話題の肌断食って?毛穴の開きは改善するの?
お肌の断食で肌本来の力を発揮できれば、毛穴の開きが目立たなくなります
周りにすすめられた毛穴ケアを試してみても、なかなか効果が得られないという方が多いようです。
もしかすると、それはお肌にいろいろなことをしすぎたことが原因かもしれません。
そのような中、毛穴の開きで長年悩んでいる人たちの間で、お肌の断食または肌断食というものが話題になっています。
有名な美容家・女優さんやタレントさんがメディアで紹介しているのを目にしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にお肌の断食を行った人からは、「毛穴の開きがすっかり改善した」・「お肌が驚くほど潤っている」などといった喜びの声が多く報告されています。
お肌の断食は、普段からしていたメイクを一切しない、これまでスキンケアで使っていた化粧水、美容液やクリームなどの使用を一切やめるなど、かなり極端なケア方法です。
そこで今回は、お肌の断食を行うメリット・デメリット・断食の方法などを説明していきます。
お肌の断食で毛穴の開きを改善するコツ
お肌の断食とは、スキンケアの常識を覆すような新しい方法です。
今までは、美容成分が配合された化粧品をたっぷりつけて、お肌を保湿するというのが王道のケア方法でした。
一方お肌の断食は、化粧品の使用を一切やめてすっぴんで過ごすという方法です。
さらに、洗顔時も石鹸やクレンジングは使わずに、水やぬるま湯で汚れを洗い流します。
お肌に何もしないと不安を感じるかもしれませんが、日々与え過ぎていた保湿成分をストップすることで、お肌が自分の力を取り戻そうとします。
メイクやスキンケアは決して悪いことではありませんが、時々お肌を休ませてあげることも必要なのかもしれません。
お肌の断食を始めたばかりのころは、つっぱったりカサカサしたりしてしまうかもしれません。
それが日を追うごとに調子を取り戻し、正常な状態へとなっていきます。
また毛穴の開き・乾燥肌・オイリー肌・ニキビ肌の改善にもつながるとも言われているのです。
これらのお肌トラブルは、スキンケアやメイクで使用するさまざまな化粧品、過剰なクレンジング、洗顔などによる刺激によって、引き起こされることが原因になっているケースもあります。
つまりお肌を刺激する化粧品などをやめることで、お肌本来の保湿機能や正常な皮脂分泌が働き、ターンオーバーが正常化され、毛穴レスの潤いあるお肌へと生まれ変わるというわけです。
お肌の断食をすると、自分本来のお肌を取り戻すことができます。
乾燥を防ぐために化粧水や美容液を使っていた方も、新たな発見があるかもしれません。
お肌の断食は、これまで行ってきたスキンケアを一切やめてしまうものです。
美容液をたっぷりと毎日与えられていたお肌も、突然ストップされては、驚いてしまうでしょう。
ここでは、お肌の断食を行う前に注意しておくことを説明します。
1.もともとお肌の断食に向いていない人がいます。
アトピー性皮膚炎・敏感肌・乾燥肌・肌機能が低下している人などです。
また小さい頃から肌が弱い、荒れ性だったという人も避けた方がよいでしょう。
季節の変わり目は温度や湿度の変化もあって、お肌も敏感になっています。
免疫力が低下する時期でもあるので、この時期にお肌の断食をするのは好ましくありません。
2.お肌の断食を始めると、お肌が荒れてしまうことがあります。
しかしこの後お肌の状態が良くなっていくのがお肌の断食の成功パターンです。
この肌荒れが、お肌が良くなる段階のものなのか、お肌がダメージを受けて悲鳴をあげている状況なのか、それを見極めるのは皮膚科のドクターでない限り難しいことです。
もしお肌がダメージを受けている状況にあっても、「これから良くなる前触れ」と勘違いしてそのまま放置してしまうことはとても危険となります。
慌てて病院に走っても、取り返しのつかないことになっている場合があります。
お肌のタイプは人それぞれです。
少しでも異変に気づいたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。
3.お肌の断食を行ってお肌の乾燥がひどくなり、老化が進んでしまうケースがあります。
お肌の断食で期待できる効果は、乾燥しても断食状態にお肌が慣れ、本来お肌が持つ保湿力によって自力でカバーできようになるというものです。
しかしここで認識しておきたいのが、お肌の保湿力は加齢とともに低下していくということです。
本来の保湿力が十分でない人の場合、乾燥が続き、シワの原因にもなってしまいます。
人にもよりますが、お肌の断食を続けていく中で乾燥があまりにもひどい場合は本来のスキンケアに戻すなど、臨機応変に対応してください。
4.メイクをしないお肌の断食をした際には、紫外線を直に浴びてしまうことになります。
紫外線はお肌の老化を進め、乾燥や毛穴トラブルなどを引き起こす原因の一つです。
お肌の断食で日焼け止めはNGかもしれませんが、帽子や日傘などを上手に使って最低限の紫外線対策を行いましょう。
紫外線がもっとも多いと言われている10時~14時には、なるべく外出をしないというものおすすめです。
完全に毎日のメイクやスキンケアをやめてしまう、夜だけ・週末だけ断食をする、さらにはクレンジングだけやめるなどその方法はさまざまです。
ここでは、断食の方法を具体的にご紹介していきましょう。
1.メイクやスキンケアを完全にやめるお肌の断食方法
断食中は、メイク・洗顔料・クレンジング剤・化粧水・美容液・乳液・クリームなどを一切お肌に塗らない状態にします。
毎日の洗顔は、1日2回、ぬるま湯で行います。
ぬるま湯洗顔では、20〜30回ほどお肌全体にぬるま湯をかけて汚れを流しましょう。
皮脂腺の多いTゾーンのべたつきが気になる場合は、丁寧に洗いましょう。
洗顔後はすぐに、清潔なタオルで水分を拭き取ります。
お肌をこすらずにタオルで軽く抑えるようにしながら拭いていきます。
2.スキンケアやメイクをして外出。夜だけお肌の断食をする方法
お肌に優しいクレンジング剤を使ってメイクを落とします。
洗顔は石けん素地100%の純石けんを使い、たっぷりの泡で優しく洗います。
洗顔後は何もつけずに就寝しましょう。
翌朝は、普段通りのメイク・スキンケアを行います。
夜のクレンジングによるお肌への負担を軽減するためにも、ミネラルファンデーションやフェイスパウダーを使うとよいでしょう。
商品によってはクレンジング不要のものもあります。
3.週末だけお肌の断食をする方法
毎日ではなく、週末や連休だけ行う方法です。
断食期間はメイクもスキンケアも行わず、ぬるま湯または石けん素地100%の純石けんを使って洗顔します。
4.クレンジングだけお肌の断食をする方法
メイクを落とすためのクレンジング剤には、刺激の強い合成界面活性剤が配合されています。
これを毎日使っていると、お肌にとって大きな負担となってしまうのです。
クレンジングの使用をやめるだけでも、お肌の状態はよくなるでしょう。
最近では洗顔料で落とせるメイク用品もあるので、これを機に取り入れてみるのもよいでしょう。
お肌の断食を始めると、乾燥が気になるという人が多くいます。
その際は、ワセリンを使った保湿がおすすめです。
ワセリンは皮膚科でも処方される保護剤です。
石油を高純度に精製して作られており、顔や全身に使うことができます。
余計な成分が配合されていないので、刺激も少なく、断食をしているお肌に適しているのです。
ワセリンはベタベタしやすいので、乾燥が気になる部分だけに少量を塗ります。
回数を分けて、少しずつ塗るのがポイントです。
ワセリンがお肌に合わない際には、使用をすぐにやめましょう。
お肌の断食を成功させるコツ
お肌の断食で、気になる毛穴の開きやお肌トラブルを改善させるために、気をつけておくべきポイントを紹介します。
1.お肌の断食中は、何もつけていない状態なのでお肌はダメージを受けやすくなっています。
なるべくお肌には触れないようにしましょう。
触れることも刺激になるからです。
2.ぬるま湯洗顔とはいえ、必要以上に洗い過ぎないことです。
1日2回を守りましょう。
それ以上洗顔すると、お肌に必要な皮脂や角質までも洗い流してしまいます。
3.規則正しい食生活や生活習慣を心掛けましょう。
毛穴開きには、スナック菓子やファストフード・脂っこい食事・糖分の多い洋菓子などは大敵です。
良質なタンパク質と野菜中心のバランスのよい食事をとりましょう。
また深夜に夕飯をとらないなど、食べる時間帯にも注意してください。
質のよい睡眠時間を取ることは美肌づくりの基本です。
ターンオーバーが活発に行われるのは夜10時〜深夜2時です。
その時間帯に深い眠りにつきましょう。
成長ホルモンが多量に分泌し、毛穴レスのお肌をつくります。
過度なストレスをためないためにも、適度な運動をして汗をかきましょう。
お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーの乱れを防ぎます。
(まとめ)過度のスキンケアをやめて毛穴の開き改善!
2.お肌の断食をする前の注意点
3.お肌の断食の方法
4.お肌の乾燥が気になったらワセリンで保湿
お肌に一切化粧品をつけないという断食に、驚いた人も多いのではないでしょうか。
目的はお肌本来の保湿力などを取り戻して肌トラブルを改善するというところにあります。
一方で、今使っている基礎化粧品が合っているのかを知ることができる、というメリットもあります。
最初から完全に何もつけないお肌の断食には不安もあるでしょう。
その場合は、週末だけ、夜だけと短い期間からスタートするのがおすすめです。
慣れてきたら3週間は続けてみましょう。
きっとお肌の変化を実感できます。
ただし、早い段階でこの方法は合わないな…と感じたら、すぐに中止してください。
ムリせずに様子をみながら進めていくことが大切です。