自分に合った肌質別のスキンケアを選べば誰でも美肌になれる

肌質に合ったスキンケアを始めましょう

あなたは自分の肌質がどのタイプに当てはまるか知っていますか?

あるいは、肌質を意識してスキンケアのアイテムを選んだり、お手入れ方法を考えたりしていますか?

もしこだわりなく選んだものを使い続けているとしたら、いったん見直しが必要かもしれません。個性と同じように、肌は十人十色で異なる特徴をもっていますが、合わないケアをしているとトラブルにもなりかねません。

肌質に合ったお手入れで悩みのない美しい肌を目指しましょう!

肌質を考えたスキンケアが大切な理由

肌質に合ったスキンケアを選ぶことがどうして大切なのでしょう?

例えば洋服を選ぶとき、寒いと感じれば長袖のウールの洋服を選びますし、暑いと感じればリネンやコットンなどのさらりとした素材の半袖を選びますよね。体感の気温だけでなく、天気や季節に合わせて洋服を選び分けていると思います。

肌も、それと全く同じです。乾燥している肌であれば潤いや油分の補給が必要ですし、皮脂が多い肌であれば余分な油分は控えめにする必要があります。

合わないケアをしていると肌の状態が改善しないどころか、逆にトラブルにつながるので気をつけましょう。

合わないスキンケアで起こる肌トラブル

合わないスキンケアで起こる肌トラブル
合わないスキンケアを続けていると、どんなトラブルが起こるのでしょうか?

乾燥シワ

目元や口元などの皮膚が薄いパーツまわりにできやすいのが「乾燥シワ」です。
乾燥シワは、文字通り肌の潤い不足によるもので、筋肉を動かすことでできた皮膚の癖が深く残り、シワとなって刻まれたものです。 これは肌が乾燥しているのに十分な保湿ができていないために起こります。

くすみ

顔全体の乾燥が進むと「肌のくすみ」も起こります。
肌のくすみは、潤い不足によって、肌が生まれ変わることを意味するターンオーバーが正常に行われず、不要な角質が積み重なることが原因です。その結果、肌はどんどん固くなり、スキンケアをしても、美容液やクリームが浸透しにくくなるので、暗くくすみがかった見た目になります。
ターンオーバーの乱れは、シミやくすみの原因になるメラニンの排出が滞るのでシミの原因にもなります。

たるみ

たるみは、加齢に伴ったコラーゲンの衰えによって起こります。コラーゲンは角質層よりも肌の奥にある真皮層に存在します。化粧品の美容成分が届くのは角質層までで、コラーゲンのある真皮層まで成分を 届けることはできません。
正常なターンオーバーがハリのある肌へ導くのです。

また、肌に合わない化粧品を使うことで肌荒れを起こしてしまう人がいます。 含有成分が刺激になっている場合があるので、そういった時は使用を中止しましょう。

肌質には大きく分けて4つあります

肌質は、4つのタイプに分けることができます。

  • ①脂性肌
  • ②乾燥肌
  • ③混合肌
  • ④敏感肌

①脂性肌

脂性肌とは、皮脂量も水分量も多い肌のことです。皮脂が多いためにTゾーンに限らず顔全体がテカりやすくなります。
余分な皮脂によって毛穴が目立ったり、ニキビができやすかったりもします。

②乾燥肌

乾燥肌とは、皮脂量も水分量も少なく、常に乾燥状態の肌のことです。保湿をしても水分を肌に留めておく力が弱いため、外部環境に左右されやすいです。

③混合肌

混合肌とは、①脂性肌と②乾燥肌が混在している肌のことです。典型的なのが、額と鼻のTゾーンが脂性肌で、頰や顎のUゾーンが乾燥肌であるタイプです。
この肌質は顔全体に一律のお手入れをするのではなく、パーツごとに与える水分と油分を調整する必要があります。

④敏感肌

敏感肌とは、バリア機能が衰えているために、すべての外部刺激に対して敏感で荒れやすい肌のことです。過度なダイエットや睡眠不足によって免疫力が落ちると、このタイプに変わる場合があるので注意しましょう。

どの肌質か見分けるには

どの肌質か見分けるには
自分の肌がどのタイプに当てはまるのか、どうやって見分ければいいのでしょうか?

それぞれの肌質の特徴を見て気付かれたかもしれませんが、ポイントは水分と油分のバランスです。次の方法でご自身の肌を確かめてみてください。

チェックするタイミング

朝いつも通りのスキンケアとメイクをして5時間ほど経過したときの肌で確認します。

脂性肌の場合…

顔全体がテカテカとしていたり、メイクが大きく崩れていたりする場合は、油分が出過ぎている証拠で「脂性肌」になります。

乾燥肌の場合…

肌がごわついていたり、皮がむけたようになっていたりする場合は、「乾燥肌」になります。ツッパリ感が出たり、目元に小ジワができたりしていても乾燥している証拠です。

混合肌の場合…

脂性肌の特徴、乾燥肌の特徴がどのパーツで起こっているかを見ます。Tゾーンだけテカっていたりする場合は、「混合肌」になります。
ちなみに、テカリとツヤの違いは、手で触ったときに皮脂がついてくるときはテカリ、皮脂がついてこなければツヤだと判断してください。

敏感肌の場合…

化粧水がしみたり、かゆみが出たり、赤くなったり、刺激に反応しやすい場合は、「敏感肌」になります。アトピー体質やアレルギー体質の方も敏感肌になりやすいことが多いといわれます。

4つの肌タイプの見分け方をお伝えしてきましたが、次はそれぞれのタイプの詳しい特徴と、適したお手入れに方法について解説していきます。

脂性肌とは?よくあるトラブル

脂性肌は、皮脂量も水分量も多いため、外的刺激に強いという特徴があります。潤いや弾力があり、トラブルが起こりにくいと感じられるでしょう。

乾燥に関する悩みは起こりにくい一方で、肌全体がテカりやすく脂っぽくなります。そのため、ファンデーションなどのメイク崩れが早く起こってしまい、特に夏は悩みが起きやすくなります。

また、Tゾーンや頰の毛穴が開きやすく、皮脂詰まりを起こすこともあります。毛穴の黒ずみにつながりやすいということも特徴としてあげられます。

このようなタイプは10代や20代前半に多く、10代の女の子がニキビに悩まされやすいのも脂性肌だからといえます。

脂性肌に適したクレンジングとは

脂性肌に適したクレンジングとは
ここからは、脂性肌の方がどんなクレンジングや洗顔をすればいいのかをお伝えします。

脂性肌のクレンジング選びのポイント

  • メイクをしっかり落とす
  • 肌の潤いを守る

メイクをしっかり落とす理由は、ファンデーションなどが開いた毛穴に残りやすいためです。毛穴に汚れが残っていると酸化して黒ずみ、さらに毛穴を目立たせてしまいます。

とはいえ、洗浄力でクレンジングを選ぶのは避けましょう。 洗浄力が高いクレンジングは界面活性剤などが含まれており、肌を乾燥させる結果になりかねません。

おすすめのクレンジング

オイル、ジェル、バームタイプです。
肌の刺激になる成分が少ないものや良質なオイル成分を使っているものを選びましょう。

脂性肌のスキンケアのコツ

脂性肌のスキンケアのコツ
脂性肌の方がスキンケアで気をつけたいことをチェックしていきましょう。ここでは基本のスキンケアとして、化粧水とクリームについてご説明します。

化粧水

脂性肌タイプは水分量が豊富にあるので、化粧水は基本的にメーカー推奨の規定量を使います。ただ、20代後半から肌が水分を保つ力が衰えるので、足りないと感じたら追加して使用します。

クリーム

クリームは、伸びのあるテクスチャーで軽いものを選びます。べたつきが気になる方は、クリームの代わりに乳液を選ぶのもいいでしょう。乳液はメーカー推奨の規定量をつけます。皮脂腺が少なく乾燥しやすい目元は、重ねづけすることをおすすめします。

脂性肌のメイクや日中ケアで気をつけること

皮脂が過剰に分泌されやすい脂性肌は、油分が多いクリームファンデーションを使うと、皮脂とファンデーションが混じり合ってドロドロになります。メイク崩れが目立ちやすくなるので避けましょう。

ベースメイクは油分が少ない「パウダータイプのファンデーション」がおすすめです。皮脂コントロールをする化粧下地も一緒に使うと◎

余分な皮脂を吸収して日中のテカリを防ぎ、メイクもちを良くしてくれます。また、日中は崩れを予防するための化粧直しをします。

このとき、皮脂を取るためにあぶらとり紙を使う方もいますが、必要な皮脂まで取ってしまうこともあるため、ティッシュで軽く抑える程度にしておきましょう。

できれば取り入れたい脂性肌向けスペシャルケア

できれば取り入れたい脂性肌向けスペシャルケア
脂性肌におすすめのケアをご紹介します。

脂性肌は毛穴が開きやすい状態にあるので、毛穴を引き締める効果がある「収れん化粧水」や「ビタミンC誘導体の美容液」を使います。

収れん化粧水

皮脂の分泌を調整して、毛穴や肌を引き締めてくれる効果があるのが、収れん化粧水です。 乾燥肌に使うと皮脂を抑えすぎてさらに乾燥を招きますが、皮脂が多い脂性肌には効果的です。

ビタミンC誘導体の美容液

ビタミンC誘導体の入った美容液も、皮脂分泌のコントロールが期待できます。同時にニキビ対策としても働くので、脂性肌にぴったりです。
また、毛穴詰まりを防ぐために定期的なピーリングや毛穴パックも◎
乾燥による皮脂分泌を避けるために、ケアのあとはしっかり保湿しましょう。

脂性肌のケアのポイント

脂性肌の特徴、最適なクレンジングとスキンケアのポイントはこちらです。

  • 脂性肌は油分、水分量がともに多く、ハリ、弾力がある
  • 毛穴の開き、詰まり、黒ずみが起こりやすい
  • クレンジングは洗浄力と肌への優しさを両立した、オイル、ジェル、バームタイプを選ぶ
  • スキンケアは、油分、水分の過剰な補給を避ける
  • メイクは崩れにくいパウダーファンデーションと化粧下地で、皮脂コントロールに気をつける
  • 収れん化粧水やビタミンC誘導体を含む美容液で毛穴ケアを取り入れる

正しいケアで皮脂の過剰分泌を防ぎ、脂性肌特有のお悩みとお別れしましょう!

乾燥肌とは?よくあるトラブル

乾燥肌の特徴は、「1年中肌がカサカサしている」「潤い不足」という実感があることです。これは油分、水分量がともに不足しているために起こっています。

乾燥肌は多くの肌トラブルにつながりやすいため注意が必要です。

まず、皮脂が少なく乾燥しやすい目や口のまわりのシワです。まばたきや表情で良く動き、皮膚が薄いので、シワができやすく消えにくい箇所でもあります。

そして、紫外線によるシミ、たるみです。潤いが不足している肌は紫外線ダメージを受けやすくなるためです。

食べ物でイメージしていただくと、生の魚を焼くよりも干物の魚を焼く方が早く火が通りますよね?潤った肌と乾燥肌も同じで、乾燥した肌は紫外線に対する抵抗力が弱いのです。

また、乾燥した肌は潤いを保つセラミドが不足していることが多く、外的刺激のバリア機能が低くなっています。化粧品が肌にしみたり赤くなったりすることがあります。

乾燥肌で気をつけたいクレンジング

乾燥肌で気をつけたいクレンジング

乾燥肌のクレンジング選びのポイント

  • 潤い成分が配合されている
  • 洗浄力が強すぎない
  • 伸びの良いテクスチャー
  • 肌の刺激になる成分が含まれていない

このうち、洗浄力が強いものがNGである理由は、潤いを守るための必要な皮脂まで取り去ってしまい、ますます乾燥が進むことがあるからです。

伸びの良いテクスチャーは肌をこすったり引っ張ったりしてしまうことがなく、手を肌の上でうまくすべらせてくれるために大切なこと。クリームやバームタイプを選ぶといいでしょう。

また、お湯で顔を洗うと肌の潤いを蒸発させてしまうため、32~34℃くらいのぬるま湯を使いましょう。

乾燥肌のスキンケアのコツ

乾燥肌のスキンケアのコツ

化粧水

洗顔のあと、水分補給のための化粧水はなるべく早くつけましょう。高級な化粧水をもっている方は、少しずつ使ってしまうこともあると思いますが、ケチらず使うことが大切です。
たっぷり潤いを補給するために、2~3回に分けてつけるのもいいでしょう。肌が柔らかくモチモチしてきたら十分に潤った合図です。
化粧水は、手でつけるかコットンで使うか2パターンがあります。手でつける場合はムラがないように気をつけます。コットンを使う場合は、こすって肌の刺激にならないように気をつけましょう。

クリーム

化粧水の潤いが逃げるのを防ぐために油分補給を行います。年齢を重ねるほど肌の水分を保つ力が弱くなっているので、クリームなどをしっかりつけましょう。

乾燥肌のメイクや日中ケアで気をつけること

乾燥肌は潤いを守る力が低いため、外部の湿度の低さに影響を受けやすくなっています。今はどこでもエアコンが効いていて空気が乾燥しているので、日中の潤いを守る工夫が必要です。

化粧下地もファンデーションも、保湿成分があるものを選びましょう。特にファンデーションの仕上がりがどうしても粉っぽくなりがちです。

「リキッドファンデーション」や「クリームファンデーション」などの、肌に密着してなめらかな質感になるものを選びましょう。 つけるときはスッと伸ばして、つけすぎないように。ヨレやすい口元や目元のまわりは、指で軽く叩くようにつけます。

また日中はミストスプレーやオイルを使って、水分と油分を補給しましょう。化粧直しは乳液やクリームタイプのコンシーラーを使い、乾燥知らずの肌をキープしましょう。

できれば取り入れたい乾燥肌にオススメのスペシャルケア

できれば取り入れたい乾燥肌にオススメのスペシャルケア
肌の乾燥を感じたら、毎日のスキンケア以外にもスペシャル保湿ケアを加えましょう。潤い補給のお手入れとして手軽に使えるのは、「シートタイプのフェイスパック」です。

フェイスパック

最近では、美白保湿やエイジング保湿など複合的な効果が得られるものがあります。肌と相談して使い分けてみてはいかがでしょうか。

フェイスパックの保湿効果を高める裏技として、シートの上からラップで包む方法もあります。呼吸ができるように鼻と口の部分は穴をあけて、いつも通りパックをするだけです。

ラップが水分の蒸発を防いでプルプルの肌を叶えてくれます。パックのあとはクリームをしっかりつけて潤いを逃がさないようにします。

また、時短ケアとして寝ている間に保湿をしてくれるナイトパックもおすすめです。その日の予定に合わせて取り入れやすいものをお試しください。

乾燥肌のケアのポイント

乾燥肌の特徴、最適なクレンジングとスキンケアのポイントはこちらです。

  • 乾燥肌は油分、水分量がともに少なく、1年中カサつきを感じやすい
  • シワ、シミ、くすみが起こりやすい
  • クレンジングは肌に優しく伸びのいいクリーム、バームタイプを選ぶ
  • スキンケアで水分、油分をたっぷり補給
  • リキッドファンデーションやクリームファンデーションでメイクでも潤いを守る
  • フェイスパックシートやナイトクリームで積極的に保湿

毎日の丁寧な保湿ケアでツヤのある潤い肌を手に入れましょう!

混合肌とは?よくあるトラブル

混合肌は、その名の通り「乾燥肌ゾーン」と「脂性肌ゾーン」が混在しています。エリアで考えると、Uゾーン=乾燥肌、Tゾーン=脂性肌となります。

全体で見ると皮脂量が多く、水分量が少ない状態で皮脂量が多いのは乾燥によって過剰に出ている場合が多いのです。目元や口元、頰などのUゾーンに、カサつき、シワっぽさが出るといった肌トラブルが起きやすいです。

乾燥によってターンオーバーが乱れているため、肌が固くなりくすんでいるようにも見えます。また、紫外線ダメージを受けやすいため、頬の高い位置にシミができたり、たるみを感じたりもします。

一方で、額や鼻などのTゾーンは、脂っぽさやテカリに悩むことも。毛穴が開きやすくなっているため、小鼻の毛穴の黒ずみも気になるかもしれません。

混合肌で気をつけたいクレンジング

混合肌で気をつけたいクレンジング

混合肌のクレンジング選びのポイント

  • 肌の刺激になる成分が少ないもの
  • 保湿成分が入っているもの

上記に加え、クリームやオイルなどのテクスチャーはメイクの濃さによって選ぶといいいでしょう。

メイクが濃いときはオイルやジェルタイプ、メイクが薄いときはクリームタイプを選びましょう。 迷ってしまう方は、潤いを守りながらしっかりメイクも落としてくれるバームタイプを選ぶのもおすすめです。

なお、つけるときはUゾーンとTゾーンで時間差をつけるようにしてください。乾燥しやすいUゾーンがクレンジングのついている時間を短くするために、先にTゾーンにつけてなじませてから、Uゾーンにつけるという流れで行いましょう。

混合肌のスキンケアのコツ

混合肌のスキンケアのコツ
混合肌のスキンケアは、乾燥肌と同じように十分に潤いを与えることが大切です。

化粧水

化粧水は規定の量を全体にムラなくつけます。その後、手のひらで押さえ込むようにして浸透を高めます。
そして、乾燥しやすい目や口元に化粧水を重ねづけます。肌全体に十分な水分が行きわたって潤っているか、手の感触で確かめてください。

クリーム

油分補給は、Uゾーン、Tゾーンで少し変える必要があります。
Uゾーンは、保湿力のあるクリームで潤いをしっかりキープ。一方、日中にテカリや脂浮きを感じやすいTゾーンは、さっぱりした乳液やクリームにするなどテクスチャーで調整します。
Tゾーンの脂っぽさが気になるからといってクリームなどを何も塗らないのはいけません。乾燥による皮脂分泌が進む原因になるので、油分補給も必ずするようにしてください。

混合肌のメイクや日中ケアで気をつけること

混合肌のベースメイクは「潤い」+「皮脂崩れ対策」でつくります。

化粧下地は「潤い重視のもの」を選びましょう。クリームタイプなどのコクがあるものは、Tゾーンの崩れが目立つ場合があるためなるべく避けて、皮脂を吸着する機能のあるものにしましょう。

量をつけすぎると崩れの原因になるので、メーカーの推奨量を使うようにします。ファンデーションは乾燥対策を優先して「リキッドタイプ」がおすすめです。Uゾーンに比べてTゾーンを少し薄づきにしておくと、きれいに仕上がり崩れも目立ちにくくなります。

日中は、目や口のまわりの乾燥が気になったら乳液などで保湿ケアをしてください。Tゾーンのテカリが気になったら、ティッシュで押さえて余分な皮脂をオフしましょう。さらにパウダーを軽くのせるときれいに仕上がります。

できれば取り入れたい混合肌向けスペシャルケア

できれば取り入れたい混合肌向けスペシャルケア

フェイスパック・ナイトクリーム

乾燥肌と脂性肌の特徴を併せもっている混合肌ですが、十分な潤いは理想的な肌づくりの土台となります。したがって、乾燥肌と同じように「フェイスパック」や「ナイトクリーム」などを積極的に取り入れて、保湿ケアを強化しましょう。

収れん化粧水

毛穴の開きが気になる場合は「収れん化粧水」で引き締めをしますが、肌の状態を見て鼻まわりだけにするなど、使うエリアを限定しておきましょう。

ピーリング

肌が硬くなっている場合は、週1回を目安に「ピーリングパック」で角質ケアをしましょう。クリームなど洗い流すタイプなら肌に優しく、自然なターンオーバーを促すことができます。ピーリングのあとは、少し乾燥しやすくなっているためたっぷりと潤いを補給します。

混合肌のケアのポイント

混合肌の特徴、最適なクレンジングとスキンケアのポイントはこちらです。

  • 混合肌は油分量が多く、水分量が少ない
  • カサつきやシワなどの乾燥肌の特徴、テカリや毛穴の開きなど脂性肌の特徴が同時に起こる
  • クレンジングは洗浄力と肌への優しさで選び、メイクの濃さで決める
  • 潤い補給は十分に行い、油分の補給量はパーツや肌の状態に合わせる
  • ファンデーションはUゾーン、Tゾーンでつける量を変える
  • フェイスパックでの保湿ケアと、ピーリングによる角質ケアを使い分ける

肌の状態を確認しながら、乾燥肌ゾーンと脂性肌ゾーンで適したケアを取り入れましょう!

敏感肌とは?よくあるトラブル

敏感肌は、あらゆる刺激に過敏に反応してしまう状態のことです。

刺激を受ける要因は、摩擦、紫外線、寒暖差、化学物質などさまざまです。これによって、ほてりや赤み、かゆみが出たり、ピリピリとした刺激を感じたりします。

敏感肌になるのは、角質層の乱れによってバリア機能が低下してしまったためです。

角質層とは

肌の表面にある層のことで、天然保湿因子とセラミドが潤いを保つとともに、外部刺激から肌を守る役割も担っています。

そのため、角質層が乱れると水分が失われ、外からの刺激物質が肌に届いてしまうのです。

また、敏感肌がやっかいな理由は、改善に時間がかかることです。肌のターンオーバーが乱れているため、未熟なままの細胞が表面の角質層に並んでいます。未熟な角質層は外部刺激を通してしまったり、潤いを逃がしてしまうため、敏感肌の状態からなかなか抜け出しにくくなってしまうのです。

敏感肌で気をつけたいクレンジング

敏感肌で気をつけたいクレンジング
バリア機能が低下して乾燥しやすい状態にある敏感肌。お手入れのなかで肌に最も負担をかけやすいクレンジングは、特に注意して行いましょう。

というのも、クレンジングは・皮脂量、水分量の少ない敏感肌から必要な皮脂を取り去ってしまう可能性があるからです。

敏感肌のクレンジング選びのポイント

敏感肌のために開発されたメーカーのクレンジングクリーム

また、クレンジングでやりがちなゴシゴシとこするような洗顔は、肌の刺激になるため絶対に避けましょう。手が肌の表面をすべるような軽いタッチでなじませます。

そして流す際は、お湯を使うと水分蒸発を招くので必ず、ぬるま湯を使うこと。タオルで拭くときは、押さえて水分を取るようにします。

洗顔後は一番乾燥している状態になるので、すぐに潤いを与えてください。

敏感肌のスキンケアのコツ

敏感肌のスキンケアのコツ
敏感肌は油分も水分も大きく不足している状態です。そのためスキンケアは、保湿によって肌のバリア機能をサポートすることが大切です。

基本的には乾燥肌と同じく、たっぷりの水分を与えたあと、油分でしっかりカバーして潤いを保つお手入れをします。化粧品は敏感肌向けに開発された低刺激のものを使い、なるべく少数のアイテムでケアをしましょう。

肌に触れること自体も刺激になるため、コットンよりは自分の手を使うことがおすすめです。 なお、敏感肌向けの商品といっても刺激を感じることがあるので、可能であればパッチテストなどで肌に合うか確認してから使うといいでしょう。

敏感肌のメイクや日中ケアで気をつけること

敏感肌は「紫外線」「花粉」「ほこり」「寒暖差」など多くの外部刺激にさらされています。それらのダメージから肌を守るという意味では、メイクも日中のスキンケアである、といっても過言ではありません。

化粧下地やファンデーションは「肌の負担になる成分を含まない敏感肌向けのもの」を選びます。紫外線から肌を守る「UVカット機能」があり、乾燥を防ぐ「保湿効果」があるものが理想です。

皮膚が薄い「目や口」につけるメイクはなるべく避けたいところですが、どうしても使う場合は「タール色素を使っていないもの」にします。そして顔以外も、日中は敏感肌用の乳液やクリームで皮膚を保湿しましょう。 過ごしている環境に合わせて、1日に何度か使うようにしましょう。

できれば取り入れたい敏感肌にオススメのスペシャルケア

できれば取り入れたい敏感肌にオススメのスペシャルケア

フェイスパック

敏感肌に適したスペシャルケアはたっぷりの潤い補給です。週に1度のフェイスパックなどで保湿ケアをサポートします。

肌を休ませる

ツボ押しやマッサージなどは巡りを促す効果がありますが、肌に触りすぎたり刺激したりするような行為は避けましょう。
週末は、敏感肌向けの日焼け止めをつけるだけにするなど、肌を休ませてあげることも大切です。
花粉や寒暖差などの環境変化が大きい季節の変わり目は、免疫力が落ちないように注意してください。休息をとり、体を休めることも肌を守ることにつながります。

皮膚科に行ってみる

敏感肌の方は正しいスキンケアを続けていても、体調や環境の変化で状態が悪化することもあります。原因がわからないときや改善しないときは、自己判断で無理していろいろな化粧品を使い続けずに、皮膚科の診察を受けることも考えましょう。

敏感肌のケアのポイント

敏感肌の特徴、最適なクレンジングとスキンケアのポイントはこちらです。

  • 敏感肌は油分量、水分量ともに少なく、バリア機能が低下している
  • さまざまな刺激に敏感で、赤みやかゆみ、痛みを感じることもある
  • 敏感肌用に開発されたアイテムで、低刺激・高保湿・UVカットを心がける
  • フェイスパックでのスペシャル保湿を取り入れる
  • 肌も体も定期的に休ませて抵抗力を上げる
  • どうしても改善しない場合は皮膚科にかかる

肌の思う存分メイクを楽しめるように、根気よくお手入れを続けましょう!

肌質を問わず気をつけたい生活習慣

肌質を問わず気をつけたい生活習慣
ここまで肌質ごとに適したお手入れ方法を紹介してきましたが、すべての肌質に共通して「健康的な生活習慣」は心がけていただきたいことです。

健康的な生活習慣とは

十分な睡眠

睡眠は22〜2時のホルモン分泌が活発になるといわれる時間を含めるようにして、6時間以上しっかり眠ることが理想です。

バランスの良い食事

疲れやストレスを感じると、つい甘いものや脂っこいものを食べたくなりますが、これも肌にとってはNGの行為です。ビタミン、ミネラルが豊富なバランスの良い食事を1日3食とりましょう。過度なストレスによって肌のバリア機能が崩れる場合もあります。

適度な運動

定期的に体を動かすことで、ストレスをため込まないように過ごしましょう。

健やかな生活は、免疫機能や自律神経を正常に保つことができるので、健やかな肌をつくる効果も期待ができます。スキンケアも生活習慣も毎日改善を心がけましょう。

まとめ

1.脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌ごとに最適なクレンジング、お手入れがある
2.きれいな肌は、油分と水分のバランスが整っておりトラブルが起きにくい
3.きれいな肌はスキンケアだけでなく、健康的な生活習慣からもつくられる

肌質別のスキンケアについて、いかがでしたか?

今回のチェックで「自分の肌質は脂性肌だから…」と判断したとしても、肌質はホルモンバランスの変化や加齢で変わります。いつもと違う肌の変化を感じたら、その都度、お手入れやスキンケア、メイクを見直すことをおすすめします!

タバコや過度な飲酒も体の巡りを滞らせるといわれるため、肌には悪い影響が出ると考えられます。 規則正しい食事やストレスケア、体調管理を怠らないようにしましょう。そして、自分の肌質に合わせたスキンケアを続けることが、健康で美しい肌につながります。

今日から肌質に合った最適なスキンケアを始めましょう。

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