牛乳パックで目立つ毛穴がキレイになる?

牛乳パックで、目立つ毛穴がキレイになる?

安全で肌に優しい牛乳パックは、毛穴ケアに最適です。

小鼻の毛穴の黒ずみに、目立ってしまって悩んでいませんか?

皮脂とゴミや汚れが、毛穴にたまって固まりふさいでしまっているのが角栓です。
もとは白っぽいのですが、時間が経つと空気に触れて酸化し、黒くなってしまいます。

この角栓を除去する方法に、毛穴パックがあります。

代表的なものは、鼻に貼り付けて、その粘着力によって角栓を取るシートパックです。
取れた角栓が目で見えるので効果を実感できます。

しかしこれには注意が必要です。

手早く角栓が取りたい人には、市販のシートパックもケアのひとつの方法ではありますが、強い粘着力で肌を引っ張ることになるので、周囲の皮膚も一緒にはがして傷つけてしまいます。

そして洗いケアで角栓を取り除いても、また発生してしまいます。
肌に優しいケアを定期的に続けることで、キレイな肌を維持していきたいものです。

そこで食べられる素材を使った安心な毛穴パックなら、肌に負担をかけずに安心して毛穴ケアができます。
とくにおすすめなのが牛乳を使ったパックです。

身近な材料を使って気軽に思い立ったときにできるので、毛穴が黒ずんできたと思ったらチャレンジしてみましょう。

牛乳が肌に与える効果とは

牛乳が肌に与える効果とは
牛乳には、ガゼインという成分が含まれています。
皮膚に付着した古い角質や汚れを分解して落とすピーリング作用があり、肌をキレイにする効果があるのです。

ピーリングというと、角質をムリやり剥がし取るというようなイメージをしてしまいますが、牛乳のピーリングは違います。
油分も入っているので優しく古い角質を溶かします。

肌への負担が少なく、不要な角質や汚れを優しく取り除いて、再生を促してくれるのがうれしいポイントです。

くすみがなくなり、キメが細かく、肌の色も明るくなります。
牛乳に含まれるリン脂質も肌を柔らかくして、肌のターンオーバーを促進します。

また牛乳にはビタミンB2やB12といった栄養成分も含まれており、肌トラブルを防いで健康な肌が維持できるのです。
ビタミンAも含まれているため、シミを防いで美白を保つ効果も期待できます。

以下で、牛乳を使ったスキンケアを紹介していきます。

牛乳を使った洗顔法

あらかじめ、クレンジングを済ませておきましょう。

ノーメイクの場合でも、皮脂やホコリを落とす基本の洗顔をしてから、牛乳での洗顔をしましょう。

肌がキレイになっていないと、汚れにはじかれて牛乳の成分が行き渡らず、効果が半減してしまうからです。

洗面器に、36~37℃くらいのぬるま湯と牛乳を、1:1の割合で入れ、混ぜます。
もしくは、洗面器にぬるま湯を張ったところに、牛乳をコップ1杯程度加えてよく混ぜます。

これを使って、こすらないように顔全体を優しく丁寧に洗いましょう。
最後は、ぬるま湯のみでしっかり洗い流し、保湿のスキンケアもしっかり行いましょう。

これだけで、白くてしっとりとしたもちもちの美肌になる効果があります。
肌がごわごわしてきたり、毛穴が汚れてきたら試してみてはいかがでしょうか。

牛乳パックのやり方

シンプルに牛乳のみを浸み込ませたコットンなどを顔に置いてしばらく置く、という基本の牛乳パックです。

まずはクレンジングや洗顔を済ませ、メイクや汚れを落としておきます。

以下、紹介する牛乳プラス素材のパックでも同様に、クレンジングや洗顔で肌を清潔にしてから行いましょう。
牛乳や素材の成分を、十分に肌に浸透させるためです。

牛乳パックで用意するものは、
・牛乳(少量。化粧水の使用量程度)
・コットンまたはフェイスマスク・ティッシュペーパーなど、牛乳を浸み込ませるもの

1.湯せんや電子レンジで、牛乳をぬるめに温めます。
電子レンジならば数秒です。

2.ここにコットン、フェイスマスクやティッシュ等を浸して、これを顔に5~30分くらいパックして牛乳をなじませます。

3.パックが終わったら、水で洗い流します。
その後いつも通りのスキンケアをしましょう。

とても簡単ですが、肌がしっとりします。
牛乳が少しだけ余っていたら、試してみるというのもいいかもしれません。

牛乳+ゼラチンパックのやり方

牛乳+ゼラチンパックのやり方
最近話題の牛乳とゼラチンを使った毛穴パックをご紹介します。アメリカのセレブも実践して人気があるそうです。

ゼラチンは牛や豚の骨や皮から抽出されたコラーゲンからできています。
この牛乳ゼラチンパックで、肌からコラーゲンを吸収することは期待できませんが、そのプルプルした触感は心地よい手触りです。

材料は粉ゼラチン大さじ1と牛乳大さじ1~2。
顔に塗るための刷毛を用意し、毛穴が開いているお風呂上りに試してみるとより効果的です。

1.耐熱容器に材料を入れ、常温で牛乳とゼラチンをボロボロした状態になるまで混ぜ合わせます。
混ぜたものを電子レンジで10秒くらい加熱して、少し温まるくらいの温度にします。

とろとろに溶けていなければ、もう少し加熱してください。
熱くなり過ぎないように注意をしましょう。

2.レンジから出して熱ければ、しばらく置いて冷まします。
くれぐれも、ヤケドをしないように気をつけてください。

とはいえ時間が経ち冷めるとゼラチンが固まってしまうので、その点も注意しましょう。

3.ほどよい温度になったら、刷毛を使ってパックしたい部分に塗ります。
塗ったら10~15分程度置きます。

4.時間が経つと固まるので、ゆっくり優しくはがしましょう。
残ってしまったゼラチンは、お湯で洗顔するとはがれます。

5.はがした後の肌は乾燥しやすくなっているので、すぐに化粧水や乳液・クリームなどでしっかり保湿をしましょう。

牛乳+小麦粉パックのやり方

牛乳と小麦粉のパックは韓国でホワイトパックと呼ばれて、とても人気のあるパックです。

小麦粉に含まれるグルテンには、古い角質や余分な皮脂を取るピーリング作用があります。

1.牛乳と小麦粉のパックは、牛乳と小麦粉を1:1で混ぜ合わせます。

ダマになってしまいやすいので、牛乳を先に容器に入れ、そこに少しずつ小麦粉を加えて混ぜていくようにしましょう。

2.洗顔をして水気をふき取った肌に、牛乳と小麦粉を混ぜたペーストを顔に塗ります。

3.10~15分放置したら、ぬるま湯でゴシゴシこすらないように、ゆっくりと洗い流して終了です。

長時間放置してしまうとパックが乾いてしまうので、状態を確認しながら、完全に乾燥する前に洗い流すようにしましょう。

この牛乳と小麦粉のパックに、はちみつをプラスすると保湿力がアップして、さらにしっとりとした肌になります。

はちみつ:牛乳:小麦粉を1:5:3の割合で混ぜるとちょうどよい濃度になります。
塗り方・置く時間・洗い流し方やその後のスキンケアは、牛乳+小麦粉パックと同様です。

牛乳+ベビーパウダーパックのやり方

ベビーパウダーは赤ちゃんのあせもやオムツかぶれの対策としてなじみ深いものですが、よい香りがついていて、ほっこりしますね。

大人でも、制汗剤の代わりや、肌のさらさら感のために使用する人がいるのではないでしょうか?

ベビーパウダーには酸化亜鉛というパウダー状の成分が含まれています。

水や油を吸い取る性質があり、さらさらした状態を保つ効果があるので、成人用では、ボディシートやボディパウダーに使われているものです。

殺菌作用と毛穴を引き締める作用もあり、大人の肌にもうれしい成分となっています。

このベビーパウダーと牛乳でパックをする方法を紹介します。
パウダーを吸い込んだり、目に入れたりしないように気をつけながら行いましょう。

1.牛乳小さじ1強とベビーパウダー小さじ1を容器に入れ、ヨーグルトくらいの柔らかさになるまで混ぜ合わせます。

混ざりにくいときは、指先でパウダーをもみこんだりすりつぶしたりするようにするよいでしょう。

2.出来上がったら顔に塗ります。顔に塗ったら10分くらい置きます。

長時間放置するとパックが固まってしまい、肌の水分も吸着してしまいます。

10分を待たずに様子を見ながら、パックが乾かないうちに洗い流しに移りましょう。

3.優しく丁寧にぬるま湯ですすぎます。
毛穴にパウダーを残さないように、しっかりとすすぎましょう。

牛乳を使ったパックの注意点

食品を使ったパックは、基本的には安全性が高いと思われますが、体質に合わず危険な場合もあります。

ほかの素材との組み合わせで、思わぬアレルギーなど起きてしまうかもしれません。

必ず、先に腕の内側でパッチテストをしてから行うようにしましょう。

パッチテストは、腕の内側など、皮膚のやわらかいところにつけてしばらく置き、様子を見てチェックをします。

そして、パックを放置する時間はあくまで目安なので、その都度、状態を観察しながら加減するようにしましょう。

パックは放置時間が長くて乾かし過ぎてしまうと、かえって肌に負担がかかってしまいます。

実施する回数にも注意しましょう。
肌に貼ってはがす刺激や、直接、顔に置いていることになります。

頻繁に行うと肌にダメージを与えるので、1週間に1~2回くらいまでにしましょう。

また防腐剤を使用しない手作りのパックは、長期間そのまま置いておくと傷んでしまいます。

変質したパックを使うと肌トラブルが起きる可能性があります

。腐敗していなくても酸化や、有効成分が破壊される等、効果がなくなってしまうこともあります。

食品で作るパックは、作ったら必ず、すぐに使い切るようにしましょう。

(まとめ)牛乳パックで毛穴がキレイになる

(まとめ)牛乳パックで毛穴がキレイになる

1.牛乳に含まれるガセインという成分が優しく角質を溶かして美肌をつくる
2.牛乳にゼラチンや小麦粉、はちみつなどを混ぜると手軽に毛穴パックができる
3.あらかじめパッチテストを行い、使用中は肌の異変に注意する

角栓を粘着力ではがすシートタイプの毛穴パックは敬遠していた人も多いと思います。

でも食べ物である牛乳を素材に使ったパックなら、肌に大きな負担をかけることなくスキンケアをすることができます。

牛乳にはターンオーバーを促進する成分も含まれているので、キレイになった毛穴を持続することも可能です。
やり過ぎず、適度な間隔を空けて続ければ、黒ずみ毛穴のないツルツルな肌が手に入るでしょう。

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