毛穴の黒ずみをなくす方法ってある?
毛穴の黒ずみをなくすには、毎日のスキンケアで少しずつ解消していく方法があります
鏡で素肌をよく見ると、ブツブツと毛穴が目立っていて、ショックを受けたことはありませんか?
30~40代から目立ち始める毛穴の黒ずみ、本当に困ってしまいますね。
年齢なりの毛穴の黒ずみは大きく2種類に分けられます。
1.角栓による毛穴
毛穴をよく見ると詰まったものがあり、肌を触るとざらついているものです。
毛穴にたまった皮脂と、古い角質やホコリが固まり角栓になります。
時間が経つと、角栓が空気に触れて酸化して黒ずみます。
これが角栓による、黒ずみ毛穴の正体です。
2.色素沈着によるメラニン毛穴
毛穴を触ってもつるっとしています。何か詰まっているというのではなく、茶色いシミのようになっています。
これは紫外線による日焼けや、外からの刺激により発生したメラニン色素が毛穴のまわりに残ってしまったものです。
メラニン色素は、通常は自然にはがれ落ちてなくなるのですが、ターンオーバーが乱れると排出されずに、シミのようになっていつまでも残ります。
以上2つのうちで、自分の毛穴の黒ずみ方はどちらのものでしょうか?
そのタイプごとに対策をしていけば、次第に毛穴の黒ずみが目立たなくなっていきます。
ケアを続けて、キレイな肌を手に入れましょう。
鼻のまわりはとくに黒ずみ毛穴が目立ちやすい
鼻のまわりの毛穴はとくに黒ずみ毛穴が多く、「角栓毛穴」と「メラニン毛穴」の両方が存在していませんか?
このあたりは両方の黒ずみ毛穴ができやすくなっています。
鼻は、額と顎を含めてTゾーンともいわれ、若い頃のニキビやテカリなどがあったように、皮脂が多く角栓ができやすい場所になっています。
では、メラニン毛穴ができてしまうのはどうしてでしょうか。
メラニンはもともと、肌の色を濃くして、紫外線や活性酸素の害から体を守るために生成されています。
鼻は顔の中央の高いところに位置し、紫外線を浴びやすくなっています。
また過剰に分泌された皮脂が紫外線の影響で酸化し、活性酸素が発生するのです。
これらから守るため、メラニンが発生しやすくなるのです。
30代に入るとターンオーバーのサイクルが遅れてくるので、メラニンや古い角質が残りやすくなります。
このように鼻のあたりは、角栓とメラニン、両方の黒ずみ毛穴ができやすいのです。
毛穴には皮脂腺があります。
皮脂を分泌することで肌をおおって、バリアを作り乾燥を防ぎ、肌表面を強く柔軟にして、外からの刺激から守っています。
皮脂がバランスよい量で分泌されていると、キレイで健康的な肌を保つことができるのです。
しかし皮脂の分泌が多すぎると、皮脂腺の出口である毛穴に皮脂がたまってしまいます。
そこに古い角質や汚れが入り込んで混ざって固まってしまいます。これが角栓で、はじめのうちは白っぽいものです。
角栓がこのまま毛穴に詰まったまま時間が経つと、空気にふれ酸化して黒ずんできます。
これが角栓による黒ずみ毛穴の正体となります。
1.洗顔時の注意点
皮脂や目立つ毛穴が気になる人は、クレンジングや洗顔の際に、洗浄力の強いものを使う傾向にあるようです。
また黒ずみやくすみを落とそうとして、強くこすったり尖ったもので押し出そうとしたりと、肌に負担をかけている人もいるようです。
しかし過度なケアは本来必要である潤いまで失ってしまうことになりかねません。
洗い過ぎないように気をつけましょう。
洗顔にはぬるま湯が最適です。
さっぱりしたいからといって、熱いお湯を使うと必要な皮脂が洗い流され、肌の乾燥を招いてしまいます。
洗顔料のすすぎ残しにも注意しましょう。残った洗顔料や汚れは、肌荒れやニキビにつながります。
髪の生え際、鼻の周りや顎のあたりなどに注意して、しっかり洗い流すようにしましょう。
2.保湿ケアの注意点
洗顔後は時間を置かずに、すぐに保湿ケアをしてください。
保湿が整った状態であれば、肌がきめ細かくキレイになっており、毛穴も目立たなくなります。
黒ずみ毛穴に悩む人は、皮脂が気になるからと、保湿ケアを怠りがちなのではないでしょうか。
でもそういう人こそ、きちんとした保湿が必要です。
保湿をしないと肌が乾燥してしまい、水分の蒸発を防ごうとしてバリアを張るため皮脂が分泌されます。
このバランスがよくないと、皮脂が過剰になり肌トラブルにつながります。
皮脂が多めの人は、油分を控えたさっぱりタイプの化粧品でケアしていきましょう。
コラーゲン・ヒアルロン酸やセラミドが配合されたものであれば、保水や保湿効果が期待できます。
メラニン毛穴は、毛穴自体もしくは毛穴周辺に色素沈着してしまっている状態です。
角栓が詰まった毛穴とは、ケアの方法が異なってきます。
・紫外線の影響
メラニン毛穴の原因としてまず挙げられるのは、日焼けです。
紫外線から守ろうとして、メラニン色素が発生します。
また紫外線により発生した、過剰な活性酸素を除去するためにもメラニンが作られます。
メラニン色素が残ってしまうとシミ・ソバカス、そしてメラニン毛穴の原因になってしまうのです。
・摩擦など外からの刺激
摩擦や刺激など、外部から肌に力が加わることでもメラニン色素は発生します。
たとえば、メイク・クレンジングや洗顔の時に、強い力を加えたり、こすり過ぎたりするのはよくありません。
スキンケアタイムのマッサージなども、あまり力を入れて行わないようにしましょう。
メラニン毛穴を、角栓詰まりの毛穴のようにゴシゴシと洗うと、かえって刺激となり黒ずみがひどくなってしまう可能性があります。
同様に、はがすタイプの毛穴パックを行っても、メラニン毛穴の改善にはあまり期待できません。
強い力が加わるもの、肌に負担がかかるものは、スキンケアをなるべく避けましょう。
・ターンオーバーの遅れ
通常はメラニン色素は肌の奥から表面の層へと、古い角質とともに次第に押し上げられ、自然にはがれてなくなります。
しかしターンオーバーが乱れサイクルが遅れると、メラニン色素がいつまでも残ってしまいます。
これがシミやソバカスであり、メラニン毛穴です。
ターンオーバーが乱れる原因は、加齢・ホルモンバランス・ストレスなどが挙げられます。
また加齢により、肌の細胞が作られるペースが下がり、質も劣化してきます。
ターンオーバーが遅れて、古い角質が残ってしまうこともあり、肌がくすんで見えるようになるのはそのためです。
1.紫外線対策をする
まずメラニン色素を作らないことが大切です。
紫外線による日焼けを予防しましょう。
夏だけでなく、冬や曇りの日でも紫外線の影響があります。
一年中、油断せずに紫外線対策をしてください。
常にUV効果がある乳液・化粧下地・ファンデーションなどを使いましょう。
UV効果は数時間で薄れてしまうので、メイクを直すように時々つけ直してください。
外出時は帽子・日傘やサングラスなども併用しましょう。
2.美白ケアをする
残ってしまったメラニン色素はなるべく早く排出し、新しくメラニン毛穴ができないように予防するケアを目指します。
美白作用のある成分が配合された化粧品を使っていきましょう。
美白に効果のある成分の代表は、ビタミンC誘導体があります。
化粧水・美容液・乳液やクリームなどさまざまな化粧品に使われています。
すでにできたシミを還元し、メラニンの生成を抑え、シミができにくくなる作用があるのです。
抗酸化作用、皮脂の過剰な分泌を抑える作用もあり、メラニン毛穴の予防が期待できます。
3.ターンオーバーを整えて、よい肌作りを心掛ける
メラニン毛穴をなくすには、ターンオーバーを整え、メラニン色素を速やかに排出させることが大切です。
同時に古い角質もなくなり、新しくキレイな肌が再生して、キメ細かい明るい色の肌を取り戻せることでしょう。
まず良質な睡眠をとるように心掛けてください。肌は眠っている間に作られるといいます。
しっかり休息して新しい肌の再生を促しましょう。
入浴の際は、湯船にゆっくりつかって体を温める、日々の生活に軽い運動やストレッチを取り入れるなどして、血行をよくし代謝を高めるようにしましょう。
食生活にも配慮することが大切です。
肉・魚や野菜などの食品から、タンパク質・ビタミンやミネラルをバランスよく摂るようにしましょう。
ファストフード、スナック菓子など脂質や糖質が多いものばかりをたくさん食べるのは避けてください。
皮脂の過剰な分泌が増えてしまい、テカリや毛穴トラブルを招くことになります。
毛穴の黒ずみNGケア
毛穴の黒ずみをなくそうとケアをしたのに、かえって悪化させてしまったり、肌トラブルを招いてしまったりしまうのは残念なことです。
はがすタイプの毛穴パックを使うのは、週に1回程度にしましょう。
角栓による黒ずみ毛穴の対策には非常に効果的ですが、頻繁に行うと肌に負担がかかります。
必要な皮脂まで取り除いてしまうことになり、肌を乾燥させてしまいます。
肌が乾燥すると、水分の蒸発を防ごうとしてバリアを作るため、新しく皮脂が分泌されるのです。
カサついているのに、皮脂が浮いてテカリやべたつきを招き、新しい肌トラブルが起きる可能性があります。
またパックをはがす時に周囲の健康な皮膚も同時にはがしてしまうことで、肌を傷めてしまいます。
このような肌への刺激が、メラニン色素の発生と定着の原因となることもあるのです。
同様に、皮脂や汚れが落ちてキレイになるかもと期待して、洗浄力が強すぎる洗顔料を使うのは避けましょう。
自分の肌に適した洗顔料を使ってくださいね。
洗顔が終わって顔を拭く時には、清潔なタオルを使います。ゴシゴシこするのではなく、優しく押さえるようにして水分を拭き取るようにしましょう。
(まとめ)毛穴の黒ずみをなくす方法は、日々の心掛けのなかにあります
2.角栓詰まりの黒ずみ毛穴は、角栓を取り除くことがポイント
3.メラニンによる黒ずみ毛穴は、メラニン色素対策がポイント
黒ずみ毛穴には2つのタイプがあり、タイプごとに対策があります。
日々の心掛けで、毛穴の黒ずみを改善しましょう。
また新しい黒ずみ毛穴を作らないように、予防にも力をいれていきましょう。
毛穴が気にならない、キレイな美肌を目指してください。