毛穴の大きさは遺伝によるもの?毛穴詰まりとの関係性とは?

毛穴の大きさは遺伝によるもの?毛穴詰まりとの関係性とは?

毛穴の大きさは遺伝によるところが大きい。詰まり解消には毛穴タイプの違いも知っておきましょう!

「毛穴が大きいので小さくしたい。そうすれば毛穴詰まりも気にならなくなるのに・・・」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし毛穴の大きさは持って生まれたもの。体質などの遺伝が影響している傾向にあるという点は否めません。

そして残念ながら、大きい毛穴を小さくするというのは難しいというのが現実です。

また「お肌トラブルがほかの人よりも多い気がするけど、親もそんなことを言っていたな」
「思春期にニキビで悩んでいたけれど、母も若いころはニキビができやすくて困っていたらしい」

などの悩みについては、毛穴タイプの違いによる影響が大きいと言われています。

一般的に、毛穴のタイプには、炎症毛穴・かさつき毛穴・たるみ毛穴・目詰まり毛穴などがあります。

それぞれ対処方法が違いますので、“まずは自分の毛穴のタイプをしること”が毛穴詰まりを解決するポイントとなります。

今回は、毛穴の大きさや毛穴タイプについて、遺伝との関係性やそれぞれの対処法について見ていきましょう。

毛穴の基礎知識と毛穴タイプ別のケアについて

毛穴の基礎知識と毛穴タイプ別のケアについて
年代によって、毛穴の悩みは異なります。10代や20代では、毛穴に皮脂が詰まることでできたニキビに悩まされたという方もいらっしゃるでしょう。

30代を過ぎると、毛穴が黒く目立ち始めたり、弾力の低下によりたるんできたりします。毛穴がたるむと実年齢よりも老けた印象を与えてしまうなど、若いころとは違った悩みも増えてきてしまいます。

年齢を重ねることで、体にはさまざまな変化が現れてきますが、お肌に関しても年代に合わせたケアをすることは大切です。

さらに遺伝による毛穴の大きさや毛穴タイプについても十分に理解し正しく対処することで、よい状態をキープできます。

まずは毛穴の基礎知識を知って、それぞれのケアについて見ていきましょう。

毛穴の役わりとは

鏡を見たときに、顔の毛穴が目立つと気分が落ち込んでしまうものです。この女性を悩ます毛穴ですが、そもそもどのような役割があるのでしょうか。

毛穴は、皮膚を守るためには必要不可欠なものです。毛穴にはバリア機能が備わっており、細菌やウイルスの侵入を防いでくれています。

また水分の蒸発を抑えるためにも一役買っています。皮膚の一番外側には角層がありますが、水分の蒸発を防ぐ機能は備わっていません。

そこで毛穴が皮脂を分泌し、それを皮脂膜とすることで蒸発を防いでいるというわけです。

顔は1年中、日光や外気にさらされています。そんな環境下であるからこそ、顔の毛穴には他の部位にある毛穴より発達した機能が備わっています。

ほかの役わりとしては、老廃物の排出機能、体温調節機能などがあります。

毛穴開きのタイプをしっておきましょう

毛穴開きのタイプには大きく分けて、下記の4つがあります。それぞれのケアについても解説するので参考にしてください。

1. 炎症毛穴

お肌の内部に炎症が発生している毛穴で、ニキビや紫外線によって起こります。コラーゲンがダメージを受けるため肌が緩んで毛穴の開きが目立つ状態になります。色素が沈着して、黒毛穴になってしまうこともあります。

改善するために、まずは炎症をおさえることが必要です。ビタミンCやグリチルグリシン配合の化粧品を使うのが効果的と言えます。

黒毛穴が気になるようであれば、炎症が鎮静化したら美白ケアをするといいでしょう。毛穴開きを改善したいときには、コラーゲンが生成できるエイジングケア対応の美容液を使ってみてください。

2. かさつき毛穴

表面だけでなく内部の水分量が不足することで、かさつきがひどくなってしまいます。それに伴い、肌全体のハリがなくなるので毛穴が目立ってしまう状態になります。

症状を和らげるには、角質を十分にうるおします。まずは化粧水をしみこませ、乳液でふたをします。乾燥がひどいときにはパックやローションマスクでしっかり保湿するのもよいでしょう。

3. たるみ毛穴

年齢を重ねると多く見られる毛穴で、肌の弾力が失われることで引き起こされます。乾燥やターンオーバーの乱れなどが原因となることもあり、毛穴がしずく型に広がるのが特徴です。

たるみ毛穴が広がってそれぞれがつながってしまうと、しわのように見えてしまうこともあります。

加齢によるものであれば、まずはコラーゲンを取り入れられるエイジングケアをしましょう。スキンケアだけで改善できない場合は、美容クリニックや皮膚科で光治療を受けるというのもひとつの方法です。

4. 目詰まり毛穴

乾燥やターンオーバーのリズムが乱れて、古い角質や皮脂が蓄積され、広がってしまった毛穴です。

目詰まり毛穴は、角質ケアで解消しましょう。ピーリングやパックで角質を取り除いたりオイルクレンジングでていねいにお化粧を落とすのも効果的です。

ただしピーリングなどはやり過ぎるとお肌をいためてしまう原因にもなるので、週1回のスペシャルケアにあてるなどしてください。

毛穴が目立つ・目立たないは遺伝によるもの

毛穴が目立つ・目立たないは遺伝によるもの
一般的に男性ホルモンの分泌が多い人は、ほかの人より皮脂腺が発達している傾向にあります。

肌タイプは脂性肌といって、汗をかくとテカって見えてしまうなどの特徴があります。こういったタイプの場合、皮脂を多く分泌するのでどうしても毛穴が大きく目立ってしまいます。

また男性ホルモンの分泌の多さは遺伝によるものが大きく、親が脂性肌の場合、子供も同様の肌タイプになることが多いようです。

毛穴の大きさは変えられませんが、そこで諦めてはいけません。正しいケアをすることで、毛穴を目立たなくしたり、詰まった皮脂を除去できたりします。

角栓が蓄積してしまうのは、古い角質や余分な皮脂、メイクの汚れなどが原因です。大切なのは日々の洗顔となりますが、ここではそのポイントを紹介しましょう。

1.洗顔はきれいな手で行いましょう

手に汚れが残っているとあまり泡立たないため、洗顔料などが本来の役割を果たせず汚れが取りきれません。

また汚れを肌全体に行き渡せることにもなってしまうので、肌トラブルを起こしてしまうこともあります。

2.クレンジングや洗顔料は正しい分量を使いましょう

多く使うとよりきれいになると考えがちですが、必要な脂分まで奪ってしまうので、気を付けましょう。

また使用量が少ないと、手の平で直接お肌を擦ってダメージを与えたり、汚れが残ったりしてしまいます。

3.ゴシゴシ擦らず、優しくなでるのがコツ

擦り過ぎると、お肌に負担がかかり乾燥を招く原因にもなります。洗いすぎてお肌に脂分が不足すると、ほうれい線やシワなどが目立ちやすくなるという点も覚えておきましょう。

4.すすぎはぬるま湯を使いましょう

熱いお湯のほうがすっきりするイメージですが、実はこれはNG行動です。熱いお湯はお肌から水分や脂分を奪ってしまいます。

さわって“少しぬるいかな”というぐらいの温度ですすぐようにしましょう。

毛穴詰まりでやってはいけないこと

毛穴詰まりの原因ともなる角栓ですが、鏡をみながらピンセットでつまみだしたり、左右をおさえて押し出したりするのはしてはいけない行動です。

ごっそり取れて気持ちがいいかもしれませんが、お肌を傷つけてしまう行為ということは覚えておきましょう。

お肌を傷つけることで、その傷口から細菌などが侵入してしまいます。これが原因で炎症毛穴を引き起こし、毛穴詰まり以上にニキビなどの深刻な状態になってしまうこともあります。

また栓がまとめて取れる鼻の毛穴パックをする場合もあるかと思いますが、頻繁に行うことは避けましょう。使用頻度などはパッケージに記載されていますので、用法を守って使用するようにしてください。

ほかにも刺激の強いことはなるべく避けるようにしましょう。

毛穴を開くにはホットタオルが有効とされていますが、熱すぎるものは刺激が強いので使用しないことです。

また角栓がたまりにくくなるよう、冷水で毛穴を引き締めるという人がいますが、低温で冷やすことで毛穴が小さくなるわけではありません。

お肌が弱い人の場合、凍傷のような状態になってしまうこともあるので気を付けましょう。

(まとめ)遺伝だと諦めずに、お肌にあったケアで毛穴の詰まりを改善しましょう

(まとめ)遺伝だと諦めずに、お肌にあったケアで毛穴の詰まりを改善しましょう

1毛穴の大きさは体質など遺伝によるところも大きい
2.毛穴の役割はバリア機能・老廃物の排出機能・体温調節機能など
3.自分の毛穴タイプをしって、それに合ったケアをすることが大切
4.お肌に刺激やダメージを与えるようなケアはしないように気を付けること

お肌の悩みなどは、遺伝によるものも多いですが、正しくケアをすればその症状は改善できます。

遺伝だから仕方がないと諦めずに、ご自身にあった方法で、ステキなお肌を手に入れてください。

関連記事一覧