毛穴の黒ずみの原因は汚れが酸化したもの?
目次
毛穴に詰まった汚れが酸化すると、毛穴は黒ずんで見えます
目の前で話している人の顔を見た時に、小鼻の毛穴が黒ずんでいたりすると、きちんと洗顔をしていないのかな、などと想像してしまいます。
頬の毛穴がブツブツと大きく開いて、ファンデーションの毛穴落ちが目立つ人や、頬や額の毛穴が黒ずんでいる女性を見ると、他人事ながら気になります。
初対面はもちろん、常に顔を合わせている相手でも、もっとも目立つお肌や毛穴のコンディションは人の印象を大きく左右するものです。
毛穴が汚れて黒ずんでいると、顔全体もくすんで見えてしまい、不健康そうな印象を与えます。
30代に入ると、このように毛穴の黒ずみで悩む女性は多くなるでしょう。
お肌の乾燥や過剰な皮脂分泌によって、皮脂や古い角質が毛穴に詰まり角栓となります。
この角栓が空気に触れ、酸化すると黒ずみ毛穴になってしまうのです。
黒ずみ毛穴を改善、予防するためには、正しいクレンジングと洗顔、保湿ケアがもっとも大切です。
お肌を優しく洗い上げ、毛穴トラブルに有効な化粧品でしっかりと保湿をすれば、毛穴レスの美肌を取り戻すことができます。
毛穴レスのお肌は正しいスキンケアで取り戻す
多くの女性が悩む毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった角栓が酸化することが原因です。
では、なぜこの角栓が生じるのでしょうか。
その一つには、お肌の乾燥があります。
お肌は乾燥すると、皮脂を過剰に分泌して乾燥させまいと守ろうとします。
その余分な皮脂が、洗顔で除去されずにお肌に長時間残っていると、空気に触れた部分が酸化して毛穴の中や毛穴の周囲が黒ずんでしまうのです。
また毎日のクレンジングで落とし切れなかったメイク汚れと、古い角質や皮脂・空気中の汚れが混ざり合い毛穴に詰まって角栓ができます。
角栓を除去せずに放置しておくと、酸化して黒ずんでくるのです。
さらに汚れが固まって角栓は毛穴を大きく押し広げ、毛穴の黒ずみや、開き毛穴を目立たせてしまいます。
こうした毛穴トラブルの解消法には、スキンケアの見直しがもっとも大切です。
次からは正しいスキンケアの方法と、毛穴の黒ずみ解消におすすめのスペシャルケアを紹介していきます。
正しいクレンジング方法
毎日メイクをしている人は、必ずクレンジングでメイク汚れをしっかり落としましょう。
その際、毎日使用するクレンジング剤は、自分のお肌に合ったものを選ぶことが大切です。
クレンジング剤はさまざまなタイプがありますが、素早くメイクが落とせるオイルタイプや、メイクを拭き取る手軽なシートタイプは洗浄力が高いのですが、その分お肌への負担も大きくなっています。
おすすめは、刺激が少なくてお肌にも優しいクリームタイプやミルクタイプです。
さらに着色料や香料、アルコール、防腐剤などの添加物が入っていないものを選ぶと敏感肌の人も安心して使用できます。
正しいクレンジングの手順は、適量のクレンジング剤を手に取り、皮脂腺の多いTゾーンから優しくメイクとなじませていきます。
次に頬・フェイスラインをクレンジングしていきましょう。
顔全体にクレンジング剤がなじんだら、お湯で優しく洗い流していきます。
洗い流しがないようにしっかりとすすいでください。
正しい洗顔方法
クレンジングでしっかりとメイクを落としたら洗顔をします。
洗顔料は洗顔フォーム、固形石けん、パウダーなどいろいろなタイプがあります。
クレンジング剤同様に、洗顔料も添加物の入っていないシンプルなものを選ぶとよいでしょう。
正しい洗顔方法の手順です。
どのようなタイプの洗顔料もしっかりと泡立てることがポイントとなります。
泡立てるのが苦手な人は、泡立てネットを使うと簡単にキメの細かい泡を作ることができるのでおすすめです。
たっぷりの泡を皮脂腺の多いTゾーンから載せていきます。手でお肌をこすらずに、泡を転がしながら、泡に汚れを吸着させるイメージで洗います。
次に頬、フェイスラインを洗っていきましょう。
黒ずみの気になる部分は泡をたっぷりと載せて、毛穴の奥に詰まった汚れをしっかりと除去しましょう。
最後にぬるま湯でしっかりとすすぎます。
洗顔料が残っていると肌荒れの原因にもなるので、髪の生え際・こめかみ・小鼻の周りなどをしっかりと洗い流します。
洗顔は1〜2分を目安に手早く行いましょう。
毛穴の汚れを除去したいからと洗顔に長い時間をかけると、逆にお肌へダメージを与えてしまいます。
洗顔後は、清潔なタオルで水分を押さえながら拭き取ります。
お肌をこすらずに優しく行いましょう。
正しい保湿ケア方法
正しい洗顔で毛穴に詰まった角質、皮脂を取り除いた後は、保湿成分の入った化粧水を使ってしっかりとケアをしていきます。
毛穴トラブルに有効な成分は、ビタミンC誘導体・コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸などです。
これらの成分が配合された化粧品を選びましょう。
保湿ケアの手順は、化粧水で水分を補給し、美容液で整え、クリームや乳液でお肌に油分与えていきます。
化粧水のつけ方は、手のひらに適量を取り、顔全体になじませていきます。
次に手のひらで優しく覆い、化粧水を毛穴の奥まで浸透させましょう。
ゴシゴシとこすったり、パチパチとお肌をたたいたりしないように優しく行いましょう。
毛穴の黒ずみを解消するスペシャルケア
毛穴トラブルの解消は、正しいクレンジング・洗顔・保湿ケアがもっとも大切です。
さらに週1回程度のスペシャルケアを取り入れることで、日々のスキンケアではなかなか落とし切れない頑固な毛穴汚れもさっぱりと除去することができます。
しかしやり方や頻度を間違えると、お肌トラブルの原因につながります。
お肌に刺激を感じる、皮膚が赤くなるなどのトラブルが起きた場合は、すぐに使用を中止してください。
毛穴のスペシャルケアは必ず正しい方法と回数を守って、お肌の状態を確認しながら取り入れてみてください。
毛穴の汚れを落とす体操
毛穴に詰まった角栓は、お肌や毛穴がこわばっていると取れにくくなります。
週に2〜3回、毛穴の汚れを落とす体操を行うことで、お肌は柔らかくなり角栓が除去しやすくなります。
強い力を加えたり、皮膚をこすったりしないように気を付けて体操を行っていきましょう。
体操の手順です。
1.両手の中指と薬指で鼻をはさみ、鼻を左右に優しく動かします。
2.次に、鼻を上下に優しく動かします。
3.次に、鼻を回すように優しく動かしましょう。
4.最後は鼻をつまみ、軽く押し出すようにします。
綿棒ケア
綿棒にオイルを染み込ませる毛穴ケアです。
毛穴の中で固くなった角栓はオイルとなじませることで柔らかくなり取れやすくなります。
使用するものは綿棒とオイルだけです。
オイルは、ベビーオイルやホホバオイルなど、添加物が入っていないシンプルなものがおすすめとなります。
綿棒ケアの手順です。
1.綿棒ケアは、洗顔後または、蒸しタオルやスチーマーなどで毛穴をしっかりと開いてから行うと、汚れをごっそり取り除くことができます。
2.綿棒にオイルをたっぷりと染み込ませ、毛穴の汚れが気になる部分を、クルクルと優しくマッサージします。
これだけでも角栓の汚れは取れていくでしょう。
頑固な汚れは、綿棒で角栓を押すようにマッサージしてみましょう。
それでも取れない場合は、2本の綿棒を使って、角栓をはさんで押し出すようにすると取れます。
3.綿棒ケア後は、普段の洗顔方法でしっかりとオイルを洗い流します。
最後に冷水で流すと、汚れが取れた毛穴がキュッと引き締まるでしょう。
保湿ケアをしっかりと行いましょう。
皮膚用軟膏パック
常備薬として多くの家でおなじみの皮膚用軟膏を使った毛穴ケアです。
多くの保湿成分が配合された皮膚用軟膏の特性を生かして、お肌を優しくいたわりながら毛穴の汚れをしっかりと除去していきます。
皮膚用軟膏パックの手順です。
洗顔後のお肌に行います。
水分をしっかりと拭き取り、毛穴の汚れが気になる部分に皮膚用軟膏をたっぷりと塗ります。
そのまま10〜15分放置し、皮膚用軟膏を洗い流して普段の洗顔をしてください。
皮膚用軟膏を塗ったまま就寝し、翌朝の洗顔時に洗い流してもOKです。
毛穴の汚れがすっきりと除去され、ざらざらのお肌がスベスベになっています。
またクレンジングをする前に皮膚用軟膏を塗って、クレンジング剤を一緒に洗い流すという方法もあります。
重曹洗顔・重曹パック
粒子が細かい重曹の特徴を使って、毛穴の奥の汚れをすっきりと除去しましょう。
またピーリングの作用もあるため、お肌の表面にたまった古い角質を取り除きスベスベのお肌を取り戻すことができます。
使用は週1回まで。生理中などお肌のコンディションが悪い時は避け、お肌の状態がよい時に行いましょう。
重曹洗顔の手順です。
食用の重曹を使います。普段の洗顔料を泡立て、その中に重曹を一つまみ入れましょう。
普段通りの洗顔をして、すすぎます。
洗顔後の保湿ケアも忘れずに行いましょう。
重曹パックの手順です。
食用の重曹に水を加え、ペースト状にします。
毛穴の気になる部分に塗り、そのまま10分ほど放置し、洗い流します。
毛穴トラブルを作らない日々の対処法
毛穴トラブルの最大の原因は、お肌の乾燥です。
お肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌し、毛穴の汚れ詰まり、黒ずみ、毛穴の開きなど毛穴トラブルを引き起こします。
またお肌の新陳代謝と言われるターンオーバーを乱さない生活習慣も大切です。
毛穴トラブルを作らないための日々の対処法を説明していきます。
・洗顔は1日2回までとする
・洗顔・クレンジングで熱いお湯を使わない
・ピンセットや指で、毛穴からむりやり角栓を取らない
・毛穴パックを頻繁に行わない
・あぶらとり紙を頻繁に使わない
・オイリー肌の人もしっかり保湿ケアを行い、乾燥が原因となる過剰な皮脂の分泌を防ぐ
・日頃から紫外線対策を行う
・禁煙・適度な飲酒・質のよい十分な睡眠時間・ストレスをためない・バランスのよい食事など、お肌の新陳代謝と言われるターンオーバーを乱さない生活習慣を心掛ける
毛穴の汚れをためないためには、毎日のスキンケアの積み重ねが大切です。
そしてこれらのことを日頃から心掛けておくことで、毛穴トラブルで悩むことも少なくなるでしょう。
(まとめ)角栓の汚れが酸化した黒ずみ毛穴の解消法
2.正しい洗顔方法
3.正しい保湿ケア
4.毛穴の黒ずみを解消するスペシャルケア
以上、4つのポイントをしっかり守り、続けて行うことで毛穴汚れを解消できます。
美肌をつくるのは日々の積み重ねです。
今日から正しいスキンケアを施して毛穴レスのお肌を目指しましょう。