毛穴を引き締めれば黒ずみは解消する?
毛穴の引き締めケアをすれば、黒ずみ毛穴ができにくくなります
「毛穴パックをしてお肌をキレイにしても、すぐに毛穴が黒ずんできた。メイクで隠しても、ファンデーションが毛穴に入り込んで、さらにボツボツのお肌が目立っている…」
このように鏡で自分の顔を見た時、ボツボツの毛穴が目立っていたらショックですね。
毛穴に関する悩みは年齢を問わず、多くの女性が抱えている問題です。
毛穴は顔全体に、約20万個あるといわれています。
その数は生まれた時から変わらないそうです。
20万個もある毛穴ですが、わずか1cm四方には約20個も密集しているとされます。
毛穴の黒ずみは、開いた毛穴に汚れがたまって起こるトラブルです。
そのため毛穴が開かないように、毛穴を引き締めるケアをきちんと施すことがとても大切です。
毛穴は年齢を重ねるごとに、さらに開きが目立ってきます。
これはお肌の老化が原因で、たるみ毛穴と呼ばれているものです。
たるみ毛穴は、老化によって皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少することでお肌がたるみ、開いた毛穴が広がってしまうために起こります。
ではこれから、毛穴を引き締め、キレイな毛穴を取り戻す改善策を説明していきます。
毛穴を引き締め、黒ずみを解消する方法
本来であれば健康なお肌の毛穴はキュッと閉じているはずです。
しかし毛穴トラブルで悩む人の多くは、毛穴がぽっかりと開いているケースがよく見られます。
なぜ、毛穴が開いてしまうのでしょうか。
毛穴が開く原因は、皮脂の過剰分泌です。
もともとオイリー肌という人もいますが、偏った食生活・ストレス・睡眠不足・ホルモンバランスや代謝の乱れなどが原因で、過剰に皮脂が分泌されて毛穴が開いてしまうのです。
毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺があります。
皮脂が過剰に分泌されると、出口が接している毛穴にたまり、詰まりやすくなります。
さらに古い角質や空気中の汚れ、メイク汚れなどが混ざり合って角栓が生じます。
角栓はもともとの色は薄いのですが、空気に触れ酸化し黒くなると、毛穴自体が黒ずんでいるように見えてしまいます。
ですから毛穴に詰まった黒ずみ汚れをキレイに取り除き、その後、毛穴を引き締めるケアを行いましょう。
毛穴の奥から角栓を取り除くためには、毛穴を開くことが大切です。
その方法として、もっとも手軽なのが蒸しタオルを利用するケアです。
蒸しタオルは、毛穴を開かせるだけでなく、毛穴に詰まった角栓や角質をふやかして浮き上がらせる役割もあります。
クレンジング後のお肌で行っていきます。
1.水に塗らしたタオルを絞り、おしぼりのように巻いて電子レンジで温めます。
出来上がったらやけどに気をつけながらタオルの温度を確認します。
2.熱すぎない温度になったら、顔全体に蒸しタオルを載せて約3分待ちます。
3.蒸しタオルを取ると、毛穴が開き、汚れが浮いてきたことを実感できると思います。
その後いつも通りの洗顔をします。
料理やお掃除でも利用されている重曹を使って黒ずみを除去します。
重曹の細かい粒子が、毛穴の奥に入り込んで汚れを取り除くスクラブ洗浄としての作用が期待されます。
使用する重曹は、調理用または薬用を選びます。
掃除用や工業用のものは安全性を考えて使用しないようにしましょう。
また肌荒れや吹き出物などがなく、お肌の状態が安定している時に行います。
お肌に異常が見られたらすぐに用を中止してください。
重曹洗顔やパックを頻繁に行うとお肌へ負担がかかります。
週1回程度のスペシャルケアとして取り入れましょう。
重曹洗顔の方法です。
1.普段使っている洗顔料を泡立てます。
2.重曹をひとつまみ加えます。
3.お肌をこすらずに、重曹を加えたたっぷりの泡で優しく洗っていきます。
重曹パックの方法です。
1.重曹と水を混ぜあわせます。
顔に塗っても垂れてこないくらいのペースト状にします。
2.毛穴の黒ずみが目立つ部分に、ペースト状の重曹を塗ります。
10分ほどそのまま置いておきます。
3.ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
毛穴の黒ずみの原因となる角栓の成分はタンパク質です。
そのためメイクの油汚れを落とすクレンジング剤や、洗顔料ではすっきり落とすことができません。
毛穴の黒ずみを除去する洗顔料は、タンパク質を分解する酵素系や弱アルカリ性のものを選びましょう。
たとえばピーリング石けん、酵素洗顔料などがおすすめです。
洗顔方法は、洗顔料をしっかりと泡立て、お肌をこすらずに優しく泡を転がすように洗います。
洗い流す時は、ぬるま湯で洗い残しがないようにしっかりとすすぎましょう。
ピーリング洗顔を行う際は、週1〜2回程度が目安です。
ピーリング洗顔をやり過ぎてしまうと、お肌が赤くなったり、乾燥を招いたりするおそれがあります。回数と使用法はきちんと守って使いましょう。
洗顔で毛穴に詰まった黒ずみを除去した後は、保湿ケアで、角質の潤いを保つことが重要です。
保湿ケアで使用する化粧品は、角質に潤いを与える美容成分が配合されたものを選びましょう。
おすすめの美容成分は、コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸などです。
これらは毛穴ケアだけではなく、美肌づくりにも最適です。
化粧水のつけ方は、手のひらに化粧水を載せて顔全体になじませてから、目頭から口元まで手のひらで優しく包み込みます。
皮膚や毛穴をやわらかくすると、毛穴の奥に詰まった角栓が取れやすくなります。
週2〜3回、角栓体操を取り入れることで、毛穴の黒ずみが解消されていきます。
毛穴の黒ずみがとくに目立つ、鼻周りの角栓を取りやすくする体操です。
力を強く加えずに優しく行いましょう。
1.両手の中指と薬指で鼻をはさみます。
2.鼻を左右に動かします。
次に鼻を上下に動かします。
最後に鼻を回すように動かします。
3.小鼻をつまみ、軽く押し出すようにします。
洗顔で毛穴の黒ずみの原因、角栓をしっかりと取り除いた後は、毛穴をきちんと引き締めてあげましょう。
毛穴が開きっぱなしではまたすぐに汚れがたまってしまいます。
1.水で冷やす
洗顔で、開いた毛穴の汚れをしっかりと取り除きます。
最後のすすぎで冷たい水を顔全体に20〜30回ほどかけて毛穴を引き締めます。
2.毛穴を引き締める化粧品
洗顔後は必ず保湿ケアを行います。
その際、毛穴を引き締める作用のある化粧品を使うとよいでしょう。
おすすめの美容成分は、ビタミンC誘導体・コラーゲン・シラカバエキス・ハマメリスエキス・海塩などです。
保湿ケアの手順は、化粧水→美容液→乳液→クリームの順で行います。
化粧水は、お肌のキメを整え、毛穴を引き締める働きがあります。
美容液はお肌に足りない栄養分を補う役目をします。
乳液はお肌をやわらかくして潤いを保つ作用があります。
クリームは化粧水・美容液・乳液それぞれから得た美容成分をお肌に閉じ込める働きがあります。
毛穴を引き締める代表的な化粧水には、収れん化粧水があります。
収れん成分のオウバクエキス・セイヨウハッカエキス・イタドリ根エキスなどが配合されています。
収れん化粧水は、お肌の敏感な人、もともとお肌が弱い人などが使用した場合、刺激が強すぎることがあります。
パッチテストなどで試してから使用すると安心です。
3.たるみ毛穴の引き締めに表情筋マッサージ
加齢によって衰えた表情筋を鍛えることで、皮膚もハリが出て、毛穴の引き締めに効果があります。
顔の筋肉を常に意識して動かすことで血のめぐりがよくなり、たるみのない引き締まった毛穴を取り戻せます。
毛穴を引き締める表情筋マッサージを紹介します。
・大きく口を開けて「あ・え・い・う・え・お・あ・お・いー」とゆっくり発音します。
最後の「いー」を数秒伸ばします。
次に「あ・え・い・う・え・お・あ・お・うー」と発音します。
同じように最後の「うー」を数秒伸ばします。
お顔全体のリフトアップになります。
1日4セット行いましょう。
・両目を見開き、舌を出して上下に20回、左右に20回動かします。
次に上→右→下→左とゆっくりと回します。
逆まわりも同じように行います。
頬のたるみやほうれい線の予防になります。
1日1分を目安に行いましょう。
日常生活で気をつけたいポイント
毛穴レスのキレイなお肌を取り戻すのは、外からのアプローチだけではなく、身体の内側からのケアもとても大切です。
中でも最も重要なのが食生活です。
ファストフードや、ピザ・揚げ物・スナック菓子などの脂っこいものや、ケーキ・チョコレートなどの糖分の多いものばかり好んで食べていると、皮脂の分泌を増やしてしまいます。
積極的に取りたい食べ物は、お肌のハリや弾力をつくるコラーゲンの生成を助けるビタミンCが豊富な食物です。
たとえばパプリカ、ブロッコリー・イチゴ・キウイフルーツなどです。
日常生活では、毛穴の黒ずみの原因となる角栓の酸化を予防することです。
そのためには、日頃から紫外線対策をしっかりと行うことです。
紫外線は日差しの強い季節だけでなく一年中降り注いでいます。
外出の際には帽子の着用、日焼け止めの使用などを心掛けましょう。
紫外線対策は毛穴の引き締めを持続することにもつながります。
また過度なストレス、睡眠不足もお肌の状態を悪化させます。
適度な運動を取り入れ、栄養バランスのよい食事を取り、規則正しい生活習慣を送ることが美肌づくりには不可欠なのです
(まとめ)黒ずみを解消し、毛穴レスを目指す
2.毛穴を引き締める方法
3.日常生活で気を付けたいポイント
毛穴の黒ずみは、メイクでもなかなかカバーできない、手ごわい毛穴トラブルです。
ここで紹介した黒ずみを除去するケア、毛穴を引き締めるケアを毎日のスキンケアに取り入れ美肌を目指しましょう。
バランスのよい食生活・ストレスをためず睡眠時間を確保するなど、健康的な毎日を送ることも大切な要素となります。
紫外線対策も怠らないようにしましょう。