乾燥肌にも顔ダニは生息する?

乾燥肌にも顔ダニは生息する?

乾燥肌は顔ダニを異常発生させる原因です

乾燥肌は顔ダニを異常発生させる原因です
しっかり洗顔をしていても、顔のかゆみが治まらない、ブツブツと赤い吹き出物が出ている、これってもしかしたら顔のダニ?と思い悩んでいる人はいませんか・。

顔のダニと聞くと何となく気分が悪いのですが、実は顔のダニは生まれたばかりの赤ちゃん以外のほとんどの人に存在しているといいます。

顔のダニのサイズは0.1ミリ〜0.4ミリととても小さくて、しかも透明なので肉眼では見つけられません。

顔のダニは皮脂腺の内部に生息していて、健康なお肌であれば害はありません。ただ、余分な皮脂、角質、メイクの油分をエサにして寄生します。そのため肌のバランスが崩れると顔のダニは異常発生するのです。

顔ダニが異常発生すると、乾燥、かゆみ、ニキビなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。そのため毎日のスキンケアで皮脂汚れやメイク汚れを除去しダニの異常発生を防ぐ必要があります。

また逆に間違ったスキンケアでお肌が乾燥すると、皮膚は皮脂を多く分泌するため顔のダニを増やしてしまうことになります。

今回はお肌トラブルを招く前に、顔ダニの異常発生を防ぐ対策を紹介します。

顔ダニを増やさないスキンケア

顔のダニは健康なお肌であれば全く害はありません。
余分な皮脂をエサにして食べて分解してくれるため、その結果お肌を弱酸性に保てるなど、たくさんのメリットもあるのです。

しかし、やはりダニが増え過ぎるとお肌の調子は悪くなります。異常に増えたダニはピーリングをしても、クレンジングや洗顔を必死に行っても退治することはできないといわれています。

顔のダニは寝ている間に活発化するといわれています。疲れて帰宅してメイクをしたまま寝てしまった、メイクはシートで拭き取るだけで洗い流さないといった人は、ダニの異常繁殖のおそれがあります。

毎日、しっかりと顔の汚れを落とすことが大切です。とはいえ、洗い過ぎやゴシゴシこすり洗いするなどはお肌を痛めつけていることになるので逆効果です。お肌の乾燥から肌トラブルにつながってしまいます。

顔ダニを増やさない対策

顔ダニを増やさない対策
顔のダニを増やさないためには、正しいクレンジング、洗顔で常にお肌を清潔にしておくことが大切です。そのあとの保湿ケアでお肌に水分をたっぷりと与えて乾燥からお肌を守ります。

また、毎日使うファンデーションのパフや、チークブラシなどを清潔に保つことも重要です。顔のダニは皮脂が好物なので、毎日洗浄しないパフやブラシは顔ダニが繁殖する絶好の条件です。

顔のダニは寝不足、運動不足や過度のストレスなど不規則な生活習慣、インスタント食品やジャンクフードなどばかりを好んで食べる偏った食事などでお肌のバランスを崩すと顔のダニが異常発生するといわています。

正しいスキンケアに加えて、規則正しい生活習慣、栄養バランスの取れた食事内容を心掛けることが顔のダニを異常に増殖させない対策です。

顔ダニを増やさない正しいスキンケア

お肌が乾燥すると、皮膚自身がこれ以上ひどくならないように、皮脂をたくさん分泌します。ダニは皮脂が大好物なので、皮脂が過剰に分泌されれば、さらにダニは増殖します。

乾燥し過ぎているお肌にも、ダニが原因のトラブルが起きるのです。
ですから、お肌の水分と油分のバランスが安定した潤いのある健康な状態を維持するため、毎日の正しいスキンケアがとても大切です。

毎日のメイク汚れをクレンジングで除去し、皮脂や空気中のほこりなど顔の汚れを洗顔で洗い流し、そのあとはしっかり保湿ケアを行うことがダニを以上に増殖さない対策が必要なのです。

顔の皮脂を落とすためにゴシゴシこすり洗いしている、洗浄力の強い洗顔料を毎日使っている、ベタつくからクリームを塗らないなどの間違ったスキンケアは、お肌をさらに悪化させます。

これまでの自己流スキンケアを見直して、顔ダニを異常発生させない正しいスキンケアを身につけましょう。

クレンジング、洗顔料の選び方

クレンジング、洗顔料の選び方
正しいクレンジング、洗顔のやり方を紹介する前に、毎日使うクレンジング剤と洗顔料の選び方のポイントを説明していきます。

毎日使うクレンジング剤と洗顔料を、なんとなく選んでいるという人も多いでしょう。しかし安易に選ぶのはNGです。商品によっては肌トラブルを引き起こすほど刺激の強い成分が入っているものもあります。

商品に配合されている成分はパッケージに記載されています。お肌に負担をかける成分が入っていないか、自分の目できちんと確認できる知識を身につけておくと安心です。

ほとんどのクレンジング剤には合成界面活性剤という成分が配合されています。これはメイクなどの油分を落とすために、科学的に合成して作られたもので、洗浄力が強く、お肌へのダメージがとても大きいです。

合成界面活性剤が多量に配合されたクレンジング剤には、オイルタイプや拭き取るシートタイプがあります。どちらもメイクが素早く落とせるため使っている人も多いでしょう。

オイルタイプもシートタイプも手軽にメイクがオフできると同時に、お肌に必要な皮脂や角質、また角質層に存在する角質細胞や細胞間脂質など、もともとお肌にある保湿成分も洗い流してしまうのです。

合成界面活性剤によって角質層内の成分が流されてしまうと、皮膚内部の水分が蒸発して、外部からの刺激を受けるなどお肌のバリア機能が低下し、乾燥肌や肌荒れなどさまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

乾燥肌を防ぎ、潤いある健康的なお肌を保つためには、合成界面活性剤の配合量が少ないクレンジング剤を選ぶことです。

クレンジング剤の中でも合成界面活性剤の配合量が少ないといわれているのが、クリームタイプのクレンジング剤です。乾燥肌はもちろん敏感肌なども安心して毎日使えるクレンジング剤です。

洗顔料もクレンジング剤と同じで、合成界面活性剤の配合量が少ないものを選びましょう。洗顔はお肌についた空気中のゴミや皮脂汚れなどを除去するために行うものなので、洗浄力の強い洗顔料は必要ありません。

洗顔料は天然成分由来で、合成着色料、香料、防腐剤、アルコールなど余計なものが入っていないシンプルなものがよいでしょう。

クレンジング剤も洗顔料も合成界面活性剤やその他の添加物を見分けるには、商品の成分表示を確認します。ただ、合成界面活性剤にはたくさんの種類があります。一部を紹介しましょう。

・ラウリル硫酸TEA
・スルホン酸ナトリウム
・キシレンスルホン酸アンモニウム
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸アンモニウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・パレス-3硫酸ナトリウム
・パレス-3硫酸アンモニウム

などがあります。

クレンジング、洗顔の正しいやり方

クリームタイプのクレンジング剤を使った正しいクレンジングのやり方を紹介します。

1.清潔な乾いた手にクレンジング剤を取り、顔に載せて、クルクルと指で回しながらメイクとなじませます。皮膚の薄い目元、口元は最後にクレンジング剤を載せて落としていきましょう。

2.クルクルとクレンジング剤をなじませていくと、ふっと指が軽くなるときがあるので、それを感じたら、ぬるま湯で流します。お湯の温度が高いとお肌に必要な皮脂を流してしまうので注意してください。

次に正しい洗顔方法を説明します。

1.石けんなどで手をキレイに洗浄しましょう。手が汚れていると泡立ちが悪くなります。

2.洗顔料をしっかりと泡立てたっぷりの泡をつくります。泡立て用のネットを使うとモコモコのきめ細かい泡を簡単につくることができます。

3.たっぷりの泡をお肌の上に載せて、手でゴシゴシこすらないように泡をクッションにして汚れを落としていきます。泡をなでるようなイメージで、優しく洗います。たっぷりの泡が汚れを吸着してくれます。

4.ぬるま湯で泡をすすぎます。髪の毛の生え際やフェイスラインなどはすすぎ残しが多い部分です。意識してしっかり流しましょう。

5.清潔な柔らかいタオルを使って、お肌を押さえるようにして水分を拭き取ります。お肌をゴシゴシこすらずに優しく丁寧に拭き上げましょう。

洗顔は1日2回までが目安です。洗い過ぎはお肌に必要な皮脂や角質を流してしまい、乾燥肌を招く原因になります。朝はぬるま湯で流すだけでも汚れは十分に落とせます。

顔ダニを増やさない保湿ケア

保湿ケアはお肌を乾燥させないため欠かせないお手入れです。ベタつくからといって手を抜いてしまったらあっという間にお肌はボロボロになります。お肌の乾燥はシミ、シワ、たるみなど肌老化にもつながります。

クレンジング、洗顔でお肌を清潔にした後は、すぐに保湿ケアを行います。
手順は化粧水、美容液、乳液、クリームが一般的な流れです。

お肌が本来持っている保湿成分は、加齢とともに減少していきます。保湿ケアではそれらを補う化粧品を取り入れることで、ツヤとハリ、潤いのある若々しいお肌を維持できるでしょう。

保湿ケアで使用する化粧品は、セラミド(セラミド1・セラミド2・セラミドAP・セラミドNPなど)、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。

その他、活性酸素を除去する抗酸化作用のあるビタミンCは老化防止や、また紫外線によるメラニンの生成を抑制する働きなどがあるので美白、シミ防止などにも期待できます。

化粧水をつける時は、化粧水を手に載せて体温で温めてから使うことで、お肌への浸透力が高まります。保湿成分がお肌の奥まで行き渡り、潤いある水々しい健康的なお肌へと改善するでしょう。

(まとめ)顔ダニを増やさないためには乾燥肌を予防しよう

顔ダニを増やさないためには乾燥肌を予防しよう

1.顔ダニを増やさない対策
2.顔ダニを増やさない正しいスキンケア
3.顔ダニを増やさない保湿ケア

顔のダニは健康であれば無害で、むしろ健康で美しいお肌を維持するためにはよい面もあります。しかし異常に増えてしまうと、お肌はすぐにトラブルを引き起こしてしまいます。

顔のダニは皮脂が大好物です。毎日しっかりと顔の汚れを除去して清潔なお肌を保つことで、顔のダニの増殖を防ぐことができます。
そのためにも正しいクレンジング、洗顔方法を身につけることが大切なのです。

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