BBクリームの使い方と選び方のポイントを紹介


メイクはBBクリームで済ませている、そんな人が増えています。

しかし、BBクリームとは何か?と聞かれると、すぐに説明できない人が多いかもしれません。そこで、「BBクリーム」についての基礎知識から、特徴や使い方、選び方のポイントなどを詳しくご紹介します。

BBクリームとは?

BBクリームは、1本で化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーションの4役をこなしてくれるオールインワンの多機能コスメです。元々はアザや傷跡などを隠すために医療用に使われていたもので、BBクリームの「BB」には、「Blemish(傷)Balm(軟膏)」や「Beauty Balm」などの意味があるといわれています。

元々医療用であることから、肌にやさしくカバー力に優れているのが特徴で、しかも、下地、ファンデーション、UVケア機能を備えているので、忙しい朝の出勤前や家事の合間でも手軽に使えてとても便利!これ1本で時短メイクが完成するので、ファンデーション代わりにBBクリームを使う人も多い人気のアイテムです。

BBクリームとCCクリームの違い

BBクリームと名前が似たアイテムに「CCクリーム」がありますが、この2つは一体何が違うのでしょうか?

どちらも「1本でベースメイクが完成する多機能コスメ」という点は同じなのですが、BBクリームの機能が「化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーション」であるのに対し、CCクリームには「化粧下地、日焼け止め、肌色補正」といった機能があります。

2つの大きな違いは、カバー力。CCクリームの「CC」が「Color Condition(カラー コンディション)」や「Color Control(カラーコントロール)」を意味することからもわかるように、CCクリームの一番の特徴は肌色補正効果です。くすみや赤味、血色の悪さといった肌の色ムラを整え、トーンを均一にして肌色をキレイに見せるコントロールカラー的役割を果たします。イエロー系、グリーン系、ブルー系、ピンク系などのカラーバリエーションがあり、薄付きでナチュラルな仕上がりでBBクリームのようなカバー力はありません。

肌悩みが少なくナチュラルメイク志向の人はCCクリームのみでもOKかもしれませんが、必要に応じてファンデーションやコンシーラーなどと併用するケースが多いようです。

BBクリームの使い方

BBクリームは、化粧下地、UVケア、カバー力などを兼ね備えていることから、メイクアップアイテムの位置づけになります。ですので、化粧下地やファンデーション同様、スキンケアの後に使用します。

本来なら、化粧下地、(場合によっては日焼け止め)、ファンデーションなど複数のステップが必要なプロセスを1ステップで完了できるのが、BBクリームの大きなメリットです。

それでは、BBクリームの使用手順や使い方のポイントを解説していきます。

BBクリームの使い方の手順

STEP1 スキンケア

化粧ノリを良くして化粧崩れを起こしにくくするためにも、まずはスキンケアできちんと肌を整えておくことが大切です。洗顔をしたら、BBクリームをつける前に化粧水、乳液、美容液、クリームなどで水分と油分のバランスを整えます。

保湿はしっかりすることが望ましいですが、乳液やクリームなどはつけすぎに注意!油分が多すぎると、BBクリームが肌に密着しづらく化粧崩れを起こしやすくなります。乾燥肌、脂性肌など自分の肌タイプや季節に合わせて、水分と油分が適度なバランスになるように肌を整えましょう。

STEP2 適量を手に取る

適量のBBクリームを手に取ります。一般的な使用量の目安はおよそパール粒1粒分ですが、メーカーやアイテムによっては適量が異なる場合もあります。パッケージや容器に書かれた使用量を目安にしてください。

BBクリームはカバー力が高いので、つけすぎは禁物です。クマやシミなど特にカバーしたい部分がある場合は、適量を顔全体になじませた後に重ね付けするとよいでしょう。隠したい所はきちんとカバーしつつ厚塗り感のないナチュラルメイクに仕上がります。

STEP3 伸ばす

手に取ったBBクリームを、おでこ、鼻先、両頬、アゴの5点にのせ、指やパフ、ブラシなどを使って伸ばしていきます。顔の内側から外側に向かって伸ばすのが基本です。

まずは両頬など面積の広い部分に均一に塗り伸ばしてから、目や口の周り、小鼻の脇など細かい部分を塗っていきます。細かい部分は、肌に密着させるように丁寧に塗りこんでいくのがポイント。頬など面積の広い部分に比べて、目のキワや口角、生え際などは塗布量を少なめにするとキレイに仕上がります。

STEP4 なじませる

顔全体にBBクリームを塗り終えたら、両手のひらを使って肌になじませます。

パフやブラシを使った場合でも、最後は手のひらで顔全体をやさしく包み込むようにしてハンドプレスで仕上げるのがオススメ。手のひらは体温があるため、BBクリームが肌なじんでしっかり密着します。このひと手間で仕上がりのテクスチャーや化粧持ちがグンと良くなる、プロのメイクさんにはおなじみのテクニックです。

テカリやベタ付きが気になる場合は、ティッシュやあぶらとり紙で余分な皮脂をオフしておきましょう。

STEP5 フェイスパウダーをのせる

最後に、パフやブラシでフェイスパウダーをのせて仕上げます。パウダーが余分な油分を吸ってくれるので、テカリや化粧崩れを防いで化粧持ちがよくなります。

皮脂分泌が多いTゾーンはていねいに、目元や口の周りなど皮膚が薄く乾燥しやすい場所は薄めパウダーをのせるのがポイント。つけすぎると粉っぽく厚ぼったい印象になってしまうので、注意しましょう。

乾燥が気になる方やツヤ感のある仕上がりが好きな方は、テカリやすいTゾーンのみにパウダーをのせて、他の部分はノーパウダーで仕上げるのもアリです。

BBクリームをなじませるとき はブラシかパフかどちらがよい?

ブラシでBBクリームを塗るメリット

ブラシを使ってBBクリームを塗る際のメリットは…

・少ない手数で顔全体に均一に塗れる
・薄付きでツヤ感のあるナチュラルな仕上がりになる

という点です。

ブラシを使うとサッとひとはけで広い範囲にクリームを伸ばせるので、少ない手数で顔全体を塗ることができます。さらに、薄く均一にクリームを伸ばすことができるので、薄付きでツヤ感のあるナチュラル肌に仕上がります。ナチュラル志向の方にはブラシ塗りがオススメです。

パフでBBクリームを塗るメリット

一方、パフでBBクリームを塗る際のメリットは…

・BBクリームが肌にしっかり密着して化粧崩れを起こしにくい
・重ね塗りがしやすく部位によって量をコントロールしやすい

という点です。

パフでていねいにBBクリームを肌にのせていくと、クリームが肌に密着するので化粧持ちがよくなります。また、一度塗りではカバーしきれない部分への重ね付けも、パフを使うと塗布量がコントロールしやすくて便利です。生え際やフェイスラインなどは、全体を塗った後のパフで軽くなぞる程度で十分です。

ブラシもパフも、“手が汚れない”という点は共通のメリットですね。

BBクリームクリームの選び方のポイント

BBクリームの選び方のポイント① 「色味」

BBクリームを選ぶ際のポイント1つ目は、「色味」です。オークル系、ピンク系、ナチュラル系など、BBクリームのカラーバリエーションは実に豊富。自分の肌色に合った色味や明るさのものを選びます。無色タイプやパール配合のトーンアップタイプなどあまり色のつかない下地感覚のBBクリームもあるので、よりナチュラルに仕上げたい方にはこちらがオススメ。

BBクリームの選び方のポイント② 「テクスチャー」

BBクリーム選びのポイント2つ目は、「テクスチャー」です。マット肌に仕上げたいのかツヤ肌に仕上げたいのか、カバー力が欲しいのかナチュラルな質感にしたいのかなど、仕上げたいイメージに合ったBBクリームを選びます。保湿効果の高いしっとりタイプやパウダー配合のさっぱりタイプなど、好みの使い心地や肌タイプに合わせて選ぶのもよいでしょう。

BBクリームの選び方のポイント③ 「機能性や配合成分」

そして3つめのポイントは、「機能性や配合成分」です。化粧品選びで重視するポイントや肌悩みは、人によってさまざま。例えば、「UVケア重視ならSPF値が高いもの」「敏感肌が悩みならノンケミカル処方で無香料のもの」「スキンケア効果重視なら美容成分を豊富に配合したもの」など、自分のニーズに合ったものを選ぶようにします。

まとめ

1本で化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーションの4役をこなしてくれるBBクリームは、時短でキレイやUVケアを叶えてくれるうれしいアイテム。

機能やテクスチャー、色味などのバリエーションもとても豊富なので、自分好みの1本がきっと見つかります。BBクリームを上手く活用して、日々キレイを目指しましょう!

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