- メイクしているから夜はクレンジングをするけれど、面倒だから1本で済む洗顔料ですぐ終わらせるという方
- 朝は顔を洗うけれど洗顔料は使わない派の方
- 洗った後に化粧水と乳液をサッと付けておしまいにしている方
40代からの毛穴ケアは年齢に適した方法で
目次
40代は内側と外側からのケアが大切です
いつも通り鏡を見ながらメイクをしていたら、毛穴が気になったことありませんか?
毛穴がくっ付いてしわっぽく、黒ずみでボコボコしているのはキレイといえない肌ですよね。
メイク乗りも悪いのはもしかして毛穴のせいかもしれません。
特に40代は毛穴の状態が悪くなる年代でもありますので今までと同じケアでは改善が見られない可能性があります。
40代に多い毛穴タイプでケアを変えていきましょう。
40代は加齢による毛穴の状態に気をつけよう
もう40代だから念入りにケアしても変わらない、加齢による肌トラブルは仕方ないと思っていませんか。
しかし年齢に関係なく毛穴や肌のトラブルは起こりますのできちんとケアをしないと今まで以上にひどい状態になりかねません。
加齢によりハリを保つコラーゲンが減少していくのですが、ハリを失った肌はたるみ、毛穴も一緒にたるむことに。
これが「たるみ毛穴」で、40代に多い毛穴の状態です。
たるんだ毛穴は、毛穴同士がくっ付いてしまうとしわのようになり、老けた印象になります。
若いころにはなかった毛穴の状態ですよね。
年齢に合わせた毛穴ケアが必要になりますので今まで通りのケアでは補いきれないこともあります。
対策と予防をするのが大切になってくるので自分の毛穴の状態を知り、ケアを見直してみましょう。
40代で気をつけたい毛穴タイプ
やはり40代で多いのは毛穴がたるむ、たるみ毛穴です。
なんだか顔がたるんできたな、と思ったら毛穴も一緒にたるんでいますよ。
丸い形の毛穴がたるみにより、楕円形やしずく型になってくるのです。
また、溜まった角栓が酸化した「黒ずみ毛穴」も悩みどころではないですか。
いつも通りのケアでは、これらの毛穴は元に戻せません。
けれど、角栓が気になるからといって引っこ抜いたり、パックで根こそぎ取ってそのままだったりなどは毛穴をよりひどい状態にしてしまいます。
ケアで大切なのは、外からのアプローチの場合は正しい洗顔と保湿が要。
そして、内側からも働きかけるのが重要になりますので両方のケアを心がけていきましょう。
帯状毛穴
最近、小じわが増えたな、と思いませんか。
40代はしわも増える年代ではありますが、そのしわは、毛穴が原因かもしれませんよ。
だんだんと顔がたるみ、加齢によりハリが失われ毛穴もたるみます。
たるんだ毛穴が、くっ付いてしわのようになることが、「帯状毛穴」と呼ばれるしわの正体です。
帯状毛穴になってしまった毛穴はなかなか改善できないといわれていますのでケアも長い目で見ながら根気よく続ける必要があります。
まだそんなに毛穴の状態は悪くないならば、早い段階で予防策を講じましょう。
しわ状になった毛穴は一気に老けた印象を与えます。
原因は肌のたるみですが、これはコラーゲンの減少で起こること。
加齢によりコラーゲンを生成している線維芽細胞が衰えてくるのである程度は仕方のないことではあります。
しかし、内側から働きかけてコラーゲンの生成を促すことで改善が期待できますよ。
ハリを取り戻すことが帯状毛穴をストップさせる要となるのです。
黒ずみ毛穴
鼻の周りに黒いポツポツができている状態は、黒ずみ毛穴です。
これもたるみ毛穴と同じく気になりますよね。
黒ずみ毛穴は鼻周りに多く見られ、イチゴ鼻と呼ばれたりもします。
しかし黒ずみが気になるからといって、無理やり押し出す、あるいはピンセットで摘まむのはNG!
無理に取って空いた毛穴はまた角栓が溜まり、酸化して黒ずんできます。
開いた毛穴は前よりも角栓が溜まりやすくなりますので毛穴の状態をより悪くしてしまうのです。
角栓を取り除きたいのであれば、洗顔と引きしめで改善されます。
ゴシゴシ洗うのではなく、汚れをしっかり落とすことを意識して洗うのが毛穴ケアのポイント。
また、メイクを落とさないで寝てしまうと汚れが溜まり、より毛穴を詰まらせます。
夜は必ずクレンジングをして、保湿も忘れずに行いましょう。
朝も寝ている間の皮脂汚れがありますので優しく洗顔料で洗い、同じく保湿をしていきましょう。
毛穴ケアのための正しいスキンケア
朝と夜は洗顔料を変えて、洗顔の仕方も違うほうが良いことをご存じでしょうか?
このスキンケアを続けていると毛穴はたるみ、黒ずみも出てきてしまいます。
正しい洗顔とはいったいどのようなものでしょうか?
ただ洗えば良いというものではありません。
年齢に合った洗顔のポイントを押さえ、40代に適したスキンケアを心がけてみてください。
いつもより丁寧に洗顔するだけで、肌の調子が良くなります。
高いケアアイテムを使用する必要はありませんので自分に合ったものを見つけましょう。
朝の洗顔のポイント
とにかく忙しい朝は早く済ませて、メイクをしてしまう。
40代女性は何かと忙しい日常を送っている方が多いですね。
洗顔料は使わずお湯や水で洗って終わりにしているという方は、メイクの乗りはいかがでしょうか?
ファンデーションが埋もれてしまったり、化粧崩れですぐ直す状態になったりしませんか?
それは洗顔で汚れを落としきれていないことが原因かもしれませんよ。
寝ているだけだから汚れていないと思いがちですが、寝ているだけでも汗はかきますし、皮脂も分泌されますので皮脂汚れがあります。
でも、ゴシゴシこすらなければならないほど汚れているわけではないので洗浄力の優しい洗顔料で洗うのがおすすめです。
よく泡立てて、顔をなでるように洗いましょう。
洗顔料が残らないように丁寧にすすいでください。
たったこれだけでも肌の状態は改善されていきますので洗顔を見直してみましょう。
夜のクレンジングのポイント
朝は洗浄力の弱い洗顔料で優しく洗いますが、夜は同じでいいでしょうか?
夜はメイクを落とさなければなりません。
汚れは朝よりももちろん多く付いていますよ。
皮脂の分泌も多く、そこにホコリやメイクが乗っていますのでこれらをきちんと落とすことで毛穴ケアにつながります。
クレンジングも洗浄力の違いがありますのでウォータープルーフのしっかりメイクの時はクレンジングオイルで丁寧に洗いましょう。
軽いメイクの時はクレンジングクリームで落とすなどの使い分けもおすすめです。
しっかりクレンジングしたら、洗顔料で汚れを洗い流しましょう。
メイクを落とすクレンジングのみでは、汚れが落ちきりません。
毛穴に汚れが詰まる前に、さっぱりと落としましょう。
クレンジング剤には、インバス、アウトバスのものがありますのでお好みで選んでみてくださいね。
毛穴を引き締める化粧水
キレイにメイクも汚れも落としたら、次はたっぷり保湿をしましょう。
一般的な、化粧水と乳液の組み合わせでスキンケアを行っていますか?
化粧水は保湿目的で、乳液は潤いに蓋をする役割があります。
たっぷり保湿をすることで乾燥を防ぐのですが、毛穴ケアにはプラス「引きしめ目的のアイテム」を使用しましょう。
引きしめには収れん化粧水を使用すると毛穴の悩みに効果的です。
収れん化粧水とは肌を引きしめる目的の化粧水で皮脂のコントロールとキメを整えることができます。
通常使用している化粧水は、柔軟化粧水と呼ばれるものです。
保湿後の潤った肌に使用するのが収れん化粧水ですので化粧水→乳液後に使用しましょう。
使い心地も清涼感がありますので夏の暑い時だけ使用する、寒い季節は皮脂が気になる部分にだけ使用するなどしてもいいですね。
お肌にも栄養を入れる美容液
化粧水と乳液だけだと潤いが足りない、たるみ気になるといったお悩みがあるなら、プラス、美容液の出番です。
乾燥する季節はいつも通りのスキンケアでは物足りない気がしますよね。
また、肌が疲れていると感じた時もプラス美容液は効果を発揮しますよ。
どのような美容液を選べば良いかというと、肌の調子を見ながら悩みに合わせたものをプラスしましょう。
潤いが足りないと感じたならば保湿効果の高いヒアルロン酸配合のものやバリア機能を整えるセラミドなどがおすすめ。
季節で美容液を使い始めたり、シートマスクで潤いを与えたりするのも効果的です。
美白に効果があるもの、ハリをもたらすものなど様々なタイプが揃っていますので肌の状態でお好みのものを選んでみてください。
毎日使用する美容液を日常のスキンケアにプラス。
そして、週に一度ぐらい使用するシートマスクを併用するなど状況に合わせて変えてもいいですね。
美容成分や好きな香りに価格など、ご自分に合ったものを探してみてください。
週に1度はスペシャル毛穴ケア
クレンジングも行い、朝も洗顔料できちんと洗っているのに毛穴の状態が変わらないのであれば、スペシャルケアはいかがでしょうか?
毎日の使用でなく週に一度の使用で効果がある酵素洗顔がおすすめ。
酵素洗顔は通常使用している洗顔料よりも洗浄力が強いので毎日は使用できません。
酵素にも種類があり、毛穴の詰まりには、皮脂分解酵素の効果が期待できます。
皮脂に直接働きかけるので毛穴詰まりの予防と角栓除去におすすめです。
また、保湿成分も配合されているものを選ぶようにしてください。
洗浄力が高めなので肌に負担がかかります。
保湿効果のあるセラミドやヒアルロン酸などが含まれていると乾燥を緩和できますので配合成分をよく確認してみましょう。
たまにしか使用しないということであれば個包装になっているもの、使用頻度が高いのであればボトルタイプが使いやすいです。
内側からも毛穴レスに働きかける
洗顔や保湿で毛穴に直接働きかけ、肌トラブルを改善していけますが、これは外側からのアプローチです。
今までのスキンケアは悪くなったところを治したり、外部の刺激から守ったりすることで肌を守っていきましたよね。
40代になったら肌トラブルが起きないように内側からも働きかけることが必要になります。
内側からのアプローチはストレスを溜めないようにする、よく眠る、バランスの良い食事、適度な運動などが効果的です。
特にストレスは肌だけではなく、健康に影響を及ぼすことも。
食生活も運動も過度に行う、我慢をするようなことが続くとストレスにつながります。
睡眠にも影響を与えるので適度なストレス発散を心がけたいですね。
ストレスを溜めない
現代社会はストレス社会とも呼ばれ、ストレスフリーに生活するのは難しいとされています。
完全にストレスをなくすことはできませんが、少しでも心と体が楽になるようにすることが大切です。
過剰なストレスは肌のバリア機能を低下させ、肌荒れを起こしやすくさせます。
そのストレスにより血管の収縮が起きますので肌に行きわたるべき栄養素が減少し、健やかな肌を保てなくなることも。
シミやそばかすの原因であるメラニンが過剰に作られることもあります。
よく、ストレスで吹き出物ができることがありますよね。
これはストレスで男性ホルモンが増えることがあるので皮脂腺の働きが活発になり起こる現象です。
このように様々な影響が出ますのでストレスは発散させるようにすることで、美肌につながるのです。
健やかな肌を保つためにも心と体を整え、健康的に過ごせるようにしましょう。
睡眠をとる
肌に影響を与えるのはストレスだけではなく睡眠不足も肌に悪い影響を与えます。
普段、就寝する時間は決まっていますか?
家のことや仕事などでなかなか決まった時間に寝ることができない方もいらっしゃると思います。
- 就寝時間がいつも深夜で睡眠時間が短いという方
- 早く寝ようと思ってもすることがあり、気が付いたら深夜だったなんて方
- ベッドに入ってスマートフォンを見ていたら眠れなくなってしまった方
このようなことが積み重なって睡眠不足となっていきます。
眠るということは肌のターンオーバーを促し、新しい肌を作ることにつながるのをご存じでしょうか?
特にゴールデンタイムと呼ばれる夜10時~深夜2時の間に眠ることで成長ホルモンの分泌が活発になり、ターンオーバーが促されるのです。
いきなり早く就寝するのは難しいと思いますが、いつもより少し早めの時間にベッドに入るなどしてゴールデンタイムに眠るよう心がけてみてください。
食事はバランスよく
肌に良い栄養素を摂ることで内側から働きかけることが可能です。
代表的なものでは、ビタミンとタンパク質が、手軽で、尚且つ効果が期待できる栄養素です。
ビタミンの中でも種類がありますが、特にビタミンAとビタミンCを積極的に摂ることをおすすめします。
皮膚や粘膜に良いとされるビタミンAは、乾燥に悩んでいる方に摂って欲しい栄養素。
- ほうれん草
- カボチャ
- レバー
などに含まれていますよ。
ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑えるといわれています。
- パプリカ
- 柑橘類
- ブロッコリー
などからも摂取できますのでメニューに加えてみてください。
タンパク質は、体の細胞を作るためには必要不可欠な栄養素です。
- 肉
- 魚
- 卵
などに含まれていますので普段の食事にも取り入れやすいですよね。
しかし肌に良いからとこれらの食材だけを摂っていれば良いわけではありません。
バランスの良い食事を心がけることで肌は健やかに保たれますので肉も魚も野菜も……と栄養素をまんべんなく吸収できるよう食生活を見直してみましょう。
運動をする
睡眠をよく取り、食生活を見直したら次は運動です。
肌と運動は一見、関係ないように思えますが運動不足による筋力の衰えは健康にも影響を与えます。
筋肉はエネルギーを燃やしますので血液循環に関わりがあるのです。
血行不良になると栄養素が体に巡りにくくなり、ターンオーバーが乱れる原因にもなります。
ターンオーバーは肌を生まれ変わらせる働きで、これが乱れると古い角質がいつまでも剥がれず、肌トラブルを起こすことに。
運動により、リンパの流れも改善されます。
老廃物を排出しやすくなることで、肌まで栄養素が届くようになるのです。
ハリや弾力を担うコラーゲンは線維芽細胞が作り出していますが、運動することで活性化が期待できます。
コラーゲンは加齢と共に減少していきますので少しでも増加できるよう、積極的に運動をしたいですね。
また、運動することによるストレス発散効果も知られていますので適度な運動で心と体をサポートしてみてください。
毛穴たるみの予防方法
加齢と共にたるむ毛穴は、肌のたるみを予防することで改善が期待できます。
たるむのはコラーゲンの減少のほか、乾燥、ストレスなど様々な原因がありますが、内側からと外側からのダブルの働きで予防していきましょう。
外側からは、すぐに実践できるスキンケアの見直しとは別に、
- マッサージ
- 角栓除去
- 日頃からの紫外線対策
などが効果的です。
あまり無理をしないで、できるものから取り入れてみてください。
顔のマッサージは、スキンケアの続きで行えるものがあります。
わざわざ美容機器を購入しなくても自宅のセルフケアで効果が期待できますので試してみてはいかがでしょうか。
角栓除去も好みのケアアイテムでOKですので気楽に行ってみてください。
マッサージを取り入れる
顔のマッサージというと、クリニックでマシンを使用したものや自宅で美容機器を使用したものを想像するかと思います。
確かにクリニックや美容機器は効果が高く、とても期待ができますよね。
しかし、自宅で行う「ながらケア」でも、たるみ毛穴を改善に導けます。
顔の筋肉を表情筋といいますが、この筋肉を鍛えることでたるみを改善できるのです。
噛む時に使用している咀嚼筋をほぐすと顔を引き上げる筋力がつきます。
やり方は簡単です。
- 頬骨の1.5㎝くらい下に親指当て、他の指を耳の上にして固定。
- 親指で押しながら口を開閉してみてください。
- この時、「あぐあぐ」と行うと分かりやすいです。
- 「あぐあぐ」を6回くり返しましょう。
頬の辺りがすっきりしてきますよ。
すぐに結果が見えるわけではありませんが、何回か継続することでたるみが改善されてきます。
マッサージしながら、内側からもコラーゲンの生成を助けることを行えば、たるみ改善が見えてきますね。
頑張って続けられるようにしてみましょう。
ピーリングジェルで角栓取り
ピーリングとは古い角質を取り除くことなので少し酵素洗顔に似ています。
酵素洗顔は酵素で角質を取り除きますが、ピーリングは酵素ではありません。
酸を使用して角質を溶かすのです。
もちろん、使用する酸は塩酸や漂白剤のような強酸ではなくフルーツ酸などの弱いもの。
しかし酵素よりは効果が強いです。
このピーリングの施術をしてくれるクリニックもありますが、市販で販売されているものは濃度が低いもので安心して使用できます。
古い角質を取り除くとターンオーバーが促されるので肌を生まれ変わらせる効果があります。
角質を溜めてしまうと角栓になりますので溜まる前に除去すれば予防になります。
しかし効果があるからといって毎日行うのはNGです。
弱い酸とはいえ、肌には強い刺激がありますので週に一度くらいを目安に行いましょう。
そしてピーリングを行った後はしっかり保湿です。
化粧水と乳液で肌に潤いを与えてください。
紫外線対策もしっかり
紫外線は肌にあらゆる影響を与えますが対策はしっかり行っていますか。
適度な紫外線を浴びることは人体にとって良いことではありますが、紫外線を浴びすぎることは肌にダメージを与えることになります。
長い間紫外線を浴びると、活性酸素という酸化を促す酸素が発生してしまいコラーゲンを生成する線維芽細胞にダメージを与えるのです。
コラーゲンを生成されないとたるみの原因になりますよね。
日焼けしてしまうとターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下。
肌の水分量も減少してくるので乾燥肌になってきます。
乾燥が進むと紫外線が入りやすくなりますのでメラニン色素が増加してシミそばかすの原因を作ることにつながってくるのです。
過度な紫外線を浴びないようにするためには、日頃から紫外線対策をしっかりすることが有効になります。
日焼け止めを細目に塗る、帽子をかぶるなどをして紫外線をシャットアウトしましょう。
まとめ
汚れが溜まることで毛穴の状態が悪くなりますので朝と夜は必ず洗顔をして、肌を健やかに保ちましょう。
40代は外側からのケアだけでなく、内側からの働きも大切です。
ストレスや睡眠不足で肌の状態が変わりますので毛穴ケアをする際は総合的なケアを心がけるといいですね。