テカリやベたつきのお悩みを改善!脂性肌の原因や正しいスキンケアを紹介
お肌のテカリやべたつきが気になる脂性肌。オイリー肌と呼ばれることもあり、皮脂が浮きやすいのが特徴です。いつもTゾーンがテカってしまう、ニキビができやすいなど、脂性肌のお悩みを持っている女性も多いのではないでしょうか。
脂性肌は、毎日の習慣や正しいスキンケアによって改善していくことが可能です。脂性肌の原因を知って対策しながら、きれいなお肌をめざしましょう。
肌タイプの種類
普通肌
お肌に十分な水分量があり、皮脂分泌量も適度なお肌。脂性肌と乾燥肌の中間にあたり、バランスのとれた肌質です。キメが整っていて肌ツヤも良く、肌トラブルが少ない状態といえます。ただ、生理やストレス、季節の変化に影響を受けやすいので注意が必要です。
乾燥肌
水分量が蒸発しやすく、皮脂分泌量も少ないお肌。かさつきやすく、肌荒れを起こしやすい特徴があります。空気が乾燥する秋から冬にかけては、特にお肌が乾燥しやすく、夏でもエアコンなどによる外的刺激に悩まされることが多くなります。
脂性肌
水分量も皮脂分泌量も多くしっとりしていますが、脂っぽさが気になるお肌。丈夫で外的刺激には強いものの、顔全体のテカリやべたつきが目立つ肌質です。皮脂による化粧崩れや、毛穴の開きなどの肌トラブルが起きやすいのも特徴。
混合肌
皮脂分泌量は多いのに、お肌のバリア機能が弱いために水分量が少ないお肌。水分量も皮脂分泌量のバランスが崩れてしまっている状態です。頬は乾燥しているのにTゾーンは脂っぽいなど、かさつきとべたつきが混在しています。
脂性肌になってしまう原因
脂質・糖質の摂りすぎ
脂質や糖質の過剰な摂取は、皮脂の分泌を促してしまいます。スナック菓子や砂糖を多く含むお菓子、糖質の多いジュースは食べ過ぎ・飲み過ぎに注意しましょう。脂質を含む炭水化物の過剰摂取も、脂性肌の原因になります。忙しさからつい、栄養バランスが偏ってしまうこともありますが、改善できると良いですね。
ホルモンバランスの乱れ
生理周期によって、お肌の皮脂分泌量は増減します。生理2週間前〜生理中は、黄体ホルモンが増加する影響から皮脂分泌量が増えやすい時期。そのためお肌の状態が不安定になり、一時的に脂性肌になる場合もあります。また、不規則な生活習慣によってホルモンバランスが乱れ、脂性肌の原因となることもあるので注意してください。
季節の影響
皮脂分泌量は季節によっても変わります。気温が高くなる夏は、皮膚表面の温度も上がります。そのため、皮脂分泌量が多くなるのです。さらに、汗をよくかくことから、皮脂と汗が混ざってお肌がべたつきやすくなります。こうした変化から、秋冬には気にならなくても、暑い時期にだけ脂性肌になる場合もあります。
インナードライ
肌内部が乾燥していると、これ以上水分を失わないように、お肌は皮脂の分泌を活性化させようとします。こうした、一見脂っぽいのに実は内部が乾燥している状態をインナードライと呼びます。一般的な脂性肌に比べると、部分的にかさつきがある、キメが粗くゴワゴワする、といった違いがあります。
ストレス
皮脂の分泌には、男性ホルモンの一種が直接関わっています。ストレスや睡眠不足などの影響から男性ホルモンが増えると、皮脂が過剰分泌されやすくなるのです。その結果、脂性肌になってしまうこともあります。また、皮脂の酸化してしまうと、肌のくすみなど肌トラブルの原因にもなりかねません。しっかりと身体を休め、疲れを溜め込まないよう気を付けましょう。
脂性肌改善のための習慣とは?
皮脂分泌を抑える栄養を摂取する
栄養バランスのとれた食事で、身体の内側から脂性肌をケアしていきましょう。皮脂の過剰分泌を抑えるには、ビタミンB2やビタミンB6を積極的に摂取するのがおすすめです。ビタミンB2やビタミンB6は、以下のような食品に含まれています。
レバー、うなぎ、海苔、干ししいたけ、卵、牛乳、納豆など・ビタミンB6
カツオ、マグロ、鮭、バナナ、鶏ささみ、さつまいも、玄米など
保湿を徹底する
皮脂が分泌されるからといって、保湿を怠らないようにしましょう。肌内部の乾燥が進むと、さらに皮脂の過剰分泌につながる場合があります。脂性肌だからこそ、化粧水の後に乳液やクリームを使ってしっかり保湿することが大切です。保湿によってお肌のバリア機能を高め、皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。
紫外線対策で皮脂を抑える
さまざまな肌トラブルの原因としてよく挙げられる紫外線。日焼け止めを塗らずに長時間直射日光を浴びるなど、紫外線の刺激を受けるとお肌のバリア機能が低下しやすくなります。さらに、皮脂の酸化が促されることでニキビの原因にもなりかねません。天気に関係なく、紫外線対策を毎日続けることが大切です。
脂性肌タイプの正しいスキンケア
正しいスキンケア方法
水分量も皮脂分泌量も多い脂性肌。スキンケアでは、うるおいを守りながらも余分な皮脂を落とすことが大切です。お湯だけの洗顔では皮脂をしっかり落としきれないため、洗顔料を適切に使用してください。脂性肌には、油分の少ない石鹸も向いています。
お肌のバリア機能を保つためにも、クレンジングや洗顔をする際には、ゴシゴシこすらないようにしましょう。一日に何度も洗顔してしまうのも、うるおい不足のお肌を保護しようと、皮脂が過剰分泌される原因になります。洗顔は一日に二回までにしておきましょう。
また、しっかり保湿をすることも忘れずに。化粧水は、軽い質感のさっぱりタイプがおすすめです。化粧水でお肌に水分を与えたら、水分が蒸発しないようにフタの役目として乳液も必要です。皮脂が出やすい脂性肌には、油分がプラスされている乳液はあまり相性が良くありません。オイルフリーの乳液で、べたつきを防ぎながら保湿をしましょう。水分と皮脂分泌量のバランスを整えることが、肌悩みの改善につながります。
脂性肌のスキンケアアイテムの選び方
まずは、自分に合ったアイテムを選んで、適切なスキンケアを行いましょう。脂性肌のスキンケアには、皮脂の分泌を抑える成分が配合されているものを使うのがおすすめ。
例えば、美容に良い成分としてよく知られるビタミンCは、脂性肌のケアにも適した成分です。しかし、ビタミンCは、空気に触れると酸化しやすく水に溶けると活性が失われてしまうため、スキンケアで取り入れるには難しいもの。そんなデメリットをカバーしてくれるのが、お肌に浸透しやすいように改善されたビタミンC誘導体です。皮膚に吸収された後、ビタミンCに変化する性質があります。
ビタミンC誘導体などお肌のべたつきを抑える成分が配合されていること、赤みやかゆみなど肌荒れを防ぐ成分が配合されていること、この2点からアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。
お肌のべたつきを抑える成分が配合されているか
脂性肌タイプに特に向いた、皮脂の分泌を抑える成分がビタミンC誘導体です。皮脂のバランスを整え、引き締まったハリ感のある肌が期待できます。
肌荒れを防ぐ成分が入っているか
脂性肌タイプに多い悩みが、毛穴の詰まりやニキビなど。そこで、肌荒れを防ぐ成分が含まれているアイテムを選ぶのもポイントです。赤みやかゆみを抑える役割のグリチルリチン酸ジカリウム やグリチルレチン酸ステアリル などが入っているものを選ぶのも良いでしょう。
まとめ ~日々の習慣やスキンケアから脂性肌をケア!~
自分の肌タイプを知り、正しい対策をすることが美肌への近道です。洗顔のしすぎや保湿不足など、誤った認識によるスキンケアは美肌から遠ざかってしまいます。脂性肌に合った洗顔料・化粧水・乳液などのスキンケアアイテムを選んで、適切なスキンケアによって悩みの少ない肌づくりをしましょう。