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気になる角栓の取り方はどういう方法が有効?
目次
角栓の取り方には「いくつかのポイント」があります。
毛穴の中にぽつぽつと見える角栓。実は、前から気になっていた…という人はいませんか?
角栓が見えるだけで、老けた印象やスキンケアを怠っている「めんどうくさがり屋」の印象を相手に与えてしまいます。角栓は、年齢を重ねるごとに大きくなり目立ってきます。
また、角栓の先が酸化することで黒ずんだ色に変わります。特定の年齢というものはありませんが、角栓は30代以降の世代の多くの人が抱える肌トラブルなのです。
で「一刻も早く角栓を取り除きたいけれど、どうしたら角栓がきれいに取り除けるのかがわからない…」と、放置してしまったりあるいは、指でつまんで押し出していたりする人も多いようです。
この詰まった角栓は、どのような取り方をすればよいのでしょうか?また、角栓ができにくい肌はどのようにして作ることができるのでしょうか?
ここでは、角栓のできるしくみや角栓を構成する成分などの話も交えて、角栓のケア方法について説明します。
角栓の主成分は「皮脂」ではなく「タンパク質」
角栓とは?
角栓を構成している成分の割合は「タンパク質が約7割」「皮脂が約3割」です。
「毛穴に詰まっている皮脂が原因でニキビや毛穴の黒ずみが出来るんだ!」と思っている人が多いようですが、実は毛穴に詰まった角栓の主成分は、タンパク質なのです。
皮脂なら熱を加えて溶かして浮かせれば簡単に取れそうですが、タンパク質はどうでしょうか。毛穴に詰まったタンパク質のかたまりの取り方は、皮脂のように簡単にはいきません。
そこで、まずは角栓のしくみや毛穴の役割を考えることで、角栓の取り方を探ってみたいと思います。
毛穴の役割と角栓のしくみ
毛穴は、私たちの体全体に存在しています。もちろん顔にも存在し、その数は約20万個とも言われています。
顔の中で、とくに毛穴が密集しているのが「額」と「鼻」です。
加齢により毛穴の開きやたるみが目立ってくると「毛穴なんて無くなればいいのに…」と思ってしまいますよね。しかし、毛穴は私たちが生きていく上で、非常に重要な役割を果たしているのです!
毛穴には3つの役割がある
毛穴の役割についてご紹介します。
毛穴から分泌されている皮脂や汗が混ざり合うと皮脂膜を形成します。皮脂膜は乾燥やほこりなどから肌を保護したり肌を保湿したりする役割があります。
毛穴には立毛筋が付着しています。寒いときには体毛を立て毛穴を閉じ、体から体温が逃げないようにしてくれます。
毛穴にあるアポクリン汗腺からは、脂肪酸を含んだ汗が分泌されています。脂肪酸が汗に触れることで発する臭いに、フェロモン作用が確認されています。
角栓ができる毛穴の存在を嫌う人も多くいますが、毛穴は私たちの体を構成する大切な要素のひとつであると言えます。
毛穴の中に詰まってしまう角栓って何?
毛穴は、私たちが生きる上で非常に重要な役割を担っていることがわかりました。できれば大事な毛穴に「角栓」を詰まらせることなく綺麗なままでいたいですよね。
しかし、実際には毛穴にはタンパク質や脂質の混ざりあった角栓が詰まり、さまざまな肌トラブルの原因になってしまいます。
角栓はどのようにできる?
本来であれば、毛穴の周りにある角質が定期的にはがれていくのに、うまくいかないことがあります。それで角質層を分厚いものにし、毛穴をふさいでしまう原因、すなわち「角栓」になってしまうのです。
毛穴から分泌される「過剰な皮脂」も角栓の原因に
角栓の原因は、ターンオーバーの乱れからくるものだけではありません。
毛穴からは「皮脂」も分泌されています。この皮脂は、男性ホルモンの増減と一緒に分泌量も増減します。
ストレスなどで男性ホルモンを抑制する「卵胞ホルモン」の分泌が減ることがあります。そうなると男性ホルモンの分泌が盛んになり、それとともに皮脂の過剰分泌がされるのです。
また、女性ホルモンの中には「黄体ホルモン」といって皮脂の分泌を高めるホルモンがあります。月経前の一定期間は黄体ホルモンの分泌が盛んになるため、皮脂の分泌も高まることがわかっています。
このようにホルモンのバランスの影響は過剰な皮脂の分泌に直結します。ストレスや月経だけでなく、疲労の蓄積や不眠なども自律神経に悪影響を与え、ホルモンバランスを崩します。
角栓を詰まらせたくなければ「ターンオーバーを正常化すること」や「ホルモンバランスを整えること」が必要なのです。
でも、詰まってしまった角栓はどうしたらいいの?
角栓の詰まりの原因がわかったところで、すでに詰まってしまった角栓はどのような取り方で取り除くのがよいのでしょうか。自己流で角栓のケアをしていると、かえって毛穴を開かせたり、角栓を多く作り出したりしてしまうこともあります。
正しい角栓ケアの方法を確認して、今日からさっそく実践してみてください。
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角栓が詰まったらまずは「正しい洗顔でスキンケア」を
毛穴に角栓が詰まってしまったら、まずは正しい洗顔でスキンケアを行いましょう。肌そのものを衛生的に保つことが、健康な肌を作る土台になるからです。
そのためには、肌に刺激の少ない洗顔料を選ぶことが大事です。なるべく無添加のものを選択するとよいでしょう。
洗顔料の選択をしたら、次はいよいよ洗顔です。
- まず毛穴を開かせるために、35~40度のぬるま湯で顔を洗い流します。また、蒸しタオルで数分顔を蒸すことも、毛穴を開かせるのに有効です。
- 続いて、洗顔料をよく泡立てます。なるべくふわふわしたきめの細かい泡を多めに作るようにします。泡立てネットを使うのもよいでしょう。
- 十分に立てた泡を顔の上にのせ、優しく肌に馴染ませます。くれぐれもゴシゴシとこすることはやめましょう。手のひらや指先の圧力で、肌を傷つけてしまいます。
- 最後にぬるま湯で丁寧に洗い流します。こめかみやもみあげ、顎などは洗い残しが多い部分なので、しっかりと鏡で洗い残しがないかをチェックしましょう。
長時間のメイクの後やジムに通って大量の汗をかいた後は、毛穴がメイクや汚れで非常に詰まりやすくなっています。クレンジング剤の使用やすぐにシャワーを浴びるなどして、早く毛穴を清潔にするようにしましょう。
角栓の主成分「タンパク質」を取り出すにはどうしたらいいの?
角栓の主成分は、角質と言われるタンパク質でしたね。このタンパク質は、クレンジングや洗顔といった方法で完全に落としきることはできません。
毛穴汚れは洗顔ブラシでキレイになる?
どのようにタンパク質を取り出すの?
加齢による肌の老化のため、肌本来の力である弾力性を生かして角栓を押し出すということができません。タンパク質でできている頑固な角栓を押し出すには、肌の保湿力を高めることが重要になります。
自分の力で保湿ができないのであれば、保湿力の高いスキンケア製品を利用するのです。
さまざまな研究開発が進んだことで、保湿に有効な美容成分が多く見つかっています。
これらは、肌に水分を補給し、みずみずしさを取り戻してくれます。
- ステアリン酸コレステロール
- 大豆レシチン
- エラスチン
- 天然保湿因子(NMF)
- グリセリン
これらも、肌を保湿してくれる頼もしい成分です。
化粧品の配合成分をよく確かめて、保湿力ある成分が配合された製品を選んで使用することで、肌の弾力を効果的に補いましょう。そして弾力性を取り戻し、肌本来の力で角栓を取り出せるようにしていきましょう。
やってはいけない角栓の取り方とは?
角栓を取る際、やってはいけない角栓の取り方があります。それは、ムリやり押し出す方法です。
鏡を見て毛穴に角栓が詰まっているのを発見したら、今すぐに角栓を取りたくなってしまいますね。でも、指や爪を使って毛穴を押しつぶしながら角栓を取り出していると、確実に肌を傷つけます。
指先には細菌もついているため、傷ついた毛穴が炎症を起こしかねません。ピンセットなどで毛穴から飛び出している角栓をムリやりつまみ出すことも厳禁です。
毛穴を押し広げることにもなり、かえって毛穴により大きな角栓の詰まる原因を作り出すことになるからです。
角栓を詰まらせない体質に改善していきましょう。
角栓がある肌は、なんとなく汚く見えます。できれば、角栓のないつややかな肌を取り戻したいですね。スキンケアで毛穴や角栓対策をするだけでなく、体の中から角栓のできにくい体質を作ることも大切です。
食事
体は食べたものからできています。脂肪分の少ないものを選んだり温野菜を積極的に食べたりして、バランスのよい食事を心がけましょう。
皮脂の分泌を抑える「ビタミンB2」「ビタミンB6」が豊富な食品はナッツ類や卵です。
新陳代謝を高める「亜鉛」を多く含んでいるのは魚類や緑黄色野菜です。
肌のハリには、かんきつ類や葉物野菜が効果的です。
睡眠
十分な睡眠も肌のターンオーバーの正常化には不可欠です。とくに夜の10時から翌日午前2時までは「肌のゴールデンタイム」と呼ばれています。この時間にしっかりと睡眠状態でいるような生活リズムが理想的です。
運動
また適度な運動は血行を促進するだけでなく、ストレス解消にも効果があります。仕事や家事などでストレスも多く抱えている世代であるからこそ、意識して運動を心掛けて心身をリフレッシュしましょう。
(まとめ)正しい角栓の取り方を実践して、角栓の気にならない肌を取り戻しましょう。
30代を過ぎたころから、角栓が気になりだします。鏡を見て角栓を発見したら、角栓のできにくい体質作りとともに肌の清潔を保って、保湿を中心としたスキンケアで角栓を根本から解決していきましょう。
そして角栓の目立たない透明感のある美しい素肌を取り戻しましょう。