毛穴の汚れは本当にきれいになる?おすすめのスペシャルケアとは

毛穴の汚れは本当にきれいになる?

毎日のスキンケアと週1回のスペシャルケアできれいな毛穴を実感

厚塗りのファンデーションでも隠せないほどブツブツの黒ずんだ毛穴、いつも大きく開きっぱなしの毛穴、皮膚が乾燥でゴワゴワしていて毛穴まで硬くなっているお肌。

こうしたトラブルで悩んでいる人たちからは、
・毎日しっかり洗顔しているのに毛穴の汚れがまったく取れない。
・毛穴パックを定期的にしているのに黒ずみが解消されない。
などという意見をお聞きすることがあります。

毛穴の汚れを解消する一番の方法は、意外にも毎日の洗顔です。

きめ細やかなたっぷりの泡で優しく丁寧に洗い上げ、その日の汚れはその日のうちに、しっかりと落とし切ればキレイな毛穴は持続するものです。

しかし毛穴の奥にたまった汚れを取り除きたいからと、ゴシゴシ力を入れてこすり洗いをしてしまうとお肌への刺激となり、毛穴が炎症を起こし、さらに目立ってしまいます。

毛穴の黒ずみを何とかしたいと、毛穴パックを頻繁に行っていては、良くなるどころか毛穴はダメージを受けてしまい逆効果です。

毛穴をきれいにするためには、日々のスキンケアを見なおすことが一番の近道です。

さらに週1回のスペシャルケアを施すことで、キレイな毛穴が持続し美肌を取り戻すことができるでしょう。

スキンケアの見直し+毛穴の汚れをきれいにするスペシャルケア

スキンケアの見直し+毛穴の汚れをきれいにするスペシャルケア
毛穴の汚れや黒ずみは、毎日のクレンジングと洗顔不足、乾燥肌などによる皮脂の過剰分泌などが主な原因です。

落とし切れなかったメイク汚れや皮脂・古い角質・空気中の汚れなどが混ざり合い、その汚れが空気に触れると酸化して、毛穴の中や毛穴周りが黒ずんでしまいます。

また洗顔のし過ぎや、洗浄力の強い洗顔料などを使っていると、皮膚に必要な皮脂や角質まで落としてしまい、乾燥肌を招きます。

お肌は乾燥から守ろうと過剰に皮脂を分泌し、余分な皮脂が毛穴に詰まりやすくなるのです。

鼻の周りや頬を手で触った時にざらつき感がある場合も、毛穴の汚れ詰まりが原因かもしれません。

正しい洗顔方法を毎日行うことで、このざらついた感触も、ツルツルすべすべしたお肌へと改善していきます。

毛穴の汚れを除去する基本のスキンケアと、毛穴トラブルにおすすめのスペシャルケアを紹介します。
毛穴レスの美肌を一緒に目指しましょう。

基本のスキンケア

しっかり洗顔をしているつもりでも、洗い足りない部分や、すすぎ残しなどがあるものです。

皮脂の分泌が多く毛穴に汚れが詰まりやすいTゾーンを中心に、丁寧に洗顔していきましょう。

洗顔は1日2回までが基本です。
それ以上の洗顔は、お肌にダメージを与え、毛穴トラブルをさらに悪化させます。

では基本のスキンケアの手順です。

1.クレンジング

メイクをしている人は、クレンジングをします。

クレンジング剤はいろいろなタイプがありますが、刺激が少なくお肌に優しいクリームタイプやミルクタイプがよいでしょう。

着色料や香料・パラペン・アルコールなどの添加物が入っていない、シンプルなものがお肌に負担が少なくておすすめです。

まず適量のクレンジング剤を皮脂腺の多い、ひたい、鼻のTゾーンに伸ばしていきます。

お肌をこすらずに、指をクルクルと回しながら優しくメイクとなじませるように伸ばします。

次に頬、顎周りをクレンジングしていきましょう。
メイク全体となじんだら、ぬるま湯で流します。

髪の生え際・小鼻のまわり・フェイスラインは洗い残しの多い部分なので、しっかりと洗い流しましょう。

2.洗顔

クレンジングの次は洗顔です。

洗顔料は洗顔クリームや固形石けん・ジェル・パウダーなどありますが、いずれも着色料・香料・防腐剤など添加物が入っていないシンプルなものの方がお肌に負担をかけずに洗い上げるのでおすすめになります。

洗顔の手順です。

洗顔料をよく泡立てます。
泡立てネットを使うと短時間で、もこもこの泡が作れるのでおすすめです。
たっぷりの泡を額から鼻・フェイスライン・頬へと順に洗っていきます。

洗う際は、お肌をゴシゴシとこすり洗いせずに、泡を転がすようにしながら泡に汚れを吸着させるイメージで洗っていくのがポイントです。

こすらなくても汚れはしっかりと落ちています。

洗い流す際はぬるま湯を使いましょう。
生え際・小鼻まわり・フェイスラインに泡が残りやすいので気をつけるのがポイント。

すすぎ残しは肌荒れ、毛穴の黒ずみの原因になります。

洗顔は約2分以内を目安に終わらせるようにします。長い時間洗顔をすると、お肌に負担を掛けてしまうことになってしまうからです。

洗顔後は、清潔なタオルで、こすらずに押さえるようにして水分を拭き取りましょう。

3.保湿ケア

洗顔後はすぐに保湿ケアをしてお肌の乾燥を防ぎます。
保湿ケアの手順は、化粧水、美容液、乳液またはクリームです。

黒ずみ毛穴、汚れが詰まって触るとざらざら感があるお肌には、毛穴に詰まった角質を除去する作用がある、

・ビタミンC誘導体
・ヒアルロン酸
・サリチル酸
・ヒアルロン酸ナトリウム
・セラミド

などが配合された化粧水がおすすめです。

化粧水はたっぷり手に取り、顔全体に乗せます。
手のひらで顔全体を優しくおさえ、内側から外側へ、下から上へ移動させながら行います。化粧水の成分をじっくりと浸透させていくイメージです。

美容液・クリームも同じように、お肌をおさえるように付けていくと、毛穴の奥まで成分が浸透させることができます。

毛穴の汚れを除去するスペシャルケア

毛穴トラブルのお手入れは、毎日の洗顔が基本です。それでも毛穴の黒ずみや、ざらつき感などが気になる時は、週1〜2回のスペシャルケアを取り入れてみましょう。

酵素洗顔

酵素洗顔とは、酵素入りの洗顔料で洗顔する毛穴ケアです。

酵素には古い角質や余分な皮脂を分解する働きがあるので、毛穴の黒ずみや詰まった汚れを除去する作用が期待できます。

ゴワゴワしたお肌の表面にたまった角質や皮脂汚れ、毛穴汚れを除去することで、お肌の色はワントーン明るくなり若々しい健康的な肌の色を取り戻すことができるでしょう。

酵素洗顔料に使われる酵素は、主にパパイヤの実から抽出したパパイン酵素と、パイナップルの実から抽出したパイン酵素などがあります。

酵素洗顔料はパウダータイプがほとんどで、通常の洗顔のようによく泡立てて、皮脂腺の多いTゾーンから洗顔していくのがコツです。

酵素洗顔は週1回、夜の洗顔時からスタートしてみましょう。
お肌がピリピリする、赤味が帯びるなど違和感がある時は、使用をすぐに中止しましょう。

乾燥肌や敏感肌の人はパッチテストを行うと安心です。

クレイ洗顔

クレイ洗顔は、泥を使った洗顔のことです。超微粒子のクレイは強力な吸着力を持ち、毛穴に詰まった皮脂や黒ずみをごっそりと除去します。

クレイは吸着力で汚れを取り除くのが特徴で、お肌に摩擦をかけて洗浄する洗顔料よりもお肌に優しく、敏感肌や乾燥肌にも刺激が少ないと言われているのです。

蒸しタオルを使ったスキンケア

蒸しタオルを顔にあてると、毛穴が開き、毛穴に詰まった角質を柔らかくし汚れを取りやすくします。

さらには、肌が温まることで血流が良くなりお肌の代謝を高め、老廃物を流してくすみを改善する作用もあります。
むくみの解消や、目の下のクマのケアにも蒸しタオルはオススメです。

蒸しタオルを使ったスキンケアの手順です。
1.クレンジング、洗顔後のお肌に対して行います。

2.蒸しタオルは、水で軽く濡らしたタオルを電子レンジで30秒から1分ほど加熱します。

機種やワット数によっても異なるので、最初は短い時間で確認しながら温めてみましょう。
熱すぎるとお肌にダメージを与えてしまうので注意が必要です。

3.蒸しタオルを開いて温度を確認してから、顔全体に載せ両手で軽くおさえます。約3分そのままにします。

4.蒸しタオルを顔からはずしたら、すぐにいつも通りの保湿ケアを行いましょう。

この時、蒸しタオルで温められた毛穴は大きく開いた状態になっているので、化粧水や美容液の成分が浸透しやすくなっています。
また冷やした化粧水を使うと毛穴がキュッと引き締まります。

重曹洗顔

お掃除でも大活躍の重曹の洗浄力で、毛穴に詰まった頑固な皮脂や黒ずみをしっかりと除去していきましょう。

日々の洗顔ではなかなか落ちない汚れもスッキリです。

重曹洗顔の手順です。
普段使用している洗顔料をよく泡立てて、その中に食用の重曹をひとつまみ入れて良く混ぜ合わせいつも通りに洗顔します。

洗顔後の保湿ケアを忘れずに行いましょう。

さらに、重曹洗顔では落とし切れなかった毛穴汚れや角質を根こそぎ取り除くのが、重曹パックです。
毛穴の汚れや黒ずみが気になる部分だけをパックするのもおすすめとなります。

重曹パックの手順です。
食用の重曹に、少量の水を入れてペースト状にします。お肌に塗って垂れ落ちてこない適度な固さにします。

ペースト状の重曹パックをケアしたい部分に載せて10分程度放置しましょう。
その後、ぬるま湯で洗い流して、いつも通りの洗顔、保湿ケアを行います。

間違った毛穴ケアとは

毛穴ケアはやり方を間違うと、大きなトラブルを招くことになります。
ついついやってしまいがちなNGケアをご紹介しましょう。

1.ムリやり毛穴の汚れを抜く

ピンセットや指で、毛穴から顔をだしている汚れをムリやり抜くのは逆効果です。

お肌を傷つけ、毛穴が余計と大きく広がり、黒ずみが目立ってしまいます。

2.毛穴パックを毎日行う

ピンセットでムリやり抜くのと同じで、シートをはってはがすタイプの毛穴パックはお肌にダメージを与え、毛穴を広げてしまいます。

また皮膚に必要な角質までもはがれてしまうので、さらに悪化させてしまうのです。

毛穴パックは目に見えて毛穴の汚れが除去できるのですっきりしますが、一度広がった毛穴は元の大きさに戻るのが難しいといわれています。

そのような肌への負担を考えると、なるべく使用を避けたいアイテムです。

3.過度な毛穴ケア

スクラブ洗顔・ピーリング・毛穴パック・重曹洗顔・酵素洗顔など毛穴ケアは、頻繁に行うと毛穴に負担を掛けてしまいます。

やりすぎるとお肌が硬くなる、毛穴が大きく開きっぱなしになる、などの毛穴トラブルを引き起こしてしまいます。

(まとめ)毛穴の汚れをきれいに除去するスキンケア

(まとめ)毛穴の汚れをきれいに除去するスキンケア

1.基本のスキンケア
2.毛穴の汚れを除去するスペシャルケア

毛穴の汚れをきれいにするためには、日々のスキンケアがもっとも大切です。

汚れは翌日に持ち越さずに、その日のうちに洗い落とすのがポイントです。
そうした毎日の積み重ねがあってこそ毛穴レスの美肌が取り戻せます。

毛穴の汚れを除去するスペシャルケアを週1〜2回ほど取り入れて、汚れをためないキレイで健康的なお肌を目指しましょう。

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