蒸しタオルで毛穴を開き綺麗になる美容法って何?
目次
蒸しタオルのケアで毛穴が開き「肌がすっきり」綺麗になります。
エステやマッサージ店で施術のときに使われる「蒸しタオル」は、本当に気持ちがよくてリラックスできますよね。
美容院などのサロンや飲食店などでも、折々に出してもらえる「温かいおしぼり」も触れると手が温まって血行がよくなり、じわーっと癒されますよね。
さて、この温かくリラックス効果のある「蒸しタオル」を使ったスキンケアは、電子レンジを使えば自宅でも簡単にできます。タオルを濡らして、絞って、電子レンジで温める、準備はただそれだけです。
蒸しタオルを使ったお肌のケアの効果とは?
まだ試したことがない人は、ぜひ挑戦してみてください!一度、自宅での蒸しタオルケアを覚えてしまうと、その素晴らしさに今までのスキンケアの習慣が変わるかもしれません。
基本の蒸しタオルの作り方
- フェイスタオルを水に浸して絞ります。
固すぎず、ゆるすぎず、蒸しタオルになったときに、ちょうどよい水分量になるように、絞る力を調整してください。 - タオルを広げてくるくると巻きます。
- タオルを電子レンジに入れて温めます。30秒~1分程度が目安ですが、機種やワット数によっても異なるので、慣れるまで、短い時間から様子を見ながら温めましょう。
ラップで包んだり、食品保存袋に入れたりして温めると衛生的です。 - 温まったら広げて、タオルの温度を確認します。熱ければしばらく置いて冷ましてください。電子レンジは、外側より中心の方が熱くなる性質があります。顔に載せても安全な温度か確かめてください。
顔は皮膚が薄く敏感で、手で触れた感覚よりずっと熱く感じ、ダメージを受けます。くれぐれもヤケドに気をつけましょう。
顔に乗せて「気持ちがいい」と感じる温度になりましたか?これで蒸しタオルの用意ができました。
蒸しタオルの効果
身近なもので手軽にできる、蒸しタオルの効果を実際に挙げていきましょう。
1.毛穴が開き、奥の汚れまで落としやすくなる
肌が温まり、蒸気で水分が行きわたるので、自然に毛穴が開きます。
皮脂、角質や汚れが固まってできた頑固な角栓詰まりが浮き上がってきます。
毛穴ばかりでなく、肌に残った古いゴワゴワした角質も、蒸気がしみ込んでふやけて柔らかくなり、取り除きやすくなります。
この後に洗顔をすれば、浮き上がった汚れや柔らかくなった古い角質を取り除くことができます。
開いた毛穴の奥まで洗浄成分が届いて、キレイに磨き上げることができます。
洗顔料を使いたくない、もしくは洗顔後であれば、タオルで顔を拭きあげてもよいですね。
2.化粧品の美容成分の浸透しやすくなる
肌がよく温まり、毛穴が開いているので、保湿ケアの際に化粧水や美容液などの美容成分が肌や毛穴の奥までしっかり浸透します。
また、温度が高いことから油性の成分がよく伸び、広がった蒸気で水溶性の成分もなじんで、しみ込みやすくなるのです。
蒸しタオルを使ったのと使わないのとでは、保湿のあとの肌の手触りや透明感がまったく異なります。
美容成分が浸透して保湿がしっかりできれば、これからの乾燥を防ぐことができます。
3.血行がよくなり、コリが解消され、顔色が明るくなる
目の周りの血行がよくなると、スマートホンやパソコンでの疲れ目やコリ感が解消されます。
目のふちの皮膚の下で静脈が透けて見えてしまう青いクマも、しばらく温めれば血流がよくなり改善できます。
アレルギー、カゼや鼻炎でのつらい鼻づまりのときには、鼻の周りに温かい蒸しタオルを置くと、ふさがり感や圧迫感がふっと軽くなりますよ。
肩こりのときには、首や肩の周りに置いても効果的です。
4.肌の新陳代謝がよくなり、ターンオーバーが改善される
古い角質や角栓が取り除かれると、くすみのない新しい肌が表れます。血行が良くなり、新陳代謝が高まっているので、ぞくぞくと肌成分が再生されてきます。
スキンケアのタイミングごとに蒸しタオルケアを取り入れましょう
では、蒸しタオルを使ったスキンケアを紹介していきます。
手軽で便利な万能ツールである蒸しタオルですが、クレンジング→洗顔→保湿とあるスキンケアの流れで、どのタイミングで使うかにより、パワーアップする効果が変わってきます。
肌や毛穴対策の目的、その日の肌のコンディションに応じて、蒸しタオルのタイミングをアレンジしてみましょう。
蒸しタオルケアは週に1~2回程度、行うようにしましょう。あまり頻度が高いと、かえって肌が疲れてしまうからです。
基本編:洗顔後の蒸しタオルケアで保湿力アップ
- 始める前に、いつものようなクレンジング、洗顔を済ませ、すっぴん肌にしておきます。
- 蒸しタオルを用意します。
- タオルを広げて顔全体を覆います。呼吸ができるように、鼻の周辺を避けて置きましょう。3分程度そのままにして、タオルが冷めてきたら外します。
- 時間を置かずにすぐ保湿します。
温度と蒸気で毛穴が開き、角質も柔らかくなっている、この時が保湿のベストタイミングです。化粧水、美容液、乳液、オイルやクリームの美容成分が浸透しやすくなっています。
一方で、肌は皮脂がやや多めに取り除かれ、温度が高く水分が蒸発しやすくなっています。そのまま放置しておくと、とても乾燥しやすい状態です。
蒸気のしっとり感で油断せず、すぐに保湿ケアをしてください。
クレンジング編:クレンジングに蒸しタオルを併用してメイク汚れをしっかりオフ
クレンジングのときに蒸しタオルを使い、毛穴の奥や肌のキメのすみずみまで、メイク汚れや角質を一緒に浮き上がらせて取り除きます。
- アイメイクやリップなど、落ちにくいポイントメイクだけは、あらかじめ専用のリムーバーなどでオフしておきます。
- 蒸しタオルを用意します。
- 蒸しタオルがほどよい温度になるのを待ちながら、クレンジングクリームを顔全体に塗り、メイクとなじませます。
- クレンジング料がついたままの顔に、蒸しタオルをのせます。3分程度、温かさを味わいます。
- タオルが冷めてきたら終了です。タオルを外して顔のクレンジング料とメイクを優しくふき取ります。
- その後、いつもの洗顔をします。
- 同様に、速やかに保湿をします。
メイク、古い角質と余分な皮脂がきれいに取り除かれたところに、しっかり保湿ができ、いつもよりすべすべな素肌になることでしょう。
保湿のタイミングで蒸しタオルを使って浸透力アップ!
クレンジング→洗顔→保湿の流れで、美容液、オイルやクリームなどをつけたところで、蒸しタオルを使います。
顔に載った美容成分を、蒸しタオルのぬくもりと蒸気によってリラックスした肌の奥まで送りこみます。
- いつも通りのクレンジングと洗顔をします。
- 洗顔後、すぐに保湿します。
- 乳液、クリームやオイルなど、とろみがあり、やや油分を含む保湿化粧品を、多めに顔に付けます。普段通りの化粧品でも十分なのですが、これから行うのはスペシャルケアなので、とっておきの美容液や美容オイルを使ってみるのもよいでしょう。
- 適温の蒸しタオルを用意します。
- 蒸しタオルを顔に載せます。3分ほど置き、タオルが冷めたら外します。
- 顔に残ったクリームやオイルで、くるくると円を描くように軽くマッサージしながらなじませます。
- 残ったクリームがオイルの量が多くて気になるようであれば、タオルで優しく拭き取ります。すっかり肌になじんでいれば、そのままでOKです。
エッセンシャルオイルをプラスしてアロマ効果でリラックス
どのタイミングに使う蒸しタオルでもOKなのですが、香りづけをすることでアロマ効果を得られます。
蒸しタオルを作るときに、まず洗面器などに水をため、エッセンシャルオイルを1滴たらします。そこにタオルを浸したのち、水を絞り、蒸しタオルを作ればよいのです。
ちょっと疲れたなぁ~というときにはリラックス効果が高い「ラベンダー」がおすすめです。なんだかイライラしてしまう自分に気がついたら「オレンジ」や「ベルガモット」がいいですね。
季節の変わり目や鼻かぜなどで鼻詰まりがつらいときには「スペアミント」のオイルを使ってみてください。蒸しタオルの温かさと蒸気で、鼻詰まりの苦しさがやわらぎますよ。
蒸しタオルケアの注意点
タオルの温度に気をつける
蒸しタオルが高温になり過ぎないように、様子を見ながら加熱しましょう。また、電子レンジで温めた蒸しタオルが、思いのほか熱くなっていることがあります。
手の皮膚は顔のより厚く丈夫で、感覚もにぶくなっています。手で蒸しタオルに触れて平気な温度だと思っても、顔では敏感に熱く感じ、肌も弱くヤケドをしやすくなっています。
顔に載せるときには、ヤケドをしないように十分に冷まして、温度を確かめてからにしましょう。
蒸しタオルケアの後は、最後に必ず保湿をする
タオルケアの直後は、肌がとてもふっくらしっとりしています。温度が上がり血行がよくなり、蒸気の水分が湿度を与え、余分な皮脂も取り除かれて、理想的なツヤとハリがでています。
しかし、その水分は蒸発しやすく肌は無防備な状態で、とても乾燥しやすくなっています。ですから、必ず保湿ケアを行って終了させてください。
夜に蒸しタオルケアを行い、気持ちよくリラックスしてそのまま寝てしまった、なんてことがないようにしてくださいね。
(まとめ)蒸しタオルケアで毛穴を開き、汚れを落として肌をキレイにしましょう
以上、蒸しタオルケアについて説明しました。
美容と健康にとてもよい蒸しタオルケアは、自宅で手軽に行えます。重点を置きたい効果に合わせてアレンジできます。
蒸しタオルケアを習慣にして、いつも綺麗な肌でいたいものですね。