すっぴんの日にクレンジングを使うと良い理由4選

すっぴんの日も油汚れはクレンジングで落としましょう

日焼け止めだけを塗った日や、すっぴんの日はクレンジングが不要だと思っていませんか？

クレンジングの役割は、メイクを落とすことだけではありません。

顔に付着している様々な油性汚れを落としておかないと肌トラブルの原因になってしまいます。

すっぴんの日も、正しいクレンジング方法で油汚れをきれいに落とすようにしましょう。

今回はクレンジングの重要性や、なぜすっぴんの日もクレンジングを使ったほうが良いのかをご説明していきます。

クレンジングの重要性とは？

など、スキンケアで使うアイテムはいろいろあります。

どこにお金や時間をかけるかは人によって異なりますが、肌トラブルを避けたいと思うならクレンジングが重要です。

肌は外部刺激から守るためにバリア機能を持っています。

などによって自分で潤う力も持っているのです。

しかし、汚れがきれいに落ちていなければ、せっかく持っているバリア機能や保湿機能が活かされなくなってしまいます。

クレンジングには化粧を落とすだけではなく、肌に付着した油性の汚れを落としてくれる効果があります。

クレンジングを考えなしに雑に行うと、メイクや油性汚れが肌に残ってしまい、汚れと皮脂が混ざって雑菌の温床になってしまいます。

そうなると、肌荒れや吹き出物などの原因になり肌のターンオーバーを妨げるため、美しい肌をキープすることができなくなります。

汚れた肌にどんなに良い美容液をつけても効果はでません。

自分の肌にあうクレンジングを見つけて、すっぴんでもきれいな肌を作っていきましょう。

すっぴんでもクレンジングは必要

など、メイクに対する考え方は様々です。

肌のことを考えると、メイクなしの日を作るのは良いことですが、すっぴんの日だからといって、クレンジングをしなくても良いというわけではありません。

肌は汚れていないように見えても実は、様々な油汚れが付着しています。

そのため、メイクをしていない日でも、必ずクレンジングはするようにしましょう。

外を歩けば排気ガスに油分が含まれています。
料理をしているときに撥ねた油脂が付着しているかもしれません。
また、保湿クリームなどの基礎化粧品や日焼け止めにも油分が含まれています。

これらの油性汚れは洗顔料だけで落としきることができず、クリームに含まれる油が肌に残って酸化すると、肌に負担がかかる原因になってしまうのです。

その結果、肌荒れだけでなく、シミやくすみの原因にもなるので注意が必要です。

すっぴんの日にクレンジングを使うと良い理由

「クレンジングはメイクを落とすもの」という認識から、メイクをしていない日にクレンジングを使う必要がないと考えている方は少なくありません。

しかし、様々な理由から、すっぴんの日でもクレンジングを使用したほうが良いといわれています。

毎日きちんとクレンジングを行うことで油性の汚れを落とすだけでなく、毛穴のつまりを予防したり、肌のターンオーバーを正常化してくれたりする効果が期待できます。

クレンジングを行って、若々しい肌を作りましょう。

この後、なぜすっぴんの日もクレンジングが必要なのかをご説明していきます。

1.油汚れを落とすことができる

メイクなどの「油性汚れ」をクレンジングが、古い角質や汗・ホコリなどの「水性汚れ」を洗顔料が落としてくれます。

落とせる汚れの種類が異なっているため、どちらか一方だけ使えば良いというものでもありません。

もちろんメイクをしている日は、ファンデーションなどが油性の汚れになるためクレンジングでしっかりと落とす必要がありますが、すっぴんのときはクレンジング不要だと思われがちです。

すっぴんの日の油性汚れは気にしたことありますか？

実は、思いがけないところで顔に油汚れが付着している可能性があります。

これらの油汚れは気がつきにくいかもしれませんが、肌に残り、油が酸化してしまえばダメージを与える可能性があります。

そのため、すっぴんの日も油性の汚れを落としておきましょう。

2.毛穴ケアができる

毛穴が目立って、気になってしまうことがありませんか？

鼻の頭や小鼻は脂っぽくなりやすいので特に気になりますよね。

毛穴が目立つ原因は、皮脂や汚れ、古い角質などが混ざって塊になった「角栓」と呼ばれるものです。

毛穴ケアと聞くとスクラブやピーリングなどを想像する方が多いのではないでしょうか。

もちろん、そういったアイテムを使用することで肌の古い角質や毛穴の皮脂汚れなど除去できるのですが、敏感肌や乾燥肌の方は、刺激の強い毛穴ケアを行ってしまうと肌にとって負担になってしまう可能性が高いのです。

日本人は敏感な肌の方も多いようです。

ですから、肌の油汚れはクレンジングも利用して、日々汚れをきちんと落とすように心がけましょう。

環境からの汚れや化粧品などからの不要な油をしっかりと除去することで肌のコンディションが整えられて、毛穴を目立たなくすることができます。

クレンジングで汚れを落とした後は、化粧水でたっぷり水分を補充し、保湿を行うようにするとさらに効果的です。

3.シミの予防になる

シミは、皮膚にメラニン色素が蓄積されて、肌の色が部分的に濃くなってしまう現象です。

紫外線や摩擦などのダメージによって炎症が起こると、肌を守るためにメラニン色素が生み出されます。

このダメージが一時的であれば、肌のターンオーバーによってメラニン色素が排出されるため、シミにはなりません。

日焼けに気を使っているし、美白化粧品も使っているのにシミが気になるという方は、もしかしたらクレンジングが不足して「油汚れを落としきれていない」ことが原因になっている可能性があります。

油性汚れが残っていると、その油が酸化して肌にダメージを与えてしまうのです。

そして先述の通り、肌にダメージが与えられると炎症から守ろうとしてメラニン色素が生成されます。

しかも、日々しっかりと汚れが落とせていないとダメージが積み重なり、肌のターンオーバーが乱れる原因になります。

その結果、メラニン色素の排出が遅くなってしまいシミが発生しやすくなってしまうのです。

シミを予防するためにも、毎日きちんとクレンジングで油性汚れを落とすようにしましょう。

4.肌のトーンが明るくなる

肌がくすんで見えるのは、

などによる肌トラブルが原因です。

もちろん、それぞれのトラブルに対策を行うことが大切ですが、まずは毎日のクレンジングから始めてみてはいかがでしょうか？

普段はすっぴんだからといって洗顔料だけで洗っていると、どうしても蓄積していった油汚れが原因となって肌の色がくすんでしまいがちです。

クレンジングでしっかりと汚れを落とすことで、角栓や角質が消えて明るい透明感のある美しい肌になることができます。

バームタイプやクリームタイプのクレンジングを選べば、同時にマッサージをすることができるので血行促進にもつながります。

などの保湿成分が含まれているクレンジングを使用することで、乾燥を防ぐことも可能です。

自分の肌タイプにあったクレンジングを選んで、ワントーン明るい肌を目指していきましょう。

最適な方法でクレンジングをしましょう

汚れが落とせるだけでなく、

など、様々な利点があるクレンジングですが、使用方法を間違えてしまうと、炎症を起こりしたり、くすみやシミなどの原因となってしまいます。

最適な方法でクレンジングを行って、きれいなすっぴん肌を目指していきたいですよね。

正しいクレンジングの方法や、クレンジングを行う際にNGな行為などを覚えて、肌トラブルの原因を回避していきましょう。

最適なクレンジング方法を覚えることは、美しい肌を作るために一番の近道になります。

正しいクレンジング方法とは

クレンジングで大切なことは、肌に負担をかけずに油性汚れをしっかり落とすことです。

正しい方法を覚えて、クレンジングの効果を存分に発揮していきましょう。

1. ポイントメイクは先にオフする。ポイントメイクは専用のリムーバーで先に落としましょう。
2. クレンジング剤を、乾いた清潔な手に出す。塗れた手だと、効果が薄れてしまうタイプもあるので要注意です。
3. 皮脂が多いゾーンから洗っていく。額、鼻などのTゾーンから洗い、あごや頬のUゾーン、最後に目や口もとの敏感な部分をそっと丁寧に洗っていきましょう。このとき、指の腹を使って円を描くようになじませていくと良いです。
4. ぬるま湯でしっかり洗い流す。30～32度くらいのぬるま湯で、しっかりすすぎましょう。

クレンジングの基本的な使用方法は、どのメーカーも大きな違いはありません。

上記の基本のルールを覚えたうえで、商品に合わせた正しいクレンジングを行ってください。

クレンジングでNGな行為

肌に負担をかけてしまうNGな行為があります。

クレンジングを行うときは、下記の点に気をつけるようにしてください。

量をケチらない

クレンジングの使用量が少ないと、汚れがきれいに落ちなかったり摩擦が生じて肌トラブルの原因になってしまったりする場合があります。
量はケチらず、パッケージなどに記載されている適量を使用するようにしましょう。

こすらない

汚れ落ちが気になってゴシゴシとこすってしまう方がいます。
しかし摩擦は、肌にとって大きな負担です。
指の腹で優しくクレンジング剤と汚れをなじませるだけで十分です。

熱いお湯で流さない

ぬるま湯（30～32度くらいがベスト）を手でかけるようにして洗い流します。
熱いお湯は、肌が乾燥する原因になります。

時間をかけすぎない

洗う時間が短すぎると汚れがきれいに落ちないからといって時間をかけすぎてしまうと肌にとって負担になってしまいます。
クレンジング剤を肌につけている時間は30～40秒を目安にしましょう。

すっぴんの日に適したクレンジングの選び方

クレンジング剤には様々な種類があり、洗浄力や肌への負担が異なります。

そのため、メイクの濃さなどに合わせて選ぶようにすると良いでしょう。

メーカーによって多少異なりますが、

の順番に洗浄力が強まっていく傾向があります。

洗浄力が強いほど肌への負担が高いことが多いため、必要以上に強い洗浄力のクレンジングを使用してしまうと乾燥などの肌トラブルの原因になりかねません。

しっかりメイクをした日は、オイルやジェルなどの洗浄力が高いクレンジング使用をおすすめします。

すっぴんやナチュラルメイクの日は、それほど強い洗浄力が必要ないため、弱めのクレンジングで十分です。

メイクのあり・なしで使用するクレンジングを選ぶことができるように、すっぴん用のクレンジングも用意しておくと良いかもしれません。

では、すっぴんに適したクレンジングは、どのような基準で選ぶのが良いのでしょうか？

洗浄力が弱いクレンジングがおすすめ

すっぴんの日におすすめのクレンジングは、

などの洗浄力が穏やかで肌に優しいタイプです。

さらにW洗顔不要のタイプなら、クレンジングと洗顔の両方を兼ねて一度で済ませることもできます。

ミルクタイプ

穏やかな洗浄力と、肌に負担が少ないタイプです。
クレンジングしても潤いを奪いすぎることがないため、乾燥や肌荒れが気になっている方でも使いやすいという特徴があります。
ただ、洗浄力がマイルドすぎて、ウォータープルーフの日焼け止めなどは落ちにくいという欠点があります。

クリームタイプ

ほどよい洗浄力があり保湿力が高いため、乾燥肌や敏感肌の方も使いやすいクレンジングです。
すっぴんの方だけでなく、ナチュラルメイクの方にもおすすめです。

ウォータータイプ

ウォータータイプは比較的新しいクレンジング剤です。
洗浄力が高いのに、肌に優しいのが特徴で、従来のクレンジングと使用方法が異なり、コットンにたっぷり含ませて拭き取ります。
ただし、こすりすぎると摩擦で肌に負担がかかるので注意が必要です。

日焼け止めには要注意

紫外線によるシミ予防として、一年中日焼け止めを使用しているという方も多いのではないでしょうか？

SPF値やPA値が低い日焼け止めなら石鹸などでも落とせますが、最近一般的な、効果の高い日焼け止めは水では落とせないことが多いです。

特にクリームタイプやウォータープルーフタイプの日焼け止めは、しっかりとクレンジングを使用しないと肌に残ってしまいます。

日焼け止めの中には、紫外線吸収剤やオイルなどが含まれているものが多いです。

紫外線吸収剤は、日焼けの予防効果が高いのですが、アレルギーなど皮膚障害のリスクがあるといわれています。

また、日焼け止めに含まれているオイル成分が肌に残っていると、油分が酸化してニキビや肌荒れの原因になることもあります。

そのため、日焼け止めを使用したら、専用のクレンジングまたはメイク落とし用のクレンジングなどでしっかりと落とすようにしましょう。

あまりクレンジングを使わない方が良い人

ここまでクレンジングの大切さをお伝えしてきましたが、実はあまりクレンジングを使わないほうが良いという方もいます。

健康な肌の方が使用量や回数を守って正しい使い方をしていればメリットが多いのですが、使用することで多少なりとも肌に負担がかかってしまうリスクがあります。

そのため、バリア機能が低下している方に関しては、クレンジングの使用をあまりおすすめできません。

は、バリア機能が低下している可能性が高いですのでクレンジングの多用を避けたほうが良いでしょう。

日焼け止めを塗った日だけ、メイクをした日だけなど限定的にクレンジングを使用するほうが良いのです。

また、クレンジングは商品によって肌に合うものと合わないものがあります。

使っていて肌の調子が悪くなった場合は、早めに使用を中止して皮膚科の診察を受けるように心がけてください。

まとめ

クレンジングはメイクを落とすためだけでなく、日常の油性汚れをきれいに落とすために役立ちます。

気軽に普段使用している基礎化粧品やヘアケアアイテムにも油分は含まれていますし、日々の生活の中で肌に油が付着しています。

油性の製品をつけてすぐは、肌を守ってくれますが、時間が経って酸化すれば汚れとなり、肌に残るとくすみやシミの原因にもなります。

クレンジングを正しく行って、くすみやシミのない、すっぴんがきれいな美肌を手に入れましょう。