顔にはどのような筋肉があるの?顔のたるみと筋肉の関係、そのほぐし方
ふと鏡を見て「私の肌ってこんなにたるんでいた?」とがっかりしたこと、ありませんか?顔のたるみは、年齢を感じさせるエイジングサインの一つ…。
加齢とともに肌のハリや弾力が失われると、脂肪が重力に負けてたるみが目立ち始めますよね…。でも年だからとあきらめないで!顔の筋肉を鍛えて、たるみを予防していきましょう!
今回は、顔のたるみと筋肉の関係や、凝り固まった筋肉を効率的にほぐす方法をご紹介しますね♪たるみが気になる方必見です!
顔にはどのような筋肉があるの?
顔はたくさんの筋肉で構成されています。顔の筋肉にはどんなものがあるのでしょうか?
顔の主な筋肉
顔の皮膚と皮下組織の下には、なんと30種類以上もの筋肉が存在しています!「顔と頭皮は一枚皮でつながっている」とよくいわれていますが、内側の筋肉もつながっているんですよ☆
ちなみに髪の毛も、人の体でいうところの皮膚、筋肉、骨と同じ、キューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造になっています。
顔の筋肉がそれぞれ協力し合って働いているから、目や口、鼻などの複雑な動きができるんですね!
顔の主な筋肉
・皺眉筋(しゅうびきん)
・前頭筋(ぜんとうきん)
・鼻根筋(びこんきん)
・鼻筋(びきん)
・側頭筋(そくとうきん)
・眼輪筋(がんりんきん)
・上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)
・上唇挙筋(じょうしんきょきん)
・小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
・大頬骨筋(だいきょうこつきん)
・咬筋(こうきん)
・頬筋(きょうきん)
・前頭筋(ぜんとうきん)
・口輪筋(こうりんきん)
・笑筋(しょうきん)
・広頚筋(こうけいきん)
・口角下制筋(こうかくかせいきん)
・下唇下制筋(かしんかせいきん)
・オトガイ筋
表情筋という筋肉はない?
顔の筋肉といえば表情筋を思い浮かべる人が多いのでは?実は表情筋という名前の筋肉はないんです!ビックリですよね☆
喜怒哀楽などの表情を作り出す筋肉をまとめて「表情筋」と呼んでいるんです。
代表的なものに、眉毛の上から伸びている「前頭筋」や、目の周りを囲んでいる「眼輪筋」、口角の皮膚についている「頬筋」、口の周りにある「口輪筋」、下唇の下からあごにかけて伸びる「オトガイ筋」などがあります。
表情筋が衰えると、支える力が弱くなって目元や口元のシワやたるみの原因になっちゃいます!そればかりか、毛穴まで変形してうねりのある髪の毛が生えてくるなど、髪質にも影響を与えるのだとか…。
皮膚と直接つながっている表情筋は、顔の土台となる部分!でも、日本人は無表情の人が多くて、普段の生活では表情筋を20〜30%程度しか使っていないんですって(汗)。意識して動かすようにしたいですね!
顔の中で特に重要な筋肉
誰しも若い頃のシャープなフェイスラインを取り戻したいと願っているのでは?
ここでは、若々しい目元・口元をキープするために重要な筋肉をご紹介します!
口輪筋
名前の通り、口の周りを取り囲む筋肉です。口を閉じたり、すぼめたりするのに使います。
口輪筋の衰えは、口元のたるみやシワにつながります。それだけじゃなくて、発音が不明瞭になったり、物が飲み込みにくくなったりすることもあるんだとか…。
口元を若々しく保ちたいのなら、鍛えておきたい筋肉です☆
大頬骨筋
口元からこめかみにかけて伸びている筋肉で、口角を上外側に引き上げるときに働きます!大頬骨筋を鍛えるだけで、口角がキュッと上がった笑顔美人をめざせます♪
この筋肉が衰えると、ほおが落ちて、ほうれい線ができやすくなってしまうので要注意!
小頬骨筋
口角からほおに走る筋肉です。ウインクをしたときに上に上がる筋肉といえば、わかりやすいですね!
口元を斜め上に引き上げる働きをしています。この筋肉がしっかりしていると、自然な笑顔を作ることができますよ♪
眼輪筋
目の周りを輪のように囲んでいる筋肉です。まぶたを開けたり閉じたりするときに使うほか、涙の量を調節するポンプのような働きもしているんです!
見た目の若々しさと目の健康を保つうえで、欠かせない筋肉ですね!この筋肉が衰えると、上まぶたのくぼみや下まぶたのたるみ、目尻のシワなどにつながっちゃいます(汗)。
皺眉筋
眉の上にある筋肉で、その名のとおり、眉間にシワを寄せるときに使う筋肉です。無意識のうちに眉をひそめていませんか?この筋肉が凝り固まると、まぶたが重く下がったり、眉間のシワが定着しやすくなったりします。意識的に動かして、ほぐしてあげましょう♪
側頭筋
こめかみあたりからあごに伸びる大きな筋肉です。物を噛むときに使う咀嚼筋(そしゃくきん)の一つ☆この筋肉が凝り固まった状態だと、たるみやむくみが生じて、老け顔の原因になってしまうのだとか…。
顔のたるみの原因は筋肉?
顔のたるみは、肌のハリや弾力が失われることで起こります。でも、その下にある筋肉も関係しています。
顔の筋肉が衰えることによる影響
年齢を重ねるにしたがって、腕や脚の筋肉はだんだん衰えていきます。それは顔の筋肉も同じこと☆
加齢によって顔の筋肉が衰えると、その上をおおっている脂肪の重みを支えられなくなり、顔のたるみにつながってしまうんです!
顔の筋肉は、表情筋と呼ばれるように、笑ったり泣いたりといった表情を作るときに使うもの。表情を通したコミュニケーションが少ないと、自然と衰えてしまうのです。
現代人はコミュニケーションをメールやSNSで済ませることが多く、表情筋を使う機会は減る一方!そうなると、さらに表情筋が衰えて「うまく笑えない」「表情が乏しい」といった状況に陥りがち…。
身に覚えがある人もいるのではないですか?
反対に、使いすぎで発達することが影響することも
表情筋は使わなければどんどん退化していきますが、逆に使いすぎるのもよくありません。
表情のクセによって同じ筋肉を使い続けていると、筋肉疲労を起こし、疲労物質や老廃物をためこんで、たるみやこわばりにつながります!
例えば、眉間にシワを寄せるクセがある人は、目の上部に皮膚が寄りがちでそこからたるみやシワができることも!使いすぎた筋肉をほぐしてあげるだけでも、フェイスラインの印象がガラリと変わりますよ♡
顔の筋肉緊張をほぐすマッサージ方法
スマホやPCを見ている時間が長い現代人は、表情筋がガチガチになってお疲れ気味…。
凝り固まった顔の筋肉をマッサージでやさしくほぐしてあげましょう♪
2. 眉尻からこめかみにかけて10秒くらいかけてグリグリほぐします
3. 生え際から耳の上を約10秒グリグリ
4. 耳から指1本分上を押さえて、約10秒グリグリ
5. 耳の後ろ側を約10秒グリグリ
6. 反対側も同様に行います
2. 3本の指で眉を軽く持ち上げます
3. そのまま左右に小刻みに動かします
4. 左右10秒ずつ行いましょう
上まぶたの皮膚はかなり薄いのでこすったりひっぱったりするのはNG。爪を立てないよう注意してくださいね♪
まとめ
顔には、目元や口元のシワ、たるみに関係している筋肉がたくさん存在しています。
これらをまったく使わなかったり、普段の表情のクセで一部の筋肉を無意識に緊張させていると老け顔につながりかねません…。そんなことはできるだけ避けたいですよね?
1日の終わりには、表情筋の緊張をほぐし、リラックスさせてあげましょう!たるみの予防につながりますし、自然な笑顔も作りやすくなりますよ♪