背中のニキビ・ぷつぷつの原因とは?対策・予防法を解説します!
背中は自分では見えないものですが、周りからは意外とよく見られています。背中が大きく開いたドレスや水着を着た時にニキビやニキビ跡だらけだったら、ちょっと恥ずかしいですよね><
とはいえ、背中は自分では見えづらいし、手が届きにくいパーツ…。どうやってケアすればいいのかわからないという人も多いのでは?
そこで今回は、背中ニキビに悩んでいる方のために、背中にニキビができる原因から、具体的な対処法、予防法まで詳しくご紹介します♪
背中のニキビ、実は他の症状かも
なかなか改善されない背中のブツブツ…。もしかしたら実はニキビではないのかも。ニキビによく似た症状の病気として、次のようなものが挙げられます。しつこい背中のできものに悩まされている人は、それが本当にニキビかどうかをチェックしてみましょう!
マラセチア毛包炎
カビの一種であるマラセチア菌が毛包と呼ばれる毛穴の奥に侵入して、炎症を起こしたものです。マラセチアは健康な人の皮膚にも存在する常在菌ですが、夏の湿気や汗、皮脂などで増殖すると、ニキビのような赤いポツポツができます。かゆみや痛みが生じることも。
肉眼でニキビと見分けるのは難しいのですが、表面に少し光沢があるのが特徴です。また、ニキビが顔を中心にできるのに対し、マラセチア毛包炎は背中や胸、肩、腕など顔以外の体の部分によく見られます。
市販のニキビ治療薬を使ってもなかなか良くならない場合、マラセチア毛包炎を疑ってみましょう。
毛のう炎(毛包炎)
毛包の浅い部分に黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込み、炎症を起こした状態です。皮膚の表面に小さな赤いブツブツができます。一般的に、ニキビよりも小さいサイズであることが多いようです。
ムダ毛処理をした時などに皮膚を傷つけると発症しやすくなります。軽いかゆみがあり、赤い発疹の中心に膿を持つこともあります。
毛のう炎が進行したものが、いわゆる「おでき」です。皮膚が硬いしこりのようになり、ズキズキとした痛みや熱っぽさを感じます。
背中のニキビの原因
カビなどの菌の繁殖
頬やおでこなどにできる一般的なニキビは、アクネ菌が増殖して炎症を起こしたものです。一方、マラセチア菌などの真菌(カビ)や黄色ブドウ球菌が原因になっていることも。
原因菌が異なるので、治療薬も異なります。それを知らないまま自己流のケアをしていると、悪化させてしまうこともあるから要注意!
汗や皮脂などの汚れ
背中は皮脂腺が多く、汗もかきやすいパーツ。だけど、顔と違ってこまめに洗いにくいので、清潔に保つのが難しいですよね。
そのままにしていると、毛穴に詰まった皮脂や汚れをエサに、アクネ菌やマラセチア菌、黄色ブドウ球菌などが入り込んで増殖。その結果、自分では気づかないうちにニキビができて、悪化させてしまうケースも多いようです。
ホルモンバランス
ストレスや疲れ、睡眠不足などによってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが増えて、皮脂の分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。また、女性の場合は生理の前後でホルモンバランスが乱れやすいため、ニキビ菌の温床になりがちです。
乾燥
保湿不足で肌が乾燥すると、うるおいを守ろうとして皮脂の分泌量がアップ!さらに、ターンオーバーのサイクルが乱れて、自然にはがれ落ちるはずの古い角質がいつまでも肌の表面に残って毛穴をふさいでしまうため、ニキビの原因に…。
紫外線
紫外線をたくさん浴びると、刺激から肌を守るために角質が厚くなり、毛穴をふさいで詰まらせます。また、皮脂が酸化して炎症を起こしやすくなるのでニキビの原因になります。
睡眠不足
肌のターンオーバーを促すのは、脳の下垂体から分泌される成長ホルモン。睡眠不足になって成長ホルモンの分泌が減ると、ターンオーバーが乱れることに。古い角質が残り、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌につながります。
詳しくはこちらをチェック!
ニキビの治し方を種類別に解説!
背中のニキビの対処法・予防法
背中のニキビは気づかないうちに悪化していることも多いので、早めに適切なケアをすることを意識しましょう!
汗を拭く、きれいに洗うなどして清潔さを保つ
背中は汗をよくかく箇所なので、こまめに洗って清潔さを保つことが大切♪だけど、手が届きにくいから、洗いにくいですよね。
隅々まできれいに洗えるように、ボディタオルやボディブラシを使うことをおすすめします。肌を傷つけないように柔らかい素材のものを選びましょう。
汚れを落とそうとしてゴシゴシ洗いをするのはNG!逆に肌を傷つけてしまいます。あらかじめ液体ソープや石けんをたっぷり泡立てて、泡でやさしく包み込むように洗いましょう☆
洗い終わったら石けん成分が残らないよう、しっかりすすぎます。洗い流した後は、タオルで水分を拭き取り、化粧水などで保湿ケアをするのもお忘れなく♡
基本的には普通のニキビと同じ
背中のニキビは、基本的には普通のニキビと同じケアで大丈夫です。
原因がアクネ菌で白ニキビの状態なら、市販のニキビ薬でも対応OK!体を洗った後の清潔な肌につけてください。背中は手が届きにくいので、スプレータイプのニキビ薬を使うと便利ですよ。
乾燥が原因のニキビは、保湿ケアをするだけでも症状が落ち着くことがあります。お風呂上がりには化粧水などで保湿してあげましょう。
背中は汗をかきやすい上に、洋服などで蒸れやすいので、こまめにタオルやデオドラントシートで汗を拭き取ることも大切です。洋服は通気性の良いものが◎!
ニキビ跡が気になる人は、新しい皮膚の再生を促すケミカルピーリングやレーザーで目立ちにくくすることもできます♪
背中をしっかり洗い流す
シャンプーやボディソープのすすぎ残しは、背中ニキビの原因になります。体を洗ったらしっかり洗い流しましょう。髪→体の順番で洗うようにすると、背中についたシャンプーやコンディショナーをきれいに洗い流すことができますよ♪
睡眠や食生活を見直す
睡眠不足や食生活の乱れは、背中のニキビを悪化させます。健やかな肌を育てるために、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。肌のコンディションを整えるビタミン類は積極的に摂りたいですね♡
ストレスを溜めない
毎日を忙しく過ごしていると、イライラやストレスが溜まってしまいますよね。過剰なストレスは免疫力を低下させ、肌の再生力を弱めてしまいます。自分なりのストレス発散方法を見つけておきましょう。おおらかな気持ちでいることが美肌づくりのポイント☆
上記で治らない場合はニキビではない可能性があるので、お薬が必要となることも
黄色ブドウ球菌やマラセチア菌による炎症の場合、通常のニキビ対策では改善が難しい場合があります。
また、背中ニキビの原因はさまざまで、汗や皮脂、紫外線、ストレス以外にも、ステロイド薬の使用や糖尿病などの内科疾患が悪影響を及ぼしていることもあります。
これらを自分で判断するのは難しいもの…。背中ニキビがなかなか改善されない場合は、早めに皮膚科を受診して、専門家のアドバイスを受けましょう!
まとめ
背中は自分の目が行き届かないため、ニキビができていることすら気づかず、知らないうちに悪化していることも。
日頃から背中を清潔に保ち、十分な睡眠とバランスのとれた食事、ストレスのない生活を心がけ、ニキビのできにくい肌に整えておくことが大切です。
自信を持って背中見せファッションができるよう、今からボディを磨いておきましょう♡