乾燥肌を改善するツボってある?

乾燥肌を改善するツボってある?

乾燥肌はツボ押しで改善しましょう

乾燥肌はツボ押しで改善しましょう
最近疲れているせいか、ちょっとお肌の調子が悪いみたい。
しっかりお手入れをしているつもりなのに、お肌がカサカサに乾燥している。
仕事が忙しくて、ついつい夜のスキンケアも手抜きしてしまいがち。

などなど、毎日が忙しい女性にはありがちなお悩みです。
しかも寝不足が続いたり、3度の食事をしっかり取れない日が続いたりすると、シワ、シミ、たるみなどの肌老化の原因になってしまいます。

美肌をキープするためには、毎日のスキンケアがとても大切ですが、顔の乾燥やたるみ、むくみなどお肌のトラブル改善にはツボ押しもオススメです。

ツボを刺激すると、リンパの流れがアップして、たまった老廃物や血流がスムーズになります。凝り固まっていた筋肉もほぐれて、皮膚の温度も上昇し、顔色もワントーン明るくなります。

血流がよくなるので、お肌の保湿作用もアップして乾燥肌も徐々に解消されてくるでしょう。潤いなめらかな健康的で美しいお肌へと改善されていきます。

今回は、顔や体にあるツボを刺激して乾燥肌の改善、美しいお肌を目指すツボ押しの方法を紹介します。
毎日のスキンケアとプラスして、お肌のコンディションを整えていきましょう。

ツボ刺激の効果

体や顔などのツボを押すことで、お肌や全身の不調が改善されるといわれるツボ押しは、中国では病気の治療にも使われているそうです。

ツボを押すことで、自律神経が刺激されます。自律神経は体温、血圧や呼吸などを調節する人が生きていくうえでは欠かせないものです。

自律神経が乱れると内臓の働きが悪くなり、全身の不調につながる可能性があるといわれています。

ツボを押すと、その周囲の神経から中枢神経を経由して脳に刺激が伝わります。すると、自律神経をコントロールする視床下部が刺激され、臓器や器官の機能が回復すると考えられています。

臓器や器官の働きが回復することで、血流の促進、ホルモンの分泌量が増加し、また免疫力にかかわる細胞が活性化されるなど、ツボを押すことでたくさんの作用が期待できます。

顔ツボで乾燥肌を予防

顔ツボで乾燥肌を予防
顔や体にはたくさんのツボがあります。
まずは顔にあるツボを刺激して、乾燥肌、肌荒れ、小じわ、たるみを改善していきましょう。

朝のスキンケアの際に、化粧水とクリームをつけてから行うことで、肌摩擦が軽減されお肌が傷つくこともありません。顔ツボの後にメイクをするとファンデーションのノリもよくなります。

顔ツボを刺激すると血行がよくなるので、くすみもなくなり透明感のある明るいお肌を実感できるでしょう。ぜひ朝のスキンケアで実践してみてください。

顔ツボを押すとき、基本になる押し方のポイントです。
1.指の腹を使って、ゆっくりと押していきます。

2.息を吐きながら3〜5秒を目安にゆっくりと押して、ゆっくりと緩めていきます。

3.1カ所のツボを3〜5秒を目安に繰り返します。

4.ツボを押すときに爪を立てないように気を付けましょう。

5.強く押し過ぎないように注意しましょう。

6.朝のスキンケア前にツボ押しをすると、メイクの載りがよくなります。

7.夜のスキンケアの後や、就寝前にツボ押しをすると翌朝のお肌の調子もアップします。

美肌づくりの顔ツボ

美肌づくりに効果的なツボ押しを紹介します。

1.乾燥肌の改善

押し方
・目尻の約1cm外側のくぼみにある「瞳子リョウ(ドウシリョウ)」というツボを、人差し指の腹を使って、両方同時にゆっくりと軽く押します。

「瞳子リョウ」は、乾燥肌のほか肌荒れ、目尻の小じわ、目の回りのたるみなどに作用するツボです。目の疲れ、かすみ目、集中力をアップさせたい時にもオススメです。

・小鼻のつけ根部分にある少しくぼんだ部分の「迎香(ゲイコウ)」というツボを両方同時にゆっくりと軽く押します。頭の中心に向かって優しく押すのがポイントです。

「迎香」は、乾燥肌のほか肌荒れ、シミ、吹き出物、エイジングケアにもオススメです。

・口角の外側にある「地倉(チソウ)」というツボを、気持ちがよいと感じる強さでゆっくりと押します。両方同時に5秒間ほど押してからゆっくりと離す、ということを5回繰り返しましょう。

「地倉」は、乾燥肌のほか、お肌のくすみとむくみ解消にもなります。お肌の色がワントーン明るくなり健康的で若々しい印象にしてくれます。また口角も自然と上がり、常に明るい表情になるでしょう。

・眉頭のはしにある大きくくぼんだ部分の「攅竹(サンチク)」というツボを親指、または人差し指の腹を使って、上に持ち上げるように優しく押します。

左右同時に5秒間ほど押してからゆっくり離す、これを5回行いましょう。

「攅竹」は、お肌の乾燥のほか、しわ、たるみ、シミ、ソバカス、肌荒れなどに作用する、若返りのツボといわれています。頭痛や疲れ目にもオススメです。

・下唇の下の少しくぼみのある部分の下にある「承漿(ショウショウ)」というツボを中指と薬指のはらを使って、5秒間ほど押してゆっくり離す、これを5回行いましょう。

「承漿」は、お肌の代謝を高め、乾燥肌のほか、シワ、たるみを改善します。また皮膚のトラブルを改善するツボといわれており、口内炎、口角炎、口周りのニキビ対策にも役立ちます。

2.むくみ、クマ、シミ改善

押し方
・目の下のくぼんでいる部分から、指1本分(約1cm)下がったところにある「四白(シハク)」というツボを、人差し指のはらを使って、少し上に向かって押します。

左右同時に5秒間ほど押してゆっくりと離す、ということを5回行いましょう。

「四白」は顔全体の血流を良くして、顔のむくみを解消します。またお肌の調子を整え、透明感のある美しいお肌へと導いてくれます。

・目頭から鼻の間の骨がくぼんだ部分にある「睛明(セイメイ)」というツボを、親指と人差し指でつまむようにして、ゆっくりともむように押していきます。

「睛明」は、お肌のハリと弾力をアップし、お肌の老化を改善します。目の疲れにも作用するツボなので、目が疲れてきたと感じたときに行ってもよいでしょう。

足ツボで乾燥肌を予防

足ツボで乾燥肌を予防
足ツボは、乾燥肌など肌トラブルがひどい場合は毎日行うのがオススメです。お肌トラブルの予防として行う場合は週2〜3回でもOKです。

美肌づくりの足ツボ押しを紹介します

1.乾燥肌の改善
お肌の乾燥を改善するのは、解毒または排出に関わり、身体の水分バランスを整える肝臓のツボを刺激します。これに腎臓と膀胱のツボを組み合わせて行うことで、お肌の乾燥は徐々によくなります。

押し方
ツボ押しは、右足のみで行います。右足の小指の延長線上の足のつけ根の骨の下に、親指の腹を押し当てた範囲が肝臓のツボになります。

肝臓のツボの部分を左手の人差し指の第2間接を当てます。この範囲を2つに分けて上から下に押しながらすべらせます。10回を目安に行いましょう。

2.シミ、シワの改善
お肌のシミ、シワの改善には足の指を刺激します。

爪を押すと、ホルモンに似た物質が分泌されてシミやシワを予防、改善する作用が期待できます。
手の指にも同じ作用があるので、小まめに刺激するとよいそうです。

押し方
手の親指の腹を足の指のつけ根に当てて、爪の先端に向かって押しながら滑らせます。目安は10回です。
コツは、爪を縦に4ブロックに分けて、4カ所を丁寧に刺激します。10本すべての爪を行いましょう。

3.ほうれい線
老け顔に見せるほうれい線は、お肌のハリと弾力、頬の筋肉が衰えたことが原因で生じます。ほうれい線を目立たなくするには、親指の爪のつけ根の部分にある顎のツボを刺激します。

押し方
親指の爪のつけ根の部分に、親指の腹を当てて、左右に押しながらすべらせます。目安は10回です。毎日行うことで徐々にほうれい線が目立たなくなっていきます。

4.くすみ
お肌のくすみの原因は、血行不良、加齢、乾燥、代謝の低下などです。

体のすみずみまで血液を送る心臓のツボ、古くなった赤血球を処理する脾臓、解毒を促す肝臓のツボを刺激することでくずみが改善されます。

押し方
左足のみ行います。小指の延長線上の足指のつけ根の骨の下の部分が心臓のツボです。この部分を手の親指の腹の半分を当てて、垂直に10回ほど押します。

リンパマッサージで乾燥肌を予防

乾燥肌を改善、予防する対策として、ツボ押しの他に、顔のリンパマッサージも自分で手軽にできるホームケアです。マッサージでリンパの流れを促し、新陳代謝が活発になれば乾燥肌は徐々に改善されるでしょう。

乾燥肌を予防、改善するリンパマッサージの手順です。
1.乳液またはマッサージクリームを顔全体にのばします。

2.右手の手のひら全体を右側の顎から耳の下の方に向かって、軽く引き上げながら手のひらを滑らせるようにマッサージします。この時、顎のラインを意識しながら行いましょう。

3.左側も同じようにマッサージします。左右交互に2〜3回を目安に繰り返し行います。

4.次に、両手の手のひらを使って、口角から耳の下に向かって滑らせるようにマッサージします。2〜3回を目安に行いましょう。

5.両手の手のひらで、小鼻の横から耳の下に向かって滑らせるようにマッサージします。2〜3回を目安に行いましょう。

6.両手の手のひらで、目の下からこめかみに向かって手のひらを滑らせるようにマッサージします。2〜3回を目安に行いましょう。

7.最後は、両手の手のひらをこめかみまで持っていき、こめかみを指で押します。

(まとめ)手軽なホームケア、ツボ押しで乾燥肌を改善しよう

1.顔ツボで乾燥肌を予防
2.美肌づくりの顔ツボ
3.足ツボで乾燥肌を予防
4.リンパマッサージで乾燥肌を予防

乾燥肌を改善するためには、何と言っても毎日のスキンケアです。
クレンジング、古い角質、余分な皮脂、ホコリを洗い流す洗顔、そして保湿ケアが基本です。

顔や足のツボ押し、リンパマッサージは、この基本のスキンケアにプラスして行うことで、乾燥肌の予防と改善につながります。

今回紹介したツボ押しは、仕事の休憩中や家事や育児の合間に、場所を選ばず手軽にできるのがメリットです。毎日コツコツとケアを施すことで、健康的で美しいお肌へと改善していくでしょう。

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