鼻の毛穴の汚れはどんな取り方がある?
目次
鼻の毛穴汚れは、さまざまな取り方があります
鏡で自分の顔を見たときに、鼻の毛穴が汚れて目立っていて、びっくりしてしまったことはありませんか?
「角栓が詰まった毛穴」「黒くなった毛穴」「開いた毛穴」「ニキビの赤い毛穴」など、さなざまな毛穴の汚れトラブルがあると思います。
原因はさまざまですが、主なものは下記のとおりです。
1.過剰な皮脂分泌
皮脂が過剰に分泌されると、肌に汚れが残りやすくなってしまいます。
また毛穴にたまった皮脂が角質、メイク汚れやゴミなどと混ざって固まり、毛穴をふさいでしまうのです。
20代までは、ホルモンバランスの関係で皮脂腺の活動が活発であるため、自然と皮脂が多くなります。
また乾燥肌の場合でも、足りない水分を補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
2.ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーが乱れていると、角質がスムーズにはがれ落ちずに、しばらく肌表面に残ってしまうのです。
ここに汚れがたまったり、皮脂が混ざったりして汚れてみるようになります。
3.メイクや汚れが残っている
クレンジングできちんと汚れを落としたつもりでも、実際は残っていることがあります。
肌に残ったメイクに、皮脂や角質が混ざって、肌トラブルにつながるでしょう。
鼻の毛穴汚れ、スペシャルケアを紹介します
日常の洗顔・クレンジングや保湿などのスキンケアをきちんとするように心掛けることは基本ですが、そこにプラスしてスペシャルケアを紹介したいと思います。
スペシャルケアは、市販されている化粧品や家庭にあるもので自宅にて行えるケアです。
日常のケアに、もうひと手間を加えて美肌をランクアップするのに役立ちます。
スペシャルケアの代表的なものには、酵素洗顔やクレイ洗顔・ホットタオルケア・オイルケアやピーリングなどがあります。
美容クリニックやサロンで行うと時間も限られ、高価なものもありますが、より刺激が少ない成分で、自宅で好きな時にリラックスして行える手軽さが特徴です。
ただし毎日行うと肌を傷めてしまうことにもある場合があるので、毛穴の汚れがとても気になるときの応急処置、時間があるときに自分へのごほうびケアなどとして、取り入れてみてはいかがでしょうか?
きっと鼻の毛穴の汚れが、すっきりキレイになりますよ。
鼻の毛穴汚れの取り方 <酵素洗顔>
毛穴に詰まってしまった角栓は肌の皮脂と角質に汚れがついたもので、大半がタンパク質でできています。
酵素にはタンパク質を分解する力があります。
酵素洗顔とは、酵素の入った洗顔料、または酵素を普段使っている洗顔料に混ぜて洗顔するという洗顔方法です。
代表的な酵素の種類は以下のようなものがあります。
パイン酵素
パイナップルの実から抽出された酵素です。
パイナップルを食べたときに口の中に刺激がありますが、それが酵素の働きで、タンパク質を分解する強い力があります。
パパイン酵素
パパイヤの実から抽出された酵素です。
分解できるタンパク質の範囲が広いので、ヒトの角質除去などの用途には優れた力を発揮します。
酵素洗顔を使うときは注意が必要です。
酵素は本来は肌に必要な皮脂や角質も溶かす作用があります。
頻繁に行うと、肌に思わぬダメージがあるかもしれません。
ですから酵素クレンジングや酵素洗顔を使うのは間隔を空けて、せめて週に1回くらいにとどめておくようにしましょう。
また酵素洗顔の後は乾燥しがちなので、しっかりと保湿することも忘れないようにしてください。
鼻の毛穴汚れの取り方 <クレイ洗顔>
クレイ洗顔とは、泥を使用した洗顔方法です。
パウダー状になっているものや、洗顔料にもとから配合されているものなどが市販されています。
クレイは、泥といってもミネラルが豊富に含まれるため、肌に優しく美容によいものとなっています。
クレイに含まれるミネラルには、肌表面に薄い膜を作る作用があるため、肌の表面を保護する効果も期待できるでしょう。
天然のクレイ成分はイオンの働きによって、肌表面の汚れを吸着してキレイに取り除いてくれます。
黒ずみや毛穴の詰まりをケアするのに効果的でしょう。
クレイには以下のようなものがあります。
クチャ
沖縄でしか採れないクレイで、ミネラルやカルシウムが豊富に含まれ、肌によく浸透します。
カオリン
中国の高陵で採れるクレイです。高い洗浄力と保湿力があります。
シャンプーなど幅広い製品に使われています。
モンモリロナイト
世界各地で採れるクレイです。汚れを落とすばかりでなく、保湿効果も優れています。
歴史が古く、クレオパトラも使用していたといわれています。
毎日クレイ洗顔をしても肌へのダメージはさほどないといわれていますが、肌の様子を確認しながら行うようにしてください。
鼻の毛穴汚れの取り方 <ホットタオル>
日頃のケアにプラスして行いたいのが、クレンジングの前にホットタオルを使う方法です。
そもそも毛穴に汚れがたまるのは、肌質が硬くなり毛穴が閉じてしまっているからです。
これでは洗顔しても毛穴の奥に詰まった汚れがなかなか取れません。
ホットタオルは毛穴を柔らかく開くため、クレンジングの前にしておくと汚れが取れやすく効果的です。
クレンジングは保湿成分を含んでいるものにすると、肌の乾燥を防ぎ、皮脂の過剰な分泌を抑え、毛穴の汚れ予防につながります。
ホットタオルの作り方
1.タオルを水でぬらして、しっかり絞る
2.おしぼりのように、くるくる巻く
3.電子レンジで1分程度加熱する
タオルは熱くなっているので、温度を確認してから使うようにしてください。
鼻の毛穴汚れの取り方 <綿棒を使ったケア>
角栓をオイルで取り除く方法です。
用意するものは、清潔な綿棒・ホホバオイルやオリーブオイルなどのオイル・クレンジング料・保湿美容液です。
敏感肌の人は、精製されて不純物が除去されたオイルを使いましょう。
メイクをしている場合は、最初にクレンジング料でメイクを落とします。
メイクをしていな場合は、洗顔料で汚れを落としましょう。
洗浄後、肌がオイルの油分を吸い込んでしまわないように、保湿用美容液をつけます。
以下で、手順をみていきましょう。
綿棒にオイルをたっぷりしみ込ませ、先を毛穴の汚れが気になる部分に当てていきます。
優しくなでるようにマッサージしながら、綿棒を動かします。
力を入れて擦ったり押しつけたりしないようにしましょう。
オイルが毛穴に浸透し、毛穴の中の汚れを溶かして浮き上がらせます。
1度で全部取ろうとせずに、日を置いて少しずつ行うようしましょう。
ここまでひと通り終わったら、再びクレンジング料で汚れを落として保湿します。
鼻の毛穴汚れの取り方 <ピーリング>
どうしてもお肌のざらざらが取れない、毛穴のボツボツを取りたい、というときはピーリングを行うのもよいでしょう。
ピーリングとは、新陳代謝を促し、ターンオーバーを正常化するためのものです。
自宅でピーリングケアをして、キレイな肌を手に入れましょう。
美容クリニックで使われるような強い薬剤をではなく、市販されている洗顔料や基礎化粧品を使います。
市販製品は刺激の弱い成分でできているので、自分で扱うとしても安心です。
年齢にもよりますが、一般的に肌は28~45日で新陳代謝し、入れ替わっています。
これをターンオーバーといいます。
何かの事情でこのターンオーバーが乱れると、はがれるはずの古い角質が残ってしまうのです。
すると肌の色がくすんで見え、ごわごわした手触りになります。
毛穴では、残った角質が皮脂やゴミと混ざりあって、固まってしまうことになります。
これが角栓です。
毛穴から出ていかず、いつまでも残り、やがて酸化して黒くなると黒ずみ毛穴になってしまいます。
ここでピーリングを行い、酸で古い角質を溶かします。
汚れた角質がなくなると、新しくキレイな角質が表れ、ターンオーバーが正常化されることになるのです。
AHA(フルーツ酸)というピーリング剤が配合された洗顔料・化粧水や美容液が、ドラッグストアなどで販売されています。
ただし刺激が弱いとはいえ、使い過ぎたり、方法を誤ったりすると肌にダメージを与えてしまいます。
最初は間隔を空けて様子を見ながら使うようにしましょう。
また製品の使用方法をよく読んで、正しい使用法を把握しましょう。
いろいろ混ぜると効果があがりそうと自己流にアレンジして使うのは危険ですので、決してしないでください。
毛穴汚れを悪化させるNG行為
ここでは、逆効果になってしまう行為をご紹介します。
お肌の調子が悪いと気分も落ち込んでしまうもの。
NG行為はしないように注意してください。
毛穴パックは1週間以上間隔を空ける、角栓を押し出さない
日を置かず、はがすタイプの毛穴パックを使用するのはやめましょう。
毛穴パックは、はがすときに周囲の肌を傷つけてしまうこともあります。
角栓に見えるものは、実は細かい産毛や健康な肌の角質かもしれません。
毎日すること=効果が上がるということではないことを認識しましょう。
また角栓をムリやり取り除くと、毛穴が開いてしまう原因になります。
毛穴がぱっくり開き、そこにまた汚れがたまってしまうのです。
そこに皮脂や水分が取り除かれたことで、カバーしようと新しく皮脂が分泌されてしまいます。
角栓と思われるものを爪やピンで押し出すのも、同様の理由から厳禁。
手や道具には雑菌がついています。
肌を傷つけたところから雑菌が入り、化膿やニキビに発展してしまうこともあります。
スクラブ洗顔をやり過ぎない
スクラブ洗顔も、スッキリして気持ちがよいので、毎日でもやりたいと思ってしまうもの。
でも頻度が多いと皮脂を取りすぎることになるので、また皮脂が分泌されるという悪循環に陥ってしまいます。
力を入れるとスクラブの刺激で、肌には細かな傷ができてしまう心配もあります。
スクラブ洗顔もたまに行うのはよいことなので、適度な間隔を持ち、優しいタッチで使用しましょう。
(まとめ)鼻の毛穴の汚れは、丁寧な取り方がポイントです
2.自宅でできるスペシャルケアがある
3.毛穴の汚れをムリやり取るのはNG
毛穴の汚れは、皮脂やメイク汚れが残って固まってしまったものです。
ムリに取ろうとすると、かえって毛穴が開き、さらに汚れがたまりやすくなってしまいます。
日頃からきちんとすることでケアと予防に努めましょう。
さらに週末や時間があるときにはスペシャルケアをプラスして、毛穴の汚れを奥から一掃するのも効果的です。
いずれも力を入れ過ぎず優しく丁寧に行うのが、毛穴汚れを取るコツです。