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イオン導入ってどう?毛穴ケアにおけるメリットとは
目次
イオン導入は比較的刺激が少ないのがメリットです
毛穴の黒ずみが気になった時、どのような方法でケアをしていますか?
スキンケアできちんと保湿する、クレンジングや洗顔をしっかりするなど、自宅でケアをする人がほとんどなのではないでしょうか。
しかし自宅のケアでは、思うような効果が出ないこともあります。
その場合は、美容皮膚科に行き、プロの力を借りるという方法もあるでしょう。
美容皮膚科における毛穴へのアプローチ方法のひとつに「イオン導入」があります。
イオン導入とは?
イオン導入の効果とは?
さらにイオン導入は電気を使うものの、レーザーや光治療に比べると比較的、刺激が少ないのがメリットです。
刺激が強い施術が苦手な人は、試してみる価値があるかもしれません。
施術時間も約10分程度と短く済むため、社会人の方は仕事の合間に、もしくは急に大事な予定が入っても予約が取れればすぐにお手入れをすることが可能です。
どのようにイオン導入を取り入れればよい?
イオン導入の詳しい説明の前に、毛穴トラブルの原因と対策についておさらいしてみましょう。以下に、まとめました。
1.開き毛穴
毛穴の開き、とくに小鼻の毛穴が目立つのは、皮脂が過剰分泌している可能性が高いと考えられます。対策としては、脂っこい食事を控えるなどして皮脂の分泌量を抑えることが必要です。
2.黒ずみ毛穴
毛穴に詰まった角栓を放置すると皮脂が酸化して黒くなり、黒ずみ毛穴に繋がります。クレンジングでメイク汚れをしっかり落とし、洗顔をすることで角栓詰まりを予防しましょう。
3.凸凹毛穴
毛穴に古い角質や余分な皮脂が詰まると、角栓ができます。角栓が詰まると毛穴が膨らみ、肌が凸凹してしまいます。ターンオーバーを促進することで肌の角質が落ちやすくなり、角栓詰まりも予防することができるでしょう。
上記で紹介した対策は、自宅で十分に行うことができます。
では美容皮膚科に行くのはどのような時なのでしょうか?
毛穴ケアは美容皮膚科と一般皮膚科のどっちがよい?
自宅でケアをしても効果が出ない、ニキビや肌荒れが悪化してしまうなどのトラブルが起きた時は、皮膚科を受診して医師の診断を仰ぐことがよいケースもあるでしょう。
皮膚科には一般皮膚科と美容皮膚科があります。
一般皮膚科は病気の治療をメインに行い、保険が適用されます。
美容皮膚科は治療内容によっては保険が適用されず、全額自己負担となることがあるのです。
美容目的で受診するのであれば、美容皮膚科を利用した方がよいとされています。
治療前のカウンセリングや治療後のアフターケアが丁寧であることが多いと言われているためです。
また基本的に一般皮膚科は皮膚の病気を治療する場であるため、自由診療がしにくい状況でもあります。
これも美容目的の際に美容皮膚科をおすすめしたい理由のひとつです。
ただし一般皮膚科でも、自分の肌質や体質を熟知している皮膚科医なら相談しやすいケースもあります。
また自由診療を行う一般皮膚科も増えてきているという話も聞きます。
一般皮膚科と美容皮膚科、どちらを受診するか迷った時、かかりつけの一般皮膚科があるなら、まずはそこで診てもらうのもひとつの手です。
美容皮膚科を受診してみるなら、事前にネットや雑誌などで治療内容や費用を調べておくとよいでしょう。
美容皮膚科における毛穴治療の方法をご紹介
ここでは、美容皮膚科における毛穴の治療方法をまとめます。
レーザー治療
また熱をあてることで皮膚の代謝やコラーゲンの再生を促し、肌にハリを出すことで毛穴を目立たなくする効果も期待できると言われています。
ケミカルピーリング
イオン導入
⇒クエン酸で自宅でもピーリング洗顔ができる?
イオン導入による毛穴へのアプローチとは?
イオン導入が毛穴にどのようなアプローチをするのか、説明していきましょう。
私たちの肌は、表面は酸性でプラスイオン(+)が多く、内側はアルカリ性でマイナスイオン(−)が多いとされています。
つまり肌の表面と内側には対極の電流が流れていることになるのです。
肌の表面と内側で対極の電流が流れていることにより、肌のバリア機能が保たれていると考えられています。
バリア機能は細菌や空気中の汚れなどから肌を守ってくれます。
しかしバリア機能は肌に水分を浸透させないようにする働きもあるため、化粧水や美容液が肌の内側へ浸透しないとも言えるのです。
せっかくスキンケアをしても、有効成分が浸透しないともったいない気持ちになりますよね。
イオン導入は、機械で微弱な電流を流すことで、半強制的に肌の表面と内側で反発し合っている電流を弱らせることができます。
そして一時的に有効成分を肌の奥へ浸透させることが可能となるのです。
イオン導入に使われる美容成分は、美白効果のあるビタミンC・メラニン色素の生成を抑制するトラネキサム酸・毛穴を収縮させる作用があるグリルグリシンなどがあります。
どれも毛穴のトラブルに有効な成分なので、イオン導入が毛穴ケアに有効であるといえるでしょう。
自宅でできる?美顔器でイオン導入
今では、自宅でイオン導入ができる美顔器も登場しています。
美容皮膚科に通わなくても、自宅で好きな時にイオン導入できるのは便利ですよね。
自宅用の美顔器には、いくつか種類があります。
1.ビタミンC誘導体などを浸透させるタイプ
美容皮膚科で行われるイオン導入を、そのまま自宅でできるようにした美顔器です。手で美容液を塗るよりも、より奥へ美容成分を押し込めることができます。
日々のスキンケアで美容液を重ねづけしているような人は、美顔器の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
2.美容ローラータイプ
肌の上を転がすことで、顔の筋肉をほぐしたり、血行を促進したりできる美容ローラータイプの美顔器を使用したことがある人もいるのではないでしょうか。美容ローラータイプの美顔器にも、イオン導入できるタイプのものがあります。
血行が良くなると肌のターンオーバーも促進されるので毛穴ケアにもぴったりですね。
3.マッサージ機能付きタイプ
イオン導入すると同時に、顔をマッサージできる機能がついた美顔器もあります。イオン導入で美容成分を浸透させながらマッサージで老廃物を流すことで、毛穴ケアとフェイスラインを整えることを両立させることができます。
イオン導入におすすめの美容成分
自宅でイオン導入をする際、どのような化粧水を使えばよいのでしょうか?
下記に紹介する成分が含まれるものを選ぶと、毛穴ケアにも効果が見込めます。
1.ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体はコラーゲンやヒアルロン酸など、肌にハリやツヤを与える成分の生成をサポートする働きがあります。さらに、メラニン毛穴の原因となるメラニン色素の生成を抑える役割も果たすのです。
2.トレハロース
肌が乾燥すると皮脂が過剰分泌し、角栓の原因となります。水分保持力の高いトレハロースは、肌の奥にある細胞膜を保護することで内部から肌の乾燥を防いでくれるのです。
トレハロースをイオン導入することで、みずみずしい肌にすることができると考えられます。
3.プラセンタ
黒ずみ毛穴のもととなる角栓詰まりを防ぐには、肌のターンオーバーを正常にすることが重要です。プラセンタには、肌のターンオーバーを促進する働きがあるとされています。
また紫外線や乾燥の影響による肌のダメージを改善する効果も期待できると言われています。
イオン導入はアフターケアをしっかりと!
美容皮膚科や自宅でイオン導入をした後は、アフターケアを行うことが大切です。
イオン導入は肌への刺激が少ないため、違和感を持つことは少ないと言われています。
施術後は、いつものスキンケアを行っていれば問題ありません。
しかし使う薬剤によっては肌に赤みが出ることがあります。
万が一、かゆみや湿疹などの症状が出たら速やかに医師へ相談しましょう。
イオン導入による治療は、何度も施術を行うことで症状が改善されるケースがほとんどです。
すぐに効果が出ないからといって、自己判断で施術に通うのを中断しないようにしましょう。
またせっかく治療をしても、いつもの毛穴ケアが誤っているものだと元の状態に戻ってしまう可能性があります。
など、日々自分でできることは気をつけていきましょう。
改善すべき点があるようであれば、きちんと見なおすように心がけてくださいね。
⇒毛穴タイプ別おすすめスキンケアとは?
(まとめ)毛穴ケアにイオン導入を取り入れてみよう
イオン導入が毛穴ケアにどのようなよい作用があるかをご紹介しました。
効果的な美容成分を含む化粧水を、イオン導入で肌に浸透させれば、気になる毛穴もスッキリさせることができるといえます。
日常の毛穴ケアにイオン導入を取り入れて、よりきれいな肌を手に入れましょう。