- なんだかメイクが残っているような気がする。
- クレンジングしているのに毛穴がざらざらしている。
- ゴシゴシ念入りにクレンジングすると肌荒れを起こすしどうしたらいいの?
クレンジング後に毛穴に残るメイク汚れを解決しよう
目次
メイク残りなしのクレンジングでアンチエイジング
毎日のクレンジングでこんな悩みはありませんか?
そのお悩み実は多いんです。 約8割の女性が、ご自身のクレンジングの方法に自信がないと感じています。
中でも「きちんと汚れが落ちていない気がする」と感じている女性は約6割いらっしゃいます。今回はそんな悩みを解決してくれる適切なクレンジングの選び方と正しい使用法についてご紹介します。
クレンジングしてもメイクや汚れが残るとどうなるの?
クレンジングしてもメイクやほこり、汗などの汚れが肌に残るとどうなるのでしょうか?
落としきれなかった汚れは肌に蓄積され、毛穴に入り込んで詰まってしまうのです。毛穴が詰まると主に3つの毛穴トラブルが起きます。
- 白いポツポツの「角栓詰まり毛穴」
- 黒くなる「黒ずみ毛穴」
- 毛穴がたるむ「たるみ毛穴」
詰まった汚れは固くなり、やがて角栓に変化します。小鼻のプツプツとした白いものが角栓で、皮脂や角質が硬く栓のように毛穴に詰まった状態です。
角栓が詰まった毛穴はイチゴ鼻とも呼ばれ、毛穴が開いてしまっている状態です。早めに正しいクレンジングでメイクや汚れをしっかり落とすといいのですが、ケアが不十分だと黒ずんで、「黒ずみ毛穴」になってしまいます。
「黒ずみ毛穴」は、毛穴に詰まった汚れや皮脂が空気に触れて酸化し、黒くなった状態です。放っておいても、無くなることはありませんので早めのケアが必要です。角栓ができた肌は、すでに毛穴が開いた状態です。
そして、開いた毛穴はたるんできて、たるみ毛穴になります。たるみ毛穴はやがて帯状毛穴になり、しわに変化していきます。老け顔の原因となりますので、そうなる前にケアしたいですね。
クレンジングしてもメイクが残る5つの原因
クレンジングしてもメイクが残ってしまう原因は主に5つあります。
1.クレンジングの洗浄力が弱い
洗浄力の弱いクレンジングを使っていると、落ちる汚れも落とせなくなってしまいます。メイクの濃さに合ったものを選ぶことが大切です。
2.クレンジングが肌に合っていない
クレンジングは毎日使うものなので合わないものを使っていると肌に負担をかけ、またメイク残りの原因になります。例えば、オイリー肌や乾燥脂混合肌の方は、洗浄力の強いクレンジングに変えることも毛穴の角栓対策におすすめです。
3.クレンジングの仕方が間違っている
面倒だから拭き取るだけで済ませたり、敏感肌だから乾燥肌だからとクレンジングをきちんと行っていなかったりすると汚れが毛穴にたまり、やがて詰まって角栓になってしまいます。また、すっきりとメイクを落とすためにはクレンジングの量や手順も大切です。
4.肌が冷えている
肌が冷えた状態でクレンジングをすると毛穴の汚れが落ちにくくなります。スチーマーやホットタオルで毛穴を開いてからクレンジングするといいですよ。
5.肌が硬くなっている
肌がゴワついて固くなってしまう原因はターンオーバーの乱れです。肌に古い角質が残っていると毛穴に汚れが残る原因になります。クレンジングと保湿で肌を柔らかくしましょう。
働く女性のクレンジング事情
大手化粧品メーカーA社が20~30代の働く女性約4000名を対象にした「クレンジング」についてのアンケートの結果の一部をご紹介しましょう。
クレンジングにかける時間は3割の方が「30秒未満」と答えています。毎日クタクタで帰ってくると、なるべくクレンジングの時間は短くしたいですよね。
クレンジングの方法は「なんとなく自己流」が1位という結果でした。
またB社がインターネットで20~50代の女性500人にクレンジングについてのアンケートを行ったところ、65%の女子は「クレンジングはスキンケアの中で最も面倒」と答えています。「クレンジングの方法に自信はあるか」との質問には、78%と約8割もの女性が「自信がない」と答えています。
多くの女性が充分なクレンジングができていないことがわかりますね。
あなたは大丈夫?
そこで、あなたのクレンジングをチェックしてみましょう。
- 小鼻のメイクは落ちていますか?
- 目の周りはパンダになっていませんか?
- マスカラは残っていませんか?
- 唇のしわに口紅は残っていませんか?
1つでも心当たりがあれば汚れが残ったままの可能性があります。この機会にぜひクレンジングを見直してみましょう。
その汚れはメイク残り?それとも?
肌に残っているのはメイク?それとも角栓?は、どちらもクレンジングで解決できます。クレンジングの後、何気なくティッシュを使ったらメイクの汚れが残っていた!などということはありませんか?
メイクが濃いのが原因でしょうか?それともクレンジングの洗浄力が弱いのでしょうか?
クレンジングをしてもメイクが残っているようならメイクに使用しているクレンジングの洗浄力が合っていないということになります。クレンジングはタイプによって洗浄力が違いますのでメイクに合わせたクレンジング選びで解決します。
もし毛穴に残っていると肌トラブルの原因になりますので、メイクとクレンジングが合っているかを確認をするためにクレンジングの後、ティッシュなどで軽く肌の確認をしてみるのもいいですね。
ティッシュで軽くふいてもメイク汚れがないのに鏡を見るとメイクが残っているように見えることはありませんか?
特に鼻の頭のあたりです。それはすでに角栓になっています。
メイクと同じような色をしているのでメイクが落ちていないと思いがちなのですが、少し白っぽいのが特徴です。クレンジングを洗浄力の高いものに変えてみることをおすすめします。
ズバリメイク残りを防いでくれるクレンジングはこれ!
クレンジングはメイクを落とすためにも肌を健やかに保つためにも大事な工程です。
メイク残りが気になる方におすすめのクレンジングはオイルタイプとバームタイプです。それぞれの特徴とおすすめの理由、そして使い方をご紹介します。
オイルクレンジング
オイルクレンジングは高い洗浄力を持っているのでこすらなくても短時間でメイク汚れとなじみ、毛穴の奥や目の周りもすっきり洗うことができます。濃いメイクはもちろん、皮脂汚れやマスカラなどのポイントメイクを落とすのにも適しています。
しかし、洗浄力が強い分肌のうるおいまで奪われがちな点と、オイルが肌に残るとニキビなどのトラブルになりやすい点は注意が必要です。
オイルクレンジングをうまく使うコツはメイク汚れになじませた後、手のひらに残ったオイルクレンジングに水を数滴落として白く乳化させて、それを顔にクルクルなじませることです。洗浄力を抑えたタイプのクレンジングでゴシゴシとこするよりも、オイルクレンジングをきちんと乳化させてやさしく使うほうが肌の負担が少なくて済みます。
とはいっても、オイルクレンジングは洗浄力が高いので、肌の弱い方や乾燥肌の方にはバームタイプをおすすめです。もちろん敏感肌、乾燥肌の方だけではなくバームタイプはどのような肌のタイプにもおすすめです。
バームタイプのクレンジング
バームタイプのクレンジングはトロトロのテクスチャーが人気です。そして、このテクスチャーが毛穴の奥の汚れも皮脂も浮かせて綺麗に落としてくれます。
バームタイプは美容成分を含んでいる商品が多いのでクレンジングと同時に肌のケアもできます。クレンジングをしながら毛穴の引き締めやエイジングケア、保湿もできるところが魅力です。
バームタイプでのクレンジングのコツは、オイルクレンジングと同様にしっかり乳化させることです。肌になじませたら手のひらに残ったバームに少量の水を落として白く乳化させて顔になじませましょう。
⇒クレンジングのタイプ別メリット・デメリットまとめ
メイク残りのクレンジングNG集
メイクをすっきり落としたいならクレンジングの量と手順がとても大切です。メイクや汚れが毛穴に残る原因となるクレンジングのやり方NG集を紹介しましょう。
1.クレンジングをケチって少しだけ使う
もったいないからといって少ない量しか使わないと、ちゃんとメイクが落ちないばかりか、肌をゴシゴシこすって摩擦が起きてしまい肌荒れにつながる原因になります。しっかりと規定量のクレンジングを使ってメイクをオフしましょう。
2.クレンジング完了の目安を知らない
疲れて帰ってきた日は急いでメイクを落としたい気持ちになります。しかし、クレンジングに焦りや急ぎは禁物です!
逆に、いつまでもクレンジングをして落としすぎも肌トラブルの原因になります。いつまでクレンジングを肌に載せていればいいか、クレンジング完了の目安を覚えましょう。
目安は1分くらいですが、クレンジングを肌に載せてクルクル指がフッと軽くなるのがクレンジング完了の瞬間で完了の合図です。クレンジングはなるべく目元を最後にすることをおすすめします。
目元を先になじませてしまうと目が開けられず、他の部分がしっかりとクレンジングできなくなります。
3.シャワーで顔を流す
洗い流すとき、シャワーで勢いよく落とすと下に向かって流れるお湯の水圧がたるみを引き起こす原因になります。また、小鼻の周りや生え際などの細かい部分に洗い残しが起きてしまいます。
洗い流すときは洗面器などにためたお湯を両手ですくい上げて、やさしく顔にかけて洗い流しましょう。
キレイにメイクを落としたいなら鏡の前で!
クレンジングを肌に載せて指先でクルクルなじませるときマッサージを兼ねる方もいます。実はこれもメイク残りの原因です。
クレンジングはメイクを落とすもので、マッサージを兼ねてしまうと浮き上がった汚れを再び毛穴に埋め込んでしまう可能性があります。特記されていない限り止めましょう。
クレンジングは指が肌に触れるか触れないかくらいで、外側に小さく円を描くようにして顔全体を洗います。 このときに顔の皮膚が動いていたらやりすぎです。
やりすぎやメイク残りを防ぐためにはクレンジングも鏡の前で丁寧に行いましょう。あれば拡大鏡を使うのことがおすすめです。
- 肌に汚れが残っているかどうか
- 指が肌に強く当たっているかどうか
といったことが全部分かります。 鏡を見ながらゆっくり呼吸をするくらいのリズムで時間をかけすぎず丁寧に行いましょう。
アイホールや鼻の毛穴はメイクが残りやすい部分ですが、力の入りにくい薬指を使うといいですよ。
それから「オイルタイプ」や「バームタイプ」はしっかり乳化させることが大事です。 乳化を怠るとクレンジングが肌に残ってしまうので気を付けましょう。
「クリームタイプ」は洗い流す前に湿らせたティッシュで軽く「ティッシュオフ」をすることで洗い流しやすくなります。
ひと手間で美肌に近づくクレンジングテクニック
クレンジングの基本は「丁寧にかつ素早く」です。力を入れずにクレンジングを指先でクルクルとよくなじませ、すすぐまで時間の目安は約1分です。
メイクや汚れを残さないクレンジングのテクニックをご紹介しましょう。
1.アイメイクやポイントメイクは専用リムーバーで落としましょう
アイメイクやポイントメイクは涙や汗でにじみにくい成分が入っており、クレンジングでは落ちにくい可能性があります。専用のポイントメイクリムーバーで先に落としておくのがポイントです。
目の周りの皮膚は非常に薄いので、こすらずやさしく落としてあげてくださいね。
2.クレンジングは適量使いましょう
クレンジングを適量で使えばメイクが落ちやすくなります。量が少なすぎると摩擦が大きくなり肌を傷める原因につながります。
3.洗い流すぬるま湯の温度も大切
冷水ではメイクが落ちにくいので、ぬるま湯で洗いましょう。体温より低めのぬるく感じる32℃くらいがベストで、熱くても36℃程度のぬるま湯で洗い流しましょう。
4.肌は温めてクレンジングをする
スチーマーで蒸気を顔に当てるとメイクが浮き上がり、メイクを落とすときの摩擦の負担が軽くなります。スチーマーがない場合はホットタオルがおすすめです。
清潔なタオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで30秒〜1分加熱します。やけどしないように軽く冷ましてから1~2分顔に置きます。
湯船に浸かりながら湯気をスチーマー代わりにするのもOKです。
5.メイクは肌を冷やしてからすること(毛穴が開いた状態でメイクをしない)
シャワーの後や夏に汗をかいた後は、毛穴が開いています。毛穴が開いた状態でメイクをすると毛穴にメイクが入り込んで落ちにくくなります。
肌を冷やして毛穴を引き締めてからメイクをすることもメイク残りを防ぐポイントです。
⇒クレンジングってなぜ大切なの?クレンジングの基本を押さえて美肌を目指そう
まとめ
メイク残りと毛穴の詰まりを解消するにはクレンジングでしっかり汚れを落とすことが大切です。メイクがしっかり落ちていないと、その後の化粧水などのケアをしても肌に浸透せず、残っているメイクが毛穴を塞ぎ、ニキビやその他の肌トラブルの元になってしまいます。
クレンジングを見直すと肌に透明感が出て若返って見られます。今日からメイク残りなしで素肌美人を目指しましょう!