- 汗と皮脂の分泌が増えてしまうから
- 強い紫外線から肌を守ろうと角質が厚くなるため、角栓ができやすくなるから
夏に毛穴が目立つ原因は?キュッと引き締める毛穴ケアのコツをご紹介!
目次
夏になると毛穴が目立って見えてしまう原因をご存知ですか?
ではどのようなお手入れをすれば効果的なのでしょうか?夏の正しい毛穴ケアとはどんなものでしょうか?
今回は、肌がベタつく夏も毛穴レスな「すべすべ肌」を作るために、実践したい毛穴ケアをご紹介します。過剰な皮脂を取り除き、毛穴を引き締め、つるつるの肌を目指しましょう!
夏は肌トラブルが起きやすい!
夏は海も山も思い切り楽しめる季節ですね。でも、肌には大敵の「紫外線」はピークを迎えます…
また、夏は一年で最も「気温」と「湿度」が高くなる季節です。汗による肌のベタつきや、冷房などによる乾燥など肌の大敵はたくさんあります。夏は肌にとって、とても過酷な季節なのです。
私たちの体は、季節ごとに変化を感じて、それに応じた調節を始めます。熱くなった体を冷やすために、肌の血管を拡げて発汗を促したり、紫外線のダメージを最小限にするために肌の角質層を厚くしようとしたりと、私たちが思っている以上に環境に適応しようとしています。
夏に多い肌トラブルは、日焼け、乾燥、そして意外と多いのが「毛穴トラブル」です。今回は夏に多い毛穴のトラブルとケアについてお話ししましょう。
夏の毛穴の4大トラブルの症状とは?
また、肌のテカリも、毛穴を目立ちやすくさせてしまう原因です。
- つまり毛穴
- メラニン毛穴
- ひらき毛穴
- 乾燥毛穴
上記、4つの毛穴トラブルの症状をそれぞれ見ていきましょう。
夏の毛穴トラブル症状①「つまり毛穴」
「つまり毛穴」は、別名「角栓毛穴」とも呼ばれています。
過剰な皮脂の分泌です。そして溜まった皮脂や角質、メイク汚れなどが混ざって「角栓」を形成します。
最初は白くざらざらした状態で詰まっていますが、酸化すると黒く変色し、より目立つようになります。小鼻やあごにできやすいのが特徴です。
夏の毛穴トラブル症状②「メラニン毛穴」
「メラニン毛穴」は、つまり毛穴とは異なり茶褐色なのが特徴です。
過剰なメラニン生成です。紫外線を浴びると、紫外線ダメージから肌を守るために、シミの原因になる「メラニン」が作られます。
メラニンは紫外線だけでなく、摩擦、皮脂の酸化などにより、毛穴の周りにダメージが起こった時にも生成されます。
生成されたメラニンの色素が沈着を起こし、毛穴の皮膚が黒ずんでいる状態が、メラニン毛穴です。
夏の毛穴トラブル症状③「ひらき毛穴」
「ひらき毛穴」は、別名「皮脂毛穴」とも呼ばれます。
過剰な皮脂の分泌です。過剰な皮脂分泌によってダメージが起き、毛穴が押し広げられている状態で、保湿不足の人に多く見られるようです。
頬の毛穴が縦型に伸びている、毛穴がしずく型になって見えるのが特徴で、触るとざらつきを感じます。鼻を中心にして洋梨型に現れます。
夏の毛穴トラブル症状④「乾燥毛穴」
「乾燥毛穴」は肌のキメの乱れにつながります。
肌は乾燥が進むとバリア機能を高めようとして、かえって角層が厚くなり、カサつきやゴワつきを起こします。肌全体が荒れているような印象となり、結果として毛穴が目立つことになります。
この場合は、肌をやわらかくしながら不要な角質を取り除くことが大切です。ホットタオルやスチーマーなどで毛穴を完全に開かせてからクレンジングをしてケアを行いましょう。
夏の毛穴が目立ちやすい3つの原因とは?
夏に毛穴が気になるのは、毛穴が「どんな状態」になっているからなのか、目立つ原因を説明します。
原因1:紫外線によるもの
夏は紫外線が強くなるため、皮膚の表面を覆っている角質層は肌を守ろうとして厚くなります。皮膚に溜まった角質と、大量に分泌される皮脂が混ざって毛穴に入りこむと「角栓」という汚れのかたまりができて、毛穴を押し広げてしまうのです。
肌は、このダメージの影響を最小限にしようとして角質層を厚くするのです。
そのようにして皮膚に溜まった角質と、分泌される皮脂が混ざって毛穴に入りこむと、白くポツポツとした角栓汚れのかたまりができ「つまり毛穴・角栓毛穴」になります。これをそのまま取り除かずに放置していると、やがて酸化して黒くなり、イチゴのようにブツブツとした「黒ずみ毛穴」になるのです。
原因2:汗や皮脂の分泌量が増加
夏は、高温多湿で汗や皮脂の分泌が増え、またそれが蒸発しにくいため、ベタつきの原因になります。
肌にとって理想の湿度は50~60%くらいといわれていますが、日本の夏はもっと湿度が高くなることもあり、肌から汗が蒸発しにくく肌をベタつかせ、テカらせます。
汗や皮脂は毛穴の開き・黒ずみとどう関係するの?
汗をかいたら毛穴のお掃除ができているとは限りません。
サウナやお風呂で血行がよくなることで肌の代謝を上げる効果はありますし、蒸気を当てると角質がふやけて、毛穴の入り口がやわらかくなるので、汚れを落としやすくなりますが、汗をかくことで毛穴の汚れが押し出されて、きれいになることは残念ながらありません。 きちんとケアをしないと、過剰に分泌された皮脂や角質が毛穴に詰まり「角栓」ができます。
角栓は、酸化すると黒ずみが目立つだけではなく、毛穴の周りがダメージを起こして色素沈着を起こすことがあります。毛穴は、化粧水や美容液の通り道にもなりますので、毛穴の汚れを落とすことが大切です。
また、汗には種類が2つあります。
- エクリン腺から分泌されるもの
- アポクリン腺から分泌されるもの
皮脂には、乾燥、ほこりや細菌といった外部からやってくる敵から肌を保護してくれる役割があるため、健康な素肌は毛穴の皮脂量が適量にコントロールできます。しかし、様々な原因で皮脂コントロールができなくなると、毛穴に皮脂が詰まるなどして肌トラブルを引き起こしてしまいます。
ストレスや年齢でホルモンバランスが崩れてくると毛穴にも影響が現れます。
性ホルモンの分泌が少ない赤ちゃんや幼児の肌は毛穴が目立たないように、皮脂の分泌量は性ホルモンが関係しています。女性の体の中では常に、数種類(大きくは2種類)の女性ホルモンと、わずかな量の男性ホルモンが作られていますが、女性ホルモンの「エストロゲン」は肌のハリを保つのに重要な、コラーゲンやエラスチンの生成を促しています。
これらのホルモンのバランスがよい状態であれば、きれいな肌が維持できるのですが、ストレスや年齢の関係で男性ホルモンが相対的に増加すると、皮脂分泌が促され、毛穴の開きにつながります。女性ホルモン、特にエストロゲンは酸化を抑える役割もあるので、きちんと分泌されていれば毛穴の開きも黒ずみも防ぐことができます。
原因3:夏ならではの乾燥
冷やすと毛穴が小さくなりますが、乾燥すると毛穴が開いてしまいます。
夏は湿度は高いし汗もかくのに、なぜ乾燥するの?と思われるかもしれませんが、実は、夏の肌は乾燥しがちなのです。
- 肌のコンディションが紫外線で弱っている
- 冷房や扇風機などで乾燥した室内にいる
- 肌の洗いすぎ など
また、冷房の効いた部屋で長時間過ごすことが増えると、体は冷えていきます。そこに冷たい飲み物や食べ物が加わると体はさらに芯から冷え、血行不良になり乾燥が加速してしまうのです。
エアコンの乾燥も毛穴の開きにつながる
エアコンや扇風機などの風に当たることで、皮膚の水分が奪われ、乾燥の原因になります。
エアコンの冷房は、除湿の効果があるため、空気中の水分量が減り肌も乾燥します。
肌が乾燥すると肌のコンディションが崩れ、肌の水分やハリも失われがちなのです。ハリや弾力のない肌は毛穴が縦方向に広がる傾向があり、毛穴を目立たせる原因の一つです。それに、肌は乾燥から守るために皮脂を出そうとするので、結果としてキメが乱れた環境を作ってしまうのです。
汗をかくと乾燥もおこる
汗を拭かずに放置したり、逆にゴシゴシと拭きすぎたりすると「乾燥状態」を引き起こします。
汗や皮脂の分泌量が増えることで肌が、潤っていると勘違いしがちですが、実際には汗とともに潤いが流されてしまい、肌内部は乾いているという「隠れ乾燥」状態になっています。また、少しくらいの汗ならば大丈夫と思って、そのまま放置していませんか?
汗には体温を調節する役割があり、水撒きのように蒸発させる機能があるわけですが、その汗が蒸発する時、実は肌の潤いまで奪っています。なので、汗を放置して乾燥してしまった肌は、汗に含まれる塩分や外からの雑菌の刺激を受けてしまい、結果、様々な肌トラブルが起こりやすくなるのです。
汗をかいたらそのままにせず、すぐに拭き取ることが大切です。拭き取る際は、濡らしたタオルでやさしく拭き取るか、ガーゼなどのやわらかいハンカチでやさしく押さえるようにしましょう。
汗を吸い取ったハンカチは雑菌が繁殖しやすいので、外出時には何枚か替えのものを用意することをおすすめします。 ウェットティッシュは、アルコール分が含まれている場合、肌に刺激を与えてしまいますので、気を付けて使いましょう。
色んな乾燥ダメージが毛穴トラブルにつながっているかもしれない…
夏の肌は、紫外線やエアコンの影響以外に「洗いすぎ」「こすりすぎ」「保湿不足」などから乾燥が進み、ダメージを受けている場合があります。
UVケアの下地などを落とすために、洗顔や入浴時に長い時間をかけて洗ったり、ゴシゴシ洗い流したりしていませんか?
「洗いすぎ」「こすりすぎ」など強い刺激がかかる洗い方では、必要とされる量の皮脂まで洗い流して肌が乾燥してしまいますので気を付けましょう。
冬は保湿ケアをしっかりしている人でも、夏は油断して保湿を怠りがちになることがよくあります。 夏はさっぱりした化粧水だけで終わらせるという方も多いようですが、どんなに化粧水を与えても油分でフタをしないと潤いが失われ、肌の内側はどんどん乾燥が進んでしまいます。夏にも肌を乾燥させる要因はたくさんありますので、夏もしっかりと保湿ケアをしましょう。
また、アイスクリームやそうめん、ジュースなど、冷たいものばかり食べて、きちんとした食事を取らないでいると、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルといった肌のために必要な栄養素の摂取量が減ってしまいますので要注意です。
【診断】あなたの毛穴タイプは?
あなたの毛穴トラブルはどのタイプ?
夏の4大毛穴トラブル「つまり毛穴」「メラニン毛穴」「ひらき毛穴」「乾燥毛穴」の、それぞれのチェックリストを用意しました。あなたの毛穴の状態をチェックしてみましょう。
毛穴タイプ診断「つまり毛穴」
過剰な皮脂の分泌が原因で起こる「つまり毛穴」
鏡で主に小鼻の周りやあごをチェックしてみましょう。
【チェックリスト】
□ 肌を触るとざらざらしている
□ ポツポツとした黒い点や白い点が目立っている
□ 毛穴を埋める下地を愛用している
□ Tゾーンだけテカリやすい
毛穴タイプ診断「メラニン毛穴」
「つまり毛穴」と比べて、「メラニン毛穴」は茶褐色に近く、ざらざらしていないのが特徴です。
鏡を見ながら、肌に触れてチェックしてみましょう。
【チェックリスト】
□ 触ってもざらざらしない
□ 毛穴の黒ずみや着色が気になる
□ スクラブ洗顔が好きである
□ 日焼け止めを忘れることが多い
毛穴タイプ診断「ひらき毛穴」
「ひらき毛穴」は、毛穴の形が縦に長くなっていたり、しずく型になっていたりすることも多いので、できれば拡大鏡を使ってチェックしましょう。
【チェックリスト】
□ 顔全体がテカリやすい
□ スキンケアは化粧水のみで済ませている
□ 毛穴の凸凹が目立つ
□ ファンデーションが毛穴落ちしている
毛穴タイプ診断「乾燥毛穴」
夏は汗をかくので、肌が潤っていると勘違いしてしまい、間違ったお手入れで保湿不足になっていることも多いのです。
【チェックリスト】
□ 乾燥が気になる
□ 肌に赤みがある
□ オイルクレンジングを愛用している
□ 洗顔はしっかり1分以上行っている
夏はベタつくからといって保湿ケアを軽く済ませてしまう人も多いようですが、それは絶対にいけません!
夏の毛穴ケアは「しっかりクレンジング・洗顔」「しっかり保湿!」が鉄則です。夏ならではのケアについて、ポイントを6つに絞ってご紹介します。
つまり毛穴、開き毛穴は「毛穴に詰まった皮脂」が原因です。
酸化した皮脂、ほこりや汚れなどを肌に付けたままにしてしまうとキメが乱れる原因になりますので、家に帰ったらすぐにクレンジング・洗顔で汚れをオフしましょう。
熱すぎるお湯は必要な油分も取ってしまうので絶対NGです。逆に、冷水での洗顔もNG。
夏はついつい冷たい水で洗顔をしたくなりますが、冷水では毛穴の汚れがしっかり落ちないこともありますので、必ずぬるま湯で洗いましょう。
しっかりと皮脂と汚れを落とすなら「オイルタイプ」のクレンジングがおすすめです。メイクや汚れを落としつつ、必要な潤いを与えてくれるクレンジングなら「バームタイプ」がおすすめです。
夏でも保湿は怠らないことが大事なポイントです。
皮脂による顔のテカリを取り除くのは、ティッシュで顔を押さえて余分な皮脂を吸い取る「ティッシュオフ」がおすすめです。あぶらとり紙でもテカリは取れますが、吸収力が高いために必要な皮脂まで取りすぎてしまう可能性があります。
ティッシュオフなら肌に適度な皮脂を残すことができるのです。ただし、ゴシゴシせずに、ティッシュオフ時はやさしく押し当てるようにしましょう。
また、日中はミストや携帯用クリームで保湿をすることもおすすめです。皮脂が過剰に出るのは潤い不足の証拠、ミストで保湿すると気分転換にもいいですよ。
保湿は水分と油分のバランスが大事です。化粧水だけではなく、水分保持に働きかけるセラミドが配合された美容液がおすすめです。
手のひらにたっぷりと取って、肌に浸透※(※角質層まで)させましょう。
夏のスキンケアでおすすめなのは、化粧水や美容液を冷蔵庫で冷やして毛穴を引き締める方法です。
お風呂上がりのほてった肌も、冷やした化粧水や美容液などを使ってキュッと肌を冷やすと、気持ちがいいだけではなく、夏の開きがちな毛穴も引き締めやすくなります。また、保冷剤をハンカチなどに包んで頬やオデコなどに3秒ほど当てて冷やすのもおすすめです。
化粧水や美容液には、毛穴の詰まり、開き、黒ずみの原因になる皮脂分泌を抑える「ビタミンC誘導体」が配合されたローションや「収れん化粧水」を選ぶのがおすすめです。
日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びると、肌はダメージを防ごうとして角質層を厚くしてしまい、毛穴が目立ちやすくなります。紫外線を浴びて肌が乾燥すると、それを補うために皮脂がどんどん分泌され、毛穴は開きやすくなってしまいます。
外出時には必ず帽子や日焼け止めなどを用意して、紫外線対策を欠かさないようにしましょう。
夏はベースメイクに日焼け止めを追加するとメイクは厚くなりがちです。目立つ毛穴を隠そうとファンデーションを重ねると、さらにメイクは厚くなってしまいます。
厚くなったメイクは毛穴に詰まりやすく、それが余計に毛穴を広げてしまうことがあります。毛穴に入ったメイクが皮脂と混ざりあって酸化すると、毛穴の黒ずみやキメが乱れやすくなるので要注意です。
紫外線対策をしながらメイクはできるだけ薄めにして、崩れたらティッシュオフやパウダーなどで簡単に直す程度…がおすすめです。
表情筋がやせてしまうと、皮下脂肪が支えられず肌のハリが失われやすくなります。
母音をしっかり発音するように表情筋を動かすことでエクササイズができますよ!1分でできて、いつでもどこでもできます。
- 口を大きく開けて「ハ」と発音し、10秒間キープします。
- 口を強く横に引いて「リ」と発音し、10秒間キープします。
- 口を大きく開けて「ア」と発音し、10秒間キープします。
- 唇をすぼめて前に突き出しながら「ツ(ウ)」の口で、10秒間キープします。
- 唇をすぼめて前に突き出し「プ」と発音します。
- 最後に、口角を強く横に引いて笑顔を作り、10秒間キープします。
毛穴の奥の方には「立毛筋」という、毛穴を広げたり閉じたりする筋肉があります。
寒い時は、立毛筋が収縮することで毛穴も閉じ、暑いと立毛筋は広がります。毛穴の開閉は気温とも関係があり、気温が10度を下回ると毛穴が広がりにくく、気温が20度を超えると、毛穴が開いてくる人が多くなります。
立毛筋は、自分の意思では動かせない筋肉ですが、肌を温めたり冷やしたりを繰り返して温度差で毛穴を開閉させ、立毛筋を刺激することで毛穴の筋トレになります。温度差25度もあれば十分な筋トレになります。
顔の肌の温度より1~2度くらい高めの蒸しタオルで毛穴を緩めてから、クレンジング、洗顔をして、冷やした化粧水でクールダウンすることで毛穴の筋トレが行えます。1週間から1ヶ月くらいで肌の変化を感じる方が多いので、試してみましょう。
夏の毛穴トラブル「今すぐやめたほうがいいケア方法」
毛穴ケアのアイテムはいくつもありますが、いずれも「やりすぎないこと」を意識しましょう。
いつもやっている毛穴ケアの方法が、肌の角質層を傷つけて、毛穴トラブル悪化の原因になっているなんてこともあるのです。今すぐやめたいNGケア、要注意ケアをご紹介します!
今まで詰まっていた角栓が取れるため、一時的に毛穴が開いて見えることもありますが、パックの後は元に戻ります。ですが、頻度が激しかったり、乾燥するまで肌に残していたり、無理にはがすなど肌に負担をかけた場合、肌にダメージを与える可能性がありますので気を付けましょう。
角栓は、実は毛穴を、外部からの異物や細菌の侵入から守る役割も果たしています。角栓を無理に除去すると、自然のこの役割が果たせなくなります。
また、角栓を除去しようとする時に皮膚を傷つけることもありますので注意が必要です。無理に除去すると、角栓の状態が悪化してしまうことがあるのでやめましょう。
クレンジングは1分が目安、素早くなじませ、丁寧にすすぐのがポイントです。時間をかけすぎると、メイクの汚れだけではなく、本来肌に必要な油分まで取りすぎてしまうことがあります。
長時間のクレンジングが原因で乾燥してしまい、肌トラブルを招いてしまうので気を付けましょう。
ポロポロと「スクラブ系の洗顔」や「ピーリング系の洗顔」は、肌のざらつき、くすみを気にならなくしてくれますが、肌に刺激を与えることがあるので、使用頻度などには注意が必要です。突然むき出しになった新しい肌は、とても繊細で乾燥しやすい状態ですので、使用後のお手入れもお忘れなく。
洗顔ブラシでの洗いすぎは禁物です。長く洗顔ブラシを当てていると、肌を傷つけ肌の潤いを奪ってしまう可能性があります。
洗浄力を高めようと力を入れすぎも要注意。また、洗顔ブラシは、濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しますので、きれいに洗って通気性のよい場所で乾かしましょう。
水の温度が低すぎると、皮脂だけではなくメイクやクレンジングまでも溶けずに肌に残ってしまう可能性があります。また、毛穴が縮んでしまうため、毛穴の奥の汚れを取ることもできなくなります。
肌の温度が冷えることで血行不良が起き、新陳代謝が上手くできなくなる可能性がありますので、ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。
甘いものを摂りすぎると、体の中で「糖化」が起こります。糖化が起きるとコラーゲンや肌の生成に必要なビタミンBなどが失われて、乾燥肌を悪化させます。
肌は乾燥を防ごうとするため、皮脂の分泌が増加してしまいますので気を付けましょう。
夏の毛穴ケアのQ&A
まとめ
汗と皮脂の分泌が増えて毛穴が目立つのは「夏だから仕方がない」と諦めていた方も、このポイントさえ守れば、この夏、毛穴の悩みも解決するはずです。いつも以上に自信をもって、夏を気持ちよく楽しんでくださいね。
肌のキメを整えて、この夏はさらっとさわやかな肌で過ごしましょう!