- オリーブオイル
- クレープシードオイル
- ホホバオイル
- ココナッツオイル
- ベビーオイル
繰り返す角栓詰まりができる仕組みを教えて!
角栓は古い角質が毛穴に次々と集まってできる仕組みになっています
「毛穴のポツポツが気になって、毎日クレンジングや洗顔をがんばっているのに、なかなか消えない」
「ざらつく毛穴詰まりの部分に毛穴パックをしたら、そのまま穴が開いたままになってしまいショック。
一方で別のところでは、毛穴詰まりがまた復活してしまった…」
このような悩みはありませんか?
その毛穴にぷつぷつと詰まっている、ザラついているものを「角栓」といいます。白、あるいは黒で鼻のあたりに目立っており、肌を汚れて見せてしまいます。
洗浄力が強い洗顔料を使ったり、ブラシを使ってゴシゴシ洗ったりしてもなかなか取り除けません。
コメドプッシャーやはがすタイプの毛穴パックを使って、ちょっと強引に取り除いても、その跡がぽっかり残ってしまったり、またすぐに毛穴が詰まってしまったりと、期待通りの結果にならないこともあります。
またムリに行ったケアで肌を傷つけてしまい、肌荒れなど別の肌トラブルを起こしている人もいるのではないでしょうか?
願った通りのキメ細かい肌に戻るには、悩みのもとである角栓のことをよく知った上で、正しい対策をしていきましょう。
そうすればずっと、キレイな肌を維持できますよ。
角栓ができる仕組み
肌でも新陳代謝が行われています。
肌の奥の方で新しい角質細胞が作られると、古い細胞は表面に押し上げられていき、本来は最後に垢となってキレイにはがれ落ちます。
しかし新陳代謝のサイクルが乱れると、角質細胞がきちんと完成しないうちに、未熟なまま表面に上がってきてしまいます。この未熟な角質細胞は、時期が来てもキレイにはがれ落ちることができず、肌表面にとどまります。
毛穴の中も皮膚の一部なので、新陳代謝についても同じことが起きています。新陳代謝がうまくいかず角質が毛穴の中に残ると、皮脂とメイク汚れなどが混ざり合い、そこで詰まり固まったものが角栓です。
角栓は、角質が多くを占めているので、タンパク質が70%、脂肪が30%でできています。
最初は無色や白色ですが、空気に触れて酸化することによって、黒くなっていきます。また細菌が繁殖すると吹き出物やニキビの原因を招いてしまいます。
角栓を除去する方法
できてしまった角栓を取り除く方法を2つ紹介していきます。
1.綿棒とオイルで除去する
角栓には皮脂とメイクの汚れが含まれているので、その油分がオイルとなじんで汚れが浮き出しやすくなります。
毛穴から出てきた汚れは、最後にキレイに洗い流します。普段のメイクを落としてから行いましょう。
綿棒とオイルを用意します。綿棒は清潔であれば、価格の安いものでOKです。
オイルは普段使っている美容オイルの他に、
などでも代用可能です。香料など余計な添加物のないものにしましょう。
- 綿棒にオイルをたっぷりと染みこませます。
- その綿棒で、鼻の周りを優しくマッサージするようになでていきます。このとき、強い力をいれてゴシゴシこすらないようにしましょう。綿棒のすべりが悪くなったら、オイルを足してください。
- 十分にマッサージできたら終了です。ティッシュで優しく押さえるようにして、オイルを軽く拭き取ります。
- いつも使っている洗顔料で洗顔します。このときも優しいタッチを心掛けます。ぬるま湯でしっかりすすぎ、清潔なタオルで水分を拭き取ります。
- 最後は、いつも通りの保湿をします。
「オイルを使ったから大丈夫」などと思わずに、しっかり保湿をしてください。
あらかじめ、蒸しタオルを顔全体にあてて毛穴を開いておくと、より汚れが落としやすくなります。
2.酵素洗顔
角栓は、多くの部分が古い角質からできており、成分はタンパク質が70%を占めています。普通の洗顔料や石けんなどの界面活性剤は、皮脂などの油分を落とすのは得意ですが、タンパク質にはそれほど効果がありません。
そこでこのタンパク質に働きかけて、毛穴の角栓を取り除いていくものが「酵素洗顔」です。
酵素洗顔料に含まれた酵素には、タンパク質を分解する働きがあります。代表的な酵素に「パパイン酵素」などがあります。
酵素は水と混ざった時に力を発揮するので、酵素洗顔料はパウダータイプのものが多くなっており、ドラッグストアなどで販売されています。
使い方はパウダーを適量、手のひらに取ってぬるま湯に溶かして泡立て、他の洗顔料と同じように使用します。
洗顔後はしっかりと保湿を行いましょう。普段の洗顔料よりもしっかりと、タンパク質に働きかけているためです。
肌を乾燥させないように、乳液やクリームなどで油分も補っておきましょう。
酵素洗顔で注意するべき点は「使い過ぎない」ということです。
酵素洗顔で洗い過ぎることで、本来肌に必要な皮脂や角質を奪ってしまうと、乾燥肌・肌荒れ・やがては新しい角栓を招く可能性があるからです。
まずは週に1回程度、肌の様子を見ながら使い始めるようにしましょう。調子がよければ頻度を増やしてもよいのですが、多くても週3回くらいにしておきましょう。
また人によっては、刺激を強く感じることがあります。もしも使っているうちに違和感があったら、使用を控えるようにしてください。
角栓ができないように防ぐ方法
角栓は、新陳代謝のサイクルが乱れ、新しい角質がきちんと出来上がらず、古い角質が皮膚に残ってしまうことでできてしまいます。
ですから肌の新陳代謝のサイクルを整え、日々健康な肌を再生していくことが角栓予防のポイントです。正しい方法のクレンジング、洗顔、保湿を行っていくことが必要となります。
ここではクレンジングと洗顔について紹介します。
角栓を防ぐためのクレンジングとは?
肌の新陳代謝を正常に戻すためには、なるべくダメージを与えないスキンケアを続けることが大切です。汚れはしっかり落としながらも、肌を傷めない、そんなクレンジングをしていきたいものです。
クレンジング料は、洗浄力の強い順に
- シートタイプ
- オイルタイプ
- ジェルタイプ
- ミルクタイプ
- クリームタイプ
となっています。
この中で、普段はどのタイプのものを使っていますか?自宅に1種類のクレンジング料しか置いていないという人も多いのではないでしょうか?
クレンジング選びは、メイクの度合いと洗浄力が合致しているのが理想です。
たとえば薄化粧の人が洗浄力が強いシートタイプや、オイルタイプのクレンジングを使い続けていたら、本来必要な皮脂まで奪われてしまい乾燥を招きます。
荒れた肌が、はがれ残って古い角質となり、やがて角栓の原因となります。
一方「自分はいつも簡単メイクだから、クリームタイプしか用意していない」という人が、パーティなどのしっかりメイクのときに、洗浄力が弱めのクリームタイプのみでクレンジングするのもよくありません。
メイクをきちんと落としきることができず汚れが残るために、肌荒れ、毛穴詰まりや吹き出物を招く可能性があります。
ですからクレンジング料は何種類か用意して、メイクの濃さや定着度で使い分けるようにしましょう。
アイラインやリップなどのポイントメイクは、先に専用のリムーバーで落としておくなど、顔の部分やメイクの種類で使い分けることが、肌への負担を減らすことにつながるのです。
その結果として肌の健康な新陳代謝ができ、毛穴汚れや角栓を防ぐことができます。
角栓を防ぐための洗顔方法
目立つ毛穴が気になるからといって、洗い過ぎるのはよくありません。皮脂を取り過ぎたり、摩擦を与え過ぎたりしないよう、優しく行いましょう。
- あらかじめ手を洗っておき、清潔にしておきます。手で水をすくって、顔をぬらしながら、ホコリや汚れをさっと洗い流します。
- 洗顔料を手のひらに取り、水を加えてたっぷりと泡立てます。泡立てネットなどを使ってもよいでしょう。
- しっかりした泡を、顔の角栓毛穴が気になる部分から載せていきます。顔全体に泡を広げていくように、優しく伸ばしていきます。
- 顎・頬・額・りんかく線の周囲・髪の生え際近くにもしっかり泡を広げます。
- ひととおり洗えたら、ぬるま湯で洗い流します。鼻の周り・髪の生え際・耳の周りなど泡を残さないように、しっかり洗いましょう。
- キレイに洗い流せたら、顔をタオルで優しく押さえ、水分を吸い取るようにして拭きます。
拭き終わったら時間をおかず、早めに保湿ケアを行いましょう。
むしろダメージを与えてしまうNGケア
クレンジングや洗顔のし過ぎはNG
角栓を作らないためには、もととなる角質、皮脂やメイク汚れを残さなければよい、そのためにはクレンジングや洗顔をしっかりするべき、と思っていませんか?
それは一部正解ではありますが、しかしやり過ぎは禁物です。洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料を使う、手でゴシゴシこする、硬いブラシやスポンジを使う…などはいずれもNGです。
洗い過ぎると乾燥を招き、肌表面の角質がぼろぼろになってしまいます。それを保護しようと皮脂が過剰に分泌されて、毛穴にたまり新しい角栓を作る原因となってしまいます。
クレンジングや洗顔はソフトに行いましょう。
ムリやり角栓を取り除くのはNG
角栓を取り除こうとして、頻繁に毛穴パックや、コメドプッシャーを使っていませんか?見えている角栓を引き抜こうとして、指で押したり、尖ったもので突いたりしていませんか?
これら過度のケアが、周囲の皮膚を傷つけているのです。そのダメージをカバーしようとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
また傷ついた部分が炎症を起こして、肌荒れや吹き出物などのトラブルを招く可能性もあります。
角栓ケアは肌に優しい方法で、週に1回程度、様子を見ながら行いましょう。
まとめ
2.角栓を取り除く方法がある
3.角栓を予防するスキンケア
4.角栓を悪化させるNGケアを行わないように注意する
角栓は、古い角質と皮脂とでできていることを理解し、正しい方法で取り除きましょう。肌を傷つけ、かえって状況を悪化させるようなNGケアは避けるようにしましょう。
また新しい角栓を作らないようなスキンケアを心掛けることが大切です。続けることによって、キレイな肌になっていきますよ。