- ビタミンE
- ビタミンB6
- ビタミンB2
- ビタミンC
- 食物繊維
- コラーゲン など
角栓を出した後のアフターケアには何をすればいい?
毛穴ケアで角栓を出した後はしっかりと保湿をすることが必要です
角栓を除去したあとに見た目でも分かるくらい、ぽっかりと毛穴が開いてしまうことがあります。
角栓とは?
これが突然抜けると毛穴は無防備な状態になっています。そのまま放置すると跡が残ったり、肌トラブルの原因にもなったりするのでしっかりケアをしておきたいものです。
ここでは角栓を除去したあとのスキンケアや角栓除去の仕方について紹介していきます。
角栓を出した後について
- 肌の内部にもダメージがあるので、まずお湯で洗顔をして肌を清潔にして血行を促しましょう。
- その後、冷水で毛穴を引き締めます。
- 次に保湿をしっかりすることで、肌がふっくらして毛穴が目立ちにくくなります。
肌を乾燥させてしまうと毛穴の詰まりが悪化してしまうので、必ず十分に保湿をするようにしましょう。保湿に使うスキンケアコスメは普段使っているもので大丈夫です。
保湿効果を強めるために「ワセリン」を使って保湿をしてもよいでしょう。顔全体ではなく角栓が抜けた部分にだけ塗るようにしましょう。
角栓がなくなった後の肌はどうなるのか
実は、角栓は肌を守ってくれる存在です。
肌がきれいな人にもごく小さな角栓が存在しています。ただ目立っていないだけで小さいうちに自然に排出されているのです。
ですから、今まで大きな角栓があったところから急になくなってしまうと毛穴が驚いてしまいます。角栓が取れることによって急に穴がぽっかり開くので、それが真皮層まで広がってしまうのです。
これにより、肌は無防備な状態でダメージを直に受けるようになるため、肌トラブルを引き起こしてしまいます。角栓ができてしまう原因は、このように肌環境の乱れによるものです。
根本から美肌を目指すためには、角栓を取り除くのではなく、肌の環境を正常に保つようにすることが重要なのです。
正しい角栓オフの方法
正しい角栓オフの方法(1) <クレイ洗顔>
角栓の成分は、毛穴から分泌される皮脂と肌表面に残った古い角質が混ざり合ったもので、成分の多くはタンパク質です。
ですから、皮脂の汚れを落とす界面活性剤が多い洗顔料では、タンパク質を多く含む毛穴詰まりをきちんと落とすことができません。そこで、天然の泥を使ったクレイ洗顔料がおすすめです。
クレイ洗顔料は粒子が小さいため、毛穴の奥までしっかりと入り込み、普通の洗顔料よりしっかりと角栓に働きかけることができるのです。
天然の洗浄効果を利用しているため肌への負担が少ないのもうれしいポイントです。トラブル肌でも安心して使うことができます。
正しい角栓オフの方法(2) <皮脂を取り過ぎない優しい洗顔>
角栓のもとになる皮脂は、毛穴を経由して分泌されています。ですから、角栓をオフしたり予防をしたりするためには、毎日の洗顔で皮脂をきちんと落として、毛穴を清潔に保つことが重要です。
毎日のクレンジングと洗顔は必須です。自分の肌にあったスキンケアを行うことで、角栓のたまりにくい肌を目指しましょう。
どんなに疲れて帰宅してもメイクは丁寧にきちんと落とすことが大切です。メイク汚れが肌に残っていると寝ている間にも皮脂は分泌されており、古い角質や空気中のホコリなどと混ざり合って角栓はどんどん増えてしまいます。
これを繰り返していると角栓は固くなり、セルフケアでは対処できなくなってしまいます。だからといって角栓を取るために強くこすると肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌が乾燥する原因になります。
肌が乾燥すると皮膚を守るために皮脂が過剰に分泌され、ターンオーバーが乱れます。そうすると古い角質が肌の表面に残りやすくなり角栓ができてしまいます。
さらに、肌をこすることで摩擦の刺激によりメラニンが増えて、シミや黒ずみの原因にもなります。角栓を予防するためには、できるだけ洗顔料をよく泡立てて優しく洗うことが大切です。
洗顔の際は、たっぷりの泡を優しく肌になじませてからぬるま湯ですすぐことで余分な皮脂が落とせます。皮脂を取り過ぎず、優しい洗顔を心掛けましょう。
最も効果的なのは、洗顔後に蒸しタオルで毛穴を開かせる方法です!蒸しタオルは、タオルと電子レンジがあれば自宅でも用意できます。角栓が気になる部分にクリームやオイルを塗ってから蒸しタオルを載せると角栓が浮きやすくなります。
また、半身浴で身体を温めて代謝をよくしてからスキンケアを行うのもおすすめです。浴槽に入る前に熱めのシャワーで浴室全体を温めてから、38〜40℃くらいのお湯に15分ほど浸かり、汗が出るまで入浴すると毛穴がしっかり開きます。
正しい角栓オフの方法(3) <保湿により乾燥から肌を守る>
肌が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌され、ターンオーバーのサイクルが乱れもあり、古い角質が自然にはがれずに肌表面にたまりやすくなってしまいます。
このため、角質のケアには乾燥を予防するための保湿がとても大切になります。
保湿というと化粧水を使うことだと思ってしまいますが、乾燥を避けるためには乳液や美容液で肌にフタをすることが大切です。
できれば、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿力が高い成分が入ったコスメを使うとさらに効果的です。
正しい角栓オフの方法(4) <食生活と睡眠により肌を整える>
洗顔や保湿をきちんとするのはもちろんですが、食事により内側から過剰な皮脂を抑えるのも効果的な方法です。皮脂を抑え、肌のためによい成分には、
があります。
ビタミンB2は脂質の代謝を助け、ビタミンCや食物繊維は皮脂の分泌を抑えます。コラーゲンは肌の潤いや弾力のもとになります。
これらを含む食べ物を意識して摂るようにするといいでしょう。
さらに、質の良い睡眠も大切です。夜ふかしや徹夜などはターンオーバーを乱す原因になってしまうので避けましょう。
肌の新陳代謝が最も活発になる、いわゆる「肌のゴールデンタイム」は夜の10時〜翌日の午前2時の間です。忙しい現代の生活において夜10時の就寝は難しくても、日付が変わるまでにはベッドに入るように心掛けましょう。
正しい角栓オフの方法(5) <拭き取り化粧水で優しく取り除く>
拭き取り化粧水をコットンに浸して肌全体の古い角質を拭き取るというケアです。これは余分な皮脂や汚れが取れ、スッキリとした肌を実感できるのでおすすめです。毛穴を引き締める収れん効果もあります。
拭くときに力を入れ過ぎると肌を傷めてしまうので、コットンに化粧水をたっぷりとつけて、優しく拭くようにしましょう。
頻度が多いと肌が荒れたり、乾燥気味になったりするので、間隔を空けて数日ごとに行うようにしましょう。
刺激を感じる場合もあるので、拭き取り後は保湿ケアしっかり行ってください。
正しい角栓オフの方法(6) <プロのケアを受ける>
セルフケアをいろいろ試してみても角栓が改善されない時は、皮膚科医やエステサロンで専門家によるケアに頼ってみるのもよいでしょう。
皮膚科やエステサロンでのケアを2つご紹介します。
やってはいけない角栓NGケア
角栓が詰まりやすい小鼻のまわりを指で押して角栓を取る方法は、角栓を発見したらついやりたくなってしまいます。しかし、これは肌に大きな負担がかかって毛穴が広がる原因になります。
同様に手近にあるピンなどの尖ったもので角栓を押し出して取るのもいけません。肌を傷つけ、細菌に感染する可能性があります。また、刺激により過剰な皮脂分泌を招きます。
また、毛穴パックも肌にダメージが強い方法で色素沈着の原因になります。
角栓を根こそぎ取り除くのでぽっかり穴が空いた状態になります。この状態になると皮膚は毛穴を乾燥させないように皮脂を過剰に分泌します。この皮脂が古い角質と混ざり、新たな角栓が生み出されてしまうという悪循環に陥るのです。
また、家庭にある手軽なものでできると話題なのが、蒸しタオルで顔を温めて毛穴を開いてから皮膚用軟膏などでパックをするという方法です。これは、肌の状態によってはよくありません。
皮膚用軟膏は油分が多く含まれているので保湿が期待できる半面、油分をきちんと落とすことができずに残ってしまうと、新たな肌トラブルにつながる心配があります。
いずれのケアも自分の肌の様子を見ながら、慎重に行うようにしましょう。
(まとめ)角栓を出した後は保湿がとても大切です
2.角栓を無理に取るのはNG。肌の乾燥に注意して、優しく取り除くのがポイント
3.食生活や睡眠で、角栓ができにくい肌環境づくりをする
近くで見ても、毛穴が目立たない美しい肌を手に入れたいものです。角栓を取り除いたあとには十分な保湿を心掛けましょう。
また、角栓ができないように肌の環境を整えることも大切です。肌に負担をかけない、確実なケアを毎日続けていくことで、少しずつあこがれの美肌に近づいていきます。