いちご鼻のお手入れ保湿しないとダメ?
目次
いちご鼻の改善には、保湿ケアが不可欠です
毎日しっかりとクレンジング、洗顔をしていても、毛穴の黒ずみがキレイになると評判の化粧水や美容液でお手入れをしていても、まったく改善されません。何が間違っているのでしょうか?
いちご鼻が目立つので、1日に何度も洗顔フォームを使って皮脂を洗い流してお肌を清潔にしています。いちご鼻がよくなるどころか、最近はお肌のザラザラ感が増して、黒ずみがいっそう目立っているように感じます。
鼻は顔の中心にあるので、毛穴が黒ずむいちご鼻はとても気になってしまいます。
それをどうにかしようと、必死に洗顔やクレンジングをしている人が多いのですが、実はこれが間違ったスキンケアなのです。
ゴシゴシと力を入れて洗う、洗顔後の保湿ケアを間違った方法で行うなどしていませんか?
また、お肌に合わないクレンジング剤・洗顔料・化粧品のなどの使用も黒ずみ毛穴は悪化を招きます。
長年悩んでいた人の多くは、こうした間違ったスキンケアをし続けていたことが、状況が改善されなかった大きな原因ではないでしょうか。
これらを見直して、正しいスキンケアや保湿ケアをしっかり行うことで黒ずみ毛穴は徐々に改善されていきます。
いちご鼻は保湿ケアまでしっかりお手入れしよう
毛穴に角栓が詰まると、いちご鼻になります。角栓は毛穴の中で余分な皮脂と古い角質が混ざりあったもので、空気に触れると酸化して黒くなります。いちご鼻とは角栓が黒ずんだ状態のことをいいます。
角栓はもともと白いクリームのような物体ですが、お手入れをせずに放置しておくといちご鼻の原因となる黒ずみだけでなく、毛穴が大きく開いてしまい、ますますボツボツ毛穴が目立ってしまうことになります。
いちご鼻の原因となる角栓は、毛穴を汚し目立たせる悪者扱いされていますが、外部の細菌やホコリの侵入を防いでお肌を守るという役割もあるのです。
健康なお肌であれば、角栓は必ずできるものです。そして無理に落とそうとしなくても、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーとともに自然とはがれ落ちていくのです。
いちご鼻を解消する正しいスキンケア
いちご鼻がなかなか改善しないお肌は、間違ったスキンケアによる乾燥や過剰な皮脂分泌などにさらされています。ターンオーバーが乱れ、自然とはがれ落ちなかった角栓がどんどんお肌にたまっている状態です。
いちご鼻を改善するためには、正しいクレンジングと洗顔でお肌を清潔にし、洗顔後には必ず保湿ケアを行い、油分と水分のバランスを整えることが大切です。その積み重ねによりターンオーバーも正常に戻ります。
スキンケアの正しい手順を説明します。
メイクをしている場合は、必ずクレンジングを行います。角栓が毛穴に詰まったいちご鼻は、毎日のメイクが落とし切れていない、洗顔が不十分で皮脂や古い角質がお肌に残っていることが原因です。
まず、毎日使うクレンジング剤ですが、合成界面活性剤の配合量が少ないクリームタイプやミルクタイプがオススメです。お肌に優しくどのような肌質でも安心して毎日使えます。
ナチュラルメイクであれば、クリームタイプやミルクタイプで十分に落とすことができます。クレンジング力に物足りなさを感じる場合は、目元や口元は、専用のリムーバーを使って先に落としておくとよいでしょう。
クレンジング剤を選ぶときに気をつけたいのは、合成界面活性剤が大量に入っているオイルタイプや、拭き取るシートタイプを毎日使いにしないことです。
オイルタイプやシートタイプは、素早く簡単に落とせるので多くの人が使用していますが、お肌へ与えるダメージがとても強く、大きな負担がかかっています。お肌に必要な皮脂や角質までも奪ってしまっているのです。
オイルタイプやシートタイプは、濃いメイクをした日に使う程度にしておきましょう。クレンジング剤を変えただけでも、これまでのお肌との違いを実感することができるはずです。
では正しいクレンジングの手順を紹介します。ポイントはお肌をこすらずに、クレンジング剤とメイクをなじませることです。コツは、指をくるくると回しながらクレンジング剤をお肌にのばしていきます。
指でくるくると顔全体にのばしていくと、ふっと指が軽くなる瞬間があります。それがメイクとクレンジング剤がなじんだということです。その後はぬるま湯でしっかりとすすぎます。
クレンジングの後は洗顔をしていきます。
毎日使う洗顔料を選ぶポイントは、合成界面活性剤、合成着色料、香料、アルコール、防腐剤、パラベンなどが入っていないシンプルな洗顔料を選びましょう。
洗顔フォームなどは泡立ちもよく、洗い上がりもしっとりしたものが多いのですが、いろいろな成分が配合されています。天然成分で作った固形の洗顔石けんなどシンプルなものほど、お肌を優しく洗い上げてくれます。
正しい洗顔方法を説明します。
洗顔をする前は、薬用石けんで手を洗い清潔にしておきましょう。ぬるま湯で顔を濡らし、洗顔料をよく泡立てます。どのようなタイプの洗顔料でもしっかりと泡立てるのがポイントです。
泡立てる際に、泡立て用ネットを使うとキメ細かいたっぷりの泡を短時間で作ることができます。手のひらを逆さにしても泡が落ちてこない、コシの強いもこもこの泡が理想です。
たっぷりの泡を、まずは毛穴が黒ずんだいちご鼻から載せていきましょう。キメの細かいもこもこの泡をお肌の上で転がすように優しく洗っていきます。
決してお肌をこすらず、泡に汚れを吸着させるイメージで丁寧に洗います。
皮脂の多いTゾーンからフェイスライン、頬、最後は皮膚の薄い目元、口元へと優しく洗っていきます。
すすぎはぬるま湯でしっかりと流します。
たっぷりの泡を顔に載せてから、ぬるま湯ですすぐまでの工程を約1分で行いましょう。洗顔に長い時間をかけてしまうと、お肌に必要な皮脂や角質まで流れしまい、肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
洗顔後は、洗濯済みの清潔なタオルで、ポンポンと水分を押さえるように拭き上げます。
いちご鼻を解消する正しい保湿ケア
いちご鼻を改善するためには、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。
いちご鼻はオイリー肌体質の人がなりやすい傾向にあります。オイリー肌の人は、お肌がベタつくからといって洗顔後の保湿ケアを軽視するケースが多いようです。
しかし、洗顔後にしっかりと保湿ケアを行い、水分と油分のバランスを整えなければお肌は乾燥し、逆に毛穴トラブルを悪化させることになります。そのためにも洗顔後の保湿ケアは念入りに行いましょう。
保湿ケアは、化粧水、美容液、乳液、クリームの順でお手入れしていくのが一般的です。ただ化粧品メーカーによっては異なる場合があります。確認してから行いましょう。
保湿ケアで使用する化粧品は、いちご鼻の改善が期待できる美容成分配合のものを選ぶとよいでしょう。
いちご鼻は角栓が毛穴に詰まった状態なので、毛穴も大きく開いています。そのため開いた毛穴を改善する美容成分を見ていきます。
大きく開いた毛穴改善には、レチノイン酸、アスタキサンチン、オウゴンエキスなどの美容成分が配合された化粧品がオススメです。
また皮脂の過剰分泌を抑える作用が期待されるビタミンC誘導体が配合されている化粧品もいちご鼻の改善によいでしょう。
ビタミンC誘導体にはさまざまな種類があります。
・パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム
・3-0エチルアスコルビン酸
・アスコルビルリン酸ナトリウム、
・リン酸アスコルビルマグネシウム
・APPS(アプレシア)
などが表記されたものを選びましょう。ビタミンC誘導体は水に溶けやすいのが特徴で、化粧水やローションなどにたくさん配合されています。
ビタミンC誘導体は敏感肌や乾燥肌には刺激が強い場合があります。
保湿成分のコラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などの化粧品とあわせて使うと、お肌に潤いを与えて美しい肌をつくります。
化粧水はコットン派、手でつける派に分かれますが、どちらでもOKです。ただ、コットンを使用する際は、お肌をこすらずに優しくつけることが大切です。そのためにもたっぷりと化粧水を含ませるとよいでしょう。
小鼻のくぼみの部分には、コットンで集中的に化粧水をつけてみましょう。ムラなく細部にまで化粧水をつけることができるのでぜひ試してみてください。
化粧水を直接、手でつけるときは、顔を両手で包み込みじっくりとなじませていきます。パチパチとお肌をたたいて浸み込ませようとする人もいますがこれはNGです。お肌を傷めることがあるのでやめましょう。
いちご鼻になるNG行為
いちご鼻を改善するスキンケアをしっかり行っていても、普段のなにげない行為で毛穴を悪化させてしまうことがあります。見直してみましょう。
1.自分の指やピンセットなどで、毛穴から無理やり角栓を押し出して除去することはやめましょう。
角栓が目に見えて取れるので気持ちよいのですが、毛穴は傷つき、雑菌が入って炎症やニキビの原因にもなりかねません。
2.角栓を取る専用スポイトや、貼ってはがすタイプの毛穴シートを頻繁に行うのはNGです。
毛穴だけでなく、毛穴周りの皮膚にダメージを与えてしまい、毛穴が大きく開きさらに毛穴が目立つ原因になります。
3.洗顔は1日2回までがベストです。皮脂汚れや毛穴の黒ずみを取りたいがために、洗顔を1日に何度もするのはお肌にはよくありません。お肌に必要な皮脂や角質まで洗い流してしまい、乾燥を招きます。
乾燥は皮脂の過剰分泌の原因です。ますます毛穴は開き角栓がたまりやすくなってしまいます。洗顔料を使うのは夜だけとし、朝はぬるま湯で流すだけにしましょう。
(まとめ)いちご鼻は正しいスキンケアで改善できる
2.いちご鼻を解消する保湿ケア
3.乾燥を招く、避けたいNG行為
角栓が詰まった毛穴トラブルは、正しいスキンケア、正しい保湿ケアを続けることで徐々に改善します。お肌に合ったクレンジング剤、洗顔料、化粧品を選ぶことも大切です。
これまでのスキンケアを見直して、今日から美肌づくりを目指しましょう。