たるみ毛穴対策になる正しいクレンジング方法を教えて!
刺激を抑えたクレンジングで、たるみ毛穴を防ぎましょう
年齢を重ねると気になってくるのが肌のたるみです。
加齢によってハリやツヤを失った肌は、重力に負けて徐々にたるみます。
肌がたるむと、同時に毛穴も伸びてしまいます。これが「たるみ毛穴」です。
たるみ毛穴を放置すると、毛穴どうしがくっついて「帯状毛穴」となることもあります。帯状毛穴は小ジワのようになることもあり、より老けて見えてしまいます。
たるみ毛穴を見つけたら、早急にケアすることが大切です。
たるみ毛穴は、皮膚が下がりやすい頬や口周りで見つかることが多いです。たるみ毛穴に気づいたら、まずはスキンケアの方法を見直してみましょう。
化粧水や美容液は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を含むものがおすすめです。肌のハリやツヤを保つ働きを持っているため、たるみを改善する効果が期待できます。
クレンジングや洗顔では、肌に刺激を与えないように優しく顔を洗うのがポイントです。
クレンジング料ならジェルタイプやバームタイプ、洗顔料であれば泡で優しく洗えるように泡立ちのよいものを選ぶとよいでしょう。
毛穴がたるむ原因のひとつは「乾燥」
たるみ毛穴の主な原因は、「肌のハリやツヤを失うこと」にあります。年齢を重ねるにつれてたるみ毛穴が目立つようになるのは、老化により徐々に肌の弾力が失われるためです。
しかし肌がたるむ原因は、肌の弾力を失うためだけではありません。実は、「肌の乾燥」も肌がたるむ原因のひとつなのです。たるみ毛穴対策には肌の弾力を保持するだけでなく、保湿も必要になります。
肌が乾燥する原因はさまざまです。空気が乾燥しやすくなる秋冬は、肌が乾きやすくなります。夏場も、紫外線や冷房の影響で肌が乾燥してしまうこともあります。
顔の洗いすぎも乾燥肌の原因となります。顔のベタつきが気になるからと洗顔を念入りにしてしまうと、必要な分の皮脂までを洗い流してしまいます。
皮脂が足りないと肌は乾燥し、キメが粗くなって毛穴が目立つようになります。
たるみ毛穴の特徴と原因について、詳しく解説します。
1.たるみ毛穴は「頬」にできやすい
毛穴のトラブルと聞くと、皮脂と古くなった角質が毛穴に詰まってできる「黒ずみ毛穴」を思い浮かべる人もいるでしょう。黒ずみ毛穴は皮脂の分泌量が多いTゾーンや小鼻で見つかることが多い毛穴トラブルです。
しかしたるみ毛穴は頬で見つかることが多い毛穴トラブルです。たるみ毛穴の主な原因は「肌の老化」です。皮脂の過剰分泌が原因である黒ずみ毛穴と違い、皮膚が下がりやすい頬で目立ってしまうのです。
2.年齢とともに「線維芽細胞」が衰える
肌の老化が進むと、なぜ皮膚がたるんでしまうのでしょうか。これは、肌を構成する組織のひとつ「真皮」が大きく関わっています。
真皮には、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを作る「線維芽細胞」があります。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸は、肌のハリやツヤを生み出す役わりを持っています。
しかし年齢を重ねるにつれて線維芽細胞が衰え、肌の弾力を支える成分を生み出す力が弱まってしまい、たるんでしまうのです。
3.乾燥もたるみ毛穴の大敵
紫外線のダメージや顔の洗い過ぎで肌が乾燥すると、真皮の水分量も不足します。真皮の水分不足も、皮膚のたるみにつながるといわれています。
また乾燥によって、肌に水分を閉じ込めて潤いを保つ「バリア機能」も弱くなります。するとさらに肌が乾燥してしまい、キメが粗くなる、開いた毛穴が余計に目立つなどさらなるトラブルにつながる可能性も出てきてしまいます。
たるみ毛穴に気づいたら、具体的にどのような対策をとればよいのでしょうか。
1.保湿をしっかりと
たるみ毛穴の原因のひとつは、真皮の潤い不足による乾燥です。肌が乾燥すると、たるみ毛穴だけでなくほうれい線や小ジワも目立つようになってしまいます。
洗顔を終えた後は、化粧水で保湿をしっかりと行いましょう。コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなど、保湿成分を多く含むものを選ぶとより保湿効果が期待できます。
コットンに化粧水をたっぷり含ませて、たるみが気になる部分にのせる「コットンパック」もおすすめです。
2.就寝前のクリームパックでスペシャルケア
乾燥が気になる時は、寝る前にクリームパックをしてみましょう。
化粧水や美容液で通常のスキンケアを行い、美容成分を閉じ込めるようにクリームを塗ります。
肌がやわらかくなって美容成分が浸透しやすくなり、保湿効果を期待できます。
3.表情筋を鍛えよう
皮膚を支える表情筋を鍛えるのも、たるみ毛穴には有効です。入浴中や自宅でくつろいでいる時など、手軽にできる顔ヨガやエクササイズを覚えておくとよいでしょう。ここでは、顔ヨガの方法を紹介します。
(1) 顔の中心に筋肉を集めるイメージで顔をすぼめて、数秒キープします。
(2) ゆっくりと口や目を大きく広げて、数秒キープします。
(3) 目をギュッと閉じて数秒キープし、目を開けて眉を上げます。
(4) (3)の状態で顔を上に向け、天井に向かって舌を伸ばして数秒キープします。
4.顔のコリやむくみをほぐす
顔のむくみやコリも肌がたるむ一因です。ほうれい線が気になりだしたら、丁寧にマッサージをしてむくみやコリをほぐして顔をケアしてみるのもひとつの手です。
マッサージをする際に何もつけないで行ってしまうと、肌を傷つける可能性があります。美容液やクリームを使って、優しくマッサージしてください。
マッサージによって血の巡りが良くなり、肌のターンオーバーの促進を見込める効果も期待できます。
たるみ毛穴が目立つ原因となる「乾燥肌」を防ぐには、正しいクレンジングと洗顔をすることも大事です。
汚れをしっかり落としつつも、肌を守るために必要な皮脂や保湿成分まで落とさないように気をつけましょう。
1.ポイントメイクを落とす
しっかりメイクをした日のポイントメイクは、普段のクレンジングだけでは落としきれないこともあります。とくにアイメイクやリップなどは専用のリムーバーを使って、きちんと落としましょう。
2.適切な量のクレンジングを使う
「もったいない」「節約しなきゃ」と、少量のクレンジングでメイク汚れを落としてはいませんか。
クレンジングの量が少ないとメイクとなじみにくく、しっかりと落とすことができません。適切な使用量を守りましょう。
3.Tゾーン→Uゾーンの順でなじませる
クレンジングをなじませる時は、額や小鼻などのTゾーンを先に、次に顎やフェイスラインのUゾーンの順で行いましょう。
円を描くように優しくマッサージするようになじませていくのがコツです。
4.すすぎはぬるま湯で
すすぎはぬるま湯で手早く行ってください。お湯の温度の目安は、体温くらいがぴったりです。クレンジングオイルを使った時は、一度、少量の水でクレンジングとなじませてからすすぎましょう。
5.洗顔料で顔の汚れを落とす
クレンジングでメイクを落としたら、洗顔で顔の汚れを落としましょう。しっかりと泡を立てて、泡で優しく包み込むように洗うのがポイントです。
洗顔後、そのままにしてしまうと肌の水分が蒸発し、乾燥してしまいます。
洗顔を終えたら、速やかに保湿してください。
たるみ毛穴対策には、どのようなクレンジングや洗顔料を使うとよいのでしょうか。それぞれ、ポイントをまとめてみました。
1.クレンジング
たるみ毛穴には、肌への刺激が少ないジェルやリキッドタイプのクレンジングがおすすめです。洗浄力が強いクレンジングだと、たるみ毛穴世代の肌には刺激が強い可能性が高く、肌を乾燥させてしまうと考えられます。
このため洗浄力の高いオイルタイプのクレンジングは、たるみ毛穴の人は避けた方がよいでしょう。
もしくは通常のメイクではジェルやリキッドタイプ、しっかりメイクの日はオイルタイプというように使い分けてみるのもひとつの方法です。
2.洗顔
いくら肌のたるみをケアしても毛穴自体に汚れが詰まっていたら、結局、たるみ毛穴も目立ってしまいます。肌のたるみだけでなく、毛穴汚れや古くなった角質を落とすこともたるみ毛穴対策には必要です。
毛穴汚れをしっかりと落とすには、泡立ちのよい洗顔料を選びましょう。きめ細かく弾力のある泡で汚れを吸着することで、毛穴もスッキリします。
泡立ちが悪いと肌を摩擦し、傷つけてしまう可能性があるので注意してください。
強い刺激はたるみ毛穴の原因に
たるみ毛穴の主な原因は、肌の老化により皮膚がたるんでしまうためです。ただし年齢による老化を防ぐことは難しいものの、適切なケアをすれば毛穴をキレイな状態に保つことは可能だと考えられます。
しかしケアの方法を誤ると、余計にたるみ毛穴を目立たせてしまうこともあります。場合によっては、肌の老化を進行させてしまいかねません。
たるみ毛穴で避けたいのは、肌の乾燥です。肌が乾燥する原因は気候によるものだけでなく、顔の洗い過ぎによる水分不足や紫外線によるダメージが原因であるケースも多く見られます。
クレンジングや洗顔を適切な方法で行う、保湿や紫外線対策をするなど、肌を刺激から守れる方法はいくつもあります。肌を傷つけずに優しく守ることが、たるみ毛穴の改善にもつながるといえるでしょう。
顔を洗う時やマッサージをする時も、ゴシゴシと擦らずに優しく行うようにしてください。普段から丁寧なスキンケアを心掛けることで、たるみ毛穴の進行も防げるはずです。
(まとめ)正しいクレンジングでたるみ毛穴対策をしましょう
2.たるみ毛穴は「頬」に見られることが多い
3.たるみ毛穴に有効な対策とは「保湿」「表情筋を鍛える」「適切なスキンケア」
4.正しい手順でクレンジングと洗顔を行う
5.肌への強い刺激を避ける
たるみ毛穴の特徴や原因を知り、適切なケアを行うことで毛穴の状態を良くすることは十分に可能です。
保湿をしっかりとして乾燥を防ぐ、表情筋を鍛えるなど、普段の生活の中でできることもたくさんあります。
それでも「何から始めたらよいかわからない……」という人は、まずはスキンケアの基本であるクレンジングを正しく行うことからたるみ毛穴対策をはじめてみましょう。