薄毛・抜け毛でお悩みの女性の方へ、原因・対策・おすすめ商品をご紹介
薄毛というと、中高年の男性のものというイメージが強いのでは?しかし、最近では20代や30代の女性でも薄毛や抜け毛に悩んでいる人が増えているようです。
女性と男性では薄毛の原因が異なるので、女性に特化した対策をとることが大切!
今回は、薄毛・抜け毛に悩む女性のために、原因・対策・おすすめのヘアケア商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね♡
女性の薄毛について
女性の薄毛は少しずつ進行するため自覚しにくく、気付いたときには深刻な状態になっていることも!女性の薄毛の特徴を知って、早めの対策を心がけましょう。
女性の髪に起きる変化
男性脱毛症(AGA)は頭頂部や額から進むことが多いのに対し、女性の場合は、髪の毛全体が薄くなることが多いようです。
このような症状を「びまん性脱毛症」といいます。びまん性脱毛症は男性にも起こり得ますが、特に女性に多く見られる脱毛症です。
以下のような症状が現れたら、薄毛のサインかも?
心当たりがないかチェックしてみましょう!
髪の太さが細くなる
髪の毛1本1本が痩せ細って、ハリやコシがなくなり、少し引っ張るだけで、簡単にちぎれてしまいます。
髪の分け目が広がる
女性の薄毛は分け目を中心に広がるケースが多いようです。分け目が広がると地肌が目立って、実年齢よりも老けて見えてしまいがち。
頭皮が硬くなる
頭皮が硬いことも、薄毛・抜け毛の危険を知らせるサインの一つです。血行が悪くなることで、髪のハリやコシが失われます。
女性が薄毛を意識するタイミング
女性のライフステージによって変化する髪…。妊娠や出産、閉経など、ホルモンバランスが大きく乱れやすい時期に、薄毛を意識することが多いようです。
加齢による変化
女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが減少してくる35歳くらいから、髪の太さや硬さが失われていき、40代を過ぎると髪のボリュームが減ったことに気付き始める人が多いようです。
さらに50代に入って閉経を迎えると、女性ホルモンの分泌量が急激に低下し、男性ホルモンが優位になるため、女性版のAGAである「FAGA(女性型脱毛症)」が起こりやすくなるから要注意!
出産などのタイミング
妊娠中はエストロゲンの分泌量が増えて髪の毛が抜けにくくなります。しかし、産後はエストロゲンの量が急激に減り、これまで抜けていなかった髪が一気に抜け落ちるといった状態に…。これは「産後脱毛症」と呼ばれる現象です。
大量の抜け毛に驚くかもしれませんが、ほとんどの場合は半年から1年で自然と落ち着いてくるので安心してくださいね♪
薄毛の原因
女性が薄毛になる原因として次のようなものが考えられます。
ストレスによる血流の悪化
ストレスを強く感じると、交感神経が優位になって、血流が悪くなります。すると、髪や頭皮に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、髪の成長が妨げられてしまうのです。それが、薄毛や抜け毛の原因に!
また、頭皮が硬くなって、健康な髪が生えにくい状況になることも。頭皮が硬いと感じたら、頭皮マッサージでほぐしてあげましょう♪気持ちいいから、ストレス解消にも◎
ホルモンバランスの乱れ
先ほども触れましたが、女性の薄毛はホルモンバランスの乱れが大きく関わっています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますが、このうちエストロゲンにはヘアサイクルを整えて、健やかな髪を保つ働きがあります。そのため、減少すると薄毛の原因に…。
髪の成長に欠かせないエストロゲンは、できれば減らしたくないもの。大豆製品には、女性ホルモンによく似た働きをする成分「大豆イソフラボン」が含まれているので、積極的にとりたいですね♡
脂っこい食生活
薄毛や抜け毛が気になるのなら、食生活が原因かもしれません。
揚げ物や脂身の多い肉など、脂っこい食べ物を多くとっていると、頭皮の皮脂分泌が活発になって、毛穴を詰まらせることに。その結果、髪が成長しにくくなり、薄毛や抜け毛を招いてしまうのです!
髪のことを考えると、偏った食事や脂っぽいものは控えめにしておきたいですね。あわせて、頭皮環境を整えるビタミンBを積極的にとりましょう。お肉を食べるならビタミンBを多く含む豚肉がおすすめ♪
今からできる!女性の薄毛対策
薄毛対策として、正しい髪の洗い方を3つのステップに分けてご紹介します。
髪を洗う前にできるケア
シャンプー前に、クシやブラシを使ってブラッシングをしておきましょう。ブラッシングをすることで、シャンプーの泡立ちが良くなり、髪についている汚れやほこりをしっかり落とすことができますよ♪
さらに、頭皮マッサージをプラスするのも◎です。血行が促進されて、髪と頭皮に十分な栄養が行き届きやすくなります。
やり方としては、両手で頭を包み込み、指の腹を使って下から上へ向かってやさしく刺激を与えましょう♡
髪の洗い方
まずは、シャンプー前にぬるま湯で予洗いを!予洗いとは、シャンプーで本洗いする前の下準備のようなもの。この時点で、髪や頭皮の汚れが7割程度落ちるといわれています。
36~38℃のぬるま湯で髪全体を濡らしたら、指の腹を使って髪と頭皮をもみ洗いします。予洗いの時間は1〜3分を目安にするといいでしょう。
予洗いが終わったら、いよいよシャンプーです。髪や頭皮への刺激が少ないアミノ酸系シャンプーや、頭皮を健康に保つスカルプシャンプーがおすすめ♪
シャンプー剤は、直接頭につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから使うのがポイントです。指の腹を使って、泡で頭皮をやさしくマッサージするように洗っていきましょう。
頭全体を洗った後は、ぬるま湯ですすぎます。すすぎ残しがないよう、耳の後ろやえり足などの見落としやすい部分もしっかり確認してくださいね。
シャンプー後は、髪の毛全体を軽くしぼり、髪の毛にトリートメントをつけていきます。トリートメントは地肌を避けて、毛先から中間くらいの場所につけてなじませるのが正解♪
トリートメント成分が行き渡ったら、そのまましばらく放置。その後、ヌルヌル感がなくなるまですすぎましょう。
髪を洗った後のケア
髪を洗い終わったら、タオルドライをします。
このときにゴシゴシとこするのはNG!濡れた髪は傷つきやすくなっています。タオルに水分を吸わせるように、髪をやさしく包み込んでくださいね★
タオルドライの後、頭皮全体に育毛剤をつけて、ドライヤーで乾かしましょう。
斜め45度上からドライヤーの風を当て、根元から毛先に向かって乾かしていきます。1箇所に集中して当てないよう要注意!
温風モードで髪全体が8割ほど乾いたら、仕上げに冷風モードで残りの2割を乾かすと、キューティクルが引き締まって、ツヤのある髪になりますよ♪
ケアをしても良くならない場合は医師に相談を
女性の薄毛の原因は人によってさまざまで、自己判断は難しいもの。間違ったケアをしてしまうと良くなるどころか、かえって薄毛を進行させてしまうことに。
また、薄毛の背後に、甲状腺の病気や貧血など、全身の病気が隠れていることもあります。
セルフケアで薄毛や抜け毛対策をしても、いっこう変化が見られない…。そんな場合は、早めに医師に相談しましょう。
薄毛対策におすすめのアイテムをご紹介
ここからは、薄毛対策におすすめのヘアケア商品をご紹介します。ご自身に合うものを見つけてくださいね♪
薬用シャンプー
薬用シャンプーは、頭皮を清潔に保ち、健康な髪が育つ環境に整えてくれるアイテムです。薄毛や抜け毛の原因となる、余分な皮脂を取り除いてくれます。
薄毛対策には、刺激の強すぎない適度な洗浄力のアミノ酸系シャンプーがおすすめ♡一般的なシャンプーに物足りなさを感じたら、頭皮環境を整える成分が配合された薬用シャンプーを選ぶのもいいですね。
育毛剤
育毛剤は、頭皮や髪を健やかな状態に保つ化粧品と、頭皮の油分・水分をコントロールしたり、血行を促進したりすることで、髪が育ちやすい環境へと導いてくれる医薬部外品に大別されます。
薄毛の進行状態や、成分が自分に合っているのかチェックして選んでくださいね♪
育毛剤を選ぶときは、必ず女性用のものを!男性用と女性用では配合されている成分が違うので、思うような効果が期待できないことも。性別に合わせて使いましょう。
まとめ
近年では、ホルモンバランスの変化やストレス、食生活の乱れなどによって、薄毛に悩む女性が増えているようです。
本格的な薄毛に進行させないために、早めに対策をとりましょう!
薄毛対策にシャンプーはとっても大事。この機会に、普段何気なく行っているシャンプーのやり方を見直してみてくださいね☆