気になる毛穴のトラブルはオイルを使ってケアしよう
目次
オイルケアで毛穴のトラブル対策をチェック
女性が気になるお肌の悩みといえば、毛穴の黒ずみがあげられるでしょう。
毛穴の黒ずみが生まれる主な原因は、「角栓」です。
角栓とは、過剰に分泌された皮脂や古い角質が毛穴の中で固まり、詰まってしまったものです。
角栓が毛穴の中で大きくなると、肌の表面に出てきます。
表面に出てきた部分が空気に触れて酸化すると黒い点となり、毛穴が黒く見えるようになります。これが、黒ずみです。
黒ずみは、鼻の頭がプツプツして見える「イチゴ鼻」の原因にもなります。
黒ずみを放置すると、肌に紫外線を浴びるなどして、より目立つようになる可能性があります。
黒ずみを防ぐお手入れの基本は、原因となる角栓を取り除くことです。
角栓は大半がタンパク質でできているため、タンパク質分解酵素で角質を取り除く酵素洗顔は有効だと考えられます。
またピーリング剤やスクラブ剤を使って毛穴汚れや古い角質を取り除いてもよいでしょう。
ただしやりすぎてしまうと肌に負担をかけてしまうので、注意が必要です。
オイルで毛穴のケアを行う方法もあります。
オイルを使えば、毛穴のケアをすると同時に、保湿もできて一石二鳥です。
今回は、オイルを使った毛穴のトラブル対策をご紹介します。
オイルによるケアのポイントとは
まずメイクをした日は必ずクレンジングをして、毛穴汚れを落としましょう。
メイクの油分が毛穴に詰まってしまうと、黒ずみやニキビの原因につながります。
クレンジングでメイクや日焼け止めを落とし、洗顔料で皮脂や肌の汚れを落とせば、十分に毛穴トラブルを防ぐことが可能です。
クレンジングにはローションタイプやジェルタイプなど、さまざまな種類がありますね。
とくにしっかりメイクをした日は、クレンジング力の高いオイルタイプがおすすめです。
このあとは普段のスキンケアとも共通ですが、まず化粧水で肌に水分補給をし、美容液で栄養を与えた後、オイルや乳液に含まれる油分で肌に蓋をしてください。
肌から栄養分が流出するのを防ぐと同時に、保湿もしっかりできます。
スキンケア用のオイルには、ベビーオイル・オリーブオイル・ホホバオイルなどがあります。
これらのオイルを染み込ませた綿棒で小鼻を掃除するなど試してみてください。
クレンジングオイルの使い方
オイルを使ったクレンジング方法をご紹介します。
1.アイメイクやリップメイクなど濃くなりがちなポイントメイクは、専用のリムーバーで落としておきましょう。
2.手のひらに、クレンジングオイルを取ります。量は500円玉程度を目安にしましょう。
3.顔全体にオイルをなじませます。
4.指の腹でクルクルと顔をマッサージするようにしながら、メイクオフしてください。
5.メイクをオフしたら、ティッシュペーパーで拭き取ります。
こすらずに軽く押しつけるように拭き取るのがポイントです。
6.最後に、ティッシュペーパーで拭き取りきれなかったオイルを落とします。
洗顔料を使用してもよいですし、蒸したタオルで優しく拭き取るのも効果的です。
上記が、基本的な流れです。つぎにオイルクレンジングにおけるポイントを解説します。
ポイントメイクは専用のリムーバーを使いましょう。
目元や口元のポイントメイクに、ウォータープルーフタイプのマスカラやリップを愛用している人も多いでしょう。
ウォータープルーフタイプのポイントメイクは、オイルで顔全体をクレンジングするだけでは落ちにくく、専用のリムーバーでメイクオフしておく必要があります。
クレンジングオイルを乳化させることを忘れずに
「乳化」とは、クレンジングオイルに水を加えることで白く濁る現象のことです。
オイルを乳化させないまますすいでしまうと、オイルが水を弾いてしまい、すすぎが不十分になる可能性があります。
オイルを乳化させることで、オイルとなじませたメイクを、きれいに洗い流すことができます。
ただし乳化を意識しすぎてこすりすぎると肌に負担をかけることになるため、手早く行うことがポイントです。
クレンジング後は保湿をしっかりと
オイルタイプはクレンジング力が高いため、皮脂を落としすぎて乾燥しやすくなるケースもあります。
メイクが濃い日はオイルタイプ、薄めの日はミルクタイプなど日によって使い分けるのもひとつの方法です。
オイルでクレンジングをした時は、しっかりと保湿するように意識してください。
美容オイルによる保湿ケアの方法
肌は何日かのサイクルで生まれ変わっています。
このサイクルが乱れると、毛穴の詰まりや黒ずみの原因につながるのです。
食生活の乱れや睡眠不足などがありますが、肌の乾燥も考えられます。
肌の乾燥を防ぐには、保湿が欠かせません。
保湿をするにはさまざまな方法がありますが、美容オイルによるケアもそのひとつです。
具体的に、オイルでどのようにケアすればよいのでしょうか。やり方をご紹介します。
オイルマッサージで黒ずみ解消!
肌の黒ずみは毛穴に油分が詰まって酸化して生まれるため、余分な皮脂を落とす必要があります。
水と油は混ざらないため、皮脂を落とすには油分が必要です。
そこで美容オイルが重要な役わりを果たします。
オイルマッサージは、クレンジングと洗顔でメイクや肌の汚れをすべて落とした後に行います。
オイルクレンジングと同様に500円玉大の量を手のひらに取り、指の腹でクルクルとマッサージしましょう。最後はティッシュペーパーで拭き取ります。
入浴中、湯船に浸かりながらマッサージすると、毛穴が開いているため汚れも落ちやすくなります。
ただし「皮脂をたくさん落としたい!」と思うあまり、長時間マッサージしたり、力を入れてこすったりしてはいけません。
必要な皮脂まで落として逆に乾燥する、肌が傷つくなどのトラブルにつながります。
オイルマッサージ後に一手間!オイルパック
より保湿効果を高めるには、オイルマッサージをした後、蒸しタオルを顔に乗せてみてください。
毛穴が広がり、オイルの成分が肌に浸透することで、保湿力アップが見込めるでしょう。
鼻の周りにオイルをたっぷり塗って、ラップでパックをする方法もあります。
肌が柔らかくなり、角栓が取れやすくなります。週に1〜2回、行うのがおすすめです。
綿棒で小鼻の角栓が取れる?
オイルと綿棒を組み合わせれば、小鼻の掃除をすることもできます。
毛穴に浸透したオイルが角栓を柔らかくし、取りやすくなります。
手順は、下記の通りです。
1.クレンジングと洗顔で、メイクや顔の汚れを落としてください。
2.保湿用美容液で保湿します。
3.綿棒にオイルを染み込ませ、小鼻や頬など角栓が気になる部分をマッサージします。
ゴシゴシこすらず、優しくなでるように動かしましょう。
4.最後に、クレンジング料で汚れを落とし、いつものスキンケアを行います。
オイルマッサージ同様、角栓が取りきれないからといって長時間行うことは禁物です。
1回ですべて取り切ろうとせず、何日かかけて、少しずつ減らすことを心がけましょう。
毛穴ケアに使える美容オイルとは
毛穴ケアに使える美容オイルには、どのようなものがあるのでしょうか。
ホホバオイル
ホホバオイルは、「ホホバ」という植物から作られているオイルです。
ホホバは主に砂漠で生息しており、強い保水能力があるため、暑さが厳しい環境でも成長できます。
ホホバオイルの主成分である「ワックスエステル」は人間の皮脂の構造に似ているため、肌への浸透力が高いと言われています。
「ホホバ」の保水能力と「ワックスエステル」の浸透力の高さから、肌への保湿作用に効果があると考えられているのです。
ホホバオイルには、アミノ酸・ミネラル・ビタミンA・ビタミンDなどの栄養素も含まれていることから、肌のターンオーバーを促す働きもあります。
ひまし油(キャスターオイル)
ひまし油は、別名「キャスターオイル」といいます。
「トウゴマ」という植物の種から抽出される油で、アーユルヴェーダで使われ続けてきたオイルです。
ひまし油は保湿力が高いため、毛穴ケアにも十分おすすめです。
粘性が高いものの透過性があり、毛穴を詰まらせる心配はないとされています。
ただしひまし油は酸化が早く、肌に残ったままだと逆に負担をかけてしまいます。
毛穴ケアをした後は、蒸しタオルなどでしっかりと拭き取ることが重要です。
毛穴に角栓が詰まる原因は、乾燥によるもの
先に述べたように、毛穴が黒ずむ主な原因は「角栓詰まり」です。
人の肌は、常に健康な状態を保とうとして、日々生まれ変わっています。これを「ターンオーバー」といいます。
しかしターンオーバーが正常に行われないと古い角質や皮脂が残り、角栓となってしまうのです。
毛穴の黒ずみや肌のくすみなどにもつながります。
普段から、クレンジングも洗顔もしている。
なのに毛穴が黒ずんでしまうという人は、肌のターンオーバーが上手にできていないのかもしれません。
ターンオーバーのサイクルが乱れる原因には肌の乾燥が挙げられます。
肌の乾燥を防ぐには、きちんと保湿することが大切です。
普段スキンケアをする際は、まず化粧水をたっぷりと使って、肌に水分を与えます。
手やコットンで強くたたきこんだり、ゴシゴシすりこんだりせずに、手のひらで優しく、肌に含ませるようにしましょう。
それから美容液、オイルや乳液と使っていきましょう。
きっとターンオーバーのサイクルが改善されることによって毛穴が気にならなくなるでしょう。
(まとめ)週に1~2回のオイルケアで毛穴スッキリ!
2.週に1~2回は美容オイルで優しくマッサージ
3.小鼻の角栓が目立つようなら、綿棒を使ってお掃除
いつものスキンケアでも毛穴の黒ずみが気になる人は、オイルケアを取り入れてみてください。
ポイントは、上記の3点となります。
これらを意識してクレンジング方法を見直したり、スペシャルケアを行ったりするだけでも、十分に毛穴の黒ずみ対策ができるはずです。
ただし黒ずみが消えないからといってやり過ぎは禁物です。
正しい使い方で、オイルによる毛穴ケアを行いましょう。