- 角栓を爪などでムリやり押し出す
- スクラブ
- ピーリング
- はがすタイプのパック
綿棒で角栓・黒ずみを除去できる?正しい方法や実施後のケアも解説!
目次
毛穴の詰まった角栓は綿棒とオイルでケアできます
お肌の悩みは女性にとって尽きないものですが、その中でもとくに毛穴トラブルに悩む人は多いものです。
多くの女性を悩ませている毛穴トラブルに「角栓」と言われているものがあります。鼻の頭や小鼻の周りにポツポツと黒く目立つ角栓のつまりです。
顔の中心にある鼻にできるので目立ちやすく、治りにくいので切実な問題となります。
メイクでカバーしようとしても、余計にポツポツと毛穴が浮いてしまったり、時間が経つと崩れてきたりとうまくいきません。
スキンケアで重点的に鼻の周囲を洗顔してみたりしても、なかなか改善が見られないものです。
スキンケアのやり過ぎは注意が必要です。
これらは、かえって肌の状態が悪くなってしまいます。
そこでおすすめしたいのは「綿棒」と「オイル」を使った方法です。
無茶な毛穴ケアをしてさらに肌状態を悪くする前に、ぜひ一度、試してみてください。
今回は、綿棒とオイルを使用して、頑固な毛穴トラブルを改善する方法をくわしく紹介していきます。
そもそも「角栓」とは何?
鼻の周りの黒いポツポツの正体は「角栓」です。
角栓とは?
毛穴の中の角栓は時間が経つにつれて黒く酸化します。皮脂にアクネ菌が繫殖してニキビが発生したり、他の肌トラブルを招いたりするので、できるだけ早く取り除きたいものです。
しかし早く取り除きたいからといって無茶なケアをしてしまうと、肌が乾燥し、皮脂の分泌が過剰になってさらに角栓が増えてしまう、という悪循環におちいります。
またひとたび解消できたとしても、正しいケアを続けていかなければ、またすぐに角栓ができてしまいます。
そこで綿棒を使って、優しいオイルで肌を守りながら毛穴をキレイにするケアをおすすめします。
この方法であれば、だれでも簡単に、肌への負担が少ないケアすることができます。
角栓ができるメカニズムとは
どうして角栓ができるのでしょうか?
皮脂は毛穴の奥にある皮脂腺から分泌されて、皮膚や体毛の表面に薄く広がっていきます。皮脂には主な役割が2つあります。
- 1.肌を外部の刺激や毛穴の雑菌などから守り、皮膚から水分が奪われるのを防ぎ、保湿する
- 2.皮膚の常在菌のエサとなって分解され、それにより生じる脂肪酸で肌表面を弱酸性に保つ
これらの皮脂の大切な役割から考えると、角栓をゼロにすることはできません。
また本来、肌にとって必要なものなので、取れば取るほど皮脂が分泌され角質が増え、さらに角栓ができてしまうことになります。
角栓が硬く詰まってしまうのはなぜ?
肌表面の角質層の質が正常であれば、ターンオーバーをし、新しく生まれ変わっていきます。しかし角質層の細胞の質が悪くなると、肌がめくれ上がって乾燥し、角質が毛穴に詰まってしまう現象が起こります。
角質が次々とできるのに、自然にうまくはがれ落ちなくなり、毛穴に詰まってしまうのです。
では角栓ができてしまう大きな原因は何でしょうか。それは次の3つです。
⇒角栓が気になる乾燥肌・脂性肌のための毛穴対策
1.乾燥
毛穴が大きくなればなるほど古い角質がたまりやすく、角栓ができやすいのです。つまり角栓を解消するには毛穴の広がりを防ぐことが大切です。
毛穴が広がるおもな原因は乾燥です。
本来の健康な、水分を十分に含み弾力がある肌は、ふっくらとしてハリがあり毛穴があまり目立ちません。
反対にカサカサして潤い不足の肌はハリがなく、開いた毛穴がボコボコとしています。乾燥が悪化するとザラザラしていてくすみ、肌色が冴えなくなってきます。
この広がった毛穴に、乾燥したザラザラの角質が入り込み、角栓のもとになるのです。角栓を防ぐには、乾燥をなくすための念入りな保湿ケアが必要です。
2.皮脂の過剰分泌
皮脂は肌をカバーし、肌の水分が蒸発されるのを防ぎ、外界の刺激から守る役割があります。汗の水分と混じり合うことで、天然の保湿クリームのような作用をするのです。
健やかな肌状態を作るために皮脂は大切なものですが、皮脂量が多すぎると問題となります。
皮脂の過剰分泌は、ベタつきやテカリだけでなく、角栓を発生しやすくし、ニキビや吹き出物の肌トラブルを引き起こします。
⇒毛穴を引き締め皮脂とテカリをコントロールする方法
3.ターンオーバーの低下
ターンオーバーとは?
表皮の一番奥にある基底層から、新しい皮脂細胞が生成されると、肌表面へと押し上げられて出てきます。それがやがて垢や古い角質となってはがれおち、新しい細胞に入れ替わります。
これがターンオーバーのメガニズムです。
ターンオーバーが乱れると、古くなった角質が自然にはがれ落ちずいつまでも肌にとどまり、角栓となって毛穴をふさぎます。
毛穴に残った角栓は皮脂と混ざり大きくなって、さらに排出されにくくなり、角栓を目立たせる原因になります。
角栓のケア方法
綿棒を使ったお手入れ方法
角栓を直接ケアする方法として、美容オイルを染み込ませた綿棒を使ったものがあります。必ず洗顔した後の肌が清潔な状態で行ってください。
- 綿棒にたっぷりと美容オイルを染み込ませます。
- 次に綿棒で優しくなでるようにして、肌にオイルをなじませます。この際に力を入れて綿棒を肌に押しつけたり、強くこすったりしないようにしてください。
- 綿棒のすべりが悪くなったらオイルを足してください。または鼻に直接オイルを塗るのでもよいでしょう。オイルが肌に浸透することによって、古くなった角質や皮脂汚れが毛穴の外に溶け出してきます。
- しばらく全体になじませたら、コットンで優しく拭き取ります。
- 角栓を取り終わったら、洗顔料を使って洗顔をしてオイルを洗い流します。
- その後は、通常のお手入れと同じで、しっかり保湿をして下さい。
蒸しタオルを使うとさらに効果的
綿棒を使う前に蒸しタオルで肌を温め、毛穴を開いておくとさらに効果的です。蒸しタオルの蒸気と熱で血行を促進して毛穴がしっかり開きます。
血行が良くなることで肌がふっくらして柔らかくなり、角栓や他の汚れが取れやすくなります。
数多くある美容オイルはその原料や製造工程によっても種類が細かく分類されます。角栓ケアにはどのような美容オイルが適しているのでしょうか。
これらのオイルは食用と化粧品では成分内容が異なっています。
食用のものには肌には適さないものが含まれている場合があり、それが肌トラブルとなることも考えられるので、必ずスキンケア専用の美容オイルを使用するようにしてください。
オリーブオイル
ダイエット効果もあり、健康によいと言われているオリーブオイルは、スキンケアにも適しています。オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は人間の皮脂を構成している脂肪酸の中で、もっとも多くの割合を占めるものです。
オレイン酸は皮膚を柔らかくする作用があり、皮脂のつまりや角質のこわばりを防いでくれます。乾燥しにくくなるので、シワになりにくくなる効果もあります。
皮膚を柔らかくして角質の詰まりを取り除く作用は、角栓を解消するのに欠かせない要素です。
ココナツオイル
顔以外にも髪、体と幅広く用途があるココナッツオイルは、今注目の美容オイルです。
ココナツオイルに含まれるラウリン酸は、免疫力を高め、炎症を抑える効果があります。ニキビや肌荒れなどで使える化粧品が限られる人でも使用することができます。
また抗酸化作用があるビタミンEも多く含まれているので、皮脂の酸化を防ぐことができ、毛穴の黒ずみ対策になります。ポツポツとした角栓が気になる人におすすめです。
ホホバオイル
美容オイルを試したことのない人でも、扱いやすいオイルです。
保湿効果に優れ、肌細胞を修復する抗酸化作用が強い、ワックスエステルという成分を含んでいます。
ワックスエステルはヒトの肌成分と同じ構造なので、ひとたび塗れば、すぐに肌に自然なハリとツヤが与えられます。
もともとベタつきが気になる肌でも、皮脂の過剰分泌を抑えるように自然に調節されるという優れものです
角栓を繰り返さないための日常のポイント
綿棒とオイルを使った方法で、角栓をきれいに取り除く方法がわかりましたが、角栓が再び出来てしまうのは避けなければなりません。
一時的な効果で安心してしまわないように、引き続き肌を健やかに保つようにしましょう。
そのためにはアフターケアが大切です。
角栓ができてしまう大きな原因は、「乾燥」「皮脂の過剰分泌」「ターンオーバーの低下」この他にも、「ストレス」「睡眠不足」「過剰なスキンケア」などが関係しています。
これらが複合的に重なるとさらに悪化してしまいます。ですからまずは今までの毎日の生活を見直してみましょう。
バランスがよい食生活を送っていますか?
十分な睡眠を取ることができていますか?
休日には趣味時間を持つ、軽いスポーツなどで体を動かすなど気分転換も必要です。心身ともに、健康な状態を心掛けましょう。
スキンケアに関しては、綿棒とオイルのケアで角が上手に取れるからといって、くれぐれもやり過ぎには注意してください。
肌に優しいとはいえ、少なからず肌に負担がかかります。頻繁に角栓を除去するのは避け、週に1〜2回ほどにとどめましょう。
(まとめ)角栓を除去するには綿棒を使ったケアがおすすめ!
「こんな簡単な方法で本当に毛穴に詰まった角栓が取れるの?」と疑問に思うかもしれませんが、綿棒という簡単に手に入るもので気軽に始められるおすすめのスキンケアです。
綿棒と美容オイル、肌に刺激の少ない角栓ケアができるのと同時に、乾燥も防ぎ保湿効果もあります。ぜひトライしてみてください。