。
美容液で保湿を補ったら、最後に乳液とクリームの油分でお肌にフタをして水分の蒸発を防ぎます。
保湿ケアを毎日、洗顔後にしっかり丁寧に行うことで、お肌の乾燥は改善されていきます。これまでとは違うお肌の変化を実感できるでしょう。
(まとめ)赤ちゃん使用のオイルで乾燥肌を改善しましょう
2.ベビーオイルで洗顔
3.ベビーオイルでパック
4.ベビーオイルのデメリット
ベビーオイルは、乾燥肌・敏感肌・もともと肌の弱い人も安心して使えるオイルです。お肌に刺激を与える成分も入っていないので乾燥肌ケアのクレンジングや洗顔としておすすめです。
ベビーオイルを上手に使って健康的な肌を維持していきましょう!